田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

11校合同スプリングコンサート

2017-03-31 22:34:08 | ステージ & エンターテイメント
 管楽器の音色のシャワーを浴び続けた半日だった。春季休業中を利用し、北海道内の11の高校吹奏楽部がキタラに集い、交歓する第11回目のコンサートに耳を傾けた。

                

 3月30日(木)夕刻、キタラにおいて表記スプリングコンサートを聴く機会を得た。私にとって吹奏楽は、管弦楽に比べて聴き慣れている分だけ敷居が低く感ずるのか、時には吹奏楽を聞いてみたい衝動に駆られるのだ。
 その吹奏楽の良さをコンサートの冒頭に味わえた。11校の合同選抜バンドによるマーチ「シャイニング・ロード」だった。吹奏楽の魅力を味わえる一つがマーチである。吹奏楽でマーチが奏でられると、心の底からワクワクする思いがするのだ。

 参加した11校の吹奏楽部と演奏曲目は次のとおりである。(演奏順)
 ①石狩翔陽高等学校吹奏楽局◇R.シシー/「ガリレオの月」より◇E.フンパーディンク/歌劇「ヘンデルとグレーテル」より
 ②北見商業高等学校吹奏楽局◇樽屋雅徳/マードックからの最後の手紙◇D.ダイヤ&C.スコット/スカイ・ハイ◇水野良樹/笑ってたいんだ
 ③岩見沢東高等学校吹奏楽局◇F.フェラン/交響曲第2番「キリストの受難」より◇G.ガーシュウィン/ラプソディー・イン・ブルー
 ④函館中部高等学校吹奏楽局◇F.v.スッペ/喜歌劇「スペードの女王」序曲◇J.マッキー/吹奏楽のための交響曲「ワインダーク・シー」
 ⑤札幌稲雲高等学校吹奏楽団◇M.アーノルド/「第六の幸運をもたらす宿」より◇真島俊夫/「三つのジャポニスム」より
 ⑥室蘭栄高等学校吹奏楽団◇松田彬人/三月の舞◇G.ガーシュウィン/パリのアメリカ人◇G.コリア/スペイン
 ⑦石狩南高等学校吹奏楽部◇A.リード/エル・カミーノ・シアル◇安藤まさひろ/トゥルース
 ⑧滝川高等学校吹奏楽局◇F.リスト/バッハの名による幻想曲とフーガ◇G.プッチーニ/歌劇「マノン・レスコー」より
 ⑨函館白百合学園中学高等学校吹奏楽団◇J.バーンズ/交響的序曲◇西山知宏/マーチ「春風の通り道」◇C.シェーンベルク/ミュージカル「レ・ミゼラブル」より
 ⑩帯広三条高等学校吹奏楽部◇高昌師/Mindscape for Wind Orchestra◇島田聖二構成/SWO PARTY 2017~68代スプリングセクション~
 ⑪旭川永嶺高等学校吹奏楽局◇八木澤教司/オアフ島の情景~碧き海と聖なる大地の歌◇A.メンケン/自由への扉◇M.デーヴィッド&A.ホフマン/ビビディ・バビディ・ブー◇北海道民謡/ソーラン節

 以上の11校27曲だった。
 参加校一覧を観てお気付きと思うが、札幌市内の高校は札幌稲雲高校ただ一校である。出場校がどのような基準で選ばれているのか測りかねるが、市内の高校が少なかったことが、聴衆の数にも影響したのか、若干少なめの聴衆だった。

 コンサートは、各校が楽器入れ替え時間を含めておよそ20分間の持ち時間の中で演奏が披露された。選曲も、演奏の技術もそれぞれだったが、さすがに高校生ともなるとかなりの水準の演奏を聴かせてくれた。私は各校の演奏が終わるたびに、私なりの短評を書き込んだが、それを披露することは控えたい。
 ただ、各校の選曲にそれぞれ個性が感じられていて面白い。中にはクラシック系の曲を2曲並べる学校もあったが、多くはクラシック系の重厚な曲と少し軽めの曲という組み合わせが多かった。異色は、室蘭栄高校のジャズ系の曲の選曲、そして演奏技術を披露したのが目立っていた。

 帯広三条高校の紹介欄で「今日は今シーズンの折り返し地点です」と表記されていたが、コンクールが終わってからは3年生が引退しておよそ半年くらい経っているということだろう。これから新入生を迎えて、吹奏楽コンクールを目ざして各校が特訓に入ることを意味しているように受け取れた。

 コンサートの最後に記念演奏ということで、最後に演奏した旭川永嶺高等学校吹奏楽局の伴奏で、出演者484名がステージやステージ後ろの客席に並んで、あのザード(坂井泉水)が遺した名曲「負けないで」を手話と共に大合唱したのは圧巻だった。

 管楽器の音色のシャワーを浴び続けた4時間。「良い時間を過ごせたなぁ…」と思いながらキタラを後にした。

札幌麺紀行 118 ラーメン〇喜(まるき)

2017-03-30 21:09:21 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行
 初めて鶏白湯のスープのラーメンを食した。鶏白湯(とりぱいたん)とは、鶏ガラや丸鶏を煮込んで作る白濁したスープのことである。白濁したとろみのあるスープが喉に優しい。これまで味わったことのないちょっと上品ともとれる塩ベースの鶏白湯スープはまろやかな優しい喉越しだった。 

               
               ※ ラーメン〇喜のエントランスです。

 このところ何故かラーメンづいている。先の№117の奥原流「久楽」の後に「山頭火」でも食し、今回の「ラーメン〇喜」である。私にとって一週間に3度もラーメンを食すなんて珍しいことだ。
 〇喜はデーター欄でも紹介のとおり、かでる2・7の横にある緑苑ビルの地下食堂街にある。
 〇喜にはこれまでに2~3度訪れてはいたがレポするのは初めてである。

               
               ※ ビルの地下入口のところには、地下食堂街の案内が出ている。

               
               ※ こうして階段を下って食堂街に入っていきます。

 地下へ降りていき、〇喜の店の外の壁にも、店内の壁にも、気になる手書きの張り紙があった。「月曜・火曜限定メニュー 鶏白湯塩(味玉入り)!! 880円」…。心が動いた。
続いての「数量限定の為スープがなくなり次第終了致します」の文句が決定打だった。

               
               ※ この手書きの張り紙が私を誘いました。

 オーダーからやや時間をおいて(10数分かかったのでは?)「鶏白湯塩(とりぱいたんしお)」が出てきた。スープが白く濁っている。一口すすってみると、これがとろみがあり、まろやかさが際立っていた。う~ん、これは美味しい!
 麺もカンスイが強くなく玉子麺のようで私好みである。チャーシューも箸でつまむとホロッと崩れるいい感じのチャーシューであり、味玉もまた文句のつけようがない。
 私にとっては全てが満足の一品だった。

               
               ※ けっこう待たされて出てきた「鶏白湯塩」です。

               
               ※ スープをレンゲですくって写してみました。ご覧のように白濁しています。

               
               ※ 麺もカンスイが強いものではありません。若干茹で過ぎだったかな?
 
 以前に訪れたときには、確か醤油ラーメンを食したのだが、これもなかなかの味だった。
 この〇喜は辛味が一つの売りのようだが、私自身は辛味はお呼びでない。また、炒飯もなかなか人気らしい。

               
               ※ 店内の写真を一枚撮らせてもらいました。

 と私にすれば高得点の店なのだが、一つだけ難点を指摘すれば、今どきのラーメン店としては、もう少し清潔感を出してもいいのかな?と思うのだが…。
 いずれにしても、また訪れてみたい店の一つである。

【ラーメン〇喜(まるき) データー】
札幌市中央区北3条西7丁目1-1 緑苑ビル B1F
電  話   011-231-0818
営業時間   〔月~金〕 11:00〜15:00 17:00~18:30
       〔土曜日〕 11:00~14:00
定休日    日曜日
座  席   20席くらい(テーブル席、カウンター席)
駐車場    無
入店日   ‘17/03/27



おバカな高校演劇対決

2017-03-29 17:18:16 | ステージ & エンターテイメント
 “おバカ”と自らをへりくだって言っているところがいいじゃないか…。そのネーミングの面白さと料金の安さ(1,000円)に惹かれて「おバカな高校演劇」を観に出かけた。ところが笑いあり、涙ありの多彩な演技に魅せられた“おトク”な観劇となった。 

               

 3月28日(火)午後、札幌市教育文化会館において「おバカな高校演劇対決」という何やら面白そうな演劇を観ることができるのかな?との期待から出かけてみた。
 参加した高校演劇部は、◇大阪精華高校、◇札幌北陵高校、◇札幌藻岩高校、◇滝川高校 & 札幌北陵高校の四つの高校演劇部だった。
 私は都合があって、最後の滝川高校 & 札幌北陵高校の「雨竜物語2017」は残念ながら観劇できなかったが、他の三つの高校の舞台はしっかりと観劇することができた。一つ一つについて、私の感想を述べてみる。

◇大阪精華高校「ジンギスカン VS チュパカブラ」 
 この高校の舞台は徹底してパロディに徹していた。ギャグ、コント、etc. 満載である。
 彼らから出されたパンフに「決してストーリーを追わないでください。ストーリーなんてありません」とあったので、そのとおりストーリーは追わず、ただただ彼らのギャグに笑っている私だった。ただし、周りの高校生たちの笑いに比べると、私の笑いは半分以下だったのかもしれない。今の若者の笑いについていけるはずがない。
 精華高校の徹底したバカバカしい舞台に、私は羨望と尊敬の念すら抱いたのだった。

               


◇札幌北陵高校「3月のサンタクロース」 
 ストーリーは高校演劇の定番(?)進路に悩む高校生を描いたものだった。部員6人という少人数の演劇部のようだが、男子生徒役を女子が演じていた。
 主演の教師役と男子生徒役の二人が好演していたのが印象的だった。
男子生徒から、子供のころ「サンタになりたい」と夢を持っていたことを聞いた進路指導の教師が、勝手にその実現の手助けをするというストーリーである。
そのストーリーの中で、高校生クイズ大会を模したようなサンタ検定なる「ウルトラクイズ」を持ってきたことが解せなかった。真面目一本やりのストーリーではなく、パロディ的なものを指向したのだとは思われるが、その場面が少々浮いていた感は否めなかったのだが…。
               


◇札幌藻岩高校「夢の向こうのまた夢の」 
 このストーリーも進路問題を扱ったものだったが、私は非常に感動させてもらった。
 小さいながらも活気に満ちた町工場を営む佐藤夫妻の妻が自分の夢を追うために突然外国へ旅立ってしまう。残された二人の娘と父。やがて妹の恵莉奈は高校3年となり進路を考える時期となった。愚直にも細々と町工場を営む父の姿に反発する恵莉奈だが、妻(母)の夢の実現のために背中を押したように、娘(恵莉奈)にも自分の夢を追いかけろと声援する父。
 愚直ではあっても、従業員を大切にし、慕われる父の姿を知って恵莉奈は…。
                
 愚直な父を演ずる柏木大輝くんの少し大げさな演技が伏線となって、最終盤に感動のフィナーレを迎える。親娘が夕陽を背景にするキャッチホールする姿にジュワーと涙腺が緩むのを感じた私だった。
 藻岩高校演劇部は部員が「えーっ!」と思うほど多い。きっと活気に満ちて、楽しく部活動が展開されているんだろうなぁ、思わせられた。
 またいつか藻岩高校の舞台を観たいと思った。
               


 三校の舞台を観ながら思った。「演劇には力がある」と…。
 多感な彼らは、ストーリーを通して、舞台を創り上げることを通して、仲間と試行錯誤することを通して…、きっとそこで彼らは大きく成長しているに違いないと思わせてくれた。
 高校演劇を追ってみたい…。

 なお、今回観劇できた「おバカな高校演劇対決」は今回で10回目を数えるそうだが、このイベントは一人の高校演劇部顧問(滝川高校 二瓶耕一氏)の熱意によって継続されているようだ。
 二瓶氏は彼のブログで「滝川の前に帰った人は若干損したかなと思いますけどね」と綴っているが、都合があり中座したことは残念だった。



日本の世界遺産「白神山地 & 小笠原諸島」

2017-03-28 22:02:30 | 「めだかの学校」関連

 現在、日本で4ヵ所登録されている世界自然遺産の中から、白神山地と小笠原諸島が取り上げられた。4ヵ所の日本の自然遺産に共通するのは、人があまり立ち入ることのできない地域だったということだ。白神山地も小笠原諸島もそうしたことが強調されたDVDだった。 

               

 3月27日(月)午後、「めだかの学校」の3月の2回目の講座は、先月に続いて「日本の世界遺産」が取り上げられた。今回取り上げられたのは、いずれも世界自然遺産として登録された「白神山地」と「小笠原諸島」の二つの地域だった。

          

 白神山地はブナの天然林が世界最大級の規模で分布していることで知られている。ブナの林はかつて日本列島のいたるところで見られたが、それらはことごとく伐採されたのに対して、白神山地だけは伐採されずに残されたことが世界遺産登録に結び付いたということだ。
 その理由は、白神山地はあまりにも山深く、交通の便が良くなかったことが理由の一つとして挙げられている。ブナの木は経済的価値が低いために、他の地域では伐採されてしまったのに対して、白神山地に暮らす人たちはブナを薪や炭、山菜狩りなどで暮らしに欠かせない山として大切にしてきたことが今に繋がっているそうだ。
 今となっては、広大で貴重なブナ林として価値が出てきたということである。


          

 小笠原諸島は、日本本土からも遠く離れていて、また歴史上も他の大陸や大きな島とも繋がったことのない大洋島である。人間から受けた影響が極めて少ないため、原生の自然が保たれている島ということで「東洋のガラパゴス」と称される貴重な自然が残された島々である。
 事実、DVDでは小笠原の固有種と言われる動植物が数多く紹介された。

 他の二つの世界自然遺産は「屋久島」と「知床」である。いずれも人があまり立ち入ることができなかった地域である。国土に対して人口密度の高い日本としては、多くの地域が開発され、自然遺産としての要素を欠くことが多く、これからも多くの登録は望めないだろう。
 そうした背景の中で、現在登録されている4ヵ所の自然遺産は大切に守っていくことが必要な4ヵ所であるといえる。(現在、自然遺産の暫定リストには「奄美・琉球」地域が候補として記載されているそうだ)


春はそこまで? or まだまだ?

2017-03-27 19:13:54 | 環境 & 自然 & 観察会
 森の中はまだまだ雪深かった…。しかし、そこかしこに春の息吹が感じられた。昨日(3月26日)野幌森林公園ふれあい交流館と北海道ボランティア・レンジャー協議会主催の「森の中で春を探そう観察会」に参加してきたのだが…。 

               
               ※ 野幌森林公園の森の中はご覧のとおり雪がまだかなり残っていました。

 膝に違和感はあるものの、少し体を動かさなくては、と思い上記観察会に参加した。数日前の荒天が嘘のように晴れ上がって、絶好の観察日和となった。
 参加者は80名を超えたということだが、5人ずつのグループに分けられ、それぞれにポランティア・レンジャーの方が説明ガイドとして付いてくれた。
 私たちには小林英世というベテランのガイドが付いてくれた。

               
               ※ 80名を超えたという受講者たちです。圧倒的に高齢者が多かったようです。

 野幌森林公園はまだ厚い雪に覆われていた。いつもの年だと積雪は35センチ程度になっているはずなのだが、今年はまだ65センチくらいある、と交流館の方が話されていた。
 森の中の木々もまだ一枚の葉も付けてはおらず、灰色の世界だった。それでもガイドは、枝の先を私たちに見せながら、春を待つ幼芽について説明してくれた。

               
               ※ 日当たりの良いところはご覧のように一足早く春が訪れているようでした。

 この種の観察会(講習会)に参加すると、いつも私は劣等生の思いを噛みしめる。というのも、受講生とはいってもみなさん森の動植物についてかなり詳しい人が参加している場合が多いのだ。この日も一人のおっさんと、二人のご婦人はかなり樹の種類について詳しい方のようだった。
 私は?というと、葉や花が付いていてもよく分からないのだから、幼芽などを見てもちんぷんかんぷんである。

 それでも気分は悪くはなかった。何せ素晴らしい好天である。春はそこまで来ていることが実感され、もう少しで冬から解放されると思うと気分の悪いはずがない。
 ガイドが説明してくれたうちのごく少数についてはカメラに収め、名前をメモすることができた。

 スノーシュートレッキングで分からなかった木の実がケヤマハンノキの実だということが分かった。
               
               ※ 手前の男性はガイドを務めてくれた小林英世さんです。

 イタヤカエデの樹皮を伝って、樹液が流れているのを確かめることができた。
                

 いち早く芽吹くオノエヤナギ(尾上柳)は、青空に向かって大量に芽吹いていた。
               

 ウダイカンバとは、和名で「鵜松明樺」と表記するそうだ。それは樹皮が雨中でもよく燃えるため、鵜飼いの松明(たいまつ)に用いたことから、鵜松明樺と命名されたということだ。
               

 それよりなにより、春の使者ともいわれるフキノトウとフクジュソウをそれぞれ一輪ずつだったが、確かめることができたことが今回の観察会に参加した何よりのご褒美だった。

               

               ※ 日当たりの良いところでは、一足早くフキノトウやフクジュソウが顔を覗かせていました。

               

北大落研 卒業口演

2017-03-26 21:03:15 | ステージ & エンターテイメント
 昨年に引き続き、北大落研の卒業口演を聴いた。しょせんは素人芸なのであるが、落語研究会を名乗るだけあって、それぞれが4年間(中には修業期間が短い人もいたが)修業(?)したこともあって、それぞれ個性豊かな最後の口演を披露してくれた。 

               

 3月25日(土)午後、北大クラーク会館で開催された「北海道大学落語研究会 平成28年度卒業口演」を昨年に引き続いて聴いた。
 会場のクラークホールは、落研の先輩たちだろうか?あるいは私のように暇人だろうか?はたまた卒業生の関係者だろうか?けっこうな人数で埋まっていた。
 今年は4人の4年生の卒業生と、2年で卒業する2人の、合わせて6人が高座に上がった。(部のHPでは4年生がもう一人いることになっているようだが、何らかの理由でパスしたようだ)

 それぞれの高座名がふるっている。 ※ 会場内の撮影はNGだったため、落研のHPから3人の写真を拝借しました。
  ◇果糖亭戸惑(ふるーてぃとまと)
               

  ◇酔亭男爵(すいていだんしゃく)
               

  ◇魔法少女マジョリティ☆マジカ(まほうしょうじょまじょりてぃまじか)
  ◇鳳亭小柑(ほうていおかん)
  ◇楡茶々姫(えるむちゃちゃひめ)
               

  ◇飛沫山酎太(すぷらっしゅやまちゅうた)

 私からみれば「なんのこっちゃ?」という高座名ばかりだが、それぞれにとっては深~い命名理由があるのだろう…。

 プログラムは、上記6人の他、漫才とコントが入って、プログラム(番組)は次のようになっていた。
  ◇開口一番
  ◇果糖亭戸惑「まんじゅうこわい」
  ◇酔亭男爵「井戸の茶碗」
       御仲入り
  ◇ブラウンベア「漫才」
  ◇魔法少女マジョリティ☆マジカ「宿替え」
  ◇鳳亭小柑「花見の仇討ち」
       御仲入り
  ◇ホワイト乳酸菌「コント」
  ◇楡茶々姫「十徳」
  ◇飛沫山酎太「抜け雀」

 芸としての落語はそれぞれ巧拙はあったが、さすが大学生である誰もが台本をきっちりと自分のものにして口演してくれた。
 私の好みからいえば、魔法少女マジョリティ☆マジカの「宿替え」と、飛沫山酎太の「抜け雀」が面白かった。

 また、研究会のHPではその位置づけもはっきりしていないが、漫才やコントも笑わせてくれる出来で、余技(なのかな?)とはいえ、さすがに現代の若者だなぁ、と思わせてくれた。
 研究会員数は下の学年ほど多いようで、北大落研はこれからも健在と見た。

がんの今を知る

2017-03-25 21:06:10 | 講演・講義・フォーラム等
 札幌市が「がん対策推進プラン」を平成29年度から向こう7年間にわたって推し進めるにあたって、そのスタートを記念する講演会が開催され、がんの現状とか、対策について、さまざまな専門家から話を伺った。 

          

 3月23日(木)午後、札幌グランドホテルにおいて「札幌市がん対策推進プラン キックオフイベント」なる催しが開催されたので参加した。
 講演会は次の三つの講演からなっていた。
 ◇「がんの現状と対策」
      国立病院機構 北海道がんセンター 病院長 近藤 啓史 氏
 ◇「たばこの害と禁煙治療について」
      JR札幌病院 保健管理部 部長      佐藤 広和 氏
 ◇「“胃がん”は予防できる、治る病気:健康な胃で美味しく食べるための具体的対策」
      国立病院機構 函館病院 消化器科 部長  間部 克裕 氏

 そして最後に、札幌市保健所の職員から「札幌市がん対策推進プラン」の概要についての説明があった。

 三人が話された内容は、私がこれまでいろいろなところで伺ってきた内容とそう違うものではなかった。
 要約すると、
 ①今や人の生涯において2人に1人ががんと診断され、3人に1人ががんで死亡する時代であるということ。
 ②がんの中でも、肺がんに罹る割合が急増しているということ。
 ③タバコによるがんへの影響は、肺がんだけではなく、頭頸部がん、食道がん、子宮頸がんなどの原因でもあるということ。(その他、心筋梗塞、心臓病、呼吸器疾患などの原因ともなる)
 ④胃がんの原因の95%はピロリ菌が原因であることが調査等から判明したこと。
 ⑤胃がん、大腸がんなどは早期発見により、治る病気になってきたこと。
等々について、各医師から説明があった。

 「札幌市がん対策推進プラン」については、平成29年度から平成35年度までの7年間に五つの重点施策を行っていくということだ。その重点施策とは、①がん予防、②早期発見・早期治療、③がん患者及びその家族等への支援、④がんに関する正しい知識の普及啓発、⑤がん教育、の五つだという。(詳細は札幌市発行のパンフなどを参照されたい)

 さて、私自身のがん対策であるが、これまでがん検診などを受診することは皆無であった。それは、もし自分が“がん”に罹ったとしたら、それは運命だと諦観すべきこと、と思っていた節があった。
 幸いここまで無事に来られたが、加齢によって身体の老化が一段と進むと、体の抵抗力も落ちてきて、“がん”に罹るリスクが一段と高まってきていることは疑いのない事実である。
 心を改めて、今年はがん検診をしっかり受けようと決意したキックオフイベントだった

札幌麺紀行 117 奥原流 久楽 ファクトリー店

2017-03-24 20:48:53 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行
 久しぶりの麺紀行である。この店のイチオシの「白味噌らーめん」を食した。スープを一口含んだとき「おっ、これは美味しいぞ!」と思ったのだが…。
 
 今日は憧れのsakagさんと手稲山の隣にある「阿部山」の春山登山をすることになっていた。楽しみにしていたのだが、朝起きるとどうも右膝に違和感がある。春山はツボ足でラッセルしながら登ると聞いていた。Sakagさんは登るスピードが速いと聞いている。違和感のある膝では、とても付いていけまいと思った。迷惑をかけることはできない。涙を呑んでお断りの電話を入れたのだった。う~ん、残念!

               
               ※ サッポロファクトリーのアトリウムに面した外観です。

 さて、本題に移りましょう。久しぶりの麺紀行である。私の場合は麺に関しては、定番の店が決まった感があり、新しい店の開拓はほとんどしていないのが現状である。
 この日(3月21日)は前日のレポしたようにユナイテッドシネマ札幌で「君の名は。」を観るためにサッポロファクトリーに着ていた。映画は14時30分からだったので、軽く食事をしようと思った。
 あれこれ迷ったのだが、結局ラーメンということになった。

                    
                    ※ 店の入口には写真のような大きなメニュー表が立てられていました。

 サッポロファクトリーのアトリウムに面して「北海道らーめん 奥原流 久楽」はあった。
 昼どきを少し過ぎてはいたが、けっこうお客は入っていた。
 一人だったのでカウンター席に案内された。
 メニューはかなり豊富なようだったが、私は迷わずにこの店イチオシ(?)の「白味噌らーめん」(850円)をオーダーした。

               
               ※ 運ばれてきた「白味噌らーめん」です。

 あまり時間をおかずにらーめんが運ばれてきた。
 まずスープを一口含んだとき「おゝ、これは美味しいぞ!」と思った。白味噌のマイルドな濃厚さが口の中に広がった。
 ところが!飲み進むうちに、なんだか口の中に粒状のようなものが当たるように感じた。目には見えなかったのだが背油を使っていたのだろうか?私はあの背油が浮いているようなラーメンは苦手である。はたして背油を使っていたのだろうか?

               
               ※ 白味噌のスープです。見た目には背油のようなものは見えないのですが…。

 麵の方だが、これも私の苦手なカイスイの強い麺だったのもマイナスポイントだった。
 さらにチャーシューであるが、油焼けしたような臭いを感じさせられたのが私には気になった。
 というように私としてはやや辛い評価となってしまったが、お客さんの込み具合を見ると、単に私の好みと違っていたということのようだ。

               
               ※ ややカンスイの強い麺です。

【北海道らーめん 奥原流 久楽 ファクトリー店 データー】
札幌市中央区北2条東4-1-2 サッポロファクトリー アトリウム1F
電  話   011-280-8830
営業時間   11:00〜22:00
定休日    無休
座  席   ?(テーブル席、カウンター席、30席くらい?)
駐車場    有り(サッポロファクトリー駐車場)
入店日   ‘17/03/21

映画 190 君の名は。

2017-03-23 20:07:00 | 映画観賞・感想

 今さらである。公開されてからすでに半年以上経っているのに…。気にはなりながらも、アニメーションということで足が遠ざかっていたのだが、あることがキッカケとなって「観てみようか」と思い、先日映画館に足を運んだ私だった…。 

                    

 3月21日(火)午後、遅ればせながら話題の映画「君の名は。」を観るためにユナイテッドシネマ札幌に足を運んだ。
 公開が始まってからすでに半年以上(初公開は昨年8月26日)経っているためか、上映は14時30分からの一日一回の上映だった。観客はポツンポツンかな?と思われたのだが、意外にも平日にもかかわらず客席は半分近くが埋まっており、根強い人気がうかがわれた。

 私が遅ればせながらも映画を観ようと思ったキッカケは、今年の3.11が近づいたときに、あるTV番組で「君の名は。」の監督である新海誠さんが、東日本大震災の4か月後に名取市閖上地区の惨状を見て「もしも自分がそこに住んでいたら何が出来ただろう。そういう気持ちになって入れ替わり映画を作った」と話しているのを聞いて、「君の名は。誕生の背景にはそうしたことがあったのだ」と知った時、「観てみよう!」という気持ちが私を動かせたのだった。

               

 君の名は。のストーリーについては多くの人が知っているところだと思われるので割愛したいと思うのだが、なるほどタイムラグ(3年)により、岐阜県飛騨の山奥の地域に隕石が落下し、集落が消滅するということを知った主人公(立花瀧)が、地域の女子高校生(宮水三葉)と入れ替わり、懸命に地域の人たちを助けるために奮闘し、死者が出るのを防いだという粗筋である。
 それは東日本大震災において、あり得ないことではあるが、新海監督が「もしも…」という空想の中で、そうしたストーリーを描こうとしたことが分かるような気もする。

                    

 映画の詳しいストーリーや、展開は、私のような年配者にはよく分からないところもあったが、今の若者たちにとっては「君の名は。」のように複雑で、一見難解なテーマや展開の方が好まれるのだろうなあ、と思わせてくれた映画だった。
 「君の名は。」はストーリーだけではなく、画面の美しさが非常に印象に残る映画でもあった。アニメーションならではの表現方法だろうか?

 映画は日本国内だけではなく、諸外国においても大ヒット中で、日本映画史上空前のヒット作ということだが、いずれそうした興行面においてもニュース画面を賑わせそうである。


残念!侍ジャパン 準決勝敗退

2017-03-22 23:45:40 | スポーツ & スポーツ観戦
 う~ん…。ちょっと悔しい敗戦である。1対2という僅差の負けは悔しさが一層募る。しかし、付け入るスキを与えてくれなかったアメリカ野球もさすがである。 

          
          ※ 敗戦の弁を語る小久保監督です。

 今日の私のTV観戦は変則的だった。というのも、午後から会議が入っていたため、前半6回終了までは観戦できたが、その後は会議へ赴いたために、会議の合間にネットで経過を確認し、敗戦を知った。
 帰宅してから、録画していたもので7回以降を観戦するという形で、一応試合の全ては確認したのである。

 敗戦の因をあれこれとほじくり返しても気分は沈むのだが、一応試合を振り返ってみたい。
 まず、直接はこれまでの試合で何度もその素晴らしい守備でチームを救ってきた名手、菊池、松田両選手の失策が失点に結び付いたところに日本チームの不運があった。
 緻密な野球を標榜する日本としては痛すぎる失策だった。う~ん、残念!

          

 次は、打撃陣の不振である。これまでは試合毎に誰かが打ち出し、それに続くという好循環があったのだが、今日の試合ではボールを真芯で捉えたような打球が少なく、凡ゴロの山を築いていた。
 よく言われるように、アメリカ投手陣のボールが手元で微妙に変化していたからだろうか? う~ん、悔しい!

 反対に、強力なアメリカ打線を2点に抑えた投手陣には拍手を送りたい。特に先発した菅野投手の投球は圧巻だった。あの強力なアメリカ打線を相手にして6回自責点0はアッパレである。
 私は千賀投手の先発を予想したのだが、小久保監督は菅野に絶対の信頼をしていたことの証だろう。それに応えた菅野はさすがである。力と緻密さを兼ね備えた菅野投手の米球界での株はうなぎのぼりのことだろう。

          

 敗戦に繋がった千賀投手だが、評判通りの見事なピッチングだった。出だしの7回は3者三振、8回も第一打者を三振に仕留め、素晴らしい出来だった。ただし、彼が反省するとすれば、ここから二者連続してヒットを打たれたことである。このあたりはやや心のスキを見せてしまったところではないだろうか?結果、この二者連続ヒットが松田選手の失策を生んでしまうことに繋がった。

 あゝ、つまらない振り返りをしてしまった。
 試合後の小久保監督がサバサバした表情が印象的だった。
 敗戦は敗戦だが、日本野球の良さをアピールできたWBCの7試合だったと小久保監督は振り返ったのではないだろうか。
 目標の世界一には届かなかったが、日本野球の代表であることを誇りに感じて戦った選手・スタッフの皆さま、ご苦労さまでした。