田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

オヤジ達のランチ会

2024-10-10 19:32:58 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行
 ちょっぴり贅沢(まあそれほど豪華ではないので、これをプチ贅沢というかな?)な昼食を摂りながら、他愛ないオヤジ達の会話は弾んだ。そうした会話の中から、今回は私にとって貴重な情報を得ることもできたランチ会だった。

 昨日(10月8日)、いつもお付き合いさせていただいている同年代の男3人で、円山の割烹「たま笹」というところで確か3度目となるランチ会を催した。

   
   ※ 割烹「たま笹」のエントランスです。

 キッカケは、9月に明大マンドリン倶楽部のコンサートを楽しんだのだが、その際明大OBのH氏が、私とS氏にチケットをプレゼントしてくれたお返しにランチに招待したことで3度目のランチが実現したということなのだ。
 「たま笹」は個室が標準なので、周りを気にせず会話を楽しめるので重宝している。

   
   ※ 私たちが通された4人用の個室です。

 私たちは4人定員の小部屋に通された。そしてランチメニューの中ではそれほど高価ではない「ぜいたく丼定食」をオーダーした。早速出された先付の「トマトとチーズの茶碗蒸」が私には絶品だった。

   
   ※ 絶品だった先付の「トマトとチーズの茶碗蒸し」です。

 そしてメインの「たま笹ぜいたく丼」「八寸」「本日の小鉢」「止椀」が同時に出され、私たちは食事を楽しみながら、会話も弾んだ。
 会話はいつものように、互いが越し方を語る内容が多かった。行く末を語ることはもう我々にはあまりない。

   
   ※ 写真手前が「たま笹ぜいたく丼」、奥が「八寸」、右奥が「赤だし」、右手前が「香の物」です。

 そんな中、私が二人に話題を振った。「私は札幌でかなり音楽を楽しんでいるが、札幌は音楽の盛んな街なのですかねぇ?」と話題を振った。というのも、私は生まれてこの方北海道で育ち、北海道の田舎の片隅で暮らし続けてきた男である。
 対してN氏やS氏は、現職時代に全国を股にかけて仕事をしてきた方だ。特にN氏は商社マンとして全国を飛び歩き社業に専念された方と聞いている。だから多くの大都市で生活された体験を持たれている。そうした都市と比べて、札幌市の音楽事情はどうなのだろうか?という思いがありお聞きしてみた。
 そうすると両氏は揃って「札幌は、本州各地の都市と比べて確かに音楽が盛んだと言えますね」という答えが返ってきた。札幌ではプロはもちろんのこと、多くのアマチュアの方々がそれぞれ盛んにコンサートなど発表会を開催している。このことを私は札幌に転居以来、非常に感じていたことだっただけに両氏の回答は嬉しい思いだった。
 他愛のない話はいつ果てることもなく続きそうだった。しかし、私たちは常識人を自負している。2時間くらい食事を楽しみ、会話を楽しんでお店を後にした。
 男同士のランチも楽しいものである。これからも折を見て楽しめたらと思っている。
 ※ なお、楽しさのあまり写真を撮るのを失念してしまったため、ウェブ上に公開されているお店の写真を拝借した。

札幌麺紀行 143 志の家

2024-08-20 19:40:16 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行
 マンションの一角でありながら、ちょっとした庭もあり雰囲気がとても良い中で美味しい蕎麦をいただきました。細麺の更科蕎麦は喉越しも良く、美味しくいただけた一杯でした。

 1月以来、久しぶりの麺紀行の投稿である。このカテゴリー「札幌麺紀行&グルメ紀行」については2012~2018年頃は結構投稿していたのだが、私の中では一応一区切りをつけた思いのカテゴリーだったのだが、ここにきてブログのネタ切れ状態となったために苦しまぎれに久々に復活した次第である。
 今日、妻が「たまあにランチでも」と声をかけてくれた。それに反対する選択肢など私にはない。すぐさま出かけることにした。ランチとはいってもこの年代になると、何といっても “蕎麦” である。

    
    ※ 「志の家」の店の前です。とてもマンションの一角とは思えません。雰囲気ありますねぇ。

 ということで、“蕎麦” といえば、我が家から歩いて約15分、プリンスホテルの傍にある「志の家」である。これまでも何度か訪れているがマンションの一階にありながら、お店の前には庭が設えられており、都心にありながら雰囲気は抜群である。

    
    ※ 志の家の入口です。

 私たちがお店に着いたのは昼時を少し外した13時前。いつもだと満席状態のため待たされることが多いのだが、今日はテーブル席を所望したために少し待たされたが、直ぐに着席することができた。

    
    ※ 客席に入る前のエントランスです。

 注文したのは、私が「かも南」(1,650円)、妻が「冷やしたぬき」(1,200円)である。
 店内は小上がり席からは庭がすぐ傍に広がっている。私たちのテーブル席からは少し離れているが、それでも庭の緑が良い雰囲気を醸し出している。

    
    ※ 小上がり席からは庭の緑が手に取るように近くにあります。

 店内の壁に由緒ありそうな句が掲げられていた。私の判読では「故郷や 酒はあしくも 蕎麦の花」と読めた。帰宅して調べてみるとどうやら与謝蕪村の句らしい。

    
    ※ はたして私の判読は正しいのでしょうか?

 そうしているうちにオーダーした蕎麦が運ばれてきた。「志の家」の蕎麦の特徴は更科蕎麦の細麺である。その細麺の喉越しが爽やかである。鴨肉も適度な噛み応えを感ずる柔らかさで満足に一杯だった。妻の「冷やしたぬき」も満足の一杯だったようだ。

    
    ※ 私が食した「かも南」です。
    
    ※ 妻が食した「冷やしたぬき」です。
    
    ※ この細麺の喉越しが良かったぁ…。

 「志の家」は、蕎麦も有名だが、玉子焼きなどサイドメニューも充実しているようだ。妻は帰宅すると「志の家」の全メニューを制覇しましょうか」などと言いだした。それもいいかもしれない。(その際はまたレポートします)                                                                                                                                                                                                                                                                   
【志の家 概要】
札幌市中央区南2条西12丁目323-10 リナパートナーズ南2条1F
電  話   011-281-1045 
営業時間   11:15~17:00
定休日    日曜日
座席数    51席(テーブル席、小上がり席)
駐車場    有(3~4台)
入店日   ‘24/08/20

札幌麺紀行 142 一蘭 札幌すすきの店

2024-02-12 11:46:59 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行
 本場博多の天然とんこつラーメンを引っ提げての札幌進出は大人気のようである。私が訪れた昼下がりの食事時を過ぎた時間帯だったが行列ができていて待たされた。食したとんこつラーメンは美味しかったが、私はやはり地元「札幌ラーメン」を推したいなぁ。

  
  ※ 一蘭 札幌すすきの店の入口です。派手派手しい外観です。

 久しぶりの麺紀行の投稿である。
 某日、テレビを観ていたらカップ麺なのに一個490円もするカップ麺が紹介されていた。「ずいぶん強気な価格設定だなぁ」と思いながら観ていたのだが、その発売元が「一蘭 とんこつ」という博多の有名店だと知った。そして、その店が札幌に出店していると分かり俄然興味が湧き、珍しもの好きの私は早速訪れてみることにした。

   
  ※ 一蘭が販売しているカップ麺ですが、現在は品切れ状態ということでした。
   
 店はすすきのの繁華街に位置し、ビルの屋上に観覧車が回っている飲食店ビル「ノルベサ」の一階に出店していた。店内は非常にけばけばしい装飾で彩られ、「おっ!」と気後れするほどだった。
  
  ※ 一蘭すすきの店の店内に入ったところのデコレーションです。

 そして入口のところには券売機が設置されていた。メニューはさまざまあったようだが、私はベーシックな「天然とんこつラーメン(創業以来)980円をチョイスした。
 するとその前には時刻が午後2時近くと昼時を過ぎていたのにたくさんの人が行列を作っていた。その時、店のスタッフがやってきて「オーダー用紙」なるものを渡された。そこには「味の濃さ」、「こってり度」、「にんにく」、「ねぎ」、「チャーシュー」、「赤い秘伝のたれ」、「麺のかたさ」について選択肢で提示され「お好みに〇を付けてください」と書かれていたので私なりに選択して〇印を付けた。

       
         ※ 店のスタッフから手渡された「オーダー用紙」です。

 10数分待たされただろうか?スタッフから「あそこの席へ」と案内された。その座席はかなり特殊な構造となっていた。細い通路を行くと、一人一人の席が区切られた構造となっていた。私はなんだか鶏がゲージに入れられた時のような感覚となってしまった。店の方では「味集中カウンター」と称しているようだ。
  
  ※ 私が座った18番席から見た店内です。細い店内にお客さんがびっしりです。
  
  ※ お店のHPから拝借した店内の席の様子です。

 席に座るとスタッフが目の前のすだれを開けて、お冷用のカップを出して、先のオーダー用紙を受け取り厨房へ向かった。お冷は回転ずし店で自動給湯するようなシステムで冷水が出てくる仕組みになっていた。

  
  ※ 私が座った18番席です。前面に簾があり、そこからラーメンが提供されます。
     左側にあるのが給水設備です。

 あまり時間を待つことなく「天然とんこつラーメン」が出てきた。丼の真ん中には「赤い秘伝のたれ」が乗っかっていた。私は「一蘭ラーメン」の流儀に従い、最初は秘伝のたれを避けるようにして一口すすった。細麺にとんこつのスープが良く合っていた。続いて秘伝のたれを混ぜ合わせて食してみた。すると、舌先にピリッとした辛味が感じられたが、これがまた効果的に思われた。あのドロッとした感触のとんこつスープは独特であり、美味しいとも思うが、どこか馴染めない思いも残った。
  
  ※ 写真写りは良くないですが、十分に美味しいとんこつラーメンでした。
  
  ※ 細麺気味の麺を持ち上げたところです。光量が不足気味ですね。

 麺の量はそれほど多いとは思われなかったので、せっかくの機会だからと「替え玉」を頼んでみた。1玉は無理そうだったので、1/2玉(150円)にしたが十分に美味しくいただくことができた。自信満々の経営姿勢、独特の販売システム、等々これまでにないラーメン店である。人気も相当なもののようだ。
 しかし、私は道産子である。やっぱり「札幌ラーメン」が自分には向いているかなぁ、というのが率直なる感想である。 
   
  ※ けっしてスープを飲み干したわけではありません。丼の底が見たくて、替え玉用の丼にスープを移して丼の底を見てみたら「この一滴が最高の喜びです」と印字されていました。
                                                                                                                                                                                                                                                                 
【一蘭 札幌すすきの店 概要】
札幌市中央区南3条西5丁目1-1 ノルベサ1F
電  話   011-242-1033 
営業時間   10:00~28:00
定休日    無
座席数    43席(全て個席)
駐車場    無
入店日   ‘24/02/07


札幌麺紀行 141 Japanese Ramen Noodle Lab Q(ジャパニーズ ラーメン ヌードル ラボ キュー)

2023-09-14 20:45:39 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行
 噂に違わぬクォリティーの高さである。スープも、麺も、トッピングも、そのどれもが高い水準のラーメンだった。TBSテレビ「情熱大陸」で取り上げられ、「ラーメンWalker北海道2021」で総合部門第1位を獲得したというラーメンは本物だった…。

 麺店巡りを止めたわけではない。ただ、年齢と共にラーメンを食することが少なくなり「麺紀行」としてレポするほどではないとの思いから、このところブログの話題として取り上げることはなかった。しかし、今回は少し特別感をもったラーメン店だったので敢えて取り上げることにした。「麺紀行」自体が1年半ぶりの投稿となる。
 昨日(9月13日)、妻が珍しく「ランチしよう!」とのお誘いがあった。そして「どこにしょうか?」となった時に、「それじゃ、話題のラーメン店に行ってみよう!」ということになった。それがJapanese Ramen Noodle Lab Q(以下Lab Qと称す)だった。
 Lab Qは札幌時計台近くの小さなビル(りんどうビル)の地下1階にあった。入口が狭いので注意深く探さないと見逃す恐れがある。
      
      ※ うっかりすると見逃しそうな狭い入口です。
 私たちがビルのところに着いたのは11時50分過ぎで昼時だったが、地下へ通ずる階段に入店を待つ客が5~6人並んでいた。ラーメン店なので回転は速いが、それでも階段を少しずつ下りながら15分くらい待っただろうか?店の前に備えられている券売機でチケットを購入する。私たちは二人とも店一押しの「醤油らぁ麺」(1,300円)をチョイスした。
     
     ※ 店内に入る前に券売機で購入します。
 そして重そうな鉄の扉を開けて店のスタッフの案内で店内に入った。するとなあ~と、店内でも席に着けないで待っている客が7~8名もいるではないか!ここでも私たちはしばらく順番待ちを強いられた。
  
  ※ 重々しい鉄の扉を開けて入店します。
  
 ※ 入店すると、こちらとあちらにまだ沢山の人が待機していました。Qの文字が!
 店内は中央に大きなガラス張りの四角いテーブルがあり、その中央には大きな花が飾られていた。その奥に調理場がありそこにカウンター席も設けられていた。
  
  ※ テーブル席の中央にはご覧のような大きな花が飾られていました。
 結局、私たちがガラス張りのテーブル席に案内されたのはビルに入って並び始めてから約35分が経っていた。
 そして待ちに待った「醤油らぁ麺」が白く深い器に入って恭しく登場した。スープは透き通るような黄金色。綺麗に整列された麺と、その上に乗った二種類のチャーシューとメンマ、と三つ葉が添えられていた。
  
  ※ 噂のLab Qの「醤油らぁ麺」です。
  
  ※ 端麗系を象徴するスープの色です。
 スープを一口含んだ。「旨い!」全国から厳選したという地鶏を使ったスープは透き通るような端麗系と言われるのに深い味わいが口の中に広がる。麺は道産小麦を使用し、自店で製麺した中細ストレート麺をやや軟茹でしたものだが、それも私には好ましかった。
  
  ※ 中細のストレート麺です。
 そして麺の上に載せられていた二種類のチャーシューがまた店のこだわりらしかった。ラーメンを運んできたスタッフが「チャーシューはルスツ産のもち豚のバラ肉とロースの二種類です」と説明していただいたが、このチャーシューが柔らかく噛めば噛むほど旨味が出てくるような逸品だった。それにし比して、メンマは意外にもごく普通のものに見えたのだが…。できればこのメンマにもこだわりがほしかったと思うのは贅沢か?
  
  ※ 丼を写したくてスープを飲み干しました。
 全体として、あっさりしながらも旨味が凝縮されたような満足の一杯だった。ところが妻の感想を聞くと、意外にもそれほど感動的なコメントを聞くことができなかったのは、そのことが私には意外だった…。う~ん、味覚ってそれぞれですねぇ…。      
【Japanese Ramen Noodle Lab Q 概要】
札幌市中央区北1条西2丁目2-1-3 りんどうビル B1F
電  話   011-212-1518 
営業時間   11:00~15:00
定休日    日曜日
座席数    18席(中央テーブル12、カウンター6)
駐車場    無
入店日   ‘23/09/13

札幌麺紀行 140 真御膳そば葉実皮(はみかわ)羊ヶ丘通店

2022-03-03 14:51:15 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行

  「葉実皮」は札幌市内に3店舗出店しているようだが、わざわざ遠い清田区・羊ヶ丘店に出向いた。その理由が大人げない。ただロボットの配膳を体験したかったというどうでも良いような理由だった…。

 昨日2日(水)、特に用件が無かったので妻を誘って清田区まで車を走らせた。羊ヶ丘通店は札幌から向かって羊ケ丘通の右沿いにある。ところが一帯の道路は分離帯があって直接には車が入れない。お店の看板を見ながら通り過ごして、前方の信号からUターンをしてお店の駐車場に入れる必要がある。

   

※ 大きな看板が羊ケ丘通のどこを走っていても眺めることができるように立てられていた。

 お店は羊ケ丘通に面して大きな一戸建ての平屋の店舗だった。私はこの店でロボットの配膳を体験してみたいという目的だったから、事前に電話をして確実に体験できる時間を尋ねたところ「午後1時半過ぎだと混雑が緩和しているので適当である」との助言をいただいていたので、そのとおり午後1時半過ぎに入店した。

   

※ お店の壁には「真御膳そば・真とんかつ 葉実皮」と書かれています。

 店内はかなり大きかったが、助言どおりに混雑時は過ぎたとみえて、それほど混んではいなかった。私たちは「ロボット配膳を!」とお願いしたこともあり、窓際の席に案内された。

   

※ 店内の一部です。私たちは写真の右側の窓際の席に案内されました。

 メニューはとても充実しているように見えたが、私はその中からセットメニューである「かつとじ重」〈小〉(1,060円)を頼んだ。実は「葉実皮」は「真御膳そば」を謳うとともに「真とんかつ」も謳っていて、三元豚ロースが有名なのだ。最近の私はかつ丼に執心していることもあり、迷いなく注文した。妻はオーソドックスに「いか天そば」(860円)を注文した。

   

※ 非常に賑々しいメニューです。(セットメニューとご飯ものの頁です)

  さあ、期待のロボット配膳である。音楽と共に猫のイラストが描かれたロボットが静々と料理を運んできた。座席の前まで来てピタッと止まると、「ご注文のお料理を持ってきました」とのアナウンスがあったので、料理を私たちがテーブル上に移し、ロボットのディスプレイに表示された「完了」のところを押すと、しずしずと音楽と共に去っていった。ロボット君の活躍はこれだけであった。

   

※ 注文の料理を載せてロボット君が登場しました。

   

※ 料理を配膳して帰路に就いたところです。

 さて、私の頼んだ「かつとじ重」であるが、かつはご飯とは別に陶板に載せられて登場した。(ご飯にかつを載せてもらうことも可能)かつは〈小〉ということで120gだそうだ。その他にはもちろんご飯と「そば」(かけそば)、キャベツの千切りサラダ、ダイコンの煮物、香の物が付いていた。三元豚のかつは厚くて柔らかく期待どおりだった。また、そばの方は細麺で出汁との相性も良く、食べ終わった時には満足感も伴いお腹いっぱいだった。私には〈小〉で十分だった。妻の方の「いか天そば」も、そばを口にした瞬間、「うん。美味しいね」という感想だった。

   

※ 「いか天そば」です。

   

※ セットメニューの「かつとじ重」〈小〉です。

   

※ 陶板に載せられた三元豚のかつとじです。

   

※ セットメニューの「かけそば」です。

 今回の主目的だった「ロボット配膳」については、体験してみたところ人手不足を解消する手段としてはまだまだという感じである。注文を取りに来る、お冷の補充サービス、食後の食器の取り下げ、等々は全て店のスタッフに委ねられていた。今回の印象では、現在の段階は「客寄せパンダ」役かな?といった印象である。これからいかに改良を重ねて、真の意味での人手不足を解消するロボットとなるのか、興味のあるところである。ただ、この日は混雑時が過ぎていたためロボットが配膳する役目も無くなったためか、店内をぐるぐると回りながらテイクアウトの商品などを宣伝して歩いていた。こうした利用法はロボットに向いていると言えるかもしれない。            

真御膳そば葉実皮 羊ヶ丘通店 概要】

札幌市清田区真栄4条3丁目2-1

電  話   011-387-4129

営業時間   11:00~21:00

定休日    無

座席数    不明(かなりの座席数を持つお店です)

駐車場    有(共同駐車場 40台)

入店日   ‘22/03/02


滝波食堂の元祖わがまま丼

2022-02-25 17:08:13 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行

 新鮮で大ぶりのマグロ、サーモンが載ったうえに、黄色い宝石のようなウニが載っかった丼を思いっきり頬張った。それは極上の美味さだった。小樽へのプチ旅のお昼に、私は滝波食堂の「元祖わがまま丼」をチョイスした。   

 小樽のお雛様巡りのプチ旅を時系列的にレポすることにした。「田中酒造亀甲蔵」のお雛様を愛でた後、再びバスを駆って小樽駅に戻った。ちょうど昼時とあって昼食を摂ることにした。

 今回のプチ旅をするにあたって「昼食もちょっと凝ってみようか」と考え、ネット上で小樽の「絶品グルメ」というページを繰ったら第3位に「三角市場」にある「滝波食堂のわがまま丼」が出ていた。「わがまま丼」とは、お店が提示する魚介の新鮮ネタから自分の好みを指定して丼にして提供してもらうシステムである。私はすぐさま「これを食しよう!」と即断した。私は本来生ものを苦手としているので、好みのネタは限られているのだが、せっかくの小樽なので小樽名物を食することにした。

   

※ JR小樽駅に近い側の「三角市場けの入口は意外に狭かった。

「三角市場」はJR小樽駅の直ぐ北隣にあった。「三角市場」とは、敷地の形が三角形をしていることから名付けられたことを後から食堂の店員さんに教えていただいた。

   

※ 市場内に入ると左右にびっしりと魚介類の店が並んで、ところどころに食堂が点在していた。

 三角市場に入ると、海鮮を扱う店がずらーっと並んでいた。その中には何軒もの食堂も入っていた。各店舗から声がかかる中、それらの声を振り切って「滝波食堂」目ざして進んだ。「滝波食堂」は市場の奥の方で派手な店構えで私を待っていた(?)

   

※ 私が目ざした「北のどんぶり屋 滝波食堂」の入口です。派手ですねぇ~。

   

※ 滝波食堂の正面入口です。これ以上できないと思われるくらい派手な入口です。

 店内も「これが店のコンセプトだ」と言わんばかりに派手派手なディスプレイは変わらない。まあ、元気の良さ、ネタの新鮮さをアピールしているのだろうと納得しながら、10種のネタの中から、私は3品を選び出した。(4品コースもあったが、私は3品で十分である)その3品とは「本マグロ(赤身)」「サーモン」「生うに」の3品だった。それに「海鮮汁」、サービスで「鮭のハラスの焼き物」が付いて普通盛2,200円だった。

 なお、参考までに10種のネタとは?メモしてきたので、ここに紹介します。①自家製いくら、②生うに、③かに、④本まぐろ(赤身)、⑤ぼたんえび、⑥あまえび、⑦サーモン、⑧活ほたて、⑨とびっこ、⑩季節のネタ(ネギトロサーモン、ネギトロまぐろ、小樽産たこ足)と店内に掲示されていました。 

   

※ 店内に入ってもご覧のとおり、落ち着くのが難しい??

 注文をして数分後に出てきた「わがまま丼」は大きめの切り身が丼から溢れんばかりに盛り付けられていた。まずマグロから頂戴した。マグロの赤身にワサビ醤油を付けて口の中へ。これが美味かった!新鮮なマグロの赤身が口いっぱいに広がった。続いてサーモン、そして生うにと次々に口に運んだ。ご飯との相性が抜群である。私の場合は、これが刺身単独だったならこれほど感激しなかったろう。生ものが苦手な私はご飯(あるいは酢飯)と合わせることによって美味さを実感するのだ。

   

※ 注文時に何故かお茶と裂きイカが出てきました。

   

※ そしてご本尊の登場です!丼から溢れるように盛り付けられています。

   

※ その盛り付けをズームアップで!

   

※ 鮭のハラスの焼き物も脂が載っていて最高でした!

 サービスで出た「鮭のハラスの焼き物」もさすがに新鮮で申し分なかった。

 私は満腹、そして満足な思いで「滝波食堂」を後にし、「田中酒造本店」に向かったのだった。 

   

※ 市場の反対側の入口です。こちらの方が正面なのかな?

《滝波食堂 概要》 

◇住  所 小樽市稲穂3条10-16 三角市場内

◇電  話 0134-21-2390

◇営業時間 AM8:00~PM5:00

◇定休日  無 (1月1日のみ休業)

◇駐車場  有(3,000円お買い上げで1時間無料)


札幌麺紀行 139 麺や けせらせら

2022-01-29 20:43:42 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行

 黄色みがかった濃厚な鶏白湯スープは、うわさ通りの絶品スープだった。店名「けせらせら」とはずいぶん脱力系の店名だが、なんのそのその語義どおりうまく回転しているようだった。

   

 25日(火)、「百合が原緑のセンター」にスプリング・エフェメラルを観賞に行った際、昼食をどこにしようと考えた時、ネット上で北区のラーメン人気ランキングTOP20を検索すると、そのトップにランクされていたのが今回訪れた「麺や けせらせら」だった。それを見て迷うことなく「けせらせら」に行こうと決めた。

 店を探すのにやや戸惑ったが、心配していたとおり駐車場は満杯だった。ラーメン店なので回転は速いと考え、少し待っていると思惑通り駐車場が空き入店することができた。店内は意外に狭く、座席数も14席と少なかったがスタッフは厨房に2人、フロアと洗い物担当に2人が配されていた。

   

※ 私のところから厨房で細心の注意を払いながらスープを作っているところが伺えました。

   

※ 店内はなんとなく、以前には違う種類の飲食店が使用していたのではないか?とうかがえたのですが…。

 食券は券売機で購入するシステムで、塩が評判だったので私が塩チャーシュー(980円)、妻が塩(780円)を注文し、スタッフの案内でカウンターに腰を降ろした。お客さんはこの時、確か私たちを除いて先客6人が在店していた。

   

 席からは厨房が覗けたが、スタッフが細心の注意を払いながらスープを仕込んでいるのが見えた。と思う間もなく、席に塩チャーシュー麺が運ばれてきた。塩のスープというと透き通ったスープが一般的だが、ここのスープは透明ではなく黄色がかった濃厚さが漂うスープだった。そのスープをまずは一口。これが旨かった!トロっとしたスープが心地よく喉を通り過ぎた。

   

※ 妻が食した塩ラーメンです。

   

※ 私の方のチャーシュー塩です。

 続いて麺に移った。うーん、麺はストレート麺だったがスープほどの感激は残念ながらななかった。その点について麺通の方々がいろいろと語っているが、私にそれを語る資格はないので面については通過したい。

   

 チャーシューについては、実は私はそれほどチャーシューにはこだわっていない。この日は券売機で「塩」を選んだつもりが押し間違えてしまいチャーシュー麺になってしまった。しかし、そのチャーシューは柔らかく、味付けも適度な塩加減でとても美味しかった。総じてとても満足した一杯だった。

  店には客が途切れることなく、次々と訪れていてさすがに人気店だなぁ、と思わされた。

 なお、店名「けせらせら」とは「なるようになる」というような意味もあるが、調べてみると「物事は勝手にうまい具合に進むもの。だからあれこれと気を揉んでも仕方がない。成り行きに任せてしまうのが良い」との意味があるようである。「成り行きに任せる」なんてとんでもない。いろいろと創意工夫をされ、絶品のスープづくりをしていることが伺わせらたお店だった。また機会 があれば訪れてみたい。

   

【麺や けせらせら 概要】

札幌市北区太平7条5丁目2-5

電  話   011-771-5246 

営業時間   〈金~火〉

       11:30~15:00

       17:30~20:00(スープがなくなり次第閉店)

       〈水〉

       11:30~15:00(スープがなくなり次第閉店)

定休日    木曜・第三水曜日

座席数    14席(カウンター6席、小上がり4×2席)

駐車場    有(店前 4台)

入店日   ‘22/01/25


ろばた すし 北のめし あきず de ?ランチ

2022-01-20 18:44:21 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行

 特に何かお祝いごとがあったわけではない。妻が突然「ランチしよう!」と提案してきた。理由は聞かなかったが、あるいは先日の誕生日ランチのお返しかな?と思いながら、喜んで京王プラザホテルの日本食店「あきず」にお供した。

    

※ 和食レストラン「あきず」のエントランスです。下は店名掲示の部分を大写ししたものです。

    

 「あきず」は京王プラザ地下1階に出店している日本食レストランである。過去にも何度か訪れたことがある和食店だが、久しぶりの入店で店内が広くなっていた。スタッフによると昨年4月に改装オープンしたとのことだった。

   

※ 「あきず」のホール席の一部を写したものです。

 昨日、妻とランチに訪れたのだがけっこうお客さんが目立つ店内だった。けっして満席という状況ではなかったが、広い店内にゆったりとした席が配置され、そこここにお客さんの顔が見え、コロナ禍の中としてはけっこうな食事客の入り具合ではと思われた。

   

※ 私たちが案内された席です。4人用テーブルが2人仕様にセットされていました。

 私たちがスタッフに案内された席は、4人用テーブルを2人用に改装し、ゆったりとした席に案内された。そして私たちは、私が「四季暦御膳」を、妻が「生寿司ランチ」をオーダーした。どちらもにぎり寿司をメインとした弁当的なランチである。

 私が頼んだ「四季暦御膳」を中心に写真で紹介すると…、   

 まず、◇前菜とビール

   

 続いて◇メインの料理

   

 最後に◇デザートとコーヒーという内容だった。

   

※ 「四季暦御膳」のお品書きです。

   

 提供された料理はどれも大変美味しくいただいた。最近感ずることは、やはり私にとって和食が一番という思いを再確認できたランチだった。やはりこれも年齢なのでしょうかねぇ??

   

※ こちらは妻が頼んだ「生寿司ランチ」です。

あきず データー】

札幌市中央区北5条西7-2-1 京王プラザホテル札幌 B1F

電  話  011-217-3203 

営業時間  ランチ  11:30~15:00 

      ディナー 17:00~22:00       

定休日   無休

駐車場   ホテル駐車場(有料・優待)

座 席    ホール 56席、寿司カウンター 10席   焼きカウンター 9席 計75席                      

入店日  ‘22/01/19  


なだ万 de バースディランチ

2022-01-09 18:00:42 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行

 今日、妻が○○歳の誕生日を迎えた。なけなしのお小遣いを貯めて、日本料理店の老舗「なだ万雅殿」のランチに招待した。健康でこの歳を迎えてくれたことが私にとっては何よりである。

 「なだ万に招待した」と書いたが、正確には私が少しでも負担を軽くするためにあらかじめ「北海道Go To Eat」の一万円券を購入して、妻に希望を聞いたところ、妻が「なだ万」を希望したというのが真相である。

 「なだ万雅殿」は、パークホテル札幌の最上階の11階に店を構えていた。予約していた席は中島公園の池に面していた。池に面していたが季節がら全体が雪で覆われていて真っ白な光景が広がるだけだった。雪のない季節だと、四季それぞれに彩る木々が菖蒲池に映えて美しい光景が楽しめるのだろう。

   

※ 札幌パークホテルの外観です。

   

※ ホテルの入口には干支の寅の氷像が展示されていました。

   

※ パークホテル11Fの「なだ万雅殿」のエントランスです。

   

※ 日曜日でしたが、店内は閑散としていました。

   

※ 座席の窓際から中島公園の菖蒲池を望んだところです。池の向こうにはキタラが見えます。

 私たちは予算に見合う程度のものをということで、妻が「松花堂」、私が「和味(なごみ)膳」をそれぞれオーダーし、他に乾杯用のビールをお願いした。

 「松花堂」が弁当方式で一度に提供されるのに対して、「和味膳」は一品ずつ、その都度提供されるので「松花堂」のように箸迷いすることなく、その料理に集中して味わえるのが私には適していた。私はけっこう好き嫌いがあるのだが、なだ万の繊細な調理はどの料理も美味しくいただくことができた。私が提供を受けた「和味膳」の全てを写真と共に紹介したい。

    

   

※ 先付け3種です。

   

※ 寒鰤のお造りです。

   

※ 鮟鱇の煮物です。

   

※ 蟹味噌のクリーム焼です。

   

※ 公魚の酢の物です。

   

※ 帆立の山椒煮のご飯、その他味噌椀、香の物です。

   

※ デザートです。

 今日は日曜日であったが、店内は閑散として静かだった。私たちは他愛ない会話をしながら美味しい日本料理を味わった。そして、私が何より感謝しているのは妻がこの歳まで病気ひとつせずに健康で、家庭を守ってくれていることである。(こんな書き方をするとジェンダー論者から厳しい指摘を受けそうだが正真正銘の昭和男につきご容赦願いたい)だから私は今のところ思うように生きてこられたと感謝している。そしてこれからもできるかぎり今のままで、と思っている。

   

※ 「松花堂」です。

 ところで私は今日のようなレポは得意ではない。典型的な庶民を自負する私にはこうしたお店でのセレブまがいのランチはそぐわないことを私が一番知っている。今日だけは特別な日だったということでご容赦ねがいたい。

 予算は飲みもの代などでオーバーしてしまったが、妻も喜んでくれたので十分満足である。ちなみに「なだ万雅殿」の「雅殿」は「ガーデン(Garden)」を意味するそうだ。ちょっと艶消??


クリスマスランチ in 鼎泰豐(ディン タイ フォン)

2021-12-26 17:08:14 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行

 小籠包が看板の台湾の名店「鼎泰豐(ディン タイ フォン)」の札幌店(ステラプレイス内)にクリスマスランチに息子夫婦から招待を受けた。評判通りの小籠包の旨さに舌鼓を打った。

   

※ 札幌ステラプレイス6Fのレストラン街の一角にある「鼎泰豐」のエントランスです。

 息子夫婦が台湾旅行に行った際に、「鼎泰豐の本店で食した小籠包がとても美味しかったのでランチに招待する」と言ってくれた。断る理由などない。喜んで招待を受けた。札幌店は今年9月30日にオープンしたばかりだったようだ。

     

※ 店内写真は撮れなかったので、ウェブ上の写真を拝借しました。

 今日はクリスマスのうえ(暦の上のクリスマスは過ぎてしまったけれど…)、日曜日も重なり、人気店故に大混雑だったが、息子が早くから並んでくれていたため私たちは並ばずにスムーズに入店することができた。

 メニューを見てみると、思っていたよりはリーズナブルな価格設定で台湾料理が並んでいた。その中から私は「チャーシュー麺(醤油スープ)」、妻は「ねぎチャーシュー麺(塩味)」、息子は「サンラータン麺」にそれぞれが「小籠包」を注文した。息子の奥さんは「チーロ―麺セット(小籠包付き)」、子どもたちは「チャーハン」と「肉まん」をオーダーした。さらに私一人は生ビール付きで…。

   

※ 鼎泰豐の看板メニューの「小籠包」です。

 まずは「小籠包」が出てきた。店員が小籠包の食しかたをレクチャーしてくれた。そのレクチャーに従い、まず小皿に盛り付けられた千切りの生姜に醤油を垂らして準備をする。そしてレンゲの上に小籠包を載せ、小籠包の皮を少し破ってスープが溢れ出したところをまず味わう。う~ん。上品な旨味が口の中に広がる。続いて小籠包そのものを味わったが、こちらも文句なく美味しかった。小籠包が「鼎泰豐」の看板料理だということに納得した。

   

※ こちらの写真もウェブ上から拝借しました。

 麺の方も私としてはスープの美味しさが際立っていたように思えた。ことさら個性を主張するのではなく、バランス良く整えられたスープは上品ささえ感じさせるものだった。妻の塩味のスープも同じような感想を語っていた。

   

※ 私が食した「チャーシュー麺(醤油味)」です。                                                               

   

※ 妻が頼んだ「ねぎチャーシュー麺(塩味)」です。

   

※ 息子が注文した「サンラータン麺」です。

 美味しかった「小籠包」と「麺」に満足して店外に出ると、入店の時に気付かなかったが、通路に面したところで店員(職人?)たちが小籠包を作るところを実演していた。その鮮やかな手付きは小籠包の旨さを倍増させるように見えた。

   

※ 店員(職人)さんたちの鮮やかな手付きが印象的でした小籠包作りの実演風景です。

 小籠包が恋しくなったら、再訪してみたい。

《鼎泰豐 札幌ステラプレイス店 概要》

〔住  所〕札幌市中央区北5条西2丁目 札幌ステラプレイスセンター6F

〔電  話〕011-202-5274

〔営業時間〕11:00~21:00

〔定休日 〕札幌ステラプレイスに準ずる。      

〔座  席〕92席  ※予約は受け付けていない。

〔駐車場〕有(JRタワー駐車場等)