Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ミャンマー周遊 8 サレー

2013-03-08 14:44:13 | 東南アジア
1月19日

  
朝日を受ける寺院群を見ながらバガンを出発。
南へ30キロほどのサレー村を目指す。

 道中にはお客さんでいっぱいの車が走っていたり
 
干し草を運ぶ牛車や村人たちがいたり。 
 乾燥した土地に小さな石油採掘櫓が並んでいるところなどもあって退屈しない。

サレーの村に到着してまず見学したのはユクソン僧院。
 19世紀後半に建てられた木造建築で裏から見るとシンプルだが
 
表の立派な石段を上ると
 
屋根には複雑な飾りが付き、壁面にはジャータカ物語の木彫がずらりと並んでいる。
 
今はもう僧院としては機能していない建物の内部にはあまり見るものもないが
 
外の彫刻は柔らかみもあって見事。
 
隠れたところにも面白い石彫りがあったりして宝探し気分。

次に向かったのはマン・パヤ。 
 
ここのご本尊は金色に輝く仏像だが、実はこれが張りぼてで非常に軽く、ある洪水の年に上流から川を流れて来たとか。 
 仏像の背面のこの窓からのぞくと中が空洞になっているのが見える。

さらにその近くのササナヤウンジー僧院。
 こちらは小さいながら現役の僧院で
  
お坊さんが立派な厨子に入った古いパーリ語の経典を見せてくださる。

静かなサレー村には歩いている人もほとんど見かけなかったが
  面白い見張り台があったり
  
崩れそうな植民地時代の邸宅があったりで来る価値はある。


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千葉でいちご狩り

2013-03-07 12:06:44 | 国内旅行
ぽかぽかとすっかり春めいた一日、弟といちご狩りにでかけた。

行先は九十九里浜にほど近い山武郡成東町、が今は山武市になったのだそうだ。
しかも「さんぶぐん」だったものが今は「さんむし」。ややこしい。

JR成東駅の前の国道は「ストロベリー・ロード」と称していて、いちごの直売所といちご狩りのビニールハウスがずらりと並ぶ。
どこも料金は一律なので、大きいところの方が食べられる品種も多いだろうと、第二駐車場まで完備した緑川苺園を選択。
 受付で一人1300円を支払うとヘタ入れのトレイとコンデンスミルクを渡され、ビニールハウスに案内される。制限時間は一応40分だが、時間を確認するでもなく、そこは適当みたい。

 
平日なのでハウスの中には女性客ばかり2組ほど。これなら取り合いをせず(笑)にゆっくりいちご狩りができそうだ。

案内されたハウスの中には4品種のいちご。
 
左上から時計回りに「紅ほっぺ」、「あきひめ」、「桜花」、「ふさの香」。
一番大きく育ち、色もきれいで見栄えがするのは「紅ほっぺ」だが酸味が結構強い。
細長い形の「あきひめ」は甘いが、逆に酸味がなさ過ぎてちょっととぼけた味。
「ふさの香」はちょっと独特の香りがあり、一番おいしいのはピンクがかって小粒の「桜花」だろうか。
食べ比べると違いが分かっておもしろい。

あっちがおいしい、こっちがきれいだ、とうろうろしながらつまみ続けるうち、弟は早くもお腹がいっぱい宣言。
同じハウスの女の子たちが30ヶ食べたとか言っているのでヘタを数えてみると、弟は28ヶ、自分はなんと48ヶも食べている。どうせなら50ヶにしようとさらにつまみ、外に出る間際にまたおいしそうなのを見つけて結局55ヶ食べた。元はしっかり取ったぞ~。

帰り際には同じ苺園の直売所でお土産のいちごも購入。
 こちらで販売しているのはハウスの中の品種ではなく「とちおとめ」。果肉がしっかりしているので持ち帰りにはこれが一番なのだとか。
1キロほどの箱を買ったらその3分の1量ほどもおまけにつけてくれて、帰りの車の中はいちごの香りでいっぱい。

いちごの後にはしょっぱいものが食べたいと弟が言うので、得意の道の駅へ。
 「オライはすぬま」で野菜や魚を買い込み、併設のレストランへ。
 いちごでお腹が満杯の自分はなめろう茶漬け。
これは上に乗ったなめろうが少なくてちょっと残念。
 弟のチョイスはイワシの天ぷら丼と幸福丼のセット。
幸福丼とはサバのそぼろとゴボウ、ニンジン、玉ねぎ、シイタケのみじん切りを甘辛く煎り付け、炒り卵、紅ショウガとご飯の上に乗せたもの。これはサバの缶詰でもできそうなので今度真似してみよう。
新鮮なイワシの天ぷらもおいしかったらしい。

たまには弟と遊びに出かけるのもいいもんだ。
運転手さん、ご苦労様。


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ミャンマー周遊 7 まだまだバガンの寺院めぐり

2013-03-04 15:42:07 | 東南アジア
1月18日 続き

料理教室終了後、包んでもらった料理の強烈なニンニクの香りとともに(笑)車は町を離れてミンナントゥ村へ向かう。

 昔ながらの農村が観光客に家を見せることでいくばくかの収入を得ているらしい。

 一軒ごとの敷地はかなり広く、住居の他に家畜小屋、作業小屋などが幾棟か並ぶ。
  
暑い国らしく竹を編んだ壁に囲まれた家は風通しが良さそう。
 商店もこんな造りだが、今時分(冬)の朝晩はかなり寒いだろう。

 
軒先ではちょっとした手織り布なども売っていたが
 最近は庭先で干していたナツメが中国にいい値で売れるらしい。 
 

村を一通り見学したら、再び寺院めぐり開始。

 シカラが3つ並ぶ珍しい造りは13世紀建立のパヤトンズゥ寺院。
内部は千仏画とジャータカ物語で埋め尽くされている。

  
外部の漆喰装飾も残るのはナンダマニャ寺院。
この内部にも13世紀からの壁画が残っているが、だいぶ黒く変色してしまっている。

次に向かったのはバガンで最も大きいというダーマヤンジー寺院。
 12世紀の建物だが、頭部がピラミッドのようになっているのは意図したわけではなく、本来その上に乗るべきシカラが未完成だったか、崩れてしまったかららしい。

   
このお寺にも四方に向かって仏像が安置されているが
 
西向きは珍しく双子(ロンプラによるとお釈迦様と弥勒菩薩)の仏様、裏面には寝仏もいらっしゃる。

最後に立ち寄ったのはこれも大きなスラマニ寺院。
  
 
このお寺も各方位に向かって仏様が座り
 
壁には壁画もあるが、12世紀の建立よりもだいぶ後に描かれたとおぼしき絵はまるで子供の絵のよう。
天井にわずかに残る装飾がかなりいい感じなので残念、と思って回廊を回るとなんと

一面だけ古い壁画が見事に残っている。

ここは写真撮影が許可されていたのはラッキー



優雅な絵にはユーモアも漂い、すべての壁面がこのような絵で飾られていた建立時はどれだけ見事だったことだろう。

 ホテルの庭からエラワジ川の夕景を見ながら余韻を味わった。


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ミャンマー周遊 6 バガンの料理教室

2013-03-02 20:09:56 | 東南アジア
1月18日

朝7時45分にホテルに迎えの車が来てニューバガンへ。
今日は料理教室の予約をしてあるのだ。

到着したのは一軒の家。
 門の中ではスタッフの皆さんが並んでお出迎え。
本日は我々二人だけのクラスなのだけれど。

 挨拶が済むとまずはこのメモと2,000チャット(約200円)を渡される。
メモに書いてあるのは簡単なビルマ語会話とお買い物リスト。
つまりこのリストにあるものをこれから行く市場で自分で買ってこなければいけないわけ。
今まで参加した料理教室でも市場見学はあったけれど、自分で買い物をしなければならないのは今回が初めて。
「ナイ・カウン・ラー」(こんにちわ)やら「ゼイ・シャウ・バ・オウン」(まけてください)なんてフレーズを練習して、いざ出陣。

 やって来たのは車ですぐのローカル・マーケット。
  
 
 
小さいけれど新鮮な野菜に肉、魚、卵から調味料まで何でも揃う。

 身振り手振りを交えての買い物は実際にはほしいものを指させば相手も指でいくらと教えてくれるので簡単だけれど、ただ見て回るよりも断然楽しい。

指定された5品ほどを買ってもお金はまだ余っているのであとは好きなものを買っていいと言われる。
 
ならば、と鍋に入ったぜんざいのようなものやら餅やら目いっぱい買いこんだら「こんなにいろんなもの買った生徒ははじめて」と言われてしまった。
それにしても2,000チャットの使いでのあること。

市場の次には近くのお寺に行く。
 
まだ建てられてから数年の新しいお寺だそうだが、境内には小坊主が一杯。

 
ここであらかじめ用意されていた食事をお坊さんにさし上げ、ちょっと話を聞く。
日本人に伝えたいことがありますか、とお聞きすると「寛容の心を持つように」とは若いながらなかなか威厳のあるお坊さんのお言葉。

町の見学を終了して教室に戻ると用意されたスナック類に、市場で買ってきたお菓子を出してくれる。
  
ぜんざいのようなものは黒糖のスープに何かの穀物とココナッツが入ってやさしい味。連れが買ったのはバナナの入ったちまき。どちらもおいしくいただいたが、同行していた我らがガイドは我々がお腹を壊すのではないかとヒヤヒヤしていたらしい(実際には何の問題もなかったが)。

でここからようやくお料理教室の開始。
  ←本日のメニュー、クリックで大きくなります。
調理台はオープンエアに6台ほど並んでいる。

まず一品目はレンズ豆入りごはん。
 
玉ねぎ、ニンニク、生姜にクローブ、シナモン、カルダモンを炒め、お米、レンズ豆と一緒に炊飯器に入れる。
調理をしている女性の隣にいるのがこの教室の主催者ウィリアムで、彼が説明を担当。

2品目はチキン・カレー。まずはスタッフが作って見せ、それから自分たちで実際に作ってみる。
 
材料はすべて切ってあるので、順番通りに火を入れ、あとは調味料の量を好みに調整するだけ。
ミャンマー・カレーはまず大量の油にターメリックを入れ、そこに玉ねぎ、ニンニク、ショウガを入れてよく炒める。味付けはチリ・パウダーとナンプラーの量で調整、あとはなんの肉を入れるかだけで基本はすべて同じようだ。

3品目はエビふりかけ。
 
これはレストランに行けば必ず出てくるのだが、粉末に砕かれたエビ、ニンニク、玉ねぎ、ショウガをターメリックと唐辛子を加えて炒めるだけ。しかしこれだけでご飯が食べられるほどうまいのだ。

4品目、ヒョウタンのスープ。
 
焼いた魚でだしを取り、ナンプラーとコショウで味付けするだけのあっさりスープ。 
 ミャンマーではヒョウタンをよく食べるらしい。

と、ここまで作ったところでひとまずお昼ごはん。
 自分たちで作ったもののほかにおなじみラペットゥも登場。
自分は飲まないけれど、ミャンマー産のワインもふるまわれる太っ腹ぶり。

で後半戦、5品目はエビ・カレー。
 
基本はチキンと同じだが、魚系の場合にはすりおろしたトマトが加わる。

6品目、にんじんと四角豆のサラダ。
 
野菜に揚げたにんにくと玉ねぎを加え、塩とライムジュース、油を入れて混ぜるだけなのだが、ここにピーナッツの粉が入るのがミャンマー流。粉がクリーミーになってとてもおいしい。

7品目の魚のカレーはほぼエビ・カレーと作り方が一緒。
 
ただこちらはチリを使わず、お醤油を入れる。

8品目の野菜炒めは教わるほどの物でもないので勝手に作る。
 

そして最後はさつまいもとタピオカ入りココナッツミルクのデザート。
 
面白い器具でココナッツの果肉を削り、黒糖を加えて食べる。
昼食後に作ったものと、さらにフルーツまで出されてもうお腹はパンパン。

予定では午後1時までだったが、実際にコースが終了したのは3時。
でも2人だけの教室だし、誰もせかせることなく、今まで参加した料理教室の中でも一番と言えるほど楽しかった。

主催者のウィリアムは実はヤンゴンの旅行会社の社長さん。
趣味で友人たちに料理を振舞っていたが、バガンではお寺巡りの他にすることがないという声を受けてこの教室を始めたとか。ほかの国の料理教室には参加したことがないそうだが、市場での買い物といい、お寺の見学といい、実によく工夫されたプログラム。
しかし何と言っても本当に友人の家でお料理を教わっているようなフレンドリーな雰囲気がとてもいい。

食べきれなかったものを持ち帰りたいと言ったら、料理の他に自分たち用のエビふりかけまで容器に入れて持たせてくれた。
 

さらにこれは市場で買ってきたヤシの根っ子をゆでてくれたもの。
 
ちょっと筋っぽく、苦みのあるところもあるが、サクサクとした芋のようでなかなかおいしい。
これらは料理の残りとともに夕食になった。

 お見送りを受け、大満足で料理教室終了。

我々が日本人としては初めての生徒だったそうだが、英語がわかるか、日本語ガイドつきなら絶対にお勧め。US$50は安くはないが、内容充実で楽しめる。

連絡先はこちら: goodnewstravels@gmail.com


以前行った料理教室

タイ、チェンマイの料理教室
ベトナム、ハノイの料理教室
タイ、バンコクの料理教室
スペイン、サンセバスチャンの料理教室


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