本日10月31日をもって、4月から続けてきた道立近代美術館前の歩道の清掃活動を終了とした。この清掃ボランティアを始めて10年目となるが、いろいろ課題も見えてきた。今はとりあえず今年のボランティアを無事終えることができ、ホッとしているところである。
※ 本日、活動を始める前の路上の様子です。
私たちの今年の活動は4月1日(月)から始まった。以来、おおよそ2週間に1度の割合で本日10月31日(木)まで都合16回の活動を行ってきた。
今朝はいつものように路上に溜まった枯葉を清掃したが、秋も深まり多量の枯葉が溜まっていてボランティア袋6袋も枯葉が集まった。その後、ART文字と、MUSEUM文字を描いているクサツゲの冬越しのために、葉先を棕櫚縄で結わえて積雪から護る工夫を施して終了した。
※ クサツゲの葉先を結わえる前のART文字です。
※ 棕櫚縄で葉先を結わえ、冬越しの準備をしたART文字です。
私たちがこの活動を始めてから今年でちょうど10年目である。勝手連的に始めた私たちの活動は、誰からも褒められることもなく(時々道行く老人たちが「ごくろうさま」と声をかけてはくれるが…)自分たちの自己満足だけで「よくここまで続いたなぁ」というのが正直な感想である。
しかし、ここ数年は課題も見えてきた。最大の課題はご多聞に漏れず会員の高齢化である。高齢化に伴い、活動に参加する方が徐々に、徐々に減少傾向が見られるようになった。私自身、最近は活動を終えた後に疲労感が残り、活動のあった午前中は疲れのためからかぼーっとして過ごすことが多くなった。新たな会員の募集もしているのだが、若い人はこうした活動には関心がないようで、新たな人が加わらないことも課題の一つである。
このような状態でいつまで続けることができるのか、不安である。誰から頼まれたわけでない、もし止めたとしても誰からも咎められるわけでない、いつでも止められると思っているが、一度始めたからには…、という思いがある。今のところ私は「足腰が立たなくなるまで…」とは思っているが、はたして…。
来春は何人の方が賛同してくれるだろうか?ちょっぴり不安である…。
※ 路上をきれいに清掃した小一時間後の路上には、早くも枯葉が散っていました。
クサツゲを結わえる作業は意外に時間がかかった。清掃作業を終えてから小一時間経っていた。帰り際に路上を見ると、もう路上はたくさんの枯葉が散っていた。骨折り損とは言いたくないけれど、これからは枯葉がうず高く溜まるんだろうなぁ、と思わせられた。