※ このグループは映像に関する保護にことのほか神経を使っているようである。会場内での写真撮影はもちろんNG。HPの写真使用もNGとの記載がされていた。竹あかりの素晴らしさを伝えたいと思ったがあきらめざるを得ない。残念である。ただ、イベントの予告はグループの活動を広く宣伝する効果もあると考え、唯一使わせていただくことにした。
1月22日(日)午後、ふるさとを歌う会 in 札幌 森の時間Presents 「震災復興応援チャリティーイベント JAPAN × 竹あかり」というイベントが教育文化会館で開催され参加してみた。
22日のイベント名にはさらに続いて名称が付く。「九州熊本竹あかり CHIKAKEN トークライブ」~本場竹あかりの魅力を発信!~篠笛、打楽器、歌、吹奏楽、ミュージックベル、ピアノ と表記されていた。
これで読んでいただいている皆さまにはイベントの趣旨や内容が想像できるだろうか?
まず主催であるが、これは「ふるさとを歌う会 in 札幌 森の時間」ということのようだ。
代表である横山芳江氏は会のことを次のように言う。「2011年の震災後4日目にこの会はでき、『できる人が できる時に できるだけ』をテーマに、今、自分ができる事を持ち寄り、人・街・森つくりを行っていこうとするグループである」と…。
そうした活動の中で、九州熊本で竹を細工してその中にあかりを灯す活動をしている人たち(CHIKAKEN)と出会い、森の時間とのコラボレーションが始まったということのようだ。
イベントは多岐にわたっていた。開会セレモニーに続いて
第一部として
◇ヴァイオリン演奏(多賀白)
◇Jポップグループ「キキミミ」ライブ
◇CHIKAKEN × 森の時間 トークライブ
第二部として、
◇津軽三味線演奏(忍弥)
◇篠笛演奏(山口千那)&日本舞踊(五条鈴友理)
◇シンガーソングライターライブ(コバケン)
◇吹奏楽演奏(Giken Band Ensemble)
という内容だった。
このように紹介していくと、イベント自体の統一感のようなものが感じられず、「いったいこのイベントは何?」という思いも抱かせられる。
ただイベント全体を見渡してみると、会の代表者である横山芳江氏の強烈な個性とリーダーシップを感じさせられる。
イベントは彼女の呼びかけに賛同する表現者たちが無償に近い形で協力することによって成り立っているのではと思われた。
ステージは、竹あかりが灯された幻想的なバックが配される中で進められた。
それぞれ聴き応え、見応えがあったが、私にとって印象的だったのはピアノを弾きながらのライブを聴かせてくれたコバケンのステージだった。彼の声にも、詩にも温かさが感じられて心が温まる思いがした。
ここまできて「JAPAN」とイベント名に記された意味が分かったような気がした。ずーっと何故JAPANなのだろう?と気になっていたのだが、イベントの全てとは言わないが、多分に「日本の文化」を意識した構成になっている点がJAPANと銘打った理由ではないかと思ったのだが、どうなのだろうか?
「JAPAN × 竹あかり」のイベントは3月11日夜にも北海道立文学館で開催される。