沖永良部島をほぼ一周して先ほどホテルにチェックインしました。
先にレポートした「日本一のガジュマル」の後、「フーチャ」「西郷隆盛上陸の地」「ワンジョビーチ」「和泊町歴史民族館」「昇竜洞」「ジョッキョヌホー」などを巡ってきました。
小さな島なので13時近くにスタートしたのですが、わりあい早く巡り終えることができました。巡った中では「フーチャ」の海岸の奇石が見事でした。フーチャとは沖永良部島の方言だと思いますが、意味については調べてみないと分かりません。このことで他の方言の地名にも期待が沸いたのですが、ワンジョビーチ、ジョッキヌホーは大したことはありませんでした。
期待以上だったのが「昇竜洞」でした。島の内部にあり、島の人でもそこへ行く行き方を知らない人がいるほど複雑なルートでしたが、行ったかいがあるほどの素晴らしい鍾乳洞でした。私は過去に、岩手の龍泉洞や沖縄の鍾乳洞、当麻の鍾乳洞などを見たことがありますが、それら以上の規模だったように思います。もっとも山口の秋吉洞は見ていませんが、「昇竜洞」は島の中でもさらに辺鄙なところにあるためにそれほど有名になっていないのではないかと思われました。
今日は人との出会いはまったくありませんでした。何せ人の姿が見えないのです。沖永良部島は観光などにはほとんど頼っていない素朴な島という印象です。
その中で、歴史民族館を訪れたとき、館でちょうど島の本土復帰運動に関わった方々の特別展が行われていました。そのことに関わって私から一つの質問をしたところ、担当の女性がいきなり能弁となったのには驚きました。それだけ島の本土復帰が島の方々にとっては困難な出来事であり、嬉しいことだったことを認識させられました。昨年、奄美群島は本土復帰60周年を迎えたということで、各地にそのことを現す表示が目立ちました。
沖永良部島は明日の正午出発予定なので、後はホテルのある和泊地区にある「西郷隆盛のたっ居跡」「南洲神社」など近間のところを見学する予定です。
今日は一日晴れていて南の島の春を満喫しながらの島巡りとなり、その点では満足満足です。