※ 「札幌ぐるりウォーキング」マップの表紙である。A4紙を8分割した一片である。
「札幌ぐるりウォーキング」マップは札幌市保健所が発行したものだから観光客向けのものではもちろんない。説明によると、職場へ向かうとき、お気に入りの店に向かうとき、いつも同じルートを歩くのではなく、遠回りしてみたり、横道にそれてみたりすることによって、健康づくりに役立てようという呼びかけがその趣旨のようだ。
※ 「札幌ぐるりウォーキング」マップの表側を開いたところ。ぐるりウォーキングの効用などについて説明している。
「ぐるり」と名付けたのは、札幌都心部の1区画をぐるりと一周するとおよそ400mになることから、さまざまなコースをぐるりと回ると歩いた距離が分かり易いことからの提案したようである。
マップは「Sapporo Gururi Walking」の頭文字をとって「SGW」と称して、
◇SGW × 1= 400m 「時計台ぐるり!」コース
◇SGW × 3=1200m 「チ・カ・ホからぐるり!」コース
◇SGW × 4=1600m 「大通公園からぐるり!」コース
◇SGW × 5=2000m 「狸小路からぐるり!」コース
の4コースを提案している。
※ 「札幌ぐるりウォーキング」マップの裏側である。各コースを紹介している。
保健所が発行するマップらしく、SGW × 1の1ぐるりでは0.3エクササイズで、SGW × 10の10ぐるりで3エクササイズとなり(3エクササイズは軽いジョギング30分に相当するそうだ)、1日60分といわれる理想のウォーキング量が達成されてしまうそうである。
「時計台をぐるり!」コース(SGW × 1= 400m)
さっそくまずは最も短い「時計台をぐるり!」コースを歩いた。
この日(29日)はゴールデンウィークの前半3日目とあってか観光客の方が目立った。みなさん特設の台に立ち記念写真を撮っていた。
時計台の正面角から、東方向に向かうと時計台の建物の後ろ側になる。さすがにこちら側には観光客はいない。私もこちら側からの写真は初めてかもしれない。
角を曲がり北方向に進むと、カフェや飲食店などがならぶ一角に出る。
さらに曲がって西方向に向かうと道路脇に「札幌農学校演舞場跡」という石碑があった。歴史を紐解くと最初はその石碑が立っている辺りに「札幌時計台(札幌農学校演舞場)」があったらしい。やがて札幌農学校が現在の北大のあるところに移転したために、時計台を札幌市が買い取って、現在地まで建物を壊さずに曳家で現在地に移したということだ。
最後の角を曲がると再びビル群に囲まれるように札幌時計台が見えてくる。
※ 時計台の後ろの高いビルは札幌市庁舎である。
これだけ歩いただけではわずか0.3エクササイズにしかならない。
私は次なるコースに移動したのだった。(次回にレポートする)
《ウオーキング実施日 ‘13/04/29》