田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌市の都市緑地めぐり⑭  ハイテクヒル真栄緑地

2020-06-30 15:29:03 | 札幌市の公園・緑地・緑道

※ 一時中断しましたが、「札幌市の都市緑地めぐり」を再開しようと思います。50,000㎡以上の

  緑地、残り8ヵ所のレポを続けます。

 「ハイテクヒル真栄緑地」は、小ぶりながらも気持ちよく森林浴ができる散策路が設けられていた。ただ市民が利用できるのは緑地の半分程度のため、本格的な森林浴を楽しむにはやや物足りないかな?という感じもした。

   

 ※ スクッと立つ木はカラマツと見ましたが、この中を歩くと緑に包まれた気分になります。

 ハイテクヒル真栄緑地(清田区)  229,652(ドーム4.5個分) 探索日 ‘20/06/25

   

   ※ 一般市民が立ち入ることができるのは、緑の中に細い線が入ったところです。

 「ハイテクヒル真栄」は、札幌テクノパークが手狭となったために清田区の奥地に札幌市が開発・分譲した工業団地だそうだ。ただ、分譲開始後にリーマンショックが襲ったこともあって、分譲は終了したものの、社屋を建設し事業を行っているのは3社に止まっているようである。

   

   ※ ハイテクヒル真栄に進出している企業の一つの社屋が見えます。

 緑地は工業団地を取り囲むようになっており、環境の良さを売り物の一つにしていることがうかがえる。緑地は大きく北側と南側に二分されているが、市民に開放されているのは北側部分だけである。南側の部分は「環境保全林」ということで立ち入りはできないようだ。

   

   ※ ハイテクヒル真栄の敷地の真ん中を貫く道路です。

 現地は清田の市街地から滝野丘陵公園に向かう道々真駒内御料札幌線の途中から「ハイテクヒル真栄」の案内に沿って脇道に入って間もなく、大きな「ハイテクヒル真栄緑地」という立派な看板に歓迎される。その看板のやや手前に緑地の案内板が立っていて、そこが緑地の入口となっている。

   

   ※ 「ハイテクヒル真栄緑地」を表す園名板です。

   

   ※ 緑地散策路の入口に掲げられていた案内板です。

   

   ※ 案内板のところからいきなり階段でした。その上に東屋が見えます。

 緑地内に入ると大きな木が茂り、森林に包まれるような感覚で散策路を進むことになる。途中には緑地の形状に沿って階段を登るところがあったり、休憩コーナーや東屋があったり、さらには樹海広場、見晴らし広場と名付けられた広場が存在し、そこにはベンチなどが配されていた。

   

   ※ 緑地内の形状に合わせて、階段状の登りもありました。

   

   ※ ここは確か休憩コーナーでした。

   

   ※ こちらは樹海広場だったと思います。

   

   ※ 上り階段があれば、当然下り階段もありました。

 散策路には砕石状のビリ砂利が敷かれていたが、できれば自然のままの路のほうが緑地の雰囲気に合っていると思われるが、管理する側としては致し方のない選択なのかもしれない。

   

   ※ 南西出入口にあった案内標です。散策路は1kmと書かれています。 

 そんなことを考えながら歩いていると、もう一方の入口である「南西出入口」に着いてしまった。そこの案内板には 散策路は1kmと出ていた。ちょっとあっけないとも思ったが、それは仕方のないことかもしれない。小さなお子さん、あるいはお年寄りと一緒に森林浴を楽しむには適している緑地と言えるかもしれない。                


札幌の施設の愛称名について考察する

2020-06-29 15:43:32 | その他

 「考察する」というほど大げさなものではないが、過日オープンした大同生命札幌ビルの「miredo(ミレド)」という秀逸な愛称名だとの思いから、改めて札幌市内の施設の愛称名について今一度考えてみたいと思った。

 ※ なお、この頁の写真はmiredo以外はHP上の写真を拝借したことをお断りしておきます。

 「miredo」の命名の由来についてはすでに多くの方がご存じだとは思うが、大同生命札幌ビルの所在地が北3条西3丁目ということから、日本語の3の呼び名で「ミ」、さらにアイヌ語で3の呼び名が「レ」ということと、北海道の「ド」を組み合わせて「miredo(ミレド)」と命名したという。その由来も納得いくものであるし、「ミレド」という語感も素晴らしいと思う。また、東京に「コレド日本橋」という商業施設があるが、その「コレド」とどこか通底しているようにも感じさせる。

   

 私はこの「miredo(ミレド)」という愛称は札幌市民の中に定着していくのではないか、思っているのだが…。

 そこで改めて、札幌市内の施設に付けられている愛称について考えてみることにした。

 思いつくまま挙げてみると…、

かでる2・7(道立道民活動センター)

   

キタラ(札幌コンサートホール)

   

ちえりあ(札幌市生涯学習センター)

   

きたえーる(道立体育総合センター)

   

ひろば(札幌ドーム)

   

赤レンガテラス(三井ビル商業施設)

   

soraそら(札幌市コンベンションセンター)

   

つどーむ(札幌コミュニティドーム)

   

などが挙げられる。(他にもあるかもしれない)

 これら多くの施設の愛称はかなり札幌市民に浸透し、認識されているようだ。ただし、ひろば(札幌ドーム)とsoraそら(札幌市コンベンションセンター)の二つについては残念ながら、市民には受け入れられなかったようである。少なくとも私の周りで札幌ドームを「ひろば」と称したり、コンベンションセンターを「そら」と呼んだり人は皆無である。

 このように愛称が広く受け入れられたり、反対に忘れ去られたりする要因は何なのだろう?あるブログ子が次のように解説する。「かでるやキタラ、ちえりあなどはその名を聞くと、施設を具体的にイメージできる」という。一方で、「ひろばやそらという名はどこにでも存在し、その言葉だけでは施設をイメージできない」と分析された。なるほど、と思う。つまり「ひろば」や「そら」は愛称名としてのヒネリが十分でなかったとも言えそうだ。

 その点、「miredo(ミレド)」はヒネリも十分であり、具体的に場所や施設もイメージできそうだ。そういう意味からも「miredo(ミレド)」は札幌市民の中に浸透し、受け入れられていくのではと予想するのだが、果たして?

 


yogibo(ヨギボー)を愛用しています

2020-06-28 17:22:10 | その他

 yogiboの認知度はどれくらいなのだろうか? yogibo とは米国発の発泡スチロールをビーズ状にしたものを袋に詰めてソファにしたものである。形状が自由自在で、体にピタッとフイットするために座っていて心地良さを感ずることができるソファである。私は2年ほど前から愛用している。

       

       ※ yogiboのコーポレートマーク(?)です。

 私は過去にも日本製のビーズソファを使用していたこともあり、yogiboの存在を知った時、“面白がり屋”を任ずる私は直ぐに購入を決めてしまった。当時はまだ札幌にショップがなく、ネット通販でもっとも大きな「Yogibo Max(ヨギボーマックス)」(税抜き29,800円)を購入した。

              ※ yogiboのHPに掲載されたヨギボーマックスです。ちょっとイメージが違うかも?

 リビングにゴロンと横たわった姿はお世辞にもオシャレとは言い難いのだが、ソファのように椅子代わりに使ったり、あるいはソファベッドのようにして寝転がって使ったりなど自在に形を作り楽しんでいる。妻もどちらかというと面白がっているようだ。

 それよりなにより、孫たちが遊びに来た時には嬌声を上げながら遊びまわっているのを目にするのも楽しい。

 難点は自分がyogiboに座ったり、寝転んだりすると、私の体の体形どおりにすっぽりと私を包んでくれるのでとても心地よいのだが、そこから離れようとするときが大変である。形の整ったソファやベッドと違い、よっこいしょと立ち上がるのが大変なのだ。

 それともう一つの難点は、発泡スチロールのビーズということで、長い時間使用することで発泡スチロールが潰れてしまい、全体としてヘタレてしまうことである。そのためにビーズを補充する必要が出てくるのだ。購入して一年くらい経った時に発寒イオンにショップができたこともあり、補充用ビーズを購入して補填した。

 その際にアクセサリーとして販売されていた「yogibo support(ヨギボーサポート)」なるものを購入した。(税抜き13,900円)これはyogiboマックスとあわせて背もたれや肘置きとして使用するものである。

     

   ※ こちらもHP上のヨギボーサポートです。

 こうなると私はもうまるで王様気分(?)でテレビの前にyogiboを持ち出して横たわり、スポーツ観戦に没頭できるというわけである。

 そんな王様気分を楽しんでいたところ、最近またビーズのヘタリが気になりだしていた。

そこで今回大同生命ビルのmiredo(ミレド)にyogiboがショップを出したと聞いて、昨日補充用ビーズを購入してきたというわけなのだ。(Sサイズで税抜き2,500円とけっして安くはない)

   

   ※ 今回購入した補填用のビーズです。

 購入後、さっそく妻と二人がかりでyogiboマックスの中にビーズを補填し、元の形に近くなったのが写真のような形である。

   

   ※ 補填を終えた我が家のヨギボーマックスです。

   

   ※ こちらは特に補填はしなかったヨギボーサポートです。

   

   ※ その二つを組み合わせてものです。

 またまた王様気分で再開のなったプロ野球、また再開が近いJ1の試合を堪能したいと思っている。

 


新装開店!札幌ミレドを拝見

2020-06-27 16:44:42 | 札幌(圏)探訪

 大同生命札幌ビルの地階から2階部分に個性的な飲食店等が15店入居し、6月18日にオープンしたというmiredo(ミレド)を覗いてみた。オープン後1週間の土曜日、たくさんの新し物好き(私も含めて)の市民が詰めかけていた。

   

   ※ 大同生命ビル札幌の全容です。ビル自体は高さ60m、14階建てのオフィスビルです。

   

   ※ 地上1階部分には「ミレド」のエントランスが…。

 久しぶりに札幌都心へ出かけた。図書館から借りていた本を返し、新たに予約した本を受け取りに大通カウンターに出かけたのだ。

 併せて新装開店したというミレドに「yogibo」が入店したと聞いて、補充用ビーズを購入しながらミレドを拝見しようと出かけた。(yogiboについては明日レポしたい)

 地下鉄大通駅からチ・カ・ホを通ってミレドに向かったが、週末にも関わらずまだいつものチ・カ・ホには人出は戻っていないようだった。

   

   ※ こちらはチ・カ・ホと直結した地下一階部分のエントランスです。

   

   ※ その地下一階部分のエントランス横には写真のような植物が配されていました。

 札幌駅近くの北3条の出入口にミレドの地階の入口があった。地階には5店舗が入居していたが、その中でも北海道初進出だという「BOUL’ANGE(ブーランジェリー)」に長蛇の列ができていたようだ。続いて1階には6店舗、2階には4店舗が入居していた。

   

   ※ 地下1階のパン店「BOUL’ANGE(ブーランジェリー)」に並ぶ人たちです。

 私は1階のyogiboで予定通り補充用ビーズを購入した後、お腹がすいていたわけではなかったが、2階に入居するやはり北海道初進出となる「J.S. BURGERS CAFÉ(アメリカンハンバーガー)」でハンバーガーを食しようと思ったが、長い行列に恐れをなしてテイクアウトで「フライドキチンバーガー」(1,020円税抜き)を購入した。

   

   ※ 私が補充用ビーズを購入したyogiboの店舗です。

   

   ※ アメリカンハンバーガー「J.S. BURGERS CAFÉ」に並ぶ人たちです。

   

   ※ テイクアウトのハンバーガーを入れた紙袋です。

   

   ※ ハンバーガーが入った紙製の容器です。

   

   ※ ハンバーガーと共に、スパイス、ナプキン、フォークなどが入っていました。

   

   ※ お待たせ!「フライドチキンハンバーガー」です。

 ミレドに入居した15店はyogiboとHISを除いては飲食関係の店である。多種多様の店が入っているが、印象としてはちょうど斜め向かいとなる札幌三井ビルの「赤レンガテラス」と比べると、ゆっくりと飲食できる店が少ないかな?という印象である。おそらく入居する店をチョイスする際に、赤レンガテラスを意識しながら差別化を図ったと思われるが、そのあたりが市民のニーズにマッチしたものかどうか、今後が注目されるところかもしれない。

      ※ こちらは新しい形態の立ち飲み、立ち食いのそば・うどん店の「ICHIMI」です。

 大同生命ビルというと、旧ビルの2階部分に「空中庭園」があったのが特徴だったが、新ビルにおいても2階部分に緑豊かな癒しの広場「icoi Lounge(イコイラウンジ)」という外面ガラスが開放される方式の休憩所が設けられた。もっとも現在はコロナ禍のこともあり、そこは閉鎖されていた。

   

           ※ 2階の窓際に設けられた「icoi Lounge(イコイラウンジ)」です。  

 いずれにしても札幌駅前がいっそう多彩となり、人々が集える空間がまた一つ増えたことは歓迎すべきことなのだろう…。


札幌市の都市緑地めぐり⑬ 東部緑地

2020-06-26 17:03:43 | 札幌市の公園・緑地・緑道

 「東部緑地」は私が歩いてみた印象に比べて面積が広いように感じたが、それは河川緑地とは違い、横幅があるためと思われる。歩いてみて、木道が伸びた道と川砂利が敷かれた道と印象が相反する感じがした緑地だった。

   

   ※ 緑地北側にあるパークゴルフ場を目ざす散策路は初め木道が伸びていました。

  (厚別区・清田区) 390,978(ドーム7.8個分) 探索日 ‘20/06/22

   

   ※ 私は残念ながら道路を隔てた北端の緑地は訪れませんでした。

 「東部緑地」は梅園で有名な「平岡公園」に近い、札幌市と北広島市との境界沿いに広がる緑地だった。ナビに導かれて緑地沿いには着いたのだが、どこから緑地に入ったら良いのかかなり迷ってしまった。結局、緑地の中央付近の緑地案内板が立つところから緑地に入ることができた。本来ならもう少し北側のパークゴルフ場のところから入るのが正解のような気がする。

 緑地案内板は北広島側を望む高台の上にあり、これまで訪れた緑地の案内板よりはるかに大きく立派なものだったが、残念ながら経年劣化によって写真や文字が判読不明となっていたのが残念だった。なんとか更新を!

   

   ※ 丘の上から北広島市側を望むところに案内板がありましたが、ご覧の通り経年劣化のため見るに堪えない状況だったのが残念です。

 案内板のある高台から丘を下りて緑地内に入った。しばらく散策路沿いに歩くと、「パークゴルフ」側と「大曲橋」側を目ざす分岐点に出た。私は先にパークゴルフ場がある北側に進路を取った。すると、森の中に入ったが、緑地内を大曲川が流れ、下が湿地のためなのだろうと思われるが「木道」が続いていた。

   

    ※ その案内板のところから階段で丘の下の緑地内を目ざします。

   

   ※ 緑地内に入って間もなく、このような案内標があり、私は先にパークゴルフ場を目ざしました。

   

   ※ 木道の始まりには写真のようなバーコラも設えてありました。

   

   ※ こうした木道が200m近く伸びていたように思います。

 木道が終わったと思ったら、今度は激しく上がり下がりする森林内の自然道に移った。そうこうしているうちにパークゴルフ場に着いた。パークゴルフ場は規模が小さく、プレーをしている人も少なかった。

   

   ※ 木道が終わると写真のような階段で、上り下りが連続しました。

   

   ※ こちらもその上り下りの散策路の様子です。

   

   ※ 小規模のパークゴルフ場でしたが、プレーする人の姿が見えません。

 私はここから折り返し、緑地の南端を目ざすことにした。分岐点まで折り返し、南端を目ざす散策路は一本道だった。すると。こちら側も最初は「木道」だった。「木道」はそれほど続かず、すぐに普通の散策路となった。この普通の散策路であるが、車が走れるくらいの広い道に川砂利が撒かれていた。車が走るため、あるいは道路を管理するために砂利を敷かざるを得ないのかもしれないが、歩く者にとっては歩き辛く、森林内を歩くのなら自然道が…、と思うのは我がままだろうか?ただ、管理されている立場の方々の名誉のために付言すると、砂利が撒かれた散策路にはロードローラーが入れられたと見え、砂利が固く締まっているところもあった。そうしたところは浮石もなく、歩きにくさもなかったことを付け加えておきたい。

   

   ※ 折り返して分岐点から緑地の南端を目ざす散策路です。東屋のところから木道が伸びていました。

   

   ※ その木道ですが、こちらはあまり長い木道ではありませんでした。

   

   ※ 緑地内にはところどころにこうした説明版があったのですが、こちらもちょっと汚れていますね。

   

   ※ 散策路としては川砂利が歩くには気になりました。

   

   ※ 森林の緑濃く、という感じです。

 散策路は特別な特徴もなく淡々と続いたが、やがて緑地の南端に当たる「大曲橋」の袂に着いた。散策路はまだ続いていたが、緑地マップはこの「大曲橋」までとなっていたため、私はここから折り返すことにして、スタートした地点に戻った。

   

   ※ 緑地南端の大曲橋です。

   

   ※ 大曲橋を越えても散策路は続いている様子でしたが、ベンチがあったのでここを折り返し点と定めて、スタート地点に戻りました。

 滞在時間50分、歩いた歩数5,700歩、距離3キロ少々だった。

 実は、緑地マップで示す、道路を隔てて北側にある緑地を私は訪れていない。訪れるためには車を再び移動し、駐車するところを見つけねばならなかったこともあり、割愛してしまった。緑地マップに目を凝らすと「大曲川」という文字が判別できると思うが、この「大曲川」が北広島市との境界である。

 また、管理する区が厚別区と清田区にまたがっているが、その境界はパークゴルフ場を目ざしていた際に自然道の中にその境界を表す表示があった。(写真を撮るのを失念してしまった)


札幌市の都市緑地めぐり⑫  野津幌川緑地

2020-06-25 16:24:10 | 札幌市の公園・緑地・緑道

 「野津幌川緑地」は札幌市厚別区内を流れ、厚別川に合流する河川であるが、緑地はその野津幌川の両岸に広がる緑地である。歩く分には新川緑地とは違い、堤防上を歩く散策路だったために気持ちよく歩くことができた。

   

  ※ これは右岸の様子です。左にヤマボウシが見えますが、この花が河岸では目立ちました。

 野津幌川緑地(厚別区)  113,438(ドーム約2.2個分) 探索日 ‘20/06/22

   

   ※ 野津幌川緑地全体のマップです。私は右端の「青葉通橋」から左の「野津幌川橋」までを往復しました。

 「野津幌川緑地」は緑地の東端にあたる「青葉通橋」から下流に向かって左岸を歩き始めた。「青葉通橋」のすぐそばに「もみじ台緑地」に属するパークゴルフ場の駐車場があるためにスタート地点としては好都合だった。

   

   ※ この「もみじ台南側緑地パークゴルフ場」駐車場の車を駐車して…。

   

   ※ スタート地点の「青葉通橋」です。

 左岸は緑地が野津幌川に沿って細く散策路が伸びていた。ところどころに花壇が配されていたが、道路向かいの住宅地に近いことから、付近の住民が自宅の花壇感覚でおせわしているためだろうか?とても整備されていて、それを見る方も心地よい。

   

   ※ 写真のような標識を越えてスタートしました。

   

   ※ 初めのころは堤防法面にタンポポモドキの「ブタナ」が目立ちました。

   

   ※ おそらく近くの住民がお世話していると思われる緑地の花壇です。

 アスファルト舗装された散策路を淡々と進むと、最初の橋「小林橋(人道橋)」を通過する。「小林橋」を通過して間もなく、今度は車道橋の「紅青橋(こうせいばし)」を通過した。

   

   ※ 最初に現れた人道橋の「小林橋」です。

   

   ※ 次は車道橋の「紅青橋」です。

 景色はさほど変わらない。野津幌川の小さな流れは川岸の雑木に阻まれ水面を見ることはできない。ただ、堤防の法面に黄色や紅色の野の花が沢山咲いていて目に優しい。黄色の花は例のタンポポモドキのブタナだが、紅色の花の名は存念ながら不明である。

   

   ※ 河川敷内はこうして雑木が生い茂り、野津幌川の川面は見ることができません。

   

   ※ この鮮やかな配色、黄色は「ブタナ」、紫は「クローバー」ですが、紅色の花は「コウリンタンポポ」だと、フナさんから教えていただきました。

   

   ※ 緑地沿いにはこのような新築住宅や高層の集合住宅が目立ちました。

 続いて幹線の南郷通に架かる「もみじ橋」を通過する。「もみじ橋」を通過したころから、散策路脇に何やら体操器具(アスレチック器具?)のようなものが並び始めた。「散歩しながら体力づくりにも励みましょう」という設置者側の配慮なのかもしれない。面白い試みである。

   

   ※ 三番目に現れた南郷通に架かる「もみじ橋」です。

   

   ※ このようなアスレチック器具がかなりの数並んでいました。

   

   

   ※ 緑地ではどこでもよくお目にかかるバーコラです。

 第四の橋「原始林橋」が近づいたところで河川敷の改修工事が行われ、河岸の雑木が伐採されていて、ここで初めて野津幌川の川面を見ることができた。何の工事なのか素人には分かりかねるが、あるいは河川の直線工事だったのだろうか?

   

   ※ 河川敷の工事で雑木が伐採され、川面を見ることができました。

 そして近づいてきた「原始林橋」も全体が幕で覆われ改修工事中だった。

   

   ※ 「原始林橋」は改装工事の真っ最中でした。

 途中、何ヵ所か小さな樋門のようなものがあった。周りの住宅街が大雨に遭遇した時などのための水量調節機能のようである。

   

   ※ こうした小さな樋門の施設が時折顔を見せてくれました。

 そしてとうとう「野津幌川緑地」の北端に当たる国道12号線に架かる「野津幌川橋」に到達した。「野津幌橋」で折り返し、復路は右岸をスタートした「青葉通橋」を目ざしてのウォーキングだった。

   

   ※ 国道12号線に架かる「野津幌川橋」です。

   

   ※ 国道12号線は道幅も広く、交通量も多い道路です。

 目立ったところとしては「原始林橋」を通過した後、ちょっとした公園風の広場があった。この後も河岸に広がりがあるところにはパークゴルフ場があったり、自転車広場があったりした。そして、そのように広がっているところの散策路の外側は「野津幌川緑地」ではなく「もみじ台緑地」となっているところがやや複雑だった。

   

  ※ 左岸に入って間もなく、公園風のコンビネーション遊具が置かれた広場がありました。

   

   ※ その遊具があった広場の河川敷には自転車やボードで遊ぶ広場(?)でしょうか?

 極端な例では、右岸にあったパークゴルフ場は散策路を挟んで広がっていたが、散策路の内側(川の近い方)は「野津幌緑地」、外側は「もみじ台緑地」に属する、という清田区土木センターの説明だった。利用する市民にとってはどうでもいいことなのかもしれないが、私のように都市緑地めぐりをしている者にとっては興味深い区分けだなぁ、と思うのである。

   

   ※ 散策路は途中からサイクリングロートと兼ねた道路に変わりました。白い粉状のものはニセアカシアの花柄が落ちたものです。

   

   ※ こちらは河川敷なので「野津幌川緑地」側となります。

   

   ※ こちらは河川敷から離れているので「もみじ台緑地」に属する自転車広場です。

   

 私の足で往復9,000歩、約6.5キロを1時間半で歩き終えたが、ただ歩く分には「新川緑地」のように河川敷の低いところを歩くよりは、今回のようなある程度の見通しが効く堤防上の方が心地よく散策することができたのは言うまでもない。

 


北海道低山紀行 98 浦臼山(浦臼コース)

2020-06-24 16:50:28 | 北海道低山紀行 & Other

 久しぶりの登山となった。標高718.3mとけっして大きな山ではないが、今の私には十分登り応えのある山だった。思わぬ幸運にも恵まれ、久しぶりの登山を楽しむことができた。

      

      ※ 北海道新聞社刊「夏山ガイド」より

 外出自粛解除を受けて初めて札幌市内を離れての遠征だった。朝5時、札幌は薄日が差すくらいで「好天の中で登山ができるな」との期待を抱きながら浦臼へ向けて車を走らせた。ところが、当別、月形と進むにつれて周りに霧が低く垂れこめ、見通しがきかない状況となった。「眺望が効かない登山なら止めようかな?」と一瞬頭をよぎったが、「単なるピークハントになっても仕方ないなぁ」と思いながらそのまま車を走らせ続けた。

 実はこの「浦臼山」は5月に登山口を見つけることができずに一度敗退した山だった。そこで登山愛好家のsakag氏からアドバイスをいただき、今回は自信をもって登山口に向かった。敗退したいきさつはこちらを参照ください。https://blog.goo.ne.jp/maruo5278/d/20200423

 これから浦臼山(あるいは樺戸山)を目ざそうとする人のために少し詳しく登山口に至る経路を説明したい。札幌方面から向かった時、浦臼市街にコンビニのローソンがある。そこからさらに100m位進むと、左手に「樺戸連山登山道入口」と書かれた立派な標識があるが、目立たないのでよく注意をし、そこを左折する。そこからは一路山の方向へ真っすぐ進むと良い。途中一か所だけY字の分岐点があるが、そこは左方面に進む。標識のところから5キロ強、コンクリート壁の砂防ダムがあり行き止まりとなる。そこが登山口である。

   

   ※ 国道275号線(空知国道)沿いに立っている案内標識

   

   ※ 登山口となっている砂防ダムです。

 6時半過ぎ登山口に着いた私は早速用意を整え、6時45分登山を開始したが、周りには濃い霧が立ち込めていた。

   

   ※ 登山口に置かれていた入山届ボックス

 登山を開始した直後、登山道を横断するように鎖が張ってありドキッとしたが、ガイドブックでも「自己責任で」と説明があり、その先に多くの登山者が通った跡があったので私もそれに倣った。

   

   ※ この鎖にはこドキッとしましたが、左側にはっきりと踏み跡があります。

     背景の霧にご注目ください。

 登山道はずーっと車道跡を往くものだったので、幅広く道が造られていた。それでもところどころ両側から雑草が進出し、登山道を覆うようなところもあった。霧のために雑草は濡れていた。そのため注意しながら登ったが、ズボンのひざ下あたりまでびっしょりと濡れてしまった。

   

   ※ 登山道のところどころではこのように両側から草が覆っています。

   

   ※ 通常はこのような快適な登山道が続いていました。

   

   ※ 下山時に草むら深いところを撮りました。陽の光が届いています。

 登山道そのものは車道跡ということもあり、けっして難しくはなく、徐々に徐々に高度を上げていく登山道だった。

 この山の途中の唯一のポイントは コースの中ほどにある「マイクロウェーブ反射板」である。私はそこを目ざしたのだが、どうやら濃い霧のため見逃してしまったようだ。ガイドブックによると、この反射板のある所から傾斜がきつくなる、となっていたがなるほど私にとっては辛い辛い急斜面だった。10歩登って一息つき、20歩登って一息と、スピードがガクンと落ちてしまった。ガイドブックでも「本当に車が上がったのか」と疑問符が付くほどの急斜面だった。

   

   ※ どうしてこの急斜面を車が上ることができるか疑問に思うほどの急斜面です。

   

   ※ 下山時に何げなく振り返ったときに、反射板が目に入りました。

 その急こう配を何とか超えると山頂稜線いたる。すると、登山道に私の影が映るではないか!低く垂れこめた霧の上へ上がったことで太陽が顔を出し始めたのだ。「これはラッキー!」と思い、気をよくして最後の登りを続けた。

   

   ※ 急斜面を登り終え、山頂稜線に出ると陽の光が!

   

   ※ 私の影が登山道に映るくらい陽の光が強くなってきました。

 登山開始後1時間半、真っすぐ伸びる登山道の左に脇道が見えた。左手切り立ったところからの眺望を楽しむところかと思って寄ったところ、そこには地元ライオンズクラブが寄贈したステンレス製の山頂標識が立っていた。

   

   ※ ライオンズクラブ寄贈の山頂標識です。

    

   ※ そこから見たところですが、下界はまだ雲に覆われています。 

 しかし、ガイドブックには本当の山頂はその先と書かれていたので、先へ進むと100mくらい先に木製の山頂標識が見えた。その山頂は木々に遮られて眺望は得られなかったが、その少し先まで行くと、樺戸連山の山並みをうかがうことができた。また、山頂からではないが、木々の間を通して暑寒別岳らしい山並みも望むことができた。

   

   ※ こちらが本当の(?)山頂標識です。

   

   ※ 強い光が木の影を作っています。

   

   ※ 山頂から樺戸連峰を観たところです。正面が樺戸山、左が隈根尻山かな?

   

   ※ 木々の間から見えた高い山は暑寒別岳ではと思うのですが…。

 山野草は裾の部分ではすでに花の季節を終えたとみえ、まったく目にすることがなかったが、急斜面より上ではタニウツギ、ナナカマド、タチツボスミレ、クルマバソウ、マイヅルソウ、ハクサンチドリなどの花々を愛でることができた。

   

   ※ タニウツギのピンクの花がとても目立ちました。下の写真は大写ししたものです。

   

   

   ※ ナナカマドの花は終わりの時を迎えていました。

   

   ※ タチツボスミレも割合目立ちました。

   

   ※ クルマバソウです。

   

   ※ マイヅルソウも高いところでは最盛期といった感じでした。

   

   ※ 数は少なかったですがハクサンチドリの紫色は目立ちます。

   

   ※ この白い小さな花は分かりません。

 久しぶり登山だったが、残念ながら体力の衰えは隠しようもない。早く目標である100座登頂を果たしたいと思う。目標まであと2座である。私の体力にあった山が少なくなったきた。なんとか今年中に「北海道低山紀行」の100座登頂を果たしたい。

【浦臼山(浦臼コース) 登山データ】
標 高  718.3m(標高差 473m)

駐車場  登山口に車10台程度駐車できる広場がある。

行 程  ※ グランドシニアの足とお考えください。
     砂防ダム(登山口)→(1時間30分)→浦臼山々頂→(55分)→砂防ダム

  上り(1時間30分)  下り(55分)

天 候  霧のち晴れ、微風

登山日  ‘20/06/24


札幌市の都市緑地めぐり⑪ 青葉台緑地

2020-06-23 17:12:13 | 札幌市の公園・緑地・緑道

 「青葉緑地」はレポすべきかどうか迷った緑地である。というのも、私はこの青葉緑地にほとんど足を踏み入れていないのだ。それには訳があった。そのことも含めて私の基準である50,000㎡以上の緑地ということでレポートすることにした。

   

   ※ 緑地らしい雰囲気を醸し出している一枚です。

  (厚別区)    85,186㎡(ドーム約1.5個分)

   

  ※ 「青葉緑地」緑地マップです。上のマップが下のマップの左に接続するようです。

 「青葉緑地」は厚別区役所からも近い住宅地の中にある緑地である。ナビで緑地の近くに着いたのは分かったのだが、緑地の入口が分からない。緑地の周りをぐるぐると周り、ようやく車の通りが少ない緑地横の路側帯に車を停めた。

 現在地を確かめると、上に示した緑地マップの下側の緑地マップの真ん中付近に「注意板」、「看板」、「トイレ」、「水飲み場」など施設設備が固まっているところと判断した。おそらくここが緑地の中心地なのだろう。

   

   ※ トイレや水飲み場がある緑地の中心地ではと思われる場所です。

 私は早速南側を探索することにした。小さな階段を下りると、そこは多目的的に利用される広場のようだった。特別な設備はないもない。その広場を横切って森の中に入って行くとまたまた階段があった。そこを上り詰めると、そこはもう緑地の端だった。

   

   ※ そうした施設の直ぐ近くに多目的的な広場が広がっていました。

   

   ※ 広場の片隅には階段があり、最初に提示した写真に繋がります。

 しかたなく階段を折り返して、広場のところに戻り、緑地の端のところにできていた通路らしきところ南に進むも、直ぐに突き当りにぶつかった。

   

   ※ 住宅地と接しているため、緑地が金網で囲まれていました。

 車を停車したところまで戻り、今度は反対側の北に向かって進もうとした。ところが通路(散策路)らしきものが見当たらない。それでもどこかから通路が現れるだろうとの希望的観測のもと森の中を進んだが、住宅の裏地を通っている感じがして前へ進むのを止めた。

 私はあきらめて撤退しようと車を動かしたところ、停車したところからそれほどいかないところで入口らしきところを見つけ、そこから森に入ってみた。石を積み重ねた階段が続いて、今度こそ散策路に入ったのか、と思ったのだがその階段を上り詰めてみると、先ほどと同様、緑地の端となってしまい目の前には住宅が現れた。

   

   ※ あきらめかけた時に見つけた、二つ目の緑地への入口でしたが…。

   

   ※ この石の階段を上り詰めたところはもう緑地の端で、住宅地でした。

 私はすっかり「青葉緑地」を探索する意欲を失ってしまい、帰路に就いた。

 帰宅して「厚別区土木センター」に問い合わせたところ、「青葉緑地は崖地に造られた緑地で、特に散策路は設けていない」とのことだ。う~ん。また新たな都市緑地の形態を見た思いだった…。

 


札幌市の都市緑地めぐり⑩ もみじ台緑地

2020-06-22 16:29:23 | 札幌市の公園・緑地・緑道

 なんともユニークな「もみじ台緑地」だった。というのも、緑地が島状に離れて存在しているのだ。それらが方形に結ばれていて、そこをぐるっと一周すると歩測計は8.5キロを示していた。

   

   ※ 「もみじ台緑地」の散策路はサイクリングロードと共用のような形で存在した。

 もみじ台緑地    374,972㎡(ドーム7.5個分)

    

   ※ 「もみじ台緑地」の全体図です。私はちょうど方形になっている路を一周しました。

 「もみじ台緑地」は札幌テクノパークの傍を走る「ポンノッポロ川」沿い、さらには「熊の沢川」沿い、「野津幌川」沿いと三つの川沿いを結ぶ方形の緑地だった。

 私は「ポンノッポロ川」の左岸の北端、北星学園付属高校近くの駐車場に車を置いて探索を始めた。

   

   ※ スタート地点とした広々とした駐車場です。

   

   ※ ほんの小川という感じのポンノッポロ川です。

 ちょっとガッカリしたことがあった。ポンノッポロ川の北端には「もみじ台緑地管理事務所」があった。私はマップだけではグルっと一周できるのか不安だったので、事務所に寄ってそのことを確かめてみたのだが、事務所にいた女性スタッフはそのことに明確には答えてくれなかった。私のように酔狂な者はあまりいないのかとも思うが、緑地事務所のスタッフであれば、緑地のことについてはどのようなことでも答えられる用意をしておいてほしいと思った。

 このポンノッポロ川の北端には各種のスポーツ施設(野球場、陸上トラック、テニスコートなど)が集中している。

   

   ※ 川向にあった野球グランドです。

   

   ※ 陸上競技のグランドです。

   

   ※ 有料のテニスコートです。

   

   ※ ポンノッポロ川沿いには真っ白なマーガレットが群生していました。

 これらスポーツ施設の横を通り、小さな流れのポンノッポロ川を渡るには豪華すぎるほどに見える「ポンノッポロ橋」を目ざした。すると散策路は「ポンノッポロ橋」の下を潜るサイクリングロードへと変わった。サイクリングロードは「滝野上野幌自転車道」と名付けられていた。

   

   ※ 小さなポンノッポロ川に豪華なポンノッポロ橋が架かっています。

    

   ※ 散策路はサイクリングロートとの共用の形でした。 

 サイクリングロードは緑地内というよりは、緑地の淵を道路と並行して走っていたが、やがて緑地から外れ、進行方向も南東方向から南西方向に変わった。

   

   ※ やがてサイクリングロードは緑地の淵、道路横へと変わりました。

   

   ※ 「滝野上野幌自転車道」を示す道路標識です。

 するとそこにパークゴルフ場が現れ、たくさんの人たちがプレーを楽しんでいた。パークゴルフ場は「熊ノ沢川」沿いに広がっているようだった。(マップの上で確認)さらにサイクリングロードを進むのだが、緑地そのものはサイクリングロードの外側に緑が見える状態が続いた。そして南西方向を進む最後にもパークゴルフ場が広がっていた。

   

   ※ 「もみじ台緑地パークゴルフ場」と名付けられたかなり大きなパークゴルフ場です。

   

   ※ 右上は道路は、その路肩にサイクリングロードが設けられていました。

   

   ※ 「もみじ台緑地」2か所目のパークゴルフ場です。

 コースはさらに左折して、今度は北西方向に進路を変えた。そこは「野津幌川(のっぽろがわと呼ぶらしい)」沿いの緑地である。ここで疑問が沸いた。野津幌川沿いは「野津幌川緑地」という別の緑地が存在する。なのに、そこを「もみじ台緑地」とも称している。疑問に思った私は緑地を管理する厚別区土木センターに問い合わせてみた。すると、野津幌川沿いは基本的に「野津幌川緑地」だそうだ。ただ、野津幌川の河川敷が広がっている部分の外側は「もみじ台緑地」となっている、という説明だった。ちとややこしいですね。

   

   ※ 二度目に折れ曲がったところには「野津幌川緑地」の表示がありました。

 サイクリングロードは 野津幌川沿いにも伸びていた。そしてその一部には「自転車広場」というユニークな広場があった。自転車のジグザグコースや、波乗りコースなど、自転車を使って楽しむ施設が整えられていた。

   

   ※ ユニークな「自転車広場」がありました。

   

   ※ 広場の一つ、真ん中が高くなった円形の広場です。

   

   ※ 波乗り状態を楽しむコース(?)

 植物に疎い私にとって面白い体験をした。緑地を歩いていた時、ピンク色に色づいた木の葉が目に入った。それは遠くから見ると、大きな花びらはまるで葉が染まっているように見えたのだが、傍へ寄ってみると葉などではなく、立派な花だった。帰宅してから調べたところ「ヤマボウシ」という種のようだった。

   

   ※ この様子を見たら、葉に色が付いていると見えませんか?

   

   ※ 傍へ寄ってみると、葉ではなく確かに花でした。(ヤマボウシ)

 野津幌川沿いにも小さなパークゴルフ場があった。これで今回の散策路上に3ヵ所もパークゴルフ場があった。どこでもパークゴルフ場が花盛りである。時代を経て、ゲートボール場のように閑古鳥が鳴くようなことにはならないだろうか?

   

   ※ この緑地3ヵ所目のパークゴルフ場です。やや小規模でした。

   

   ※ サイクリングコース上に降り積もったニセアカシアの花ガラです。

 そして最後、こんどは進路が北東方向に切り替わる。散策路は道路と平行に造られているのだが、ここの部分は申し訳程度というほど細い緑地だった。

   

  ※ 最後の北東方向の緑地は左は道路、右側も住宅地の通路に挟まれた狭いところでした。

 そして約2時間かけてスタート地点の駐車場に戻ってきた。距離計は8.5キロを示していた。面白い形の「もみじ台緑地」だった。私はまた新しい形の緑地を見せてもらった思いだった…。

   

   ※ 駐車場に帰ってくると、高校の運動部の生徒たちがなにやらトレーニングをしようとしていました。

   

   ※ 帰ってきてから、近くに北星大付属高校の校舎があるのに気づきました。

 


札幌市の都市緑地めぐり⑨ 厚別南緑地

2020-06-21 15:04:04 | 札幌市の公園・緑地・緑道

  面積はけっして広くはないが深い森に囲まれ、野趣豊かな散策路が伸びていた。ただ、緑地内に案内の類が一切なく、分岐点ではどちらへ向かえばよいのか迷うことがしばしばだった。

      ※ 厚別南緑地の典型的な森の中の様子です。

      72,651㎡(ドーム1.5個分)

 「厚別南緑地」は上野幌小学校の背後に広がる緑地である。さらには札幌市と北広島市を繋ぐサイクリークロードが横を通るところに位置している。

   

   ※ 厚別南緑地の中央をサイクリングロードが貫いています。

   

   ※ サイクリング利用者と緑地散策者が共用できるように水飲み場とベンチが配されていました。

 そのサイクリングロードの一角から緑地に入った。緑地に入ると直ぐに緑濃い森の中に誘われた。そこはまったくの手つかずの自然が残されている感じだった。散策路も雑草が刈り取られているだけで、特に造作されている感じはなく自然道が森林内に伸びていた。緑地内には大きな沢が走っており、そこを越えるため起伏に富んだ経路も魅力だった。

   

   ※ 厚別南緑地に入った直後の散策路の様子です。

   

   ※ 緑地内には沢が走っていました。

   

   ※ その沢を横断するように木橋が架けられていました。

 緑地内には唯一の造作物だと思われる炭焼窯の複製が置かれていた。ということは、辺りは昔緑地内の木を利用して炭焼きが行われていたということのようだ。

   

   ※ 緑地内で炭焼窯を複製で再現して、炭焼きが盛んだったころを表示していました。

 緑地を巡っていて困ったのは、散策路にたくさんの分岐点があったのだが、どちらへ向かえばよいのか、まったく見当がつかなかったことだ。というのも、この「厚別南緑地」は緑地マップが公表されていないのだ。(札幌市公園検索システムの中でマップが表示されていない)さらに、その分岐点に案内の類が一切ないのである。

   

   ※ 緑地内の散策路の分岐点です。案内がなかったのですが、私は左側に進みました。

私は何の情報もないまま、ヤマ勘だけを頼りに進路を決めていった。すると突然、緑地を利用する人たちが憩うような広場に出たのだが、そこが緑地のどこに当たるのはまったく分からずじまいだった。

   

   ※ 突然現れた広場です。おそらく緑地に入る一つの入口ではと思われます。

   

   ※ 広場内に近くの上野幌小学校の開港100年碑が立てられていました。

 さらに先を進んだのだが、緑地に入った入口がどこなのか分からなくなってしまった。あちこちと迷ったのだか、スマホで位置を確認してようやく一つの出口を見つけたが、最初の入口は見つけることができなかった。

 事情を知っている地元の人にとっては大して問題ではないのかもしれないが、私のような外部の人間にとっては緑地内を探索して楽しむことが困難ではないかと思われた。

 そこが少し残念に思われたので、帰宅してから管理する厚別区土木センターの担当者にその思いをお伝えした私だった。