田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

サッポロシティジャズ2008 jaja

2008-07-31 16:52:06 | ステージ & エンターテイメント
 行ってきました!
 札幌大通公園に突如現れた白い怪物?ホワイトロックミュージックテント。
        

 そのホワイトロックミュージックテントで29日jajaのライブがありました。
 テント内に響き渡るソプラノサックスの音に酔いしれてきました。

 昨年のサッポロシティジャズ2007で、クロスホテル前の無料ライブでjajaを知り衝撃を受けた私は、今回ホワイトロックミュージックテントでライブがあると知り、迷いなく私は今年のシティジャズのメインに位置づけました。

 jajaの構成は、市村浩/Bs 秋山幸男/Ssax 高島基博/Dr 西沢譲/G 佐藤拓馬/Pfの5人編成ですが、何と言っても秋山幸男のソプラノサックスがメインのグループです。
 ジャズ系というよりは、フュージョン系と称する方が相応しいと思うのですが、ソプラノサックスの高い音を自在に操り、時にもの悲しく、時に伸びやかに奏でる腕は超一級と言えます。
 特に超人的な肺活量に支えられて奏でる高音の伸びは尋常ではなく、聴いてる者の脳の奥深くまで刺激される思いです。
        

 彼が言っていました。4年前に札幌で演奏したときは15人の前で演奏だったと・・・。それが昨年はクロスホテル前で3~40人の前で演奏した。そして今年はミュージックテント内が満席の中で演奏できるようになったと語っていました。
 「夢はあきらめずに、追い続けるものだと実感している」と・・・。
        

 昨年私がクロスホテル前で感動したように、今年初めて彼らの演奏を聴いて感動した人は数多いのではないかと思います。
 ライブの終了時にはテント内がスタンディングオベーションの状態でしたし、帰り際にCDを求める人が群がっていました。
        

 演奏と同時に、ドーム型のテントをスクリーンとして札幌の映像作家たちが作成した映像が流れる様もライブを一層効果的なものにしてくれました。
        

 29日の夜はソプラノサックスに酔いしれた夜でした!        

秘境探検隊長 講演会

2008-07-30 17:15:48 | 講演・講義・フォーラム等
 秘境探検隊長こと、北大名誉教授の青木由直氏が「爪句と豆本制作の面白さ」と題して、紀伊国屋書店札幌店(地図)で講演会を行ったのを拝聴してきました。
        
 
 青木氏とは、氏のブログ(秘境100選 Ver2)にコメントを入れさせていただいたことをキッカケに、青木氏も私のブログに時折コメントを入れていただいたことから、ネット上での繋がりできました。しかし、お会いしたことはありませんでした。
 氏のブログで27日に講演会があることを知り、馳せ参じたのでした。

 青木氏は、私のブログでも何度か紹介させていただきましたが、北大を定年退官された後、札幌市内にあっても人々には意外に知られていない施設、建物、自然などに着目し、そうした事物を都市秘境と名付けて「札幌秘境100選」という本を自費出版されました。
 その後、続編のような形で「小樽・石狩秘境100選」という本を出版され、現在は「江別・北広島」版の出版準備中とうかがいました。
        

 氏は都市の秘境を訪ね歩き、その都度写真に収めているうちに、そのデーターが膨大になり、写真データーの整理の必要性が出てきたときに、あるアイデアが閃きました。
 それは写真の説明の代わりにキーワードを織り込んだ五・七・五の句を作って保存することでした。その句のことを青木氏は「爪句」と命名しました。(命名理由については、私の説明よりこちらをご覧ください。

 そして氏は、秘境シリーズと並行するように爪句を集めた豆本の発行を始めました。
 現在までに「爪句@札幌&近郊百景」、「爪句@札幌の花と木と家」を発刊され、この7月初旬にシリーズ3巻目として「爪句@都市のデザイン」を発刊されました。(なお、シリーズとは違いますが、「札幌秘境100選」の中国語版を豆本で発刊もされています)
 氏は豆本シリーズを少なくとも10巻までは発行したいと述べておられました。それは、「爪句」という表現形態を確立したいという夢があるからだそうです。
        
 
 氏はまた、豆本のメリットについても説かれるとともに、自費出版の面白さに言及されました。
 そして穏やかながら、爪句の制作や自費出版の勧めについても触れられました。
        

 青木氏の活動をうかがっていて、学ぶことがたくさんあります。
 まず一つは、自らの生き方も含めてブログにテーマ性を持つことです。
 現在の私のブログはもう物見遊山そのもので、何のテーマ性もありません。私にとっての今後の課題です。

 次に観察眼の鋭さです。
 これは本人の資質に関わることですが、青木氏の真似はできないまでももう少し鋭い観察、深い考察ができるように修業しなければならないと思っています。

 さらには、計画性です。
 ただ歩き回る、ただ書きまくるだけではなく、そこには青木氏のような深遠な計画性が求められるように思います。

と書いてきましたが、そうした資質が備わっていない自分に無理を強いても仕方ないことなのかもしれません。
 私は私の道を行く以外にないとも言えます。
 今現在私が考えていることは、「今年度いっぱいは今の路線で行こう!」「札幌移住2年を経過した時点で、生き方も含めて一度立ち止まってみよう」と考えています。

 ちょっと私に似つかわしくない硬い内容になってしまいました。
 

札幌麺紀行 27 そば処「すずしろ」

2008-07-29 16:27:12 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行
 この店を訪れたときこそ、「なんであなたはそこまでこだわるの?」という声が聞こえてきたような気がしました。
 それは次のようなシチュエーションだったからです。

 某日、地下鉄で「宮の沢」まで行く用件がありました。
 そば処「すずしろ」は、JR琴似駅の近くにあることを地図で確認しました。
 「すずしろ」に行くためには、地下鉄「琴似」駅で下車し、JR琴似駅近くまで徒歩で移動し(約500㍍)、蕎麦を食して、再び徒歩で戻って地下鉄に乗り直して「宮の沢」に向かわねばなりません。しかも当日は雨が降っていました。

 「宮の沢」に行くための地下鉄料金が途中下車することによって倍近くかかること、雨が降っている中を往復しなければならないこと、などから多少は躊躇しました。
 しかし、私は目標を達成するという他人からみたら馬鹿げた目的のために敢えて実行に移しました。ズボンの裾を雨に濡らしながら・・・。

 そこまでして行ったそば処「すずしろ」は、街中の庶民的なそば屋さんという雰囲気で、私は「もりそば」の大盛り(610円)を注文しました。
 料金に注目してください。大盛りにもかかわらず610円ととても安い価格設定です。
        
 
 出てきた蕎麦は、更科そばの白さが際立つ細切りされた麺で、コシの強さを感じさせるものでした。
 ダシがやや醤油が勝ちすぎているかなと思えましたが、美味しくいただきました。
 店員さんの応対もとても気持ちのいい店でした。
        

 なお、「すずしろ」とは「春の七種」から採って命名したとのことで、「大根」のことを指すそうです。詳しくはこちらを

そば処「すずしろ」 データー
札幌市西区琴似2条1丁目3-5 玉田ビル1F(地図)
電 話   011-631-1811
営業時間  11:00~15:30 17:00~21:00
定休日   月曜日
駐車場   無
座 席   32席(テーブル・小上がり)
入店日   ‘08/07/11

カルチャーナイト 2008 Part Ⅲ

2008-07-28 18:24:25 | ステージ & エンターテイメント
 カルチャーナイト2008のあったこの夜は、道新の花火大会やクロスシティジャズなど他にも興味のある行事があったのですが、私は迷わずカルチャーナイトへの参加を決めたのでした。

 さて、私は三岸好太郎美術館から「北海道知事公館」(地図)に移動しました。
 おめあての「あみゅうぜリサイタル」の開演まで少し時間があったので、他の部屋を覗いてみると「民話を語り伝える会」が多くの人たちに民話を語り聴かせていました。
 少しの間聴いていたのですが、これがなかなか興味深いものでした。
 来年のメニューに入れてもいいかも、と思ったほどでした。
        

 「あみゅうぜ」とは、フランス語で「楽しむ、遊ぶ」という意味だそうですが、札幌大谷短大音楽科の卒業生で活動しているグループです。
 当日は6名の出演でしたが、実際は10名ほどで活動しているとのことでした。
 クラッシックの歌唱が主体ですが、日本歌謡やポピュラー音楽など幅広いジャンルの演奏を披露してくれました。女性3人の歌声にピアノとフルートが絡むという面白い構成のリサイタルでした。
        

 最後は知事公館の近くにある「札幌管区気象台」(地図)に移動しました。
 気象台ではクイズや実験などさまざまな催しを展開していましたが、私は気象機器などを主に見て回りました。
 ふだん決して入ることのできない地震観測の部屋や火山活動を監視する部屋は、現地からのデーターを収集する機器に溢れていました。
        
    ※ 右正面のモニターは道内各地の活火山をリアルタイムで監視しています。

 特に火山活動を監視する装置は、高感度カメラが道内の活火山に設置されていて、四六時中その様子がリアルタイムで監視できる仕組みになっていました。
 その他にもたくさんの機器が展示されているのに興味を抱いた私が、稚拙な質問を繰り返したのですが、その都度丁寧に説明してくれた職員の方々が印象的でした。
        

 こうしてたった一夜のカルチャーナイト2008は終わったのですが、私はそのほんのごく一部を体験したに過ぎません。当夜は市内各所で多くの市民が札幌の文化に親しんだことでしょう。
 こうした地域の文化に親しむカルチャーナイトの動きが全道的に広がっていると聞きます。(今年は13市町村で開催)とても素晴らしいことだと思います。
 北国の夏の一夜をカルチャる(こんな言葉を使うと怒られるかな?)っていいですね~。


カルチャーナイト2008 Part Ⅱ

2008-07-27 21:40:57 | ステージ & エンターテイメント
 カルチャーナイト2008のあった7月25日夜は暑くもなく、寒くもなく、心地良い風に吹かれながら札幌の文化の一面を満喫できた夜でした。

 赤レンガ庁舎で女声合唱、男声合唱を楽しんだ後、道庁のすぐ近くに建つ北海道警察本部(地図)に移動しました。
 ふだんはなかなか近づけない施設ですが、当日だけはたくさんの親子が駆けつけ、パトカーや白バイに乗らせてもらったりして楽しんでいました。
        

 私は警察音楽隊のミニコンサートを聴くために、初めて警察庁舎の中に足を踏み入れました。入ったところがホールとなっていて、そこでコンサートが行われました。
        

 道警音楽隊は18名程度の小編成の吹奏楽でしたが、それぞれがしっかりした技量をもった方々の演奏でした。
 演奏された曲目は子どもたちに親しまれるアニメの曲や、誰もが知っているような易しい楽曲が多かったようです。さらには、女性警察によるカラーガード隊のパフォーマンスなどで聴いている人たちを楽しませてくれました。 
 これは道警音楽隊が「親しまれる警察」のPR隊という使命を帯びているということなのでしょう。
        

 道警本部からはやや離れた三岸好太郎美術館(地図)に移動しました。この移動には自転車が威力を発揮しました。
 三岸好太郎美術館の催しは若手音楽家のミニリサイタルとしか案内されていませんでしたが、武田朗秀さんと境谷睦美さんの二人によるヴァイオリン(ヴィオラ)の二重奏でした。
 三岸好太郎の作品群に囲まれて、吹き抜けの会場に響き渡ったヴァイオリン(ヴィオラ)の響きは、聴いている者を優雅な気持ちにさせてくれた一時でした。
(ここのミニリサイタルは撮影禁止だったために写真は残念ながらありません)

 続いて私は同じ敷地内にある知事公館に移動しました。(そのレポートは次回に)

(余話)
 今日、私がブログを通じて交流させていただいている通称:秘境探検隊長こと青木由直氏にお会いすることができました。氏の講演会があったのです。氏はとてもユーモアある方で、楽しいお話を聞かせていただきました。いずれその様子をレポートしたいと思っています。

カルチャーナイト2008 Part Ⅰ

2008-07-26 16:56:34 | ステージ & エンターテイメント
 今年で第6回目となる「カルチャーナイト2008」が7月25日の夜、市内100ヶ所の施設が開放されて行われました。
 時間的には17:30~21:30くらいまでと4時間くらいしかありませんから、訪れる施設は限られます。
 私は限られた時間を最大限有効に回ろうと「カルチャーナイト満喫計画」を入念に練り上げました。
 その計画とは、

 17:30 ~ 17:50 赤レンガ庁舎   イタリア宗教曲の夕べ
 17:50 ~ 18:10 赤レンガ庁舎   道庁男性合唱団
    ※ 5分間で移動
 18:15 ~ 18:45 北海道警察本部  北海道警察音楽隊ミニコンサート
    ※ 15分間で移動
 19:00 ~ 19:50 三岸好太郎美術館 バイオリンリサイタル
    ※ 10分間で移動
 20:00 ~ 20:30 北海道知事公館  あみゅうぜリサイタル
                  (うた・フルート・ピアノ)
 20:30 ~    札幌管区気象台  各種展示を閲覧

というように音楽鑑賞を中心に計画を立てました。
 私はこの計画をこなすために、移動には自転車を用いることにしました。

 17時30分、退勤と同時に赤レンガ庁舎(地図)に駆けつけました。
 最初は2階2号会議室の「イタリア宗教曲の夕べ」でしたが、すでに始まっていました。
 女性5名による無伴奏の宗教曲の合唱は、古色蒼然とした赤レンガ庁舎に荘厳な響きがとてもマッチしているように思えました。
                      

 つづいて、隣の1号会議室に移り、男声合唱を楽しみました。
 道庁に勤める方たちで結成した道庁男声合唱団は17名ほどだったでしょうか、少ない人数ながら男性合唱らしい重厚な歌声が魅力でした。
        

 団員の家族や友人、職場の方などが集まったのでしょうか。会議室いっぱいの聴衆が男声合唱を楽しんでいました。
        

 続きは次回に。

カルチャーナイト2008 前夜祭

2008-07-25 22:22:07 | 講演・講義・フォーラム等
 今年もカルチャーナイトの日がやってきました。
 カルチャーナイトとは、地域にある公共・文化施設や民間施設を夜間開放し、市民がそうした地域の文化を楽しむという催しです。今年は札幌だけではなく、道内13の市町村にこうした動きが広がっているということです。
 今夜(25日)が第6回目となる札幌ではおよそ100施設が開放され、市民が楽しんだようです。
 私はこの夜を満喫すべく、「カルチャーナイト満喫計画」なるものを立てて、短時間のうちに5ヶ所を訪れるというやや無謀とも思える計画を実行しました。

 今日はその前日に開催された前夜祭についてレポートします。
 昨年は円山動物園で開催された前夜祭でしたが、今回は会場を道立近代美術館に移して午後6時から開催されました。
 内容は「カルチャーナイトサミット & ヴァイオリンの夕べ」と題して、テレビ会議システムを利用した北欧の方々とのインターネット交信と、ヴァイオリンのミニコンサートが行われました。

 第一部のカルチャーナイトサミットの方は、スウェーデン、デンマーク、フィンランドと繋ぎ、カルチャーナイト先進国のカルチャーナイトの様子を伺いました。
 テレビで見たことのある(!)テレビ会議でしたが、実際には初めて経験でした。
リアルタイムで双方向通信するのを目の当たりにして「すごい時代になったものだなぁ」と改めて感じ入った次第です。(誰ですか「相当に遅れているぞ!」などと言ってくれたのは・・・)
        
     ※ 北欧の三国の方々の画面に映し出され話し合っているところです。

 第二部は、昨年に引き続き札幌交響楽団のコンサートマスターの大平まゆみさんによるヴァイオリンのミニコンサートでした。
 円熟味を増した大平さんの演奏はいつ聴いても安定感があり、素晴らしい音です。特にツィゴイネルワイゼンで魅せた超絶技巧には思わずため息が出てしまいました。
        
        ※ 大平まゆみさんのヴァイオリンコンサートの様子です。

 さて、本番のカルチャーナイトを私はどのように過ごしたでしょうか。
 私ほど効率的に回り、満喫した人はそう多くはないんじゃないと思うくらいです。
 次回からその様子をレポートすることにします。

夏だ!ビールだ!ビアガーデンだ!

2008-07-24 21:47:40 | その他

 ウェブ版の「ようこそさっぽろ」のなかで「涼しい夏風、青空の下、ビールの至福」というキャッチコピーが躍っていましたが、ビール党期待の大通ビアガーデンが21日にオープンしました。

 職場の有志に誘われて23日、勤務を終えた後大通公園西7丁目の「KIRIN一番スクエア」に直行しました。
 時折小雨がぱらついたこともあって、屋根の付いたテント席は満員状態でしたが、S氏が退勤直後に自転車で駆け付けて席を確保してくれていたため、無事に着席できました。

 大通ビアガーデンキリン会場の名物は「びっくりタワーピッチャー」という恐ろしく高く、目立つピッチャーです。6㍑入り(6,500円)と4㍑入り(4,300円)と2種類あるのですが、総勢10人の私たちは当然6㍑入りをオーダーしました。
        
        ※ キリンビールの名物「びっくりタワーピッチャー」です。
 席の各所にタワーピッチャーが林立し、そこここでみなさんが楽しく談笑しています。
 小雨がぱらついたとはいえ、風もなく、気温も適度でビールを味わうには最高のコンディションです。
 私たちのグループは一本目のタワーを簡単に飲み干し、2本目をオーダーしました。

 会場にはAIR-GのFM局がスタジオを開設して、パーソナリティーが雰囲気を盛り上げます。
 とても静かにビールを嗜むという雰囲気ではありませんが、多人数で盛り上がるには最適な大通ビアガーデンでした。
        
        ※ 各社では楽しくビールを楽しむためにそれぞれ工夫をしています。

 いゃ~、札幌の夏はやっぱり屋外で飲むビールが最高ですね!


札幌麺紀行 26 凡の風

2008-07-23 20:34:07 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行
 「凡の風(ぼんのかぜ)」とは、また面白いネーミングですが、由来は聞きそびれてしまいました。これからはできるかぎり店名の由来も取材してみたいと思っています。
 この「凡の風」は、札幌に唯一残る路面電車沿いにありました。ちょうど西4丁目行きの停留所「西線14条」の前のマンション1階部分に店がありました。
        

 店内はこぎれいで、外に向かって大きなガラスがはめ込まれていて開放感も感ずる店内です。
 注文は店一押しの「塩ラーメン」(650円)としました。

 出てきた塩ラーメンのスープをまず一口。
 「旨い!」とても上品な味に仕上がったスープでした。「お主、なかなかやるなぁ」という感じです。
 ガイドブックによると、塩、醤油、味噌でそれぞれスープを使い分けているとか・・・。塩の場合は、鶏と魚をベースに3種類の塩を使っているということですが、そのこだわりが旨味を増幅させているのでしょう。
 同時に麺も使い分けているということなので、次は違う味を味わいに来たくさせるお店でした。
        

 「凡の風」は「平凡の風」ならぬ、「非凡の風」でした。 

「凡の風(ぼんのかぜ)」 データー
札幌市中央区南9条西15丁目1-25 ダイヤパレス西線9条1F(地図)
電 話   011-512-2002
営業時間 11:00~21:00
定休日  水曜日(祝日の場合は翌日)
駐車場  5台
座 席   14席(カウンター・テーブル)
入店日  ‘08/07/08

(余話)
 順調に麺店巡りを続けています。
 けっこうストックもできましたので、何日か「麺紀行」を連続して投稿しようと思います。

札幌市山口斎場

2008-07-22 20:46:56 | 札幌(圏)探訪
 先日、思わぬ形で札幌市の斎場(火葬場)を訪れる機会があり、私としては新鮮な驚きを感じたこともあって、なかなか触れられることがないであろう「今どきの斎場事情」ということでレポートしてみたいという意欲に駆られました。 

 札幌市の山口斎場は手稲区の外れ、石狩湾にほど近い小樽市との境界付近にありました。(地図)
 札幌市にはもう一つ、里塚斎場というのがあるそうですが、そちらが改修工事中ということで、現在は札幌市の火葬を一手に引き受けている施設だそうです。
 供用開始が平成18年4月ということですから、非常に新しい施設です。   
        
        ※ 札幌市山口斎場の外観です。
        
 さて、その山口斎場を訪れて、その規模の大きさと近代的な設備に驚きました。
 1階の火葬炉の数は29基もあり、それがわずかに湾曲しながら横一列に並んでいる様は驚きとともに、壮観ささえ感じました。(詳しい施設の説明はこちらに任せます  )

 2階には特別控室(全ての控室を特別と称しているようですが)がまた2列になってズラーッと31室並んでいます。
        
        ※ ズラーッと並んだ特別控え室です。

 その他2階には、待合いロビー、授乳室、幼児コーナー、売店、軽食喫茶コーナー、リフレッシュコーナー、喫煙室と至れり尽くせりです。
 私はリフレッシュコーナーで血圧を測り、マッサージチェアで身体を揉みほぐしたりして過ごしました。
        
     ※ マッサジーチェアや血圧計などが備えられたフレッシュコーナーです。

 当日は41組の申込があったとか、次々とバスが入ってきます。
 職員は良く訓練されているためか、礼儀正しく丁寧に対応してくれました。しかし、その仕草にはどうしても機械的な雰囲気を感じてしまうのはいたしかたないことなのでしょうね。
 いずれ誰もがお世話になるところですが、とても興味深く見させてもらいました。