田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

熱闘!激闘!高校ラグビー

2024-09-28 19:12:59 | スポーツ & スポーツ観戦
 お正月に花園ラグビー場で開催される全国高校ラグビー選手権に出場する南北の北海道代表を決める決勝戦を観戦して帰宅したばかりである。両試合ともに高校生らしく若さが弾けた熱戦が展開された!    

 本日、月寒野外競技場(ラグビー場)において全国高校ラグビー選手権の北海道代表を決める決勝戦2試合が行われ観戦してきた。今日は講座を受講する予定だったのだが、急遽予定を変更してラグビー観戦をすることにした。
 午前11時から南北海道大会の決勝戦において札幌山の手高校函館ラサール高校が対戦した。
 札幌山の手高校ラグビー部は、道内ではラグビー強豪校として知られ、全国大会に数多く出場している学校である。日本代表を長く務めるリーチ・マイケルの出身校としても知られている。

   
   ※ スクラムの様子ですが、左の赤っぽいジャージが函館ラサール高校、右の青と橙のジャージがサッポ山の手高校です。

 一方の函館ラサール高校ラグビー部は、札幌山の手の壁が厚くなかなかその壁を崩せなかったが2015年にその札幌山の手を破って花園初出場を決めたラグビー部である。
 本日の対戦では、札幌山の手のFW(フォワード)が函館ラサールFWを圧倒していたといえる対戦だった。結果は33対7で札幌山の手高校の勝利(優勝)だった。

   
   ※ 両チームのラインアウトの攻防です。

 ただ、函館ラサールに好機がなかったわけではない。前半に相手ゴール近くで攻め続ける場面があったのだがゴールを奪えなかったのが痛かった。仮にその場面で1トライでも取ることができていたらチームの士気も上がったのだが…。そして後半開始直後、キックを相手にチャージされてトライを許し、19対0となった時点で、万事窮すという感じの対戦だった。

    
    ※ 残念ながら敗れた函館ラサール高校のフィフテーンです。

 私が座った席は、正面スタンドだったのだが、そこはちょうど函館ラサールの父母の応援団が占めていた座席の近くだった。その父母の方々の応援がとても熱心に応援している姿に影響されて、後半23分には函館ラサールがこの日唯一のトライをあげた時は、私も思わず歓声を挙げてしまったほどだった。函館ラサールの健闘に拍手!

    
    ※ 好天も手伝い正面スタンドはほぼ満員の盛況でした。

 続いて午後1時からは北北海道大会の決勝戦が行われ遠軽高校羽幌・芦別・富良野の合同チームの対戦だった。高校ラグビーでは今年度から合同チームの全国大会出場が認められるようになったそうだが、羽幌・芦別・富良野の合同チームは単独高校を次々と破り決勝戦までコマを進めてきたということで本日の道新でも特集していた。

    
    ※ 合同チームの父母が着ていたTシャツです。文字の意味を聞くと、左から羽幌のH、芦別のA、そして富良野のFという文字をデザインしたそうです。

 一方、遠軽高校は近年北北海道においてめきめき力を付け強豪校にのし上がってきたチームである。
 体格的には合同チームが勝っているように見えたが、スクラムでは遠軽が押す展開が続き、全体としても遠軽が押し気味に見え、先制したのも遠軽だったのだが、遠軽はラインアウトで2度続けてノットストレートの反則を取られ波に乗れないところを突かれ、連続トライをとられ前半は12対5と合同チームがリードして折り返した。

    
    ※ 左青のジャージが遠軽、右の白のジャージが合同チームです。

 後半に入ると今度は遠軽が2分、14分に連続トライを決めて後半途中までは17対12と逆にリードする展開となった。しかし、意気上がる合同チームは後半20分に同点トライを決めた。その後も両チームは一進一退の攻防を続けたが、決め手に欠きタイムオーバーととなり両チーム優勝という結果となった。
 ラグビーの場合は、野球やサッカーと違い延長戦がないことを初めて知った。したがって、花園出場を決めるのは抽選ということだった。別室で行われた抽選で花園出場は遠軽高校に決定したとアナウンスがあった。合同チームには不運な結果となったが、困難な条件を乗り越えて優勝を飾ったということに拍手を贈りたいと思う。

    
    ※ 優勝はしたものの全国切符を逃した合同チームのフィフテーンです。

 しかし、ラグビーというスポーツは相当に過酷なスポーツだと思う。何せ、途中10分間のハーフタイムはあるものの、60分間を走り続けねばならない競技である。それも相手のタックルを受けたり、かわしたりしながら…。本日の対戦でも、相手のタックルを受けて脳震盪を起こしタンカーで運ばれた選手、あるいはハーフタイム時に胃の内容物を嘔吐してしまった選手の姿もあった。
 そんな過酷なスポーツだけに選手たちは非常に真剣に競技に立ち向かっていることが伝わってきた。それだけにノーサイドのホイッスルが鳴った瞬間、彼らの多くが全力を尽くしたことに涙するのだろう。出場した4チームの選手たちの健闘に心から拍手を贈りたい。
 そして、全国大会にコマを進めた札幌山の手高校、遠軽高校のフィフティーンには花園の全国大会での健闘を祈りたい。

なんて漢だ!米球界に金字塔を打ち立てた大谷翔平!!

2024-09-20 19:17:52 | スポーツ & スポーツ観戦
 今朝(日本時間)、ドジャースの大谷翔平がとうとう前人未踏の50ホームラン、50盗塁の大記録を達成した!彼の昨今の活躍はおおかたの日本人に明るい話題を提供しつづけてくれているが、今朝また大金字塔を打ち立ててくれた!
    

 拙ブログは、私が見たり、聞いたり、体験したことを中心に綴っているが、本日はその禁を破り、大谷翔平賛歌を綴ってみたい。
 まず今回達成した50-50という記録についてだが、50本塁打というのは長距離打者として一流ということだ。一方で50盗塁ということはスピードスターの証である。この二つは野球選手としては全く違った要素(資質)が求められるものである。この二つの要素を兼ね備えるために大谷選手は自らを鍛え上げたのだ。もちろん持って生まれた彼の資質の素晴らしさはあるのだが…。

   
 
 長いMLBの歴史(1903年創設)の中でこれまで誰も打ち立てたことのない記録を打ち立てたのである。
 さらにさらに、大谷選手は打者だけの選手ではないということだ。今年は肘の手術から回復期ということで投手としては出場していないが、彼は投手としても一流なのである。この投打にわたって一流であることもMLBにおいては唯一無二の存在として注目されているのだ。彼の来季は投打での活躍をまた見られると思うとワクワクである。

   
 
 その大谷選手だが、彼はプレーのみならず、その人間性の素晴らしさも私たち日本人を虜にしている。彼の日常は全てを野球に捧げているとも伝えられている。睡眠時間も食事も、そしてトレーニングも…。そして試合中は真剣に野球に打ち込みながら、相手選手ともいつもにこやかに交歓している姿がテレビから垣間見える。打席に入る際も審判への敬意を忘れない。インタビューで答える言葉もおごったところは皆無で、常に謙虚である。
 また今春、日本全国の小学校に「野球しようぜ!」のメッセージと共にグラブを贈ったことも記憶に新しい。

  
 
 こんな野球選手が今までいただろうか???
 その大谷選手が北海道日本ハムファイターズに在籍していたのだから、道産子である私にとっては嬉しいかぎりである。私はあまり球場に足を運んで野球観戦をする方ではない。それでも大谷選手の素晴らしい活躍の瞬間に立ち会ったことがある。2016年10月16日、日本ハムが福岡ソフトバンクを倒して日本シリーズ進出を果たした一戦である。(この年、日本ハムは日本シリーズ制覇して日本一に輝いた)大谷選手(投手)が最終回に登場し、日本最速の球速165kmを出した試合を生で観戦し、その瞬間に立ち会えたことが思い出深い。

   

 さらには、彼がMLBエンジェルスに移籍するに際して行った退団会見も札幌ドームで立ち会うことができたことも私にとっては宝物である。

           
 
 今年春に信頼していた水原通訳の背信に遭いピンチに陥ったが、それすらも乗り越え大きく羽ばたいた2024シーズンはまだまだ続くが、彼の活躍は今シーズンに限らず、次年度以降も続くはずだ。来シーズンは投手としても復活する予定だという。彼の一挙手一投足が日本人の多くを笑顔にしているのは間違いない。これからも大谷翔平選手の活躍を見守り続けたい。

どうしたの?快調ファイターズ戦を観戦

2024-05-15 19:43:37 | スポーツ & スポーツ観戦
 昨年までの低迷はどこへやら?前半戦を快調に戦う日本ハムファイターズの戦いぶりをこの目で見ようと、昨日友人たち3人とエスコンフィールドに出かけて対西武戦を観戦したのだが、この日の戦いもまた胸のすく快勝だった!

 昨日(5月14日)午後、エスコンフィールド日本ハム VS 西武の対戦を友人たちと一緒に観戦した。
 実は4月に友人たちと食事をした際に「たまあに野球観戦もいいねぇ」ということになり、「我々オジンとしてはナイターより、昼の試合の方が帰ることを考えたら良いねぇ」という話になった。そこで日本ハムの対戦スケジュールを見てみたところ、平日の午後の試合開始という願ってもなかなかない対戦が見つかった。それが5月14日(火)と15日(水)の午後1時試合開始の対西武戦だった。
 そして友人たちとスケジュールを調整し、5月14日に観戦すること決定し、3塁側内野席のチケットを手配した。3塁側を選んだのは、日本ハムのダッグアウトがよく見えるだろうという考えからだった。

   
   ※ 試合前、お爺3人組で球場の外で記念写真をパチリと…。

 昨日は好天だったが平日にも関わらず入場者数は24,000人余りだったいう。最大収容人数35,000人(客席は29,000人)というから70%弱の入場割合で、上々の集客数である。観客の中に小中高生の姿が目立った。伝えられるところによると、球団が積極的に道内の小中高に入場のセールスをしたようだ。結果、道内32校の学校から4,800人の児童生徒たちが教育(修学)旅行、課題活動という名目で観戦に訪れたそうだ。

   
   ※ 試合前、私が期待する野村選手は3塁のノックを受けていました。

 対戦の結果はすでに報道などで知らされているので簡単にその結果をレポすると、先発の山崎福也投手が巧みな投球術で西武打線を手玉に取り1失点で完投し、早くも今シーズン4勝目を挙げた。打線の方はそれほど活発というわけではなかったが、伏見、マルチネスの適時打、相手守備陣の乱れも手伝い4対1と危なげない勝利を収めた。

   
   ※ この日の先発・完投勝利の山崎福也投手の投球フォームです。

 この数年、万年最下位の座が定位置だった日本ハムが堂々の第2位をキープしている。いったい、どうしたのだろう?けっこう日本ハムをウォッチングしている私としては今一つ腑に落ちないところである。

   
   ※ 勝利が決定した瞬間、女房役の伏見捕手と勝利を称え合う山崎投手です。

 確かに投手陣は整備されてきた感がある。先発陣が役割を果たし、リリーフ陣の安定感も素晴らしい。打線もこれまでとはずいぶん顔ぶれが様変わりしたようだ。それが今のところ上手くかみ合っている感があるのは事実である。
 道民の一ファンとしてはとても嬉しいのだが、この好調がいつまで続くのかという一抹の不安もどこかにはある。

   
   ※ ベンチで試合を見守る新庄監督です。

 エスコンフィールド内の壁の一角に描かれた往時の日ハムの大スター、ダルビッシュ、大谷翔平が在籍した時代の強い日本ハムが再来することを願っている。

     
    ※ ダルビッシュ、大谷選手の大壁画(?)の前でも記念写真を一枚パチリと。
  
 お爺ちゃんたち3人は、日本ハムの快勝を見届け、大いに満足をして球場を後にしたが、「今回のように年に何度かは球場で観戦するのもいいねぇ」と話し合いながら帰路に就いたのだった…。                                

レバンガの勝ち試合を観戦できた!

2024-03-24 19:22:15 | スポーツ & スポーツ観戦
 今シーズン苦戦が続くレバンガ北海道だが(昨日まで12勝31敗)、昨日は茨城ロケッツに96対81で7連敗から脱出した試合を観戦することができ、気持ち良く帰路に就くことができた!
   
※ 5,816人の観客が詰めかけ満員の会場の「きたえーる」です。

 久しぶりのB1リーグ観戦である。観戦に先立って、どの試合を観戦するか?検討した。 その際、できれば勝利の可能性のある試合を観戦したいと思った。
 調べたところ、B1リーグの東地区で現在第7位がレバンガ北海道、第8位が茨城ロケッツだった。これはもう対茨城ロケッツ戦を観戦するしかないと思い予約した。

※ タイムアウト中にHCのの指示を聞く選手たちです。

 私と同じように考える人が多いのだろうか?この日は立見席ができるほど多くの人が詰めかけ、発表では5,816人が入場したということだった。
 第1Qは互いに調子に乗れず一進一退を繰り返した。特に両チームとも3点シュートの確率が低いのが目立った。このことが両チームとも下位に低迷している原因の一つのような気がした。それでも第1Q後半にはレバンガが僅かに抜け出した。第2Qに入ると、新加入のトラビス選手を中心に爆発して茨城ロケッツを大きく引き離した。第3Qもレバンガは調子を維持し、試合の趨勢はおおよそ決まった感があった。第4Qは茨城の反撃を許したが、それまでの貯金に助けられ逃げ切りに成功し、勝ち切ることができた。
※ タイムアウト中、コート内ではダンスチームかパフォーマンスを披露と、雰囲気を盛り上げます。

 各Q毎のスコアは次のとおり。(前がレバンガ、後が茨城の得点です)
 ◇第1Q(20 - 16)、◇第2Q(35 – 21)、◇第3Q(25 – 18)、◇第4Q(16 – 26)
 ◆試合総計  北海道(96 – 81)茨城

 結果として、現在の順位通りとなり私の目論見は実を結んだ感もあるが、本日(24日)両チームは再戦したのだが、本日は残念ながら52 対 81 で敗戦となってしまったようだ。
※ ヒーローに輝いた新加入のトラビス選手(米国人)がインタビューを受けました。

 最近、スポーツファンとして気になることがある。それは北海道に本拠地を置くプロスポーツチームの不振である。
 サッカーのコンサドーレは開幕したものの3戦勝ち無しで最下位に低迷している。
 フットサルのエスポラーダは今シーズン最下位で、来シーズンはD2に降格し、もしD1に昇格できなければチームの解散も検討されているという。
 バレーボールでVリーグ1部に昇格したヴォレアス北海道も10チーム中第9位と低迷している。
 レバンガ北海道しかり、プロ野球の日本ハムも2年連続最下位と振るわない。
 このように並べてみると、北海道のスポーツファンとしては切歯扼腕の思いで日々のスポーツ欄を眺めている。
※ レバンガ北海道のアイドル(?)乳牛のぬいぐるみを着た若い女性です。

 北海道のプロスポーツの不振の要因を考えると、プロスポーツを下支えするスポンサーとなるべく大企業が北海道にはないという致命的な弱点に行きついてしまう。しかし、一時期コンサドーレの社長だった野々村芳和氏(現Jリーグチェアマン)はそうした環境の中でも工夫を重ね、チーム強化を図り、強豪に伍してコンサドーレファンを喜ばせてくれた歴史がある。(野々村氏の在札時代に何度かお話を聞いたが、彼は小さな企業でも小まめに回り、協力を取り付けることである程度の資金を集めることができたと語っていた)
 野々村氏の意志を継承し、弱点を嘆くだけではなく、その逆境を跳ね返す勇気とアイデアをチーム関係者には期待したいと思っている。そして道民一人一人も逆境の中でも北海道で頑張る選手たちを熱く応援したいものである。


札幌市近郊スキー場巡り №9 フッズ(Fu’s)スキー場(札幌市)

2024-02-24 20:04:06 | スポーツ & スポーツ観戦
 当初予定はしていなかったのだが、数日来の降雪もあってコンディションが良いのではと考え、急遽出かけることにした。けっして大きなスキー場ではなかったが、バラェティに富んだ斜面が広がっており、リフト料金も良心的(?)でかなり満足度の高いスキー場だった。
   
  ※ フッズスキー場のコースマップです。

 札幌市内にあるスキー場で唯一も未体験だったのが「フッズ(Fu’s)スキー場」だった。
 このスキー場に併設されているオリンピックのリュージュコースにはずっと以前に「体験教室」があった時に一度来ていたが、スキーは未体験だった。
 このスキー場は国道からも良く見え、妻が大学時代にスキー授業で体験し「大変な急斜面がある」と言っていたので「体験しなくては!」と思いながらも何故か未体験だった。

  
  ※ フッズスキー場のセンターロッジです。(コースマップでは「コアキウス」と表示されています)

 土曜日ということで混雑が心配されたが、スケジュールも空いていて、大量の降雪でコンディションも良いと判断し、藤野まで車を走らせた。
 スキー場はゲレンデ下のロッジからコ―ス全体が見渡せるほどの規模で、けっして大きなスキー場とはいえない。しかし、スキー場上部の急斜面は少しオーバーに云えばそそり立つように聳えて見える。

   
   ※ センターロッジからはスキー場全体が見渡せます。

 リフト券を購入する際に「2時間券」という券種があったのが嬉しかった。これまでの体験から、私の場合は体力的にも2時間程度がちょうど良いと思っていたからだ。(他のスキー場では短くても4時間券である)
 私はまずいつものように足慣らしから始めるために、ゲレンデ左の「第一ペアリフト」を利用した。このリフトを降りたところはゲレンデ左の第一ペアリフトを利用した。このリフトを降りたところは「ファミリーコース」と称して、完全な緩斜面だった。スキーやスノーボードの初心者には最適の斜面である。かなり多くの人たちが利用していた。

  
  ※ こちらは「第一ペアリフト」でリフトの右に広がるのが「ファミリーコース」です。

 ここを一本だけ滑り、すぐに「第一ロマンスリフト」、「第二ロマンスリフト」を乗り継いで山頂に立った。そして「パノラマコース」を滑り降りたのだが、ここの斜面が期待していた斜面とはまったく違っていた。
 なんと斜面が氷化していてガリガリだったのだ。僅かに雪が降った形跡はあるのだが、それは先に滑ったスキーヤーによって削られ、最大斜度28度の「パノラマコース」は恐怖の斜面となっていた。こうなると今の私の体力・技術ではお手上げである。恐る恐る滑り降りた。その後は「マイルドコース」に移り、楽しく滑った。

  
  ※ 上部は「ダイナミックコース」、下部は「クリスタルコース」、柵で囲まれたところはモーグルコースです。

 体験のためにその後にこのスキー場の最大斜度38度の「ダイナミックコース」も状況は「パノラマコース」以上に酷かった。

  
  ※ ダイナミックコースの最上部から藤野の市街地を一望したところです。

 その後は、この二つのコースを避けて滑り続けた。一部の若い上級者を除き、多くのスキーヤーは私と同じ中級レベルの斜面を滑る人が多かったようだ。
札幌都心からは少し離れているが、土曜日とあって多くのスキーヤーが訪れていてスキー場は賑わっていたが、さまざまな斜面が揃い、それぞれのレベルに応じたスキーを楽しむことができるフッズ(Fu’s)スキー場だった。

【フッズスノーエリア(Fu’s Snow Area) 概要】
◇〒047‐0023  札幌市南区藤野473-1
    我が家から約16km。国道230号線を定山渓に向かって走り、藤野地区の外れにスキー場の看板があり、そこを左折して直進するとスキー場に到達する。 
 ◇リフト    3基(全てペアリフト)
 ◇リフト券   2時間券(シニア)1,000円
 ◇体験日       2月24日(土)

《追記》
 今回のスキー場巡りで、札幌市内のスキー場5つ(札幌国際、サッポロテイネ、藻岩山、ばんけい、フッズ)のスキー場を全て体験することができた。と同時に札幌市以外の近郊7つのスキー場も体験した。これで私の今回のプロジェクトは一応の完成をみた。あるいはこれで私のスキー人生の完了となるかもしれない…。

札幌市近郊スキー場巡り №8 小樽天狗山スキー場(小樽市)

2024-02-22 19:05:48 | スポーツ & スポーツ観戦
 天狗山スキー場も朝里川温泉スキー場と同様に私にとってはいわく付きのスキー場である。私は今日、実に44年ぶりに天狗山スキー場を訪れ、スキーを楽しんだ(?)当初は良い日を選んだと喜んだのだが、結果としては最悪の日に天狗山に訪れたことになった…。
   
※ 天狗山スキー場の全体図です。旧コースの斜度が38度、新コースが40度だそうです。

 例年以上に雪解けが早く進んでいるとメディアなどが伝えるので、内心少々焦っていた。私のスケジュールを睨みながら、なんとか今シーズン中に天狗山スキー場を訪れたいと思っていた。そこで本日(2月22日)、雪模様ではあるが「大した雪にはならない」と判断してスキー場に向かった。
 リード文でいう「いわく付きのスキー場」とは、実は天狗山というとその昔、全日本スキー指導員検定の会場だったのだが、天狗山の急斜面は受検者たちにとっては「恐怖の急斜面」と恐れられ、語り草になっていたスキー場だったのだ。幸いなことに、私が受験した1979(昭和54)年からは会場が朝里川温泉スキー場に変更となり、私はその恐怖を味わうことなく指導員の資格を得た。無事に合格した後、「先輩たちが恐れた斜面を滑ってみよう!」と受験者仲間を誘って天狗山スキー場を訪れたのだが、噂に聞いた斜面を見て私たちは驚き、「こんな斜面で受験しなくて良かったぁ」と仲間内で胸をなでおろしたことを記憶している。
 そうした思い出のある天狗山スキー場だが、ゲレンデに立ってみるとやはり天狗山スキー場は立っていた。雪は降ってはいるも、小雪状態で見通しも効いた状況だった。

  
  ※ 天狗山のスキー場の下からスキー場全体を見た図です。

 早速リフト券を購入し(リフト・ロープウェイ共通4時間券)を購入し、まずは足慣らしにBのロングラインコースを滑るためにペアリフトを利用した。このリフトがかなり長いリフトなのだ。ロープウェイより長くデータによると長さ1,094mあり、10分も乗り続けるという長いリフトだった。

  
 ※ 天狗山上部のファミリーコースでは小樽市の小学生のスキー授業が行われていました。

 そして山頂付近のAの「ファミリーコース」という初心者コ―ス、それに続くBの「ロングラインコース」を滑り降りた。このコースは中級者コースとなっており、かなり気持ち良く一気に滑り降りた。コース状態はちょうど前夜から降った雪が10cm程度積り、数日来の暖気で融け、そして凍った斜面を覆い、ちょうど良いコンディションだった。「この時期にしては良い雪の状態で滑ることができる」と私は喜んだのだが…。
 2本目はDの「旧コース」という上級者コースに挑んだ。ここは斜度が38度だそうだ。今の私にはまったく歯が立たない急斜面である。こうしたコ―スへ入った時の自分が情けない。気持ちが斜面に負けてしまって、まるで初心者のような滑りしかできないのだ。自らの衰えを自覚させられる瞬間である。その後、Cの「バンビコース」に入って滑り降りた。

  
  ※ 新コースの滑り出しの箇所ですが、ロープが張り巡らされていました。
  
  ※ 新コースの終盤のところからコ―スを見上げたところです。屋根はカフェ・ショップなどが入るロープウェイの山頂駅です。

 3本目はロープウェイを利用した。私はこのスキー場巡りの自分に課した流儀に従い、全てのコースを体験しようと思っていたのでEの「新コース」を滑ろうと思った。ところが滑り出すところにロープが張り巡らされ、コースに入れなくなっていた。そういえばリフト券売り場で「滑走禁止の箇所があります」と注意を受けたのが、その場所だったようだ。(こんなところに雪解けが進んでいる影響があった)仕方がないので再び「旧コース」を降りたが、言葉通りに滑ったのではなく降りたのだった。

  
  ※ ロープウェイの山麓駅です。意外に地味な建物でした。

 この頃から雪が激しくなった。山の形容が判別できないくらいの激しい降りとなった。私はロープウェイ降り場のカフェ・ショップに避難して様子を見ることにした。それほどお腹が空いていたわけではなかったが、時間稼ぎも兼ねて「味噌ラーメン」を食することにした。

  
  ※ 写真は良くありませんが、味噌ラーメンと野外の吹雪の様子です。
  
  ※ ロープウェイの山頂駅にはスキー資料館が併設され、歴代のスキーが陳列されていました。
  
  ※ 同じく、天狗山にちなんで天狗のお面が展示されていました。

 しかし、雪は止まない。むしろ益々激しくなってくるようだった。いつまでもカフェに留まっているわけにはいかない。意を決して私は一度滑り降りることにした。ファミリーリフトを利用して山頂まで上がり、ロングラインコースを滑り降りたのだが、降雪が激しくて滑るコースの判別が付かないのだ。昼間なのにスキー場がライトを点灯してくれていて、そのライトの光を頼りになんとか滑り降りることができた。
 滑り降りてロッジで一休みしようと考えたが、一方で「無理することはない。もういいかな?」という思いが勝って、潔くスキーを外した。リフト券はまだ2時間分も余っていたが…。

  
  ※ 駐車2時間で我が愛車はご覧のとおり雪まみれでした。

 結局、本日はスキーをするには最悪のコンディションになってしまったということだ。私としては、ここ天狗山スキー場で今シーズンの滑り納めと考えていたのだが、どうも納得いかない思いも強い。できるならコンディションの良い時に “もうひと滑り” との思いが強くなってきた。さあ、どうしょうか?? 
 天狗山スキー場はけっして大規模なスキー場ではないが、何といっても急斜面が売りのスキー場だ。この山で育った高校生スキーヤーがスラローム系では国内大会を席巻した時代があった。この山で鍛えて、小樽勢が復活することを期待したい。
【グリーンランドホワイトパークスキー場 概要】
◇〒047‐0023  小樽市最上2丁目16-15
  我が家(札幌)から約38km。小樽の市街地からそう離れていない住宅地        
  のすぐ傍に立地。ナビに導かれて訪れたこと、複雑な道順だったこともあ 
  り詳しい説明は不可能。
 ◇ロープウェイ 1基
 ◇リフト    2基(ペアリフト1基、シングルリフト1基)
 ◇リフト券   リフト・ロープウェイ共通時間券
            共通4時間券(シニア) 2,800円

 

 


札幌市近郊スキー場巡り №7 グリーンランドホワイトパークスキー場(岩見沢市)

2024-02-11 16:22:04 | スポーツ & スポーツ観戦
 グリーランドスキー場は一言で言ってファミリー層をターゲットとしたスキー場ではないかという印象である。中・緩斜面が広がるゲレンデは小学生のスキー授業や家族連れが楽しむには格好のスキー場だろう…。
  
※ グリーンランドホワイトパークスキー場の全体図です。

 せっかく岩見沢市まで行ってグリーンランドスキー場を体験せずに帰宅するという選択肢はなかった。また、「札幌市近郊スキー場巡り」のためにもう一度岩見沢市まで来るということも考えづらかった。
 私は前日に拙ブログに記したとおり「萩の山市民スキー場」のリフト券を残しながらも切り上げて、萩の山より8キロほど岩見沢市街に近づいたところにある「いわみざわ公園」内に隣接した「グリーンランドホワイトパークスキー場」に向かった。

   
   ※ ちょっとオシャレに見えるセンターロッジです。(レストランも併設されていました)

 スキー場に着いたときには午後2時近かったこと、そしてスキー場のレイアウトを見るかぎり5本も滑ればスキー場全体を把握できるだろうと考え、回数券を5枚購入した。

   
   ※ スキー場の直ぐ横には「北海道グリーンランド遊園地」の大型遊具が見えました。

 スキー場には二つの小学校がスキー授業を行っていた他、ここでも数は少なかったが自衛隊の隊員がスキー訓練を行っていた。
 私はスキー場全体を把握するために上掲のスキー場レイアウトを見て、右側のコースから順に体験することにし、第1ペアリフトを利用した。

   
   ※ 第一ペアリフトです。ゲレンデ内にスキーヤーがほとんど見えませんね。

 「バンビコ―ス」と称される林間コースは超初心者が滑るに適したコースである。但し、コースの一部はけっこうな斜面になっているので注意する必要がありそうだ。

   
   ※ 超初心者向けコースの林間コースです。

 2回目は「上級者向アトミックコース」である。こちらはリフトを降りた直後にかなりの急斜面が待っていた。急斜面のために雪上車も入らないようで、滑る人も少ないようで深雪の荒れた斜面だった。今の私の筋力ではとても太刀打ちできない。私は慎重に、慎重に滑り落ちるだけだった。しかしその急斜面は短い。

   
   ※ リフトに乗っていて樹氷がきれいだったので思わずシャッターを切りました。

 3回目も第1ペアリフトを利用し、スキー場のセンターの斜面を滑り降り、第2ペアリフトの乗り場に向かった。この斜面は上述したとおりの中・緩斜面で、初・中級者向きの斜面である。

  
  ※ センターコースの最上部からゲレンデ全体を見渡した図です。

 4回目は最も左側に広がる「ウッドヒルコース」を滑った。この斜面もセンターの斜面と同様の中・緩斜面である。
 そして最後も第2ペアリフトを利用し、センターの斜面を滑り降りてこの日のスキーを終えた。
 スキー場にはファミリー層が楽しめるようにちょっとおしゃれなセンターロッジ、セカンドロッジ、レストハウスが完備しており、その点では「萩の山市民スキー場」との差別化を図ろうとする営業戦略のようなものも伺うことができた。

   
   ※ センターロッジの横に建つセカンドロッジです。

 ただ、私が訪れた9日は平日だったこともあり、学校のスキー授業を終えた後のスキー場は閑散としてしまったところが寂しかった…。
【グリーンランドホワイトパークスキー場 概要】
◇〒068‐0836  岩見沢市志文町1056番地 いわみざわ公園
    萩の山市民スキー場から約8キロ、市街地に近い「いわみざわ公園」内の一角にスキー場がある。
 ◇リフト 2基(いずれもペアリフト)
 ◇リフト券   回数券(シニア5枚) 900円 
         ※ なお、市内のコンビニ「セブンイレブン」で11回券                                        を購入するとシニアは1,620円で購入できるという特典
          があるそうだ。 

札幌市近郊スキー場巡り №6 萩の山市民スキー場(岩見沢市)

2024-02-10 15:48:39 | スポーツ & スポーツ観戦
 近くて遠い萩の山スキー場だった。その昔、知人がホームゲレンデとしていたスキー場と聞いていた。岩見沢市の郊外に位置する萩の山スキー場は市民スキー場としてはそれなりの規模と設備を備えたスキー場だった。
  

 昨日(2月8日)、天気予報はあまり良くなかったが岩見沢市に向かった。
萩の山市民スキー場は、以前から一度は行ってみたいと思っていたスキー場だった。
 というのもまたまた昔話で恐縮であるが、私の職場に北海道教育大岩見沢校の体育科を卒業した一人の女性教師が赴任した。彼女は大学時代にすでに全日本スキー連盟の準指導員の資格を取得していた。当時、スキーに夢中だった私は彼女とスキー談義を楽しんだ。そんな時彼女は「上志文のスキー場が…、上志文のスキー場が…」(注:上志文とは、萩の山スキー場のあるところである)と盛んに口にした言葉が印象的だった。きっと彼女にとって難しい準指導員の資格を得るために相当にスキー場に通ったのだと思われる。そうしたいわくがあるスキー場だが、今回私が「札幌近郊スキー場巡り」などという企画を立てなければけっして訪れるスキー場ではなかったと思うと、感慨深いものがある。
  
  ※ 駐車場から見た萩の山市民スキー場です。右手の建物はスキー場ロッジです。

 萩の山スキー場は我が家から約48キロ、雪道だったこともあり車で約1時間半かかって到着した。札幌市民の感覚からしたらけっこう遠いスキー場である。
 スキー場は一見すると、ゲレンデの長さはそれほどないが横方向に大きく広がったスキー場だった。そのゲレンデには計4基のペアリフトが並列に設置されていたが、上掲したゲレンデマップの「上志文第一ペアリフト」は休止中だった。(記録によると昔はもっと多くのリフトがあったようである)

  
  ※ 写真右手が緩斜面、真ん中が中斜面、左手が急斜面とさまざまな斜面が揃っています。

 私はまず足慣らしに初級者用の緩斜面、中斜面のC、Dコースを滑り、続いて中斜面が続く、Bコースへと移った。スキー場は小中学校のスキー授業で大賑わいだった。大賑わいと言ってもリフト待ちはそれほどでもなく、ストレスフリーで滑ることができた。小中学校の他に、教育大岩見沢校の学生の授業や、陸上自衛隊の訓練スキーなども同時にゲレンデでは行われていた。
  
  ※ 教育大岩見沢校の学生さんたちの授業の様子です。
  
  ※ こちらは自衛隊の訓練の様子ですが、背中に荷物を背負い実践的訓練です。

 そうした授業を避ける意味もあって、その後私はスキー場唯一の急斜面があるダイナミックコースを中心に滑った。 

   
  ※ 萩の山スキー場の急斜面です。
 
 つまり資料によると幅1.5キロにも広がるワイドなスキー場で、そこに緩斜面から中斜面、急斜面とバラエティに富んだ斜面が広がっている市民スキー場としては理想的な形状をしたスキー場と言えそうである。スキー場ロッジや事務所の建物もけっして華美ではなく、実用一点張りといった趣きはまさに市民スキー場である。
  
  ※ ロッジ内の様子です。いかにも飾り気がなく庶民的です。

 この日は時折りかなり雪が降り、見通しが悪くなる時間帯もあったが、その合間を縫いながら楽しむことができた。結局、昼休みを挟んで私は15回リフトを利用し、スキー場のあらゆる斜面を滑らせてもらった。購入した券は4時間券だったが、この日も約1時間半を残して切り上げた。というのも、この日は同じ岩見沢市内にある「グリーンランドスキー場」も体験したいと思い、この後私は「グリーンランドスキー場」に向かったのだ。(明日レポします)
 萩の山市民スキー場…、上述したように市民が日常的に滑りを楽しむにはとても適したスキー場であるといった印象だった。
【萩の山市民スキー場 概要】
◇〒068‐0836  岩見沢市上志文町502番地
    札幌から国道12号線を岩見沢に向かい、岩見沢市街に入る手前で道々
   38号線に乗り換え、夕張市方面に走ると道路沿い左手にスキー場が見え
   てくる。
 ◇リフト 4基(いずれもペアリフトで、4基が山頂に向かって並列に設置されている)
 ◇リフト券   シニア券(4時間) 2,000円   

札幌市近郊スキー場巡り №5 朝里川温泉スキー場(小樽市)

2024-01-31 15:58:30 | スポーツ & スポーツ観戦
 私にとっては特別な思い出のあるスキー場である。それは私が1979(昭和54)年3月にここ朝里川温泉スキー場で全日本スキー連盟のスキー指導員の検定に合格したスキー場なのだ。もう遥か昔の44年前の話であるが、当時を思い出しながら好天の昨日、思い切りスキーを楽しんだ!
   
※ 朝里川温泉スキー場のコース概要及び全体マップです。

 なかなかスキー場へ向かうチャンスを見つけられずにいたが、昨日30日は特に予定もなく、天気予報も良かったので小樽市郊外の朝里川温泉スキー場に向かった。朝里川温泉スキー場は上記のように私にとって思い出深いスキー場なのだが、札幌へ出てきてからは一昨年に妻、そして息子や孫娘と一度だけ訪れて以来だったのだが、今回改めて「札幌市近郊スキー場巡り」の一環として訪れることにした。
 我が家から朝里川温泉スキー場までは約35キロなのだが、このところの大雪の影響で道幅が狭くなっていて渋滞が続き、およそ1時間半もかかってようやく到着した。
 朝里川温泉スキー場のゲレンデは直ぐ傍を通る道路からはかなり高い位置にあり、駐車場はゲレンデのずっと下にしか造成できなかったためだと思われるが、ゲレンデ面まで上がるのになんと上り用のエスカレーターが設置されている珍しいスキー場だった。
  
※ 庫のような上りエスカレーターが2台伸びていて駐車場からゲレンデに導いてくれます。

 朝里川温泉スキー場は上掲のコースマップどおりに大きく3面からできている。私はさまざまなスキー場を訪れた際に、私のポリシーというよりも、誰もがそうするようにスキー場全面を体験することを旨としている。

   
   ※ スキー場のレストハウスです。全面ガラス張りでなかなかおしゃれです。40数年前にはもちろんなかった施設です。
   
   ※ スキー場は札幌市北区方面の学校のスキー授業が何校も行われていました。
   
   ※ こうした授業風景がスキー場のいたるところで見られました。   

 この日はまず足慣らしのために中・初心者コースであるイエローコースを3本滑った。

   
   ※ イエローコースの滑り出しの斜面です。

 その後、リフトを変えて3本のリフトを繋いでスキー場の最上部まで上った。するとそこからはこの日は晴れていたこともあり遠くに広く石狩湾が広がっていた。
   
   ※ リフトの先が子のスキー場の最高到達地点です。
   
   ※ 最高到達地点から石狩湾を望んだところですが、空と海が混然一体となっていますね。
   
   ※ パープルコースの滑り出しの斜面です。  

 そこからパープル、グリーン、レッドのコースを一気に滑り降りた。この日の私の体力がまだ十分に余裕があったころだった。
 その後、休憩を挟みレッドコースを中心に3本、続いてイエローコースを3本滑ったが、私の体力はこのあたりが限界だった。

   
   ※ 私がこの日最も滑ったレッドコースです。   

 せめて15本くらいは、と考えていたが滑りが怪しくなってきたこともあり、これ以上滑っては危険かも?と判断し潔くスキーを外した。4時間券はまだ1時間半以上残していたが、今の私には このあたりが限度と判断した。
 振り返ってみたら上級コースとされているブルーコースを滑らずに終えてしまったのは私のミスだった。
 指導員の検定の際にどのバーンを使って検定が行われたのか40数年前のことだから思い出すことはできなかったが、種目によって様々なバーンが使われたことは確かであり、それらのコースを現在もなんとか滑り降りることができたことに満足している。
 帰宅した私は、我が家の蔵(そんなものはないが…)から昔の資料を引っ張り出し、検定時に着用したゼッケンと合格証を写真に収めたのだった。
 朝里川温泉スキー場は、検定後も何年かは研修会に参加するためにオホーツクから遠く馳せ参じたことを思い出させてくれた懐かしい懐かしい特別なスキー場である。
   
   ※ 44年前、指導員検定時に私が付けていたゼッケンです。
      
      ※ 合格証も恥ずかしげもなく披露します。薄い紙っぺら一枚でした。この一枚を得るためにかけた時間と費用は相当なものでした。
【朝里川温泉スキー場 概要】
◇〒047‐0154  小樽市朝里川温泉1丁目394番地
    札幌から小樽に向かう国道5号線の朝里の中心街から「朝里川温泉」方向に左折し、約4キロ走ると左手にスキー場入口がある。
 ◇リフト 4本(いずれもペア、あるいはトリプルリフトである)
 ◇リフト券   シニア券(4時間※含む道民割) 2,880円   


札幌市近郊スキー場巡り №4 スノークルーズオーンズ(小樽市)

2024-01-09 20:21:29 | スポーツ & スポーツ観戦
 バラエティに富んだコースがコンパクトにまとまったオーンズは今の私に適したスキー場なのかもしれない。近年、一日に15本も滑ったことは記録的なことである。心地良い疲れを感じながら帰途に就いた私だった。
  
  ※ スノークルーズオーンズのスキー場ロッジです。整ったロッジでした。

 昨年に引き続き「札幌市近郊スキー場巡り」を続けることにした。趣旨はスキーの楽しみにスキー場の形状によって楽しみ方が違ってくるところがあることから、札幌市以外のスキー場も訪れ、その魅力を探ってみようと思ったからだ。
  
  ※ クワッドリフトの乗り場です。4人乗りなので待ち時間が短かった。

 昨年は、①石狩平原スキー場(当別町) ②ダイナスティスキーリゾート(北広島市) ③北長沼スキー場(長沼町) の三つのスキー場を巡った。今年は小樽市、岩見沢市のスキー場を巡ろうと思っているが、果てしていくつのスキー場を訪れることができるだろうか?その手始めとして本日、小樽市の「スノークルーズオーンズ」を訪れた。
  
  ※ 正面の斜面は中級者向けのサンシャインコースと名付けられていました。

 実はスノークルーズオーンズに私は過去に一度訪れたことがありました。記録を調べてみると、それは今から14年前の2010年11月11日のことでした。その様子についてはこちらをご覧ください。☞(いや~、私の技術ではどうしても2010年の投稿文を貼り付けることができません。申し訳ありませんが、もしご興味のある方は検索してみてください。お願いします。)
 さて本日訪れた「スノークルーズオーンズ」の概略を説明すると、リフトはペアリフトとクワッドリフト(4人乗り)の2機体制だった。コース概略は下図のとおりで、とてもコンパクトなスキー場である。  
※ スキー場で入手したスキー場案内の一部です。

 札幌から小樽に向かう国道5号線沿線には、テイネハイランド、朝里川温泉スキー場、小樽天狗山スキー場と比較的大きなスキー場が多い中では小ぶりなスキー場である。その中でここまで生き残ってこれた秘密は何なのだろうか?という思いでスキー場に向かったのだが…。
 その秘密は前述したようなことのようである。そして、二つのリフト共に待ち時間がほとんどなく乗れるところも人気の秘密のように思われた。
 今日は生憎の雪模様のために、山頂から望めるはずの日本海はまったく望めなかったが、晴れた日には眼下に日本海が望めるのも魅力の一つである。
  
  ※ 晴れていれば、前方に日本海が広がっているのですが…。
 私は今日二つのリフトを駆使し、全てのコースを滑ってみた。年齢相応に体力、技術共に衰えを自覚しているので、上級者コースの「ダウンヒルコース」には不安があったのだが、コブ斜面となっていなかったこともあって2本ともスムーズに滑り終えることができホッとしたところだった。その他の斜面は推して知るべし(?)といったところか。

  
  ※ 左手の斜面が上級者用の「ダウンヒルコース」です。 

 当初は7~8本も滑ったらもうアップアップではないかと思っていたのだが、少し頑張ったところ15本も滑ることができたことに満足している。それでも購入した4時間券を1時間ほど余して終えたのだが…。
さて、今シーズンは小樽市、岩見沢市のスキー場を何ヵ所訪れることができるであろうか??
  
  ※ スキー場では各所でスキー教室で展開されていました。

【スノークルーズオーンズ 概要】
◇〒047‐0265  小樽市春香町365番地
    札幌から小樽に向かう国道5号線の銭函中心地を過ぎたあたりの左手に「SNOW CRUISE ONZE」の看板が見えるが、そこを左折し、道なりに進むと(500mくらい?)スキー場に到着する。
 ◇ペアリフト   1本    
  クワッドリフト 1本
 ◇リフト券   シニア券(4時間) 2,900円