田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

奄美群島を往く 旅日記 26

2014-02-28 16:37:32 | 道外の旅

 沖永良部島をほぼ一周して先ほどホテルにチェックインしました。

 先にレポートした「日本一のガジュマル」の後、「フーチャ」「西郷隆盛上陸の地」「ワンジョビーチ」「和泊町歴史民族館」「昇竜洞」「ジョッキョヌホー」などを巡ってきました。

 小さな島なので13時近くにスタートしたのですが、わりあい早く巡り終えることができました。巡った中では「フーチャ」の海岸の奇石が見事でした。フーチャとは沖永良部島の方言だと思いますが、意味については調べてみないと分かりません。このことで他の方言の地名にも期待が沸いたのですが、ワンジョビーチ、ジョッキヌホーは大したことはありませんでした。

 期待以上だったのが「昇竜洞」でした。島の内部にあり、島の人でもそこへ行く行き方を知らない人がいるほど複雑なルートでしたが、行ったかいがあるほどの素晴らしい鍾乳洞でした。私は過去に、岩手の龍泉洞や沖縄の鍾乳洞、当麻の鍾乳洞などを見たことがありますが、それら以上の規模だったように思います。もっとも山口の秋吉洞は見ていませんが、「昇竜洞」は島の中でもさらに辺鄙なところにあるためにそれほど有名になっていないのではないかと思われました。

 今日は人との出会いはまったくありませんでした。何せ人の姿が見えないのです。沖永良部島は観光などにはほとんど頼っていない素朴な島という印象です。

 その中で、歴史民族館を訪れたとき、館でちょうど島の本土復帰運動に関わった方々の特別展が行われていました。そのことに関わって私から一つの質問をしたところ、担当の女性がいきなり能弁となったのには驚きました。それだけ島の本土復帰が島の方々にとっては困難な出来事であり、嬉しいことだったことを認識させられました。昨年、奄美群島は本土復帰60周年を迎えたということで、各地にそのことを現す表示が目立ちました。

 沖永良部島は明日の正午出発予定なので、後はホテルのある和泊地区にある「西郷隆盛のたっ居跡」「南洲神社」など近間のところを見学する予定です。

 今日は一日晴れていて南の島の春を満喫しながらの島巡りとなり、その点では満足満足です。


奄美群島を征く 旅日記 25

2014-02-28 12:58:30 | 道外の旅

日本一のガジュマルと対面しました!!

沖永良部島上陸後、早速レンタバイクを駆って島巡りを開始しました。天候は晴れ。歩いていると汗ばむのですが、バイクはかぜをきり爽快です。調子に乗らないよう気をつけて島巡りを続けます。

ガジュマルの印象を書き忘れましたが、凄い存在感です。ガジュマルが作ってくれた日影でこのブログを作成しました。


奄美群島を征く 旅日記 24

2014-02-28 09:31:23 | 道外の旅

沖永良部島に向うフェリーの船上です。空には青空が広がり、今日は南国の春が楽しめそうです。

今日は、西郷南洲上陸の地、日本一のガジュマル、フーチャ海岸、昇竜洞などです。沖永良部島は徳之島ほど見るべきところも多くなく、島も小さいのですこしはゆっくりできそうです。

明日の午前の出港前に港近くにある南洲神社、西郷隆盛たっ居跡などをみ訪れたいと思っています。

なんだか今回の旅は西郷隆盛の軌跡を辿る旅の様相も呈してきました。それだけ彼と奄美群島との結びつき大きいということですね。


奄美群島を往く 旅日記 23

2014-02-28 05:26:14 | 道外の旅

 おはようございます。28日の朝です。

 昨夜は疲れから19時半過ぎにはベッドに入り、手にした文庫本の1行も読まぬうちに眠りに入ってしまいました。

 そのためもあり、今朝は少し早く目が覚めるて、少し余裕ができたので写真添付に取り組んでみました。

 昨日の徳之島巡りの中から6枚を添付します。  

            

           ※ 鹿児島⇔那覇間を結ぶフェリーは想像以上に大きな船でした。

 

              

             ※ 重労働だったサトウキビ刈りも機械化されてずいぶん楽になったということでした。

 

              

             ※ 「むしろ田」というまるでむしろを並べたように花崗岩に割れ目が入った名所です。

 

             

            ※ 訪れた闘牛場の一つ「松原闘牛場」です。

 

                     

             ※ 東シナ海に向かってそびえる「戦艦大和慰霊塔」です。

 

             

           ※ ご存知世界一の長寿者として有名になった泉重千代さんの銅像です。

 ふーっ、やはりかなりの時間を要しました。

 さて、今日は9時40分に徳之島を発ち、11時30分に沖永良部島に着岸して、それから沖永良部島巡りです。


奄美群島を往く 旅日記 22

2014-02-27 19:19:30 | 道外の旅

 夕飯を摂り、風呂に入ると、今朝早かったこともあり、疲れと眠気で今にも寝入りそうです。

 本日最後のレポートは徳之島名物の闘牛についてです。

 昨日の宇検村の郷土資料館と同様、それほど期待したわけではありませんでしたが伊仙町の歴史民俗資料館を訪れました。予想どおり簡単な展示でしたが、その中で闘牛については割合充実していました。

 そこで私は職員の方に「戦前は徳之島ばかりでなく、奄美大島や沖縄でも行われていたと聞いたが、なぜ徳之島だけ残ったのでしょうか?」と問いました。

 すると確かに、奄美大島でも、沖永良部島でも、さらに沖縄でも古くからおこなわれていたが、第二次世界大戦のために中止されてしまった。戦後になって徳之島では有志の方々がいち早く再興するために立ちあがり、島民のレクリェーションとして始められたものが、今では興行的な催しとして盛んになっている、ということでした。

 その他にもいろいろ教えてもらいましたが、闘牛用に飼育されている牛は200頭くらいで、専門的に闘牛にかけている人もいれば、乳牛や肉牛を飼う傍ら闘牛をしている人もいるとのことです。私が把握している島内の闘牛場は5カ所ですが(私は今日そのうち2カ所を見ました)、それぞれの闘牛場で大会が開催されるごとに、島内の闘牛飼育家たちが集まって覇権を競うそうです。

 近々では3月2日に開催されるということです。もう少し調べてスケジュールを合わせることができたらとほぞを噛んでいます。

 明日は午前中に沖永良部島に移動します。

 


奄美群島を往く 旅日記 21

2014-02-27 17:16:32 | 道外の旅

 先ほど5時少し前に徳之島一周を終え、ホテルに帰りビールをぎゅーっと一杯飲み干しました。(旨い!) 雨も当たらず一周を終えることができ、ホッとしています。

 徳之島は想像していたより広大でした。原付バイクですからスピードはせいぜい40キロ程度です。予定していたコースを全て回れるのかという不安もあり、走りに走りました。その結果、バイク店にバイクを返したときには走行距離が104キロになってしました。これはかなりの走行距離かもしれません。車の100キロとは疲れの程度がまるで違います。慣れぬバイクの運転、私自身「よーやったなぁ~」と自分自身に乾杯です。

 今日は名所巡りというよりも、記念碑巡りといった感が強い一日でした。どれも思い出深いものになりそうですが、その中でも特に、その規模からいっても、悲惨さからいっても「戦艦大和慰霊塔」が圧巻でした。また、名所としては金見崎の「ソテツトンネル」が見事でした。マラソンランナー高橋直子さんを記念した「尚子ロード」の碑は、観光施設という範疇に入らないためか、特別の案内がなかったものだから5キロ以上も通り過ぎ、おかしいと思って住民に聞いたところ通り過ぎていたことが判明し、引き返す羽目になってしまいました。

 島内は三つの町から成っているのですが、そのうちの一つ、伊仙町の歴史民俗資料館を訪れたときに「何故徳之島だけ闘牛が盛んになったのか」というわけをお聞きしてきました。そのことについては、次の旅日記でレポートできたらと思っています。

 とりあえず№21はここまでとします。

 

 


奄美群島を往く 旅日記 20

2014-02-27 10:02:15 | 道外の旅

 徳之島に着きました。ホテルに荷物を預かってもらおうとしたところ部屋を使ってよいとのことだったので、徳之島巡りに出発する前に一つ書いておきます。

 奄美を出るときは小雨が降っていたので、あるいはレンタカーに変更しなければならないと考えていましたが、幸いなことに雨が上がりました。それで予定通りレンタバイクを駆って島巡りをすることにしました。

 あるいは途中で一度くらい雨に見舞われるかもしれませんが、雨具持参なのでなんとかしのげると思います。

 それでは行ってきます。


奄美群島を征く 旅日記 19

2014-02-27 04:59:52 | 道外の旅

27日の朝です。まだ夜は明け切っていませんが、私は現在名瀬港のフェリー乗り場にて5時50発の徳之島行きのフェリーを待っています。天候が小雨模様で、ちょっと心配です。徳之島はレンタバイクで巡る予定をしているので雨があがるのを祈っています。

今日は徳之島で「西郷南洲翁たっ居跡」「戦艦大和慰霊塔」「泉重千代翁之像」「闘牛場」「尚子ロード」などなど、たくさんの見どころを巡る予定ですのでぜひとも雨があがってほしいと願っています。


奄美群島を往く 旅日記 18

2014-02-26 21:05:40 | 道外の旅

 今、郷土料理「かずみ」から帰ってきました。

 次から次へと出される奄美の食材を使った料理は、どれも私の口に合いました。一つ一つの材料、料理名をメモしていたのですが、あまりにも多くて最後までメモすることができませんでしたが、帰宅してから写真とともに紹介できたらと思っています。その量にはまったく付いてゆけず、半分くらいは残してしまったように思います。

 奄美民謡も堪能しました。プロではないとのことでしたが、専属(?)の唄者が三味線を奏でながら何曲も披露してくれました。店の主人のかずみさんは奄美民謡では相当な唄者の一人だということを店に同席した土地の人が言っておりました。その主人も自慢の喉を披露してくれました。

 最後には、私も太鼓の伴奏をさせられ、さらには店の客全体が踊らされておおいに盛り上がりました。

 私は奄美名物の黒糖焼酎を飲んでいい気分になっています。私の旅のレベルではかなり散在になりましたが、楽しい夜のひと時でした。宇検村での出会いについては、皆さまに気を持たせつつ、いつか公表することにします。

 明日は朝5時50分出港ということで4時起きです。早々に眠りに着こうと思います。


奄美群島を往く 旅日記 17

2014-02-26 17:57:12 | 道外の旅

 先ほど今日の行程を終え、無事にホテルに帰着しました。

 本日の走行距離は約150キロでした。昨日と違い、それほど見るところもなく、走り続けた一日だったような気がします。行き交う車も観光客らしい車はあまり無かったようです。島の人が言っていましたが、南は加計麻島に渡るために瀬戸内町の古仁屋くらいがにぎわう程度で、私のように大和村や宇検村などを回る人は少ないようです。

 さて、№16でもレポートした「湯湾岳」登山のことですが、次のような経緯から登ることになってしまいました。

 私が訪れた大和村の「フォレストポリス」はこちらを訪れる前からチェックしていたポイントでした。しかし、どちらかというとキャンプなど地域住民のためのレクリェーション施設的なものと分かっていたので「どうしょうか?」と迷っていました。

 しかし、海岸線が延々と続くルートに飽き始めていたこともあり、つい山側にハンドルを切ってしまいました。山道を走ること約8キロ、フォレストポリスに着いて総合案内所でいろいろ聞いたところ、なんと山道を走ると宇検村に出ることが出来ると教えられました。

 その際、途中で寄り道をすると奄美で最も高い「湯湾岳」に登山口から15分程度で登ることができると教えられました。

 それを聞いて山心(?)がうずきました。寄り道は往復8キロ程度だったのですが、聞いていたとおり本当に15分程度で登ることができ、山頂からは周囲の山々を眼下に見渡せました。

 登山客には一人も会いませんでしたが、とても整備された登山道で、あるいは小学生などの学校登山などに利用されているのかもしれません。

 登山客には会わなかったと記しましたが、一人だけ黄色のつなぎを着た人に出会いました。それを見て、私は思い当たることがありました。そして「マングースバスターズの人ですか?」と聞いたところ、「そうです」と答えが返ってきました。

 私は登山の前に大和村の「奄美野生生物センター」を訪れ、そこで見たフィルムで奄美では増えすぎたマングースを退治するために専門のプロジェクトチーム「マングースバスターズ」を編成して取り組みを進めていることを知りました。湯湾岳の山頂ではそのワナも目にしていました。そのバスターズの方と遭遇できたのは幸運でした。

 この後、山道を抜けて宇検村に入ったのですが、ここで昨日以上(?)の出会いがありました。このことについては、さらに長くなりそうなので後ほど回を改めてレポートしたいと思います。

 これから奄美最後の夜、奄美民謡が聴けるという居酒屋で「唄者」の唄を堪能してきます。