田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ビッグボスフアィターズ ピ~ンチ❣

2022-03-31 17:07:30 | スポーツ & スポーツ観戦

 開幕以来白星のないビッグボスフアィターズだが、私が参戦(観戦)することでいやな空気を変えたいと思ったのだが…。あえなく返り討ちとなってしまった。素人目線で今シーズンのファイターズを占ってみた。

     

      ※ 球場キャパの1/2の2万人余りが入った対西武第二戦の球場です。

 昨夕、今シーズン最初のファイターズ観戦のため札幌ドームに駆け付けた。昨日、格安チケットが手に入ったと書いたが、それはファイターズのオープン戦をTV観戦していた時に画面に映ったQRコードを取り込むと内野C指定席が1,000円で入手できたのだ。私はそれを手に、球場内のチケットブースでアップグレードして内野A指定席で観戦しようと出かけたのだ。ところがこの日は定員を球場キャパの1/2として開催したためにチケットは完売ということでアップグレードはならず、内野C指定席での観戦となった。C指定席だとグランドレベルからはかなり離れて球趣が削がれてしまう感があるのは否めない。カメラの望遠もあまりに遠くて選手の表情まではうかがえなかった。

 試合は1回幸先よく石井の犠飛で先制点を奪ったが、その後散発でヒットは出るものの決定打に欠けた。一方、ファイターズ先発の加藤は抜群の出だしだった。4回終了時までパーフェクトに抑える出来だった。できればこの間に追加点が生まれると理想的だったのだが…。 今年のファイターズの弱点は打線があまりにも弱いことだろう。

     

     ※ 4回までは抜群のキレで、西武打線をパーフェクトに抑えた先発加藤投手だったが…。

 好調と思えた加藤が6回になり突然打たれ始めた。なんと7連続安打を喫し、一気に5点を献上してしまった。加藤の出だしが抜群だったためにベンチも交代時期を見誤ったようだ。私にしては珍しい。なんとこの回が終了した時点でトイレに立ったのを契機に帰路に就いてしまったのだ。今年のファイターズに残り4回の攻撃で逆転できるとは到底思えなかったからだ。ましては不甲斐ない打線の様子を見続けることはストレスが増すばかりと判断したのだ。

     

     ※ ビッグボス期待の若手・清宮をこの日は4番に据えたが不発だった。

     

      ※ 同じく期待の若手万波選手も気負いが目立ち不発に終わった。      

 多くの野球評論家が、今年のパリーグの戦績を予想した時に、ダントツの最下位に予想したのがファイターズだと聞いた。残念だが納得せざるを得ない。その功罪は別としても、昨年まで在籍した、中田、西川、太田という主力選手を放出したにも関わらず代わり補強を一切しなかったのだから…。何とも頼りない打線しか組めない現状は、ビッグボスに同情するばかりである。今の望みは、昨年ある程度活躍し怪我で離脱中の野村、五十幡の両野手が戦線復帰することに期待したい。野村は二軍戦に出場し始めたということなので近い将来復帰が見込まれる。両選手が復帰した時、少しは相手チームに抵抗できる態勢ができるのではないだろうか?

     

      ※ 私の席からは西武ベンチから良く声が出ていて、西武ナインの元気が伝わってきました。

     

      ※ 西部の主砲山川選手のバッティングフォームです。前日は2本塁打と好調のようです。この日は1安打。     

 今やファイターズはビックボスのパフォーマンスだけが話題なのはあまりにも寂しい。札幌ドームでは、そのビッグボスがこれまでに話題づくり(?)のために使用した車が地下2階の展示室に披露されていた。もちろん私はそこへ駆け付けカメラに収めた。また、試合前にはファーストピッチとして北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレの5選手が登場してファーストピッチを行った。その際も、ビッグボスは受け手として捕手のレガーズやマスクを身に付けフル装備で投球を受けて、観衆から拍手喝さいを受けた。

     

     ※ ファンフェスティバルには写真の「ランボルギーニ・カウンタックLP500S」でド派手に登場しました。

     

      ※ こちらは「ランボルギーニ・ウルス」というセダンタイプ。何時使用したんですか?     

     

      ※ キャンプ中に球場間の移動に使用したと伝えられた電動キックボードです。

     

     ※ 同じくキャンプの出勤(?)で使用した「GL1800トライク Type3」という三輪車です。

     

     ※ こちらは野手の送球のアドバイスのために使用したライトバンですね。

 こうして涙ぐましいばかりにファンサービスを続けるビッグボスの思いに応えるためにも選手たちの一層の奮起を願ってやまない。

     

     ※ 球場内のオーロラビジョンに映し出されたロコ・ソラーレの五選手です。

     

     ※ そのロコ・ソラーレのファースト・ピッチの様子です。

     

     ※ そのファーストピッチを受けるビッグボス1人がフル装備でファンを沸かせました。

      

     ※ 試合前のメンバー表交換をするビックボスと西武・辻監督です。


バンクシー展を視る ~ バンクシーは天才? or 反逆者?

2022-03-30 13:49:35 | 作品展・展覧会等

 あの世界を騒がしている謎の人物、バンクシーが札幌にやってきた!とは言っても、もちろん彼の作品の複製ではあるのだが…。う~ん。興味半分で覗いてみたが、お爺の私にはなんとも理解の難しい展覧会だった。

        

 札幌において3月24日から5月31日までの日程で「バンクシー展」が始まった。会場は東1丁目劇場(旧北海道四季劇場)である。

 何にでも無秩序に興味を抱くお爺だが、美術の世界だけはやや遠い存在だった。それでも「バンクシー展」に足を向けたのは?

 バンクシーというと、ヨーロッパの街角のビルの壁などに夜陰に紛れて画を描き残して忽然と姿を消す謎の人物として世の人々を騒がせている。騒がせているのは、その画が政治批評や社会批評を意味するものであると解されることから俄かに注目を浴び、その神秘性とともに名声(?)は高まるばかりなのだ。

   

※ 赤い壁が特徴の会場となった旧「北海道四季劇場」です。

 私は昨日(29日)午後、会場に赴いた。平日だったが、春休み中ということもあってだろうか?若い人たちがかなり詰めかけていたが、お爺やお婆の姿はほとんど見かけなかった。会場に入っていきなり躓いた。というのは、入口で展示についてスマホによる音声案内システムの方法が提示されていた。その方法とは QRコードを取り込んでログインしなければならない方法でしたが、私はスマホのメール機能を使用していないこと。さらにはイヤホーンを備えていないためにそもそも音声案内を利用できないことを悟らされました。

    

※ 会場に入ってからの展示室へのエントランスです。ねずみのモチーフも彼の画の特徴です。

 展覧会は音声案内を利用することが前提となっているため、他の展覧会のように説明表示は極端に少なくなっていた。こうなるとお爺はたださえ難解な画を意味も分からず眺めるだけだった。これから出かけようと思われている方はぜひスマホの機能を熟知し、イヤホーンを準備していくことをお勧めします。

   

※ バンクシーのアトリエを想像した部屋がありました。中央はバンクシーを想定しています。

 ということで、展示されていたバンクシーの作品といわれている40数点をなんとなくぼんやりと見続けたお爺だった。作品を観ていると、なんとなく意味深であることは分かるのだが、音声案内が聴けないこと、書かれている英語の意味が理解できないため、バンクシーの思い(思想?)を把握することができなかったのが残念だった。   

 幸い写真撮影がOKだったので、印象的な何枚かの作品をカメラに収めてきたので、それを添付してこのレポを終えることにしたい。

 平日チケット1,800円はお爺にとってはちょっと高いものになってしまったようだ…。

 さて、タイトルの「バンクシーは天才か?反逆者か?」という問いについては、私自身が彼の作品を十分に理解するレベルではなかったこともあり、他の方の判断に委ねようと思う。

      

※ 彼を一躍有名にした「赤い風船と少女」です。赤い風船は希望の象徴だと解されています。この画がオークションで1.5億円で落札された直後にシュレッダーで切り裂かれたことで話題となりました。その動画も会場では公開されていました。

   

※ 彼の画の中でも有名な作品の一つ「花を投げる男」です。いかにも火炎瓶を投げるようなしぐさから平和の象徴の花を投げる図が印象的です。

   

        

※ この画「落ちるまで買い物をする」も有名です。消費社会、格差社会を風刺した画と言われています。

        

※ 「バスルームの窓からぶら下がる裸の男」という画ですが、浮気の現場に踏み込まれた図ということのようです。

   

※ こちらの画はイギリス議会の様子ですが、よく見ると議員は全員がサルです。「猿の惑星」の未来図でしょうか?

   

※ 幼い男の子と女の子の図ですが、よく見ると彼らの胸には「POLICE」と書かれています。ポリスに対するバンクシーの思いが出ている一枚といえます。

   

※ こちらも有名な一枚です。伝説的女優マリリン・モンローの彩色を異にした10枚です。(カメラには8枚しか収まりませんでしたが)

 

※ パフォーマンスばかりが先行して、開幕4連敗とちょっと心配な状況のビックボスフアィターズですが、格安な入場券がゲットできたので今夜観戦してきます。明日拙ブログでレポできたらと思っています。そのため本日は早めの投稿としました。


再び「札幌落語倶楽部」を聴く

2022-03-29 17:56:27 | ステージ & エンターテイメント

 素人さんでも十分に私たちを楽しませてくれる実力を備えている方もいることを教えられた落語会だった。一方で、落語の聴き方に一考を要する必要があるのでは、という一面もみられた「札幌落語倶楽部」の落語会だった。

        

 “再び” とタイトル名に付けたが、「札幌落語倶楽部」の落語会の初めての体験は3月6日(日)に聴いた「ひな祭り寄席」である。この時は拙ブログでもレポしたが出演者は(ゲストの一人を除いて)全て女性だった。今回(3月27日〈日〉)の出演者は「段落落語の会 其の二」と銘打って全てが男性だった。会場は前回と同じUHBのレストラン「N1厨房」だった。

 その出演者とは、綴屋段落綴屋「 。」(つづりやかぎかっこ)、泉屋春之輔の三人である。その三人については綴屋段落さんが「ご挨拶」と称して事前にパンフをいただいていた中で触れている。まず段落さんご自身は小学校の先生を長い間務められ今春退職された方ということだった。綴屋「 。」さんは現在41歳で現役の小学校の先生だそうだ。高座名からもうかがえるように段落さんと、「 。」さんは師弟関係のような関係だという。「師弟関係のような関係」とは、「 。」さんは札幌落語倶楽部には属しておらず、今回もゲスト的な出演のようだった。つまり「 。」さんは、段落さんから落語に関わって大きな影響を受けたが、現在は独自の立場で落語の修養に励んでいるらしい。一方、泉屋春之輔さんはこの4月から中学校2年生と札幌落語倶楽部きっての若手で、まだ落語修養の緒に就いたばかりの方ということだった。

 当日の「香盤」は以下のとおりだった。                                                                                                                                              

 「香盤」という言葉が珍しかった。そこで調べてみると、落語界において「香盤」とは序列を表す言葉だという。そういう目で見ると、なるほど段落、「 。」、春之輔の順に登場し、酉に段落が登場して締める形となっている。普通の落語の会では出演順と演目を表すのは「番組」と称されると思うのだが…。

 さて肝心の落語の方だが、主宰(?)する綴屋段落さんはさすがにベテランらしく落ち着いた話しぶりなのだが「マクラ」の部分では「段落落語の会」の事情だとか、言い訳的なことがその大部分を占めていたのが気になった。「本題」の方はさすがという感じだったが、そこで気になったのが聴く側の態度についてだった。(後述します)

 対して「 。」さんは、「マクラ」でも客を笑わせ、「本題」もキレのいい噺方で後半の部分の出来も秀逸だった。演題の「初天神」は私も良く知っている噺なのだが、「 。」さんらしい「初天神」となっていた。

 春之輔さんはまだまだ初々しい。「マクラ」はほとんどなく、直ぐに「本題」に入っていったが、「本題」に入るとよく練習も重ねたらしくスピーディに話が進み、最後の「落ち」もなかなかだった。

   

※ 札幌落語倶楽部の落語の会の様子です。

 さて、「聴く側の態度」についてだが、段落さんの噺になると会場のある一団が無意味とも思える高い声での笑い声を発するのだ。あまりにもそのことが繰り返されるものだから、私はすっかり冷めてしまい、段落さんの噺にも集中できなくなってしまった。彼女たちはきっと段落さんの熱烈なファンなのに違いない。だから段落さんを応援しようとする気持ちがあのような高笑いを繰り返したのだと思われる。演者を応援したいという気持ちは分からないではない。しかし、その思いが会場全体の雰囲気を壊してしまうことに心を配ってほしいなぁ、と思えた「札幌落語倶楽部」の落語の会だった。 


森の中で春を探そう in 野幌森林公園

2022-03-28 16:42:43 | 環境 & 自然 & 観察会

 春の穏やかな陽光の中、まだまだ雪が残る野幌森林公園内を春を探して歩き回った。森林内には微かな春の息吹をそこここで感ずることができた。ボランティアガイドの豊富な知識に聴き入った観察会だった。

          

 昨日3月27日(日)午前、野幌森林公園ふれあい交流館北海道ボランティアレンジャー協議会の共催による「森の中で春をさがそう」に参加した。太陽も顔を出して穏やかな天候の中で楽しいひと時を過ごした。私はいつもの観察会同様にガイド(レンジャー)の方から説明を受けた木々の写真を撮り、説明をメモして、それをブログにアップする予定でいた。ところが観察会の途中に突然、北海道ボランティアレンジャー協議会の方がみえて「機関紙に一文投稿していただけないか」という依頼を受けてしまった。断るのは簡単だったが、ボランティアレンジャーの方々の熱心なガイドぶりに触れていると、断るのは失礼と考え承諾してしまった。そこで本日はいつもの形式とは異なり、機関紙に投稿する文章を載せてお茶を濁すことにした。ということで以下は送稿した文章です。 

    

      野幌森林公園「森の中で春を探そう」に参加して

                   令和4年3月27日(日)・札幌市・〇〇 〇〇

 雪融けが進んでいるとはいえ、まだまだ雪深い野幌森林公園の中で豊富な知識をお持ちのレンジャーの方の案内で雪原散歩を楽しませてもらいました!  

 3月27日(日)、北海道ボランティアレンジャー協議会と野幌森林公園ふれあい交流センターの共催で開催された「森の中で春を探そう」に参加させていただきました。この日は春の陽光が眩しいくらいの爽やかな天候のもと、参加者はシニア層が中心だったが若い人や家族連れも目立ち全体で30数名と大盛況の観察会となった。スタッフの手早いさばきでグループ分けされ、それぞれにボランティアレンジャーの方が配されたのだが、私は主婦の方2人とともに3名のグループとなった。そこに1人のレンジャーが配されるのだから贅沢である。私たちには〇〇さんというベテランの方が付いてくれることになった。(○○の部分は本文では本名を明記しました)

 さっそく森の中に入ると、○○さんは豊富な知識をもとに春を迎えて変化の様子を見せる木々を次から次へと紹介してくれた。それが単なる木々の変化の様子を私たちに紹介するだけではないのだ。その木々にまつわるお話が実に豊富で、私たちの興味を増幅させてくれた。例えば、ナナカマドは北海道多くの市町村が「マチの木」に指定しているそうだが、それはナナカマドの花言葉が「安全」ということから指定する市町村が多いそうだ。あるいは、ハルニレはアイヌが「火の神様」として奉ったそうだ。さらにはキハダという木は健胃薬の原料として有名だそうだが、生薬の健胃薬としてつとに有名な「蛇羅尼助丸(だらにすけがん)」は奈良県の本店でしか手に入らないとのことだが、○○さんは伝手などを頼って入手したらしい。その生薬の入った袋を見せてくれた。ことほど左様にさまざまな木にまつわるお話を披露してくれ、さらにはそうしたものにまつわる品々まで用意していただき私たちを楽しませてくれた。

 実は私はこれまでも北海道ボランティアレンジャー協議会と野幌森林公園ふれあい交流センターの共催の事業にかなり参加させていただいている。その度に担当するボランティアレンジャーの方は違うのだが、レンジャーさんたちはそれぞれ個性は違いはあれども、どの方も豊富な知識を備えられているなぁ、といつも感謝しつつ参加させていただいている。これはきっと組織としての研修体制がしっかりできているからだろうと思っている。それに加えてレンジャーさんたち個々人の自己研鑽にもしっかりと励まれていることが私たち参加者が感じるところである。

 私は昨秋から今冬にかけて、意識的に市内各所で開催されてきた自然観察会に参加してきた。どの観察会でも大変参考になることが多かったが、野幌森林公園で開催される四季折々の観察会は最も楽しく充実していることを感じて帰路に就くことが多い。

 今回渡されたパンフレットを拝見すると北海道ボランティアレンジャー協議会では札幌市のみならず近郊においても数多くの観察会を計画していることを知った。これからもぜひこれらの観察会に積極的に参加させていただき、楽しく学んでいきたいと思っている。

 今回は大変お世話になりました。

    

※ 公園内を観察して回る他のグループの方々です。          


札幌五輪アニバーサリーコンサート

2022-03-27 18:29:11 | ステージ & エンターテイメント

 もちろん札幌交響楽団の演奏に心から浸った一夜だったが、演劇ユニット「TEAM NACS」のリーダー森崎博之さん、シンガーソングライターの半崎美子さんの瞬時に自分の世界に惹きこむ技にプロの素晴らしさを見た思いだった。

        

 イベントの正式名は「札幌オリンピック50周年記念式典 アニバーサリーコンサート」である。記念式典、あるいはアニバーサリーと銘打ってはいても、開催のねらいが2030年冬季五輪を札幌市に招致するためであることは誰もが承知しているイベントだった。

 昨夜(3月26日)、札幌コンサートホールKitaraにおいて標記コンサートが開催されたが、幸いにして入場券が入手できたので参加することができた。

 全体のプログラムは下の写真のとおりである。

     

 オープニングは1972年の札幌冬季オリンピックの開会式入場行進曲「白銀の栄光」(山本直純作曲)の力強い演奏で始まった。そしてお三方(秋元札幌市長、鈴木北海道知事〈VTR出演〉、山下JOC会長)の挨拶があった。山下JOC会長が直接会場に顔を見せたのには正直言って驚いた。

 そして期待のアニバーサリーコンサートが始まった。ここで札幌交響楽団は7曲を演奏した。残念だったのは事前に曲目が紹介されなかったことだ。途中でMCを務めた北川久仁子さんが曲目を紹介してくれたが、早口のために十分に聞き取ることができなかった。その中から聞き取ることができたのは、◇シベリウス/フィンランディア、◇プッチーニ/誰も寝てはならぬ、◇村井邦彦/虹と雪のバラード、◇ゆず/栄光への架け橋、◇ドリーム・カム・トゥルー/2017冬季アジア大会イメージソング、はなんとか分かった。

 そしてアニバーサリーコンサートの最後に登場したのがシンガーソングライターの半崎良子さんだった。彼女は自身が創った「明日を拓こう」という曲を披露したのだが、曲を披露する前のほんの数分間マイクを握ったのだが、そこで瞬時に聴衆を彼女の世界観に惹きこんでしまった。彼女の歌に対する好き嫌いはあると思われるが、瞬時に惹きこむ凄さを見せつけられた思いだった。

 休憩を挟んでのトークセッションでは、もう森崎博之さんの独壇場である。ステージに顔を見せた瞬間に、彼は聴衆の心を鷲掴みにした。原田雅彦さんをはじめとしていろいろなゲストが登場したが、もうすっかり森崎ペースで話は進められた観があった。話は当然のように2030年の冬季オリンピックの札幌開催を期待する声一色だった。

        

 そしてフィナーレはトークセッションに参加した人たち全てがステージに再登場し、森崎博之作詞・作曲の「ともに生きよう」という曲、そして最後は河邨文一郎、村井邦彦の名コンビが創った「虹と雪のバラード」を全員で合唱して全てのプログラムを終えた。

 2030年の札幌冬季オリンピック招致については賛否両論が渦巻いている状況である。オリンピックムーブメントに対する拒否的な言論もその声を高めている。確かにオリンピックは今岐路に立たされているとも言えるかもしれない。そうしたときだからこそ、成熟した都市・札幌がオリンピックの原点に立ち戻った大会の在り方を提示してほしい、と思っているのだが…。                              


ホルンだらけの演奏会 in 札幌市資料館

2022-03-26 16:28:23 | ステージ & エンターテイメント

 ホルンのみが10本そろった演奏はさすがに迫力があった。その他に四重奏、五重奏も披露されたが、久しぶりのコンサートとあって時にはほころびも散見されたが、ホルンの調べに心地よく身を委ねたひと時だった。

        

 本日午後、札幌市資料館において「バッカス・ホルン・アンサンブル」というグルーブの演奏会があることを知り、資料館に駆け付けた。

 いただいたパンフレットによると「バッカス」とは、ローマ神話に登場するワインの神様ということで、メンバーは年齢も、性別も、職業もバラバラだが、「楽しいお酒とホルンが大好き」という共通項で集まったグルーブだそうだ。本日は男性4名、女性6名の計10名が演奏された。演奏された曲は下の写真プログラムのとおりだが、全員での演奏は1曲目の「双頭の鷲の旗の下に」と最後の「ローエングリン・ファンタジー」の2曲で、他は4重奏、五重奏で演奏された。

          

 演奏会が行われたのは札幌市資料館の研修室というところだったが、ちょうど学校の教室を少し狭くしたくらいの広さのために10本のホルンが一斉に音を出すとそれは十分すぎる音量で、迫力ある音として私の耳に伝わってきた。

 10人での演奏ではその迫力に押されて(?)音のほころびには気づかなかったが、五重奏、四重奏では残念ながらところどころで素人の私にも分かるミスが散見されたのがやや残念だった。しかし無理もない。演奏会自体がこのコロナ禍のため2年ぶりということだ。その間のモチベーションの維持も大変だったことだろう。コロナ禍が鎮まる(?)これからは思う存分に練習されて腕を磨かれることを期待したい。

   

 と生意気なことを述べたが、演奏会を実施するにあたって練習をしながらさまざまな準備もされ、印刷代や会場料なども自己負担で入場料を取らずに演奏会を実施されたのだから、「バッカス・ホルン・アンサンブル」の皆さまには心から感謝したいと思う。

 最後にアンコールで披露された「花は咲く」はバッカスの皆さんの今(現代)への思いを込めた一曲だったと受け止めた。ありがとうございました。


私の生き方(終活)セミナー

2022-03-25 19:23:05 | 講演・講義・フォーラム等

 講師は強調した。「人生の終活で大切なことは、今までの人生の『棚卸』ととらえたい」と…。そのためには「社会参加」と「社会貢献」を視野に入れて考えるのが良いのではないかと語られた。

 3月23日(木)午前、札幌市社会福祉総合センターで開催された「私の生き方セミナー」に参加した。セミナー自体は毎月開催され、今回は年度終わりの第12回の開催だったが、私は初めて参加した。いわばスポット参加なのだが、参加しようと思った動機は、今回の講師がN PO法人シーズネット」の理事長だったからだ。

          

 私は早くからこのNPO法人シーズネット(SEEDSNET)には注目していた。札幌市内に数あるシニアの団体の中で最も活発に、生き生きと活動している団体だと見ていた。だから退職して直ぐにでも入会を考えていたのだが、敷居が高いという思いもあって果たせずにいたところ、現在所属する「めだかの学校」から勧誘を受けて現在に至っている。

 シーズネットに注目した理由の第一は初代理事長の故岩見太市氏の素晴らしい理念に感動したことにもよる。シーズネットの趣旨の第一は「仲間づくり」であると岩見氏は強調されたが、そのことが団体名にも表現されている。「SEEDSNET」とは「種たちの集まり」と解せるのではないだろうか?岩見氏は志半ばでガンに倒れたが、氏は自身の病状も含めてご自身の意識がなくなるまでブログで発信を続け、私も最後まで愛読させていただいた。そうしたこともあり、岩見氏の後を継いだ第2代の理事長の奥田龍人氏のお話を聴いてみたいと思ったのだ。

    

 奥田氏は「地域で輝くシニアの力~今こそ仲間と一緒に活動を~」と題されてお話された。奥田氏はシーズネットの理事長だけではなく、社会福祉士であり、ケアマネジャーの団体の役員、高齢者向け住宅事業者協会の理事長など多くの顔を持つ方でもあり、話はシーズネットのことだけではなく、広く高齢者の関心事についてお話された。

 その中で、シーズネットのことに関して言及されたのは、シーズネットの主たる活動はサークル活動なのだが、コロナ禍のためにそのサークル活動自体が活動することが困難となったため会員減の陥っている現状が話された。最盛時には1,000名を超える会員を抱えていたが、現在は約600名に減っているということだ。私のところの「めだかの学校」も昨年、一昨年と断続的にしか活動が出来ず、苦しんでいるがどこの団体も難しい団体経営を強いられているようだ。

     

 奥田氏のお話の趣旨は、長い人生で培ってきたことを基礎として、そのことを活かしながら世の中に還元していく(人生の「棚卸」)ように志向すべきではないかと私は受け止めた。その時の留意点として「無理のない範囲で」ということも忘れなかった。そのことが「社会参加」や「社会還元」に繋がるということだった。

 私もいつまで現在のように自由に動ける状態を保てるか分からないが、動けるうちは奥田氏が話されたことを常に意識しながらシニア生活を送っていきたいと考えている。

《森保ジャパン、見事にWC大会出場を決める!》 

 昨夜、森保ジャパンはオーストラリアと敵地で対戦したが、終盤に伏兵三苫選手が立て続ける2点を奪取して日本に勝利をもたらした!スカッとする勝ち方でWC本選大会の出場を決めた。

 実は本日のブログはこの話題で投稿しようと思っていたのだが、昨夜私のところのDAZNの調子が悪く前半戦をほとんど観戦できなかった。後半戦はなんとか観戦できたのだが、全てを観戦せずに観戦記を記すことはできないと考え諦めた。注目の試合が寸断されることほどイライラすることはないことを昨夜はイヤというほど味わった。


十勝の自然が空間に広がって…没入自然空間 うららパーク札幌

2022-03-24 15:39:11 | ステージ & エンターテイメント

 部屋中の壁といわず、天井といわず、周りの全てに自然の映像が映し出されて、まるで自然空間に投げ出されたような感覚に陥ることができた20分間だった。「没入自然空間 うららパーク札幌」を体験した。

     

※ 今回のイベントのPR用の写真で実際とは少し違います。これほど全面に映し出された映像ではなかったが…。(下の写真参照)

 今週23~27日にわたって、札幌市資料館で十勝の自然を映像や音、香りを楽しむ「没入自然空間 うららパーク札幌」が開催されると知って、早速昨日(23日)訪れてみた。

 訪れてみたところ直ぐには入室することができなかった。というのも、投影時間が約20分間で、入室が7~8名に限定されるために、空きができるまでしばらく待たされた。(約15~6分?)

 順番が着て部屋に入って見ると、麦の穂が揺れる映像が、壁といわず、天井といわず部屋の全面に映し出されていた。まるで麦畑の真ん中に放り出されたようだった。それから一定間隔で十勝のさまざまな自然が映し出された。調べてみると次の12の光景が映された。

     

※ 私が入室直後に目にした映像を写真に撮った麦畑の光景です。

①夏の麦畑、②十勝の牧場、③留真散策の森、④秋の草原、⑤岩内川上流渓畔林、⑥ハルニレの木、⑦猿別川のダイヤモンドダストと霧氷、⑧ジュエリーアイス、⑨冬の焚き火、⑩炭山みらいの森、⑪音更(おとふけ)の菜の花畑、⑫太古の杜、夏 以上12の浦幌町の自然(一部近隣の町村の光景もあったが ex.豊頃町など)の光景が等間隔で映し出された。

    

※ 浦幌町の隣町の豊頃町の海岸で冬に見られるジュエリーアイスの光景です。

 詳しいシステムは分からないが、360度カメラで収録した映像と音を、4面マルチスクリーンに映し出しているとのことである。

      

※ 札幌市資料館の部屋では、写真のように部屋の梁などで映像が分断されたのが残念でした。    

 なかなか面白い体験だったが、ちょっと残念だったこともある。それは会場の札幌市資料館の部屋の造りが全面白い壁でなかったことだ。一部に太くて黒い梁があって映像が分断されてしまったことだ。残念ながら最初の写真のような感じにはならなかった。視聴後のアンケートにも「ドーム型のようなスクリーンだとなお良かったのでは?」と書かせてもらったが、はたして技術的に可能なのだろうか?いずれにしても得難い体験をさせてもらった「没入自然空間 うららパーク札幌」だった。

 なお主催は「フォレストデジタル株式会社」という会社だそうだが、今後さまざまなところにヒーリング効果の有用性をPRして浸透を図っていくそうだ。今後このような映像がさまざまなところで見る(体験)できるようになってほしいものである。

 

《いよいよ大一番 WCアジア最終予選 対オーストラリア戦》

 いよいよ今夜、WC本選出場がかかる対オーストラリア戦が日本時間で18時10分キックオフである。アウェーという厳しい条件の中で勝てばWC本選出場決定。負けたら一転厳しい状況におかれるという大一番である。暗いニュースが多い昨今、なんとか明るいニュースを日本に届けてほしいものだ。私はテレビの前で固唾をのみながら大一番を見守りたい。


北の縄文ファンフェスタ ~2022 春 in チカホ

2022-03-23 16:25:56 | 北海道・北東北縄文遺跡群関連

 遺跡…、などというと私の最も関心外のことだ。しかし、身近なところにある遺跡群が世界遺産に登録されたとなると関心を持たざるを得ない気持ちになってくる。世界遺産の登録を記念したフェスタを覗いてみた。

        

 悲しいかな、私はどの分野をとっても素人同然で、何を見ても聞いても、体験しても、素人的にしか感想を述べることができないで今日に至っている。それでも様々な分野に興味関心だけは人一倍にあるために、あちこちと出歩いている。しかし、考古学の世界はそうした中でもどうも敷居が高く感じてこれまで近寄らないようにしてきた。

        

 しかし一昨年、青森県を旅した際に青森市の「三内丸山遺跡」を訪れてみた。するとその素晴らしい遺構に接して、遺跡に対する私の思いにやや変化が生まれた。そして昨年の「北海道・北東北縄文遺跡群」の世界遺産登録である。これで私の中では関心を抱かざるを得ない状況となった。

 関心を抱くことになった私は、3月19日から21日までチカホ(札幌駅前地下歩行空間 北3条交差点広場西)で「北の縄文フェスタ」が開催されていると知って出かけてみたのだ。

   

※ 「北の縄文フェスタ」の会場の様子です。

 会場は「北海道・北東北縄文遺跡群」の構成遺産となる各遺跡の写真のパネルと、道内の遺跡で発掘された土偶などのレプリカがガラスケースに入って展示されていた。また、「北海道・北東北縄文遺跡群」に関する各種パンフレットがたくさん用意されていた。

   

※ 函館の著保内野(ちょぼないの)遺跡から発掘された国宝「中空土偶」です。

   

※ 千歳・美々4遺跡から発掘された「動物形土製品」です。

 私にとってはパンフレットが豊富に用意されていたのは有り難かった。というのも、今夏にできれば「北海道・北東北縄文遺跡群」を訪ねてみたい、という思いがあるからだ。特にJOMON MAPは有り難かった。ガイドブックを購入してはいたが、全体の遺跡の位置関係が把握できないでいたが、入手できたマップは実際の地図上に遺跡が記載されていて位置関係を把握できる点が優れていて有用だと思えた。このマップを参考にしてどのように巡るのが良いのか、あれこれと思い悩んでみたい。

   

※ 会場内で入手した各種パンフレットです。右端が「JOMON MAP」です。

   

※ その「JOMON MAP」を開くと、各遺跡の位置関係が良く分かるマップでした。

 会場は多くの市民が行き交う一角にあり、しかも休日とあってけっこうな数の市民が訪れて展示に見入っていた。私も各種展示をカメラに収めながら、今夏に訪れることを思い描いていた…。


忍者 双龍(ツインズドラゴン)来臨!?

2022-03-22 16:17:12 | ステージ & エンターテイメント

 えっ?忍者が札幌に現れる??珍しもの好きの私は一も二もなく駆け付けることにした。そこに現れた忍者の正体とは???

        

 一昨日20日(日)だった。忍者の舞台公演があると聞いて、他の魅力的なイベントを蹴って駆け付けることにした。「今どきの忍者ってどんなものなのだろう?」という誘惑に勝てなかった。

 公演は和” の心を子どもたちへ、未来へ!」と題して二日間にわたる子ども向けのワークショップの成果発表と、ワークショップ講師による一流の芸の披露!となっていた。会場はススキノの一角にあるビルの一室で「札幌忍者道場」となっていた。そこでいただいたパンフレットでワークショップの講師でもある「双龍(ツインズドラゴン)」のことが紹介されていた。それによると…、

   

※ パフォーマンスを披露する双龍の二人です。左が朋樹さん、右が昌樹さんです。

 「双龍」は、黒田朋樹、黒田昌樹という双子の兄弟だという。そのため「双龍(ツインズドラゴン)」を名乗ったようである。二人は30代半ばと見えたが、履歴を見ると朋樹さんは北海道教育大学で幼児教育を学び、昌樹さんは筑波大学で体育を専攻したというインテリである。

 当日のプログラムは次のとおりだった。

 ◆双龍による「CG忍者ショー」

 ◆ワークショップ参加の子ども達とコラボでの「傘回し披露」

 ◆ワークショップ参加の子ども達とコラボでの「CG獅子舞」

   

※ 二人が組になって獅子舞を演じたところです。

といった内容だった。私が期待して参加したのは第1部の「忍者ショー」である。二人がどれだけ私たちを驚かすようなパフォーマンスを披露してくれるか?ということだった。しかし、私の期待は大き過ぎたようだった…。言葉で説明するのは難しいが、「CG忍者ショー」と謳っているようにバックにお城が映り、その前でお城に侵入する忍者の姿を演ずるのだが、そのパフォーマンスに驚くような身体表現はほとんどなかったと言ってよいのではなかったか?彼らの演技には、はっきり言ってちょっとがっかりだった…。

   

※ ワークショップの成果を発表する「傘回し」を演ずる子どもです。

 二人のねらいは専門を活かして(主として兄?朋樹の幼児教育)忍者という子どもにとって謎のキャラクターを演じながら、日本古来の “和” の心を伝えたい、ということのようだ。そのため積極的に幼稚園や小学校に出向いているという。 今回の公演の中でもそのことを訴える場面があったが、その訴求力も今一歩かな?と思えた。

   

※ ワークショップに参加した子どもたち全員登場で記念写真です。

 彼らのねらいはよく分かった。しかし、何といってもまずは彼らのパフォーマンスが見ている人たちを驚かすくらいのものでなければ説得力も訴求力も大きなものにはならないだろう。マンションの一室のような低い天井、狭い空間で十分に彼らの技や力が発揮できなかったのがしれない。

 彼ら二人の “双龍” がさらなる進化を遂げてほしいと願いながら会場を後にした。