田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ようやく桜の開花宣言が!

2020-04-30 16:22:20 | 環境 & 自然 & 観察会

 足踏みを続けていた札幌の桜の開花が今朝ようやく宣言された。平年よりは早いというが、昨年よりは6日も遅い開花宣言だった。それでも桜の開花宣言は嬉しい。これでようやく本格的な春が訪れたと…。私は嬉しさに浮かれて市内を駆け巡った。

 今朝、ようやく札幌の桜の開花宣言がなされた。私は発表を確信して9時30分過ぎに標本木のところへ駆け付けた。するとテレビ局各社のカメラが標本木を狙っていた。私は彼らの一人に「開花宣言がなされたのですね?」と問うと「そうだ」と回答が返ってきた。

   

   

   

 標本木を見ると、5~6輪といわずかなりの数の花が開花していた。私は早速その様子をカメラに収めた。それにしても標本木はなんとなく貧相に見えてしまう。昨日、私は標本木を若い樹と称したが、はたしてそれだけだろうか?私がイメージするソメイヨシノは樹全体が花びらで覆われてしまうような樹をイメージするのだが、札幌の標本木の場合、枝に付く花の数が少ないように思えるのだが、はたしてどうなのだろうか?

 それはともかくとして、私は開花日に札幌市内の桜の名所(?)といわれるところの中から“蜜”が避けられるところを巡って歩くことにしていた。その参考にしたのが北海道新聞に掲載された12ヵ所だった。その12ヵ所とは…。

①手稲区・軽川桜づつみ

②北区・北大医学部前

③西区・西野緑道

④白石区・本郷商店街

⑤白石区・白石こころーど

⑥西区・農試公園

⑦西区・発寒河畔公園

⑧中央区・南4条線

⑨清田区・あしりべつ桜並木通り

⑩中央区・朝日山記念公園

⑪北区&手稲区・新川さくら並木

⑫中央区・中島公園

の12ヵ所である。札幌の人に言わせると、札幌の数少ないさくらの名所に円山公園、真駒内公園、モエレ沼公園などが入っていないのはけしからんとお叱りを受けそうだが。この12ヵ所はあくまで4月24日付の「さっぽろ10区」欄に掲載されたものであることをお断りしたい。

 さて、私はその中から人混みを避ける意味で⑪新川さくら並木、①軽川桜づつみ、⑥農試公園、⑦発寒川河畔公園の4ヵ所を選び、自転車を駆って駆け回った。それにしても新川は遠かった。私は9時30分過ぎに出かけて、帰宅したのは午後2時だった。軽川桜づつみだけは往復ウォーキングだったが、他は自転車で走りっぱなしでこの時間である。(何度か休んではいるが…)かなり疲れた。その様子については明日アップすることにしたい。

 面白いことに、帰宅する際にもう一度札幌気象台の標本木のところに寄ってみた。今日は好天で気温も上がったこともあり、わずか4時間経っただけで桜の花の数が増えたように感じた。そのあたりを見比べていただけると面白いかもしれない。

  ※ 以下の写真は、開花宣言から4時間半後に撮った写真です。

   

   

   

 


ぐずつく桜前線

2020-04-29 17:17:15 | 環境 & 自然 & 観察会

 札幌の桜がなかなか開花宣言とはならず、足踏み状態が続いている。今日午後1時に気象台の標本木を観察したかぎりでは数輪の花が付いていたので、午後の観測で開花宣言がなされると期待していたのだが…。

    

    ※ 札幌気象台の前庭に立つソメイヨシノです。まだ若く勢いを感ずる樹です。

 4月21日付の拙ブログで「週末には開花宣言がなされるのではないか」と予想したのだが、その後札幌は低温が続き開花することなく、後ろへ延び続けていた。

 その後何回か標本木のところに立ち寄るも、蕾のままだった。それでも「今日こそは!」と午後1時にまたまた標本木のところへ行ってみた。すると少ないながら何輪かの桜の花びらが見えた。開花宣言するには5~6輪の花びらが咲いていることが必要だという。「これは午後の観測時間である午後3時には間違いなく開花宣言が出るだろう!」と予想した。帰宅してからは天候も回復してきていた。

   

   ※ この様子だと、やはり専門家は開花宣言を躊躇するんでしようね…。

   

 午後3時が過ぎ、何度もスマホで確認した。しかし、一向に「開花」を伝える情報は見当たらなかった。結局、今日も開花宣言は見送られたようだ…。

 松前が20日、函館が26日と順調に桜前線が北上していたのだが、ここにきてちょっと足踏み状態となったようだ。

 コロナ禍で沈みがちな私たちの気持ちを一瞬でも慰めてくれる桜の開花宣言は一時も早く聞きたいものだ。

 明日こそ大丈夫だろう!!

   

   ※ 同じ庭に立つ梅の方はすでに開花した状態なのですが…。

   


石狩浜あそびーち ウォーク

2020-04-28 20:15:25 | 札幌ウォーク & Other Walk

 石狩浜の「あそびーち」を含む海浜ウォークを3時間強楽しんだ。楽しんだというよりは、けっこう難行苦行だったのだが…。今日は先日(26日)とは違い好天に恵まれたこともあり、若干の人出はあったものの、ウォークそのものは人とは交わらない単独のウォークだった。

 先日の「おたるドリームビーチ」ウォークを終えた後、「次は新川の川向いのあそびーちあたりかな?」的な投稿をした。私は過去に新川の川向のところから海浜ウォークをした記憶があった。ところが今日、現地へ行ってみるとそこへ至る道が閉鎖されていた。周辺を探索しても、入れそうなところはなかった。おそらく周辺に風力発電の風車が沢山立っていたことから立ち入り禁止の措置が取られたのではないかと推測した。

 仕方がないので、私はかつて知ったる弁天町の「あそびーち」の駐車場を目ざした。

   

   ※ 石狩あそびーちのスタート地点です。海水浴時の見張り台があります。

     写真の向こうは石狩川の河口方面。遠くには増毛連峰が望めます。

 駐車場には数台が駐車していた。浜へ出てみると、家族連れなどが数組浜辺で遊んでいた。私はそこを遠巻きにしながら、彼らから離れた。

   

   ※ スタートするところには、こうした家族連れが何組かいました。

 弁天町の「あそびーち」からは二つのウォーキングコースが考えられる。一つは石狩川河口を目ざすコースと、石狩新港に向かうコースである。

 私は石狩湾新港を目ざすコースを取った。距離は分からなかったが、ともかく砂浜が途切れるところまで行ってみようと思った。(途切れるところが石狩湾新港の東端にあたる)

   

   ※ 広々とした石狩浜です。私は向こうの二つのタンクが見えるところを目ざしました。

 天気は良かったが、海の波の方は風が吹いていて先日同様やや荒れている感じだった。

 石狩浜は「おたるドリームビーチ」に比べると、砂浜が広くゆったりした感じがした。海岸浸食の問題も起きていないようだ。砂浜が広いことも影響しているのだろうか?ゴミもあまり目立たなかった。砂浜で目立つのは打ち上げられた流木がけっこう目立った。

   

 流木というと、懐かしい思い出が蘇ってくる。若いころ、家族キャンプを盛んにやっていた時、海岸や湖岸でキャンプをするときに、私がまずやったことは流木拾いだった。それを夜になると燃やして、その炎を飽きもせずに眺めて過ごしたことが蘇ってきた。それは何ともいえない至福の時だった。あ~あ、またあの時のような思いに浸ったみたい、と思いながらウォークを続けた。

   

 今日は波打ち際を歩こうと、長靴(例のスパイク付き長靴)を持ち出して歩いた。波打ち際は水分が含まれ砂が固まっていると思われたのだが、そういうところもあるにはあったが、全体としては意外に柔らかく、そのうえ水分を含んでいるので歩きにくかった。

 歩き始めて1時間が経過したころ、海辺に車が数台停まっていた。中には釣りをしていた車もあった。一方、車の中でじーっとしている人もいた。何をするでもなく、海を眺めるために来た人なのか?

    

   ※ 石狩湾新港が近づいてくると、何台かの車が停まっていました。  

 遠くに石狩湾新港の東埠頭岸壁(だと思う)が見えてきた。すると、空に奇妙なものが浮かんでいるのが目に入った。よく見ると、それはカイトボードという風を捉えてサーフィンボードで海面を滑走するスポーツを楽しむ人たちだった。空に浮かんでいたカイトは4~5機だったが、入れ代わり立ち代わり次々と楽しんでいた。若い人のスポーツと思っていたが、傍まで行ってみると意外に年配の姿が目立った。いまやアクティブ老ボーイが多いのかもしれない。

   

   

 と思っていたら、砂浜でもカイトを楽しんでいる人がいた。こちらはボートの代わりに車輪の付いた板に乗っている。けっこう器用にカイトを操っていた。海に入る前のトレーニングなのだろうか?それともそれはそれとして独立した遊びなのか?いったい何という名称が付いているのかな?

   

   ※ 丘カイトです。カイトを操る人は車輪の付いた台に乗っています。

 そうした光景を目にしながら進んでいたが、スタートから1時間30分後過ぎに東埠頭岸壁に到達した。距離計を見ると6キロ超を示していた。岸壁に上がって向こう側を見てみたら、内側は何の造作もしていないようだった。これからの工事で港らしくなっていくのだろうか?

   

   ※ 私が往路のゴールとした東埠頭岸壁(?)です。

   

   ※ 岸壁から中を覗きましたが、港らしき様子には見えませんでした。

 岸壁で一休みした後、私は歩いて来たコースを再び折り返してスタート地点まで戻ったのだった。都合、3時間のウォークで12キロ超を歩いたことになる。砂浜だけにけっこう負荷もかかったウォーキングとなった。

   

 最後に、上の写真は何でしようか?単に砂に刺さった棒切れである。私は今日、この棒切れをウォーキングの友として一緒に歩いた。特に棒切れに頼ったわけではないが、とてもリズムよく歩くことができた。いよいよ私も歩く際に二本足ではなく、三本足となる日が近いのかもしれない…。


幻と消えた「みちのく潮風トレイル」踏破計画

2020-04-27 16:10:45 | フットパスウォーク & トレッキング

 かなり真剣に考え、実現寸前にまでこぎつけたのだが最後の一歩が踏み出せなかった。今ではこの計画も幻に消えてしまうのか?今の自分に計画をこなしうる能力(知力、体力、気力を含めて)があるのかと考えるとちょっと悲観的になってしまう…。

       

 長年温めてきたプランだった。環境省の担当部局から2度もトレイルマップを取り寄せ、何度も検討して昨年第一次(八戸・鮫駅 ➪ 宮古・浄土ヶ浜 215.8キロ)の踏破計画を作成し、スタートしようとも考えていた。問題は宿泊先だった。道中は意外に宿泊施設が整備されていない。そのこともあり、一日に26キロ、29キロ、36キロと私の能力には過酷すぎる距離を稼がねばならない区間がたくさん存在した。

 最も私を困惑させたのが、スタート2日目(旅日程では3日目)の階上町 ➪ 小舟戸漁港間の42キロであった。実はこの区間は太平洋沿岸を離れ大きく内陸を迂回するコースである。途中に宿泊施設があるような集落は一つもない。関係役場に問い合わせても「宿泊施設はない」という。唯一の解決策はコース中盤にあるキャンプ場である。しかし、ここには貸テントとか、貸キャビンなどのサービスはないという。こうなると最悪何も設備のない中での野宿しか考えられない。

 この問題をひとまず棚に上げたまま、目的地の宮古・浄土ヶ浜までの踏破計画を立ててみた。実現する、しないは別として、計画を立案すること自体は楽しい作業であった。あれこれと可能性を探り、関係当局に問い合わせをして、とその作業をしている間は実に楽しい時間であった。

 そうした出来上がった計画は以下のとおりである。(計画内に日付が入っているが、それは私が昨年秋に実施しようとしていた日程である)

 

みちのく潮風トレイル 踏破計画 (1年次)

◆ 第1日目 <9月25日(水)> 札幌 ➪ 八戸(フェリー)

  札 幌 ⇒ 苫小牧 都市間バス(苫小牧フェリー下車)利用  1,310円

    18:00  札幌駅前ターミナル 乗車

    19:54  苫小牧フェリー   下車

  苫小牧 ⇒ 八 戸 シルバーフェリー「シルバープリンセス」利用 2等A寝台 7,500円

    21:00 苫小牧港フェリーターミナル 乗船

           4:45 八戸港フェリーターミナル  下船

 

◆ 第2日目 <9月26日(木)> 八戸 ➪ 階上町 

    八戸港フェリーターミナル ⇒  JR本八戸駅 シャトルバス利用(南部バス)

           5:40 八戸港フェリーターミナル       乗車

      5:55  八戸中心街ターミナル5番(六日町)  下車

            ※ バス停を移動し、

     6:39  八戸中心街ターミナル5番(六日町) 乗車 (八戸市営バス)

     7:02  鮫                 下車

 ※ 別案

    6:12  八戸中心街ターミナル(八日町)   乗車 (八戸市営バス M20)

          6:35  鮫小学校通             下車

 

  ◎鮫駅前よりトレッキング開始

    鮫駅 ⇒ 5.9キロ ⇒ 大須賀海岸 ⇒ 6.1キロ ⇒ 高岩展望台 ⇒ 4.5キロ ⇒ 塩釜神社 ⇒ 約3.0キロ ⇒ 階上駅(はしかみ駅)       合計 19.5キロ

  《宿泊》階上町民宿泊 「民宿 つるや」 三戸郡階上町道仏榊山11

                 TEL 0178-88-3311        5,700円~

 

◆ 第3日目 <9月27日(金)> 階上町 ➪ 小舟戸漁港

    階上駅 ⇒ 7.8キロ ⇒ トチの木 ⇒ 8.3キロ ⇒ 階上岳山頂 ⇒ 1.5キロ ⇒つづじの森キャンプ場 ⇒ 7.1キロ ⇒ 灯明堂跡 ⇒ 3.6キロ ⇒  大銀杏の木 ⇒ 3.7キロ ⇒ 小舟戸漁港               合計 42.0キロ    ※ 区間に宿がないため最大の難所

  《宿泊》 階上町民宿泊 「民宿 つるや」 三戸郡階上町道仏榊山11

                 TEL 0178-88-3311        5,700円~

 

◆ 第4日目 <9月28日(土)> 階上町 ➪ 洋野町玉川

    階上駅 ⇒ 2キロ ⇒ 角の花駅 ⇒ 7.5キロ ⇒ 種市海浜公園 ⇒ 約3.5キロ⇒ JR玉川駅 (玉川駅から国道を500m南下したところに民宿)  合計 13.5キロ

  《宿泊》 洋野町民宿泊 「民宿やすらぎ」 九戸郡洋野町種市10地割28-1

                                        TEL 0194-75-3591(FAX  0194-75-3681)

 

◆ 第5日目 <9月29日(日)> 洋野町玉川 ➪ 侍の湯きのこ屋

    JR玉川駅 ⇒ 2.5キロ ⇒ 宿戸漁港 ⇒ 10.6キロ ⇒ 中野熊野神社 ⇒ 3.0キロ⇒ 陸中中野駅 ⇒ 6.3キロ ⇒ 侍の湯 きのこ屋                合計 22.4キロ

《宿泊》「侍の湯 きのこ湯」 〒028-7801 久慈市侍浜町向町7-133-5

                                                      TEL 0194-75-3591

 

◆ 第6日目 <9月30日(月)> 侍の湯きのこ屋 ➪ 小袖海女センター

    侍の湯きのこ屋 ⇒ 6.8キロ ⇒ 厳島神社 ⇒ 5.3キロ ⇒ 陸中夏井駅 ⇒ 3.5キロ ⇒ 諏訪神社 ⇒ 6.1キロ ⇒ 小袖海女センター              合計 21.7キロ

           ※ 小袖海女センターからタクシーで久慈市内へ

《宿泊》 久慈ステーションホテル  〒028-0061  久慈市中央3-2

                    TEL  0194-53-5281

 

◆ 第7日目 <10月01日(火)> 小袖海女センター ➪ 国民宿舎えぼし荘

     ※久慈市内から再びタクシーで小袖海女センターに戻り

    小袖海女センター ⇒ 13.9 ⇒ 陸中野田駅 ⇒ 8.5キロ ⇒ 玉川海岸 ⇒ 4.9キロ ⇒ 国民宿舎「えぼし荘」                                  合計26.3キロ

  《宿泊》 国民宿舎「えぼし荘」泊   〒028-8202  九戸郡野田村玉川第2地割62-28

                           TEL  0194-78-2225

 

◆ 第8日目 <10月02日(水)> 国民宿舎「えぼし荘」 ➪ 国民宿舎「くろさき荘」

    国民宿舎「えぼし荘」 ⇒ 2.5キロ ⇒ 堀内駅 ⇒ 5.0キロ ⇒ 白井海岸 ⇒ 5.4キロ ⇒ 普代駅 ⇒ 6.6キロ ⇒ 国民宿舎「くろさき荘」    合計 26.1キロ

《宿泊》 国民宿舎「くろさき荘」 or 味ん宿みちあい 泊

 

◆ 第9日目 <10月03日(木)> 国民宿舎「くろさき荘」 ➪ 岩泉

    国民宿舎「くろさき荘」 ⇒ 9.1キロ ⇒ トレイルセンター「北山崎ビジターセンター」 ⇒ 10.4キロ ⇒ 田野畑駅 ⇒ 2.8キロ ⇒ 鳥越駅 ⇒4.9キロ ⇒ 鵜ノ巣園地 ⇒ 約9.0キロ ⇒ 岩泉                 合計 36.2 キロ

《宿泊》 岩泉町災害ボランティアセンター 小本サテライト 090-2270-0246

                                            岩泉町小本支所 0193-87-2651

                    ※ 宿泊先未解決?

        

      ※ 道中の見どころの一つ「鵜の巣断崖」の絶景です。(ウェブ上より拝借)

◆ 第10日目 <10月04日(金)> 岩泉小本駅 ➪ 田老駅

    岩泉小本駅 ⇒ 7.7キロ ⇒ 摂待駅前産直 ⇒ 6.0 ⇒ グリーンピア三陸みやこ ⇒10.6キロ ⇒ 真崎展望所 ⇒ 4.9キロ ⇒ 田老駅       合計 29.2キロ

  《宿泊》 民宿「善助屋 支店」  〒027-0307 宮古市田老字川向125

                                                   TEL  0193-87-2651

 

◆ 第11日目 <10月05日(土)> 田老駅 ➪ 浄土ヶ浜ビジターセンター

    田老駅 ⇒ 6.3キロ ⇒ 松月浜 ⇒ 6.3キロ ⇒ 休暇村宮古 ⇒ 1.0キロ ⇒ 潮吹穴 ⇒ 6.6キロ ⇒ 浄土ヶ浜 ⇒ 0.7キロ ⇒ 浄土ヶ浜ビジターセンター    合計 20.9キロ

        ★ ホテルルートイン宮古  〒027-0029  宮古市藤の川15-38

                                              TEL  050-5847-7500                                    

                  第一年次コース全体総計 215.8キロ

 

◆ 第12日目 <10月06日(日)> 宮古港 ➪ 室蘭 ➪ 札幌

    シルバーフェリー「シルバークィーン」

       宮古 9時25分発  室蘭 19時25分着  2等 6,000円    

       JR北海道「室蘭」駅  20時10分 or  20時48分 発

 と9月末から10月上旬にかけての12日間の計画を立てたのだが、私は出発しなかった。その最大のネックは何といっても体力の問題だった。42キロは問題外としても、私にとっては26、29、36キロも現在の私の体力のリミットを超えている。途中でリタイアしてもという考えもあったが、私は躊躇してしまった。ここで躊躇するということは、この先体力の増強など望めない私にとってはこの計画からの撤退を意味することになる。

 もっと日程を細分化しては?という考えもあるが、そうすると宿泊先の目途が立たない。

 唯一すがりたいのは、こうして私の思いを公表することによって「いやいや、こういう方法もあるよ。宿の問題はこんな解決方法もあるよ」というアドバイスがもしかしたらいただけるのではないか、という微かな望みである。条件としては、体力のある若者のようにザックにキャンプ用具一式を背負い込んでのトレッキングはできないということだ。

 どなたからか有効なアドバイスをいただけることを願っている。


おたるドリームビーチ ウォーク

2020-04-26 17:23:02 | 札幌ウォーク & Other Walk

 やせ我慢が二日と続かない節操のない田舎オヤジである。小雨交じりで気温の低い浜辺には人っ子一人いない中(正確には一人の古老が海を眺めていたが…)、黙々と浜辺を歩いた。砂浜ウォークは足腰を鍛錬するのに向いているようだ。距離は短かったが、両脚のふくらはぎはパンパンである。

   

   ※ 日本海は天気同様にやや荒れていた。波打ち際を走る車の轍が目立ちますね。

 朝起きてから窓の外を眺めた。いつもと違い人通りはほとんどない。みなさん“ステイホーム”の呼びかけに応じて、家に籠っているようだ。何度も窓の外を見て、ため息ばかりをついていた。そのうちにとうとう堪えきれなくなった。

 「人がいないところなら許してもらえるのではないか?」という極めて自分本位の考えで私は「おたるドリームビーチ」へ向かった。

 「おたるドリームビーチ」は札幌市との境界にある大浜海岸のことである。私の勝手な解釈だが、ドリームビーチと称するところは、札幌の新川と星置川が日本海に注ぎこむ幅約3キロ強の海岸を指すものと思っている。ドリームビーチは北海道の短い一瞬の夏に賑わうビーチだが、現在はもちろん閑散としていた。

    

    ※ 夏季シーズンにはこのあたりに「海の家」がたくさん立ち並ぶはずです。

 私はドリームビーチの札幌市寄りのところに車を停め、まずは新川を目ざした。新川の河口は、新川が人工の河川なのに河口は特に造作もなく自然のままの状態だったのは意外な思いがした。川向の石狩市側には何本もの風力発電のための風車が回っていた。

    

    ※ 新川が日本海に注ぐ河口です。何の造作もないようです。

    

    ※ 新川の上流方向です。

    

    ※ 新川の川向にはたくさんの風力発電の風車が立ち並んでいました。

 そこから折り返し星置川の河口に向かった。

 ただ黙々と歩くだけでは能がないと思い、波打ち際をビーチコーミングの真似をしながら歩いた。しかし、節穴の私の目には何も映らなかった。何もないというのも悔しい。あえて、ということで持ち帰ったのがちょっと種類の分からない貝である。

    

    ※ 何だか分かりませんが、ちょっと珍しい貝ではと思い持ち帰ったものです。

    

    ※ その貝の裏側です。真ん中に穴が開いていますね。

 ドリームビーチは今、海岸浸食に悩まされているという。確かにいたるところで砂浜が無くなりつつあり、崖が海辺に迫っているところがあった。    

    

    ※ 海岸のところどころで見られた光景です。激しく波に削られ崖になっています。

    

    ※ こちらも同様ですが、崖が波打ち際まで迫っています。

    

 ※ これは小さな海岸浸食の様子です。しけの時などに大きく砂が持っていかれるのでしょう。

 誰もいない砂浜に一人老人が海を眺めていた。いったい何を見ていたのだろうか?話しかけたかったが、私は距離を取ってやり過ごした。

    

    ※ ウォーキング中に唯一合った人ですが、何を見ていたのでしょうか?

 そうして星置川の河口に辿り着くと、こちらの河口はコンクリートで護岸されたうえ、その先には波消しブロックも置かれてあった。二つの河川の河口の違いは何だろうか?

    

   ※ 星置川の河口は写真のようにコンクリート護岸と波消しブロックが配されていました。

    

    ※ 星置川が日本海に注ぐところです。

    

    ※ 星置川の上流方向です。

 私はそこから折り返し、つまり本日私はおたるドリームビーチを往復して歩いたことになる。

    

    ※ カラスが盛んに啄んでいた骨だけ、砂だらけになった魚の死骸です。

    

    ※ 珍しく海でカモを目にしました。波打ち際に二羽います。(左側はカラス)

 砂浜ウォークは足元がアスファルトやコンクリートのようにしっかりしていなく、柔らかなうえ不安定なので、そこをしっかり踏みしめながら歩かねばならないので足腰への負担が大きい。足腰の鍛錬には向いている。

 「ホームステイ週間」とまで言われている中で、私の行為はけっして褒められるものではないことは重々承知している。しかし、車で現地まで向かい、誰とも出会うことなく歩いたことで、最低限のマナーは守ったつもりである。私が今怯えているのは、家の中に籠りっぱなしになることで、そのまま足腰が弱ってしまい、山やフィールドに出られなくなってしまうのではという恐怖である。最低限のマナーを守りながら、これからも一勤一休くらいのペースでフィールドに出たいと思っているのだが…。さしずめ次回は新川の川向うになる「石狩あそびーち」あたりと考えている。

 


石狩川河岸遡行トレッキング計画

2020-04-25 15:57:31 | 石狩川河岸遡行トレッキング(夏バージョン)

 夏の石狩川河岸遡行トレッキングは昨年までに旭川まで到達している。残る区間のトレッキング計画を立ててみた。早ければ今月末にもと計画していたのだが、ここはグッと我慢の時である。来るべき日に備えたいと思う。

   

   ※ 前回トレッキングの終点となった旭川市の旭橋です。

 今朝もザックを用意し、ステンレスボトルに水を入れ、「孫に会いに行こう!ウォーク2」の準備をした。しかし、ドアを開けようとして逡巡した。昨日のブログであれだけ宣誓したのだから、ここはグッと我慢の時である。どこまで我慢できるか自信はないが、やせ我慢をしてみる。

 さて、空いた時間をどうするか?頭を捻ってみた。そこから絞り出されたのが、これからのアウトドアライフを構想して立てた計画を公にして、もう一度詳細に検討してみることも一興と考えた。これまで私は事前に計画を公にすることは避けてきた。というのも、計画通りに実施できなかったことを考えると公にすることに及び腰だったのだ。しかし、ここは開き直ることにした。

 その第一弾が「石狩川河岸遡行トレッキング計画」である。冬の石狩川をスノーシューで遡るトレッキングを完了した私は、一昨年から今度は夏のトレッキングに取り組んでいる。そのトレッキングが一昨年と昨年で10日間を要して石狩川河口から旭川市の旭橋まで達することができた。そこでできれば本年中に目的地の層雲峡の大雪ダムまで到達したいと考えている。その計画を立ててみたのだ。その計画とは、以下のとおりである。

 

       

      ※ 石狩川河口先端部です。眼前は日本海です。

石狩川河岸遡行トレッキング 11、12、13、14、15 実施計画

◆第11日目 旭川市・旭橋 ⇒ 当麻町・栄園橋(えいえんばし)

   ※ 当日朝、札幌から当麻町「道の駅とうま」まで走り駐車場に車を駐車させ、バスを「3条9丁目」で下車、「旭橋」袂からトレッキング開始

      《バス》当麻20丁目バス停からは多数の便あり

      《宿泊》当麻道の駅

      《浴場》当麻町健康福祉施設「ヘルシーシャトー」(500円)

              上川郡当麻町6条西4丁目 10:00~22:00

 

◆第12日目 当麻町・栄園橋 ⇒ 愛別町・中愛別駅

   ※ 朝、愛別町JR中愛別駅まで移動し、バスを使って「当麻20丁目」まで戻

    り、「栄園橋」袂よりトレッキング開始

      《バス》中愛別駅前停留所(層雲峡線 旭川駅前行)

                 7:11  8:36 

   ※ 当日、中愛別駅近辺に到達後、車をピックアップして愛別市街まで移動

      《宿泊》愛別町農村公園駐車場

      《浴場》愛別町協和温泉 500円

 

◆第13日目 愛別町・中愛別駅 ⇒ 上川町・留辺志部橋

   ※ 朝、上川町留辺志部橋の袂まで移動し、バスを使って「中愛別駅前」まで移動

     中愛別駅近辺よりトレッキング開始

      《バス》上川町・ルベシベ橋(層雲峡線 旭川駅前行)

                 6:40  8:05 

   ※ 留辺志部橋到達後、層雲峡まで移動

      《宿泊》層雲峡公共駐車場

      《浴場》黒岳の湯 600円

 

◆第14日目 上川町・留辺志部橋 ⇒ 層雲峡

  ※ 朝、バスで「ルベシベ橋」まで移動し、留辺志橋袂よりトレッキング開始

      《バス》層雲峡営業所前(層雲峡線 旭川駅前行)

                 6:20  7:45

      《宿泊》層雲峡公共駐車場

      《浴場》黒岳の湯 600円

 

◆第15日目 層雲峡 ⇒ 大雪ダム

   ※ バス便がないため、層雲峡 ⇔ 大雪ダム間をトレッキングで往復後、帰札する。

   

   ※ 石狩川中流域の流れです。

 と立ててみたが、河岸といっても堤防があるところ、ないところがマチマチである。中には石狩川に支流が流入しているために思わぬ迂回を強いられるところもあり、歩く距離が正確に把握できていない点が不安である。計画の中で12日目、14日目は特に長距離トレッキングとなりそうなのだが、私の現在の体力で果たして持ちこたえられるかも不安な点である。計画は計画として、現地に立って柔軟に対処する心づもりではいるのだが…。

 とりあえず、車中泊する場所、利用できる公共浴場の目途を付けることができたので一安心しているところである。

 問題はいつ実施できるか、そして計画通りにトレッキングを進めることができるかどうかである。


“三蜜を避ける”から“ステイホーム”へ

2020-04-24 17:15:27 | その他

 緊急事態宣言直後は“三蜜を避けよう”と声高に語られていたと思ったが、いつの間にか“ステイホーム”の大合唱になったような印象がある。「今が我慢の時」という声に応えようと思うのだが…。

 私に事実誤認があるかもしれない。私の印象としては、緊急事態宣言直後に言われていたことは、新型コロナウィルスの感染から逃れるために「密閉」・「密集」・「密接」の“三蜜”の状態に自分の身を置かないように、というように呼びかけられていたと記憶している。ところが人々はこの呼びかけをどのように受け止めたのだろうか?大都市の都心などでは確かに人出は減ったものの、地域の商店街などはかえって人出が多くなったという。象徴的だったのは湘南の海ではサーファーなどが繰り出し大変な賑わいだったという。

        

 こうした状況があったからだろうか?急に“ステイホーム”の声が大きくなったように私には感じられる。“ステイホーム”とは、文字どおり「家に居なさい」、「外出を控えろ」という呼びかけより、より強い表現である。

   

 私は緊急事態宣言が発出された後、「あゝ、北海道の山やフィールドは“三蜜”の状態になることはないから、まったく問題ないな」と受け止めていた。しかし“ステイホーム”の声が大きくなるにつれて、北海道の山やフィールドに行くことにもプレッシャーを感ずるようになった。

 当初計画していた「道南花と山と島を巡る旅」は早々と断念したが、それではと今月末から車中泊を伴う「歩き旅」を計画していたのだが、どうもこの計画も顰蹙を買いそうで“ステイホーム”を強いられそうな心境である。

 しかし、このような未曽有の事態に遭遇した今、自らの思いをグッと我慢することがひとり一人に求められていると考えたい。ある方がテレビで言っていた。為政者たちの対策の拙さを非難するだけで解決はしない。今こそ「ひとり一人の覚悟が求められている」と…。

 

札幌の桜は明日開花か?

 私の住まいの近くに札幌管区気象台があり、サクラの標本木も気象台の前庭に立っている。本日午後(3時近く)、ソメイヨシノの蕾がどうなっているか観察してきた。すると、蕾がほころぶ寸前ではと見た。天候と気温にもよるが、私は一両日中が開花と見たが、果たして?

     

     

     

        


浦臼山登山成らず…無念!

2020-04-23 16:31:07 | 北海道低山紀行 & Other

 合わせて私は浦臼山のすそ野を1時間以上走り回っていたのではないだろうか?いくら走り回っても登山口を発見することができなかった。ところが後からよく検討すると、実は浦臼山の登山口に辿り着いていたのだが、私がそのことに気づかなかったようだ。何という失態か!

   

   ※ 登山口を目指して山懐に入る前に目前に広がった樺戸連峰の山波を写しました。

 浦臼神社境内のカタクリとエゾエンゴサクの群生地を見終えた後、私は浦臼山を目指した。私は浦臼山が標高718.3mと小さな山だったので少し軽く考えていたところがあったことを正直に告白せねばならない。

   

   ※ こんな立派な案内標識が立っていたのですが…。

 国道沿いに「樺戸連峰登山道入口」という立派の標柱が立っているところから農道に入った。私が参考とする「夏山ガイド」によると山に近づくと枝道があるが、要所に標識があると記されていたが、何か所かの枝道にそれらしきものは一度も目にすることはなかった。わたしはほぼ一本道というガイド本の案内を頼りに進路を選択しながら山へ向かった。やがて舗装が途切れ、砂利道に変わり、そして細い道へと変わっていった。その間、案内が何もないのが心細かった。恐る恐る前進はしていたところ、突然目の前に大きな壁が現れて前進をストップさせられた。見たところ砂防ダムのようだった。その砂防ダムの下は広場のようになっていたが、まだ雪が溶けずに残っていた。私はそこが何かを検討するよりは車をどうして回転させて、来た道を戻るかに頭を巡らせていた。

 慎重に車を方向転換させ、来た道を戻った。ストップさせられた砂防ダムのところが登山口でないとすると、枝道のもう一方の方だろうか?そちらの方にも車を走らせてみたが、

そちらはワインを醸造するブドウ畑が広がるだけで方向も山には向かっていなかった。

 そこで私は浦臼市街に戻り、浦臼役場で登山口を聞いてみることにした。

 役場では観光係の若い男性が対応してくれた。私は「砂防ダムのところで行き止まりになってしまった」と話したが大して関心を示してくれなかった。その方が言うには、私が枝道を左方向に向かったが、正しいのは右方向だという。そしてブドウ畑の方に向かわず反対方向へ進めばよい、とアドバイスしてくれた。

 再び私は山に向かった。アドバイス通りに走っても、その先にまた枝道があった。勘を頼りに進むと、やがて行き止まりになってしまった。戻って、違う道を進んでみてもやはり行き止まりになってしまう。私は途方に暮れ、断念せざるを得ないことを覚悟した。

   

   ※ まったく写真を撮る余裕がなく、最後に諦めた地点です。

    この先は行き止まりになっていました。

 浦臼山を少し軽く考えていたことがこうした結果となってしまったことを悔やんだ。もう少し慎重に準備していればと…。

 帰宅してからウェブ上で先達者たちの記録を調べていたところ登山口の写真に見おぼえがあった。あの砂防ダムのようなのだ。私は山のヴェテランのsakagさん早速問い合わせた。すると早速丁寧な返信が届いた。そこには登山口に至るまでの地図まで添えられて…。その地図を確認すると、紛れもなく私が選択した道を辿って砂防ダムのところが登山口となっていた。なぁ~んと私は登山口のところまで行っていたのである。役場の若い職員が、私が言った「砂防ダム」に注目してくれればコトは解決していたのに…。と嘆いてみても後の祭りである。私の準備ミスということに尽きるということである。他日を期したい。

   

※ ウェブ上から写真を拝借。見覚えのある砂防ダムです。この広場が雪に埋まっていました。

   

  ※ sakagさんの許可を得ておりませんが、これから浦臼山を目指す方のためにマップを

   掲載しておきます。特に枝道にご注意ください。そして行き止まりが登山口です。

   sakagさんご了承ください!

 


天空の花園 カタクリなどの大群落!

2020-04-22 18:54:54 | 環境 & 自然 & 観察会

 急角度の123段の階段を登り切った眼前には、まるでそこが別天地であるかのような見事な花園が広がっていた!それはカタクリとエゾエンゴサクが一面に広がる大群落だった。自宅から2時間、67キロを走って辿り着いたかいがあった天空の花園だった…。

 4月16日、私が「エゾエンゴサクに会いに野幌森林公園に行ってきた」というブログを投稿したところ、知人のFさんから「浦臼神社のエゾエンゴサクとカタクリの群生地が素晴らしいですよ」というコメントをいただいた。

 ネットで検索してみると、確かに素晴らしそうだ。私は即座に浦臼行きを決めた。ただ、群生地を愛でるだけではと思い、併せて「浦臼山登山」をセットとして計画した。

 今朝、私にしては朝早く6時30分に家を出た。登山の時間を確保するためである。

 およそ2時間かかって、浦臼神社のある鶴沼公園に着いた。そこにある道の駅の駐車場に車を停めた。駐車場の直ぐ西側に浦臼神社の社務所があり、その傍に空に突き出るがごとくコンクリート製の急階段が伸びていた。

   

   ※ 国道沿いに建っている浦臼神社の鳥居です。

   

   ※ 先日廃線となったJR札沼線の踏切を越えると急峻な階段が待っていました。

   

   ※ その数123段の階段です。斜度は30度くらいあったのではと思われます。

   

   ※ 階段を登りきると正面に浦臼神社の本殿が現れます。花園は右手です。

 息せき切って階段を登りきると、そこには素晴らしい大群落が広がっていた!!

 エゾエンゴサクが主とするところ、カタクリが主だったところ、二つの花が交わっているところ、それは自然が図らずも創り出した造形だった。辺り全体が青く、あるいは紫色に染まっていた。

 朝8時、今朝は冷え込んだ。そのためもあったのだろうか?カタクリの花弁は全て閉じられていたのがちょっと残念だった。

 見ると朝早いためか観光客らしい姿は皆無だったが、高価そうな望遠レンズを抱えたマニアたちが7~8人ほどが花園を狙っていた。聞くと朝5時からやってきているという。なぜそんなに早くからシャッターチャンスを狙っているのかお聞きしたが要領を得た答えは返ってこなかった。素人考えでは、夜明けの陽が上るころに幻想的な写真が撮れるのかもしれない。

 寒さもあって、私は一応全体の写真を撮り終えて満足し、花園を後にして浦臼山に向かった。ところが浦臼山は鬼門だった。詳しくは明日のブログにアップするが、私は山麓で右往左往するばかりで登山口に辿り着けなかった。そうしたこともあり、私はもう一度花園に戻り、カタクリの花弁が開いていないかと戻ってみた。すると全体的には閉じているのが多かったが、一部開いた花弁も見ることができ、カメラに収めた。

 それでは大満足だった浦臼町のカタクリ&エゾエンゴサクをたっぷりとご覧あれ!

 とはいっても、素人の写真であるから出来はそれなりのものですが…。

   

   

   

   

   

   

   

   

 

 ※ カタクリの花弁が開いていることを期待して10時30分に再び訪れた結果です。

   

   

   

   


えっ?札幌で桜が開花!?

2020-04-21 16:02:48 | 環境 & 自然 & 観察会

 確かに桜色の花びらが風にそよいでいた!まだ満開とはいかないけれど、数本の枝は見事に開花していた。新聞報道で知った私は早速駆け付けてみた。

    

 今朝(4月21日)の新聞報道で、「サクラ開花待ってた」と題して、西区発寒の旧中の川沿いの遊歩道の桜が花を咲かせているとの記事が私の目を止めた。近隣住民によると「札幌で最も早く咲くサクラ」として知られているという。札幌に転居して14年目であるが初耳だった。まだまだ札幌のことで知らないことが多い田舎オヤジである。

 今日は午後から会議があったので、朝のうちに早速駆け付けた。場所は、地下鉄宮の沢駅の6番出口傍だという。西友の駐車場に車を停め、場所が分からないので一度地下鉄のコンコースに下り、改めて6番出口のところから出て、道路に向かわず遊歩道に下りようとすると目の前に桜の花が私を出迎えて(?)くれた。

 新聞報道では、なぜそこが札幌で最も早く咲くかというと、桜の木の傍のビルの排気口から出る温風の影響とみられるという。なるほど、桜の花はビルの壁側の方が開花していた。辺りはけっして日当たりが良いところではないようなので、推測は間違いないようだ。

    

    ※ 逆光で花が見えませんが、ご覧のようにビルの壁に沿って桜の木はありました。

    

    ※ このような感じで排気口からの温風を受けているものと思われます。

 桜の種類はエゾヤマザクラのようだったが、例え開花が人工的要因だったとはいえ、待ちに待った春の使者の到来である。市内の桜の開花が間近いという知らせである。コロナ禍に沈んでいる市民の心をひと時でもホッとさせる桜の本格的開化が待ち遠しい。

    

       

 

札幌の標本木の桜は?

 宮の沢の桜を見た帰りに、札幌気象台の庭に立っている桜の標本木はどうなっているのか?気になったので寄ってみた。

 こちらの方は予想どおりまだまだ蕾の状態だった。それでも子細に見ると、蕾がやや膨らんできているようにも見えた。天候状態にもよるが、今週末辺りには開花宣言がされるのではと期待する蕾だと見たのだが、果たして?? 

    

    

    ※ このソメイヨシノの蕾は間もなく開花しそうですね。