田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌麺紀行総集編 Part Ⅴ

2009-03-31 20:27:24 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行
札幌麺紀行は私に何をもたらしたか?

 いつまでも麺紀行でこのブログを引っ張るのもどうかと思いますので、今回で総集編の最後としたいと思います。
 札幌麺紀行に終止符を打つにあたって、私なりにこの一年間に及んだ「札幌麺紀行」を総括してみたいと思いました。(面白くもなんともないけど、よかったらお付き合い下さい)

札幌理解の一助となった
 私は札幌麺紀行を始めるにあたって、次のようなことを書きました。
「自分の好きなさまざまな麺を楽しみながら、かつ店を探すことで札幌の街をより知ることができる、まさに一石二鳥の楽しみなのです」と。
 私はこの一年間、一杯の麺を求めて札幌の街中を彷徨いました。(一杯の麺というと、一昔前「一杯のそば」が一大ブームを巻き起こしましたねぇ。若い世代の人は知らないだろうねぇ…。)
 「一日一麺 札幌極旨麺図鑑」に掲載されている店を求めて、札幌のあちこちに出没しました。結果、私は知らず知らずにそれまで足を踏み入れたことのなかったところを知ることができました。
 交通費も、時間も、労力もかかったけれど、札幌理解の大きな一助となりました。
        
        ※ 「天坊」の「野菜たっぷりタンメン」です。塩味が絶妙です。

日本の麺文化の豊かさを知った
 「一日一麺 札幌極旨麺図鑑」に掲載されていたそれぞれの店は、いわゆる食堂などで供される麺とは一線を画し、専門店としての個性を競っていたように映りました。
 特にラーメン店はその競争の激しさが拍車をかけるのか、進化(進化とは言えず、邪道?ではというものもあったが…)し続けているように思えました。
 また、日本において麺といえはラーメン、そば、うどんというのが相場だった中に、外国から進出してきたさまざまな麺が市民権を得てきているのも発見でした。
 そして麺紀行で巡ってみて、日本人は相当に麺好きであることを再認識しました。そのことが日本の麺文化をさらに豊かにしているのだとも思いました。
        
     ※ 「鳥花雪」の「野菜天そば」です。丼から溢れるほどの野菜天が凄いです。

私の麺の道はまだまだ道半ば
 「札幌麺紀行」をブログ上でレポートするにあたって苦慮したのは、麺の味を表現することでした。
 私自身それほど味に詳しいわけではなく、また感じたことを表現する力にも欠け、まさに二重苦、三重苦の中でのレポートでした。
 それでも「味の決め手は、麺よりもスープが決め手となりそうだ」とか、「味などという曖昧なものは店の雰囲気によっても左右されるようだ」といったことも感じられるようになってきました。
 しかし、他の方々の麺に関するレポートを目にすると、実に繊細であり、表現力に富んでいるなぁと思わされます。道半ばの思いを強くするのです。
        
      ※ 「Pazar」の「ウズベクラグメン」です。独特の味がクセになりそう。

 とおよそ一年間に及んだ「札幌麺紀行」を振り返ってきましたが、プロジェクトを完了して今思うことは、「自分の麺好きがますます高じてきたなぁ」という思いです。
 ブログ上の麺紀行はこれにて一応閉じますが(あっ、これから何度か番外編が登場しますが…)これからも札幌市内の美味しい麺を求めて食べ歩きますよ~。

 ※写真はペストスリーには入らなかったけれど、印象に残った3店をピックアップしました。



札幌麺紀行総集編 Part Ⅳ

2009-03-30 17:28:57 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行
私のお好みベストスリー!

 さて、いよいよ部門別の「私のお好みベストスリー」を一挙大公開といきましょう。
 ただしお断りしなくてはいけないのは、あくまで「私の好み」を挙げたということで、他の方が選ぶと全く違ったラインナップとなることもあり得るということです。しかも一年間というタイムラグがある中では、私自身の中でさえその記憶があやふやな中での選定だったことをお断りしておきます。
 それでは、それでは・・・。(なお、№は私のブログに登場した順番です。掲載した写真は各部門の中で最も先に紹介したものを使いました。)

◆ラーメン部門
 ◇№26 「凡の風」(中央区南9西15)
 ◇№29 眞麺「穂高」(厚別区大谷地東4)
 ◇№71 らーめん「吉山商店」(東区東苗穂3-2)
 ラーメン部門は36店の中からの選出でした。最も店数の多い中からの選出だったのですが、ラーメンだけは指南書である「一日一麺 札幌極旨麺図鑑」が比較的開店間もない店を中心に掲載したとのことで、私としては納得できる店が意外と少なかったような気がします。
 選出の特徴としては、総集編Ⅲで取り上げた行列のできる店を一店も選んでいないということです。ここにこの選出が「私の好み」で選んでいることがお分かりいただけると思います。
        
        ※ ラーメン「凡の風」

◆そば部門
 ◇№41 手打蕎麦「こはし」(中央区北10西21)
 ◇№83 蕎麦切り「春のすけ」(東区北7東3)
 ◇№88 そば処「古楽」(南区藤野5-3)
 そば部門は21店からの選出です。そば部門のベストスリー選出はとても難しかったです。というのも、そば店はいずれの店もレベルが高くほとんどのお店が満足のいく味を提供してくれたように思います。雰囲気のあるお店が多かったのも特徴の一つでした。
        
        ※ 手打蕎麦「こはし」

◆うどん部門
 ◇№9  かれーうどん「椿」(中央区大通西17)
 ◇№54 うどん屋「こむぎ」(西区八軒7東4)
 ◇№77 うどん山菜「塩屋」(南区簾舞1-5)
 うどん部門は12店からの選出です。最も競争率の低い部門ですが、私は讃岐うどん系を一店も選んでおりません。私の選ぶ基準の一つに店全体が醸し出す雰囲気も加味しているために、讃岐うどん系はその辺りへの配慮がもう少しほしいなぁと思ったのがこうした結果となりました。
        
        ※ かれーうどん「椿」

◆麺いろいろ部門
 ◇№36 スパゲティハウス「ジス・ワン」(白石区南郷通1北1)
 ◇№69 きしめん専門店「きじ屋」(中央区北10西15)
 ◇№79 お好み焼き「味園」(白石区中央3-5)
 麺いろいろ部門は19店の中からの選出です。麺いろいろということですから、選出基準が難しくこの部門も選出に悩みました。結局は私自身が「もう一度行ってみたいなぁ」と思えた店を中心に選びました。
        
        ※ スパゲティハウス「ジス・ワン」

 ところで麺紀行の進行中に私が再訪したお店は次の四つの店でした。
 ◇№1  北の讃岐うどん「ふう」
 ◇№9  かれーうどん「椿」
 ◇№11 中国料理「布袋」
 ◇№41 手打蕎麦「こはし」
 №1の「ふう」は勤務先の事務所から近く、カレーうどんに凝っていたときに何度も通いました。№9と41の「椿」と「こはし」は友人にお勧めの店として紹介するために再訪しました。№11の「布袋」は妻にその美味しさを伝えようと再訪したのですが、私がえらく気に入った「麻婆麺」は、最初の時の印象と比べて味が濃すぎました。そのためベトスリーから外れてしまいました。


札幌麺紀行総集編 Part Ⅲ

2009-03-29 17:54:20 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行
行列ができるラーメン店考察

「札幌麺紀行」を終えて、行列ができるほどの人気店はラーメン店に集中していました。
 ただし、このことは私が経験した範囲だけのことですから、あるいはラーメン店以外にも、また他のラーメン店でも行列ができる場合があったかもしれません。ここではあくまで私が経験した中での考察であるとお断りしておきます。 

 私が経験した行列ができるラーメン店とは次の3店でした。
 ◇№55 あら焚き豚骨「あらとん」
        

 ◇№57 らーめん「山嵐」
        

 ◇№59 麺「eiji」
        

の3店です。

 私は「この3店には共通するものがあるぞ!」との思いを強くしたのです。
 その共通するものとは、
① 濃厚なスープ
② 太麺の使用
の2点です。
 
 スープについてですが、3店のスープとも非常に濃厚です。超コッテリ系と称しても良いかも知れません。しかし、特徴は濃厚でありながら後味スッキリというところです。
このあたりがどうやら人気の秘密のようです。
 うち、「あらとん」と「eiji」は豚骨系スープに魚介系を加えていることも特徴です。
 「山嵐」も私は食しませんでしたが「海スープ」には魚粉を加えているとのことです。

 麺に太麺を使用していることも共通していました。
 濃厚なスープには太麺が合うということのようです。
 私も食してみて、細麺ではスープの味が勝ちすぎてしまうかな?と思えました。
 ただし、「山嵐」では細麺も選択できるようです。

 「行列のできるような人気店の傾向は分かった。そこでお前はそうした傾向のラーメンはどうなんだ?」と問われたら・・・。
 「う~ん。美味しいことは美味しいのだが・・・。自分が抱くラーメンのイメージから離れつつあるなぁ・・・」というのが偽らざる気持ちです。

 それだけ固定観念にとらわれ、変化に対応できない年代になったということでしようかねぇ・・・。
 ラーメン好きにはぜひチェックされたい3つのラーメン店です。


(余話)
 この土日を利用して番外編のうどんの「亀田製麺」、ラーメンの「ゆうなぎ」を訪れました。
 残りはそばの「弁慶」だけと考えていましたが、閉店したと思われていたそばの「ゆう賀」が移転して営業しているとコメントを入れてくれた方がいました。「ゆう賀」もぜひ訪れてみようと思っています。

札幌麺紀行総集編 Part Ⅱ

2009-03-28 16:41:45 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行
総額66,807円也!

 私がこのプロジェクトで麺にかけた麺の代金の総額は66,807円と出ました。一店あたりおよそ760円となります。これに交通費を加えるとかなりな金額になりそうです。
 まあ、全て自分のお腹の中におさまったのですから「良し」としましょう。

 ちなみに、一店での最低価格は№33の麺屋「丸鶏庵」の「かけ 正油(こく風味)」と№79のお好み焼「味園」の「焼きそば」の550円。最高価格は№73の生パスタ専門店「Le Varo」の「オマール海老の特製トマトクリーム」の1,700円でした。
        
      ※ 最も安価だった一つ、「丸鶏庵」の「かけ 正油(こく風味)」です。

        
        ※ そしてもう一つがお好み焼き「味園」の「焼きそば」です。

        
        ※ 最も高価だった「Le Varo」の「オマール海老の特製トマト
         クリーム」です。値段の割には美味しく見えないのは写真
         の技術のせい?

  ところでこの「札幌麺紀行」は「一日一麺 札幌極旨図鑑」に掲載された93の麺店を制覇することを目的として始めました。(バカバカしいことを考えついたものです)
 ところがプロジェクトを進めるうちに閉店してしまった店が現れました。
 現地まで行って店が見つからなかったもの、電話をかけてもすでに契約が切れていた店などなど・・・。私が数えたところ6店となりました。それは次の6店ですが、もし私のミスで現在も営業している店がありましたら情報提供をお願いします。

 ◇つけめん「梁山泊」(北区北18西5-1-1)
 ◇支那そば「おうぎ屋」(東区北21東16-2-29)
 ◇「大和軒」(白石区・北郷2-4-38)
 ◇完熟らーめん「十六夜」(手稲区稲穂3-5-9-1)
 ◇十割そば「ゆう賀」(白石区本郷通7北6-1)
 ◇「BBカフェプレイス」(豊平区平岸4-9-4-1)

 なお、№10の麺や「ネジ」(JR新琴似駅近く)も、その後別な用件で近くを通ったときには店名が変わっていました。
 栄枯盛衰は世の流れとはいえ、飲食業界は特に生存競争が激しいようです。
 閉店した店主が再起を期してまたどこかで開業されることを願いたいと思います。

札幌麺紀行総集編 Part Ⅰ

2009-03-27 23:26:53 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行
1週間に2店のハイペース

 「札幌ウォーク」と同時並行的に進めていた「札幌麺紀行」の方が一足早く無事に全88店を制覇することができました。
 そこで約一年間に及んだ「札幌麺紀行」をいろいろな角度から振り返ってみることにします。

 まず月別に訪れた店の数を振り返ってみました。
 ◆2008年        ◆2009年
 ◇ 2月   2店     ◇ 1月   9店 
 ◇ 3月   1店     ◇ 2月   5店
 ◇ 4月   1店     ◇ 3月   3店
 ◇ 5月  13店
 ◇ 6月   6店
 ◇ 7月  11店
 ◇ 8月   6店
 ◇ 9月   7店
 ◇10月   5店
 ◇11月  11店
 ◇12月   8店

        
        ※ 記念すべき今回のプロジェクトの第一号店 讃岐うどん「ふう」です。

 この一覧から見ても分かるように本格的に「札幌麺紀行」に取り組み始めたのは昨年5月からでした。
 そもそも「札幌麺紀行」を思い立ったのが、4月26日に「札幌じゃじゃ麺本店」を訪れて、「一日一麺 札幌極旨麺図鑑」を目にしたときだったのです。(2008年の2月・3月の3店はいずれも讃岐うどんの店なのです)
 そうすると私の「札幌麺紀行」は実質的に昨年5月から本年3月までの11ヶ月間で達成したことになります。
        
        ※ 私が「札幌麺紀行」をやってみよう、と思い立った店がこ
         の「札幌じゃじゃ麺」店に置いてあった一冊の本でした。
        
 麺店を訪れるペースを計算してみると、3.8日に1度の割合で訪れたことになります。およそ1週間に2店のペースで訪れたことになり、週末にしか自由にならない私としては土日はほとんど麺店巡りをしていたことになり、かなりのハイペースだったと言えるのでは、と思います。

(余話)
 送別会シーズンは毎日投稿を課している自分にはピンチです。
 今日も二次会まで付き合い、それから帰宅しなんとか本日中の投稿に間に合いました。ふ~っ。


札幌麺紀行 88 そば処「古楽」

2009-03-26 21:20:21 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行
 長い旅路(?)の末、とうとう札幌麺紀行最後の一店となりました。それでは札幌麺紀行最後のレポートをご覧ください。

 札幌麺紀行の最後を飾るに相応しい素晴らしい蕎麦店に巡り会いました!

 店を見つけるのに苦労をしたといったら、このそば処「古楽」が一番だったかもしれません。
 郊外の藤野の住宅街にある上、メイン通りに面していなかったこともあって簡単な地図では現在地を特定できず、数人の方に尋ねながらようやく見つけることができました。

 エントランスはご覧のように蕎麦店らしい雰囲気を醸し出しながら、隠れ家的なシチュエーションもGOODでした。
        
        ※ ちょっと見たところでは普通の民家のような佇まいで・・・        

 店内は店主の趣味なのでしょうか、いろいろなものが飾り付けられたり、説明書きが掲示されていました。(私の好みとしては、もう少しスッキリした方がとも思いましたが…)
        
        ※ 今では珍しいペチカがあったりして…

 注文は三種のタレが味わえるという「古楽三昧」(1,000円)にしました。
 注文を終えた後、店内を見渡すと「古楽オリジナルの『そば粥』」という掲示が目に入りました。それを見ていた女将さん(?)が「冷たいそばの後に、温かいそば粥はいいですよ~」という営業トーク声に乗せられて、併せて注文することにしました。
        
        ※ この張り紙に誘われて注文してしまいました。

 出てきた「古楽三昧」はせいろそばに、普通の冷つゆ(せいろだれ)、辛味大根を摺りおろした辛味汁、温かいかしわ汁と三種のタレが付いています。
 十割そばを謳いながらも喉越しの良い麺をいろいろなタレの味を楽しみながら美味しくいただきました。私は普通盛りでしたが、大盛を注文する方がより楽しめるのではと思いました。
        
        ※ ご覧のように三種のタレが・・・

 続いて「そば粥」(500円)です。これが絶品でした!
 そばを細かく切って粥状にしたものですが、とろみが出ていてお腹にも優しい一品といえます。香の物、小魚なども添えられていて500円はお勧めです!
        
        ※ 妻と二人で訪れたためにお椀が二つ用意されています。

 意図したわけではありませんでしたが、最後の一店がとても満足のいくお店で最後を飾るに相応しかったと思えたのは幸運でした。

そば処「古楽」(こらく) データー
札幌市南区藤野5条3丁目6-14(地図)
電話    011-591-8626
営業時間  11:30~15:00  17:00~20:00
定休日   火曜日
駐車場   3台
座席    20席(テーブル)
入店日   ‘09/03/21

(余話)
 私が勝手に始めた「札幌麺紀行」ですが、88店をもって無事完了となりました。
 ところが、この麺紀行のレポート中3人の方から「こんな美味しい店もありますよ~」とコメントをいただきました。その方々の好意に応えるためにも、その3店を番外編としてこの後訪ねたいと思っています。その3店とは・・・、
 ◇馬具屋の娘さんから推薦のあったアリオにある「丸亀製麺」(うどん)
 ◇リマさんから推薦のあった白石にある「弁慶」(そば)
 ◇某大学のF教授から推薦のあった和食処「ゆうなぎ」(ラーメン)
の3店です。これらの店についてもレポートしたいと思います。

※ 次回から「札幌麺紀行総集編」とやらを少し綴ってみようと思います。


札幌麺紀行 87 麺や「蘭句」

2009-03-25 22:11:34 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行
 ていねいなつくりの一杯は人気店になるのも頷ける味でした。
 
 住宅街の入り組んだ一角にある麺や「蘭句」(らんく)を見つけるのにやや苦労しましたが、なんとか見つけ出すことができました。        
 カウンター席だけ8席の小さな店内は昼時だったこともあり、席の後に人が立って待っている状態でした。(周辺ではかなりの人気店のようです)
        

 待つこと十数分、ようやく席について注文したのは、やはりこの店の一押しの「しおラーメン」(800円)でした。
 ラーメンが出てくるまでやや時間がかかりましたが、一つ一つを丁寧につくっているためでしょうか。
        
 出てきたしおラーメンはご覧のようにきれいに盛りつけられています。
 チャーシューが丼を横断するように横たわり、丼の上部には岩ノリがスープ面を覆っています。(この二つが「蘭句」の特長?)さらには髭ネギと煮卵、モヤシ、シナチクがトッピングされています。
        

 スープを一口含みました。
 あっさりとした飲み口ですが旨さが伝わってきます。濃い味ではなかったこともあり、スープは最後まで飲み干しました。
 麺の方も私好みの普通麺でスープにマッチしていて食べやすく感じました。
 大きなチャーシューもとても柔らかく、微かに焦げ目が入れられていて大変美味しかったです。

 しおで800円とはやや高めの価格設定だなと思いましたが、納得の一杯でした。
 店主の奥さんの優しい人柄が滲み出たような接客も心地良かったです。

麺や「蘭句」 データー
札幌市西区八軒4条西3丁目3-1(地図)
電話    090-1389-3437
営業時間  11:00~15:00  17:00~20:00
定休日   土・日曜日
駐車場   1台
座席    8席(カウンター)
入店日   ‘09/03/20

(余話)
 コンサは負の連鎖に陥ってしまったのだろうか。
 今夜の対湘南戦、攻めても攻めても得点にならず、ロスタイムにミスがらみの失点であえなく連敗となってしまった。
 スタートダッシュに失敗したコンサを石崎監督はどのように立て直してくれるのだろうか。しかし、いくら石崎さんでも点取り屋(ストライカー)不在は頭の痛いことだろうと思う。
 出て来い!点取り屋!

亀吉社中 in シアターZOO

2009-03-24 22:25:03 | ステージ & エンターテイメント
 わからん???いったい何が言いたいのかわからん?う~ん、頭の固くなったおじさんには難題だった…。 

 札幌に転居して2年が経とうとしていますが、一つ気になっていたことがありました。
 それは中央(東京)からの商業演劇の舞台も時々あるけれど、そうではない小劇場の舞台がけっこう多く上演されていることでした。
 いったいそうした小劇場ではどのような演劇が上演されているのだろうかと気になりながらも、足はなかなか向きませんでした。

 情報案内を繰っていると、「亀吉社中」という日本舞踊の集団のような名を冠した劇団の公演が目に入りました。日程的にも都合が良く、チケットが安かった(前売り1,000円)こともあり、思い切って観劇することにしました。
        
        ※ 扇谷記念スタジオシアターZOOの地階への入り口です。

 とはいえ、案内のリーフを読むとなんだかちんぷんかんぷん?その案内文はというと…。
「前作『探偵の夜~Night of the Detective~』から半年後、場所は同じ芦屋市内にそびえ立つ善光寺家の西洋屋敷。何者かによって集められた前作の投じよう人物たち。一人、また一人と殺されていく。それは、まるで善光寺家に伝わる数え歌に見立てたかのような死に様。呪われた一族の新たな歴史が明らかになっていく。そして、少女探偵:田宮キリコの正体は。前作で残された謎も解決するため、帝都に名高い探偵:四万十川渡の灰色の脳髄が青白いパルスを放つ。(笑)何だか、自分でも笑ってしまいます。おどろおどろしい雰囲気で紹介したが、そこはそれ、バカ芝居。前作を見ていない方にも楽しめる親切設計、『探偵』シリーズ第二弾『探偵の夜明け~Dawn of the Dick~』をどうぞご賞味あれ。」
となんだか訳の分からぬ文章です。

 3月21日(土)夕刻、中島公園近くにある「扇谷記念スタジオシアターZOO」(場所はこちら)に出かけました。マンションの地階に作られたシアターは立ち見を入れたとしても100人程度のキャパシティでしょうか。見渡したところ5~60人は入っていたようです。
        
        ※ スタッフの許しを得て、開演前に舞台を写しました。

 入場時に「おじさんでも分かる演劇かい?」とスタッフに声をかけたところ、代表のような方が「大丈夫です!!」と胸を張って言ってくれたのですが…。

 やっぱり分かりませんでした。
 見ている私からはどうしてもドタバタ劇にしか見えません。セリフにはギャグが散りばめられていて、その都度客席は沸くのですが…。
 「わからん?わからん?」と思っているうちに終演を迎えました。
 演ずる俳優の皆さんは札幌西高校演劇部のOB,OGとのことで、演劇の基礎的なことはしっかり訓練されていて、見てもらうに値する演技だったようには思ったのですが…。
        
        ※ 終演後に観客に挨拶をするキャストたちです。

 う~ん。たった一度見ただけで小劇場について云々言う寓は避けなければなりません。
 「もう少し、札幌の小劇場を追っかけてみようかな?」と思っています。

(余話)
 送別会のシーズンです。
 我が職場、あるいは同窓の送別会が昨日、今日とありました。週末にはもう一つ…。
 ブログの投稿も少し酔いが入った状態で投稿しています。(お許しを!)
 もっとも原稿は事前に用意していましたが…。

 侍ジャパン!優勝おめでとう!

創成トンネルウォーク

2009-03-23 16:27:40 | 札幌(圏)探訪
 最初で最後の機会だった「創成トンネルウォーク」に参加してきました。

 前回の投稿で「札幌麺紀行の最終章を」と予告していたのですが、タイムリーな話題を先にと思い、昨日(22日)行われた「創成トンネルウォーク」についてレポートすることにします。

 札幌では都心の再生化のために「札幌駅前地下歩道工事」と「創成川アンダーパスの連続化工事」が並行する形で進められています。
 その「創成川アンダーパスの連続化工事」の地下部分(車道部分)の工事が完成し、開通前に市民がトンネル内を開放するトンネルウォークが行われ、私も応募して参加してきました。
        
        ※ 西1丁目通りの南5条のトンネル入り口の部分です。        
        
 私はトンネルの全長約1,100mをウォークするものと思っていましたが、案に相違してトンネル途中に設けられた非常の際の出入り口からトンネルに入り、およそ半分の500m程度のウォーキングでした。
 トンネル内は特別変わったものではなく、各種の安全装置も他のトンネルで見られるような装置が施されていました。
        
        ※ 片側2車線がこのように1,100mにわたってトンネルとして
         整備されました。       

 このトンネルの完成によって、創成川沿い(東1丁目&西1丁目通 マップはこちら)の交通はスムーズになり、都心の交通渋滞や混雑が幾分かは解消されることになるのでしょう。
       
 関係者の関心はむしろこれからの地上部分の工事にあるようでした。
 アンダーパスの連続化によって生まれた地上部分をこれから2年間かけて、さまざまに工夫を凝らした空間に生まれ変わらせようとしているようです。
 さてさて、どのように生まれ変わるのか、期待をもって見守りたいと思います。
         
         ※ トンネル上部の完成予想図を見る参加者たちです。その
          様子を取材するマスコミ陣です。

 しかし短い距離のウォークはちょっと拍子抜けに思ったのは私だけではなかったようです。「あれっ、もう終わり?」という声や表情の人が多かったようです。
 トンネルウォークというよりは、トンネルそぞろ歩きといった感じでしたね。
 それでもトンネル内は自動車専用道ですから、自分の足で歩くというのは最初で最後の貴重な機会であったことは間違いありません。
        
 ちなみに自動車道としては使用開始は3月24日からとのことです。

札幌ウォーク 64 西区・ぎんなん通コース

2009-03-22 16:22:46 | 札幌ウォーク & Other Walk
 コース上にはアジサイやイチョウ並木が見られるとのことですが、もちろんいずれも時期はずれで見ることはできませんでした。
 西区民の母なる川(私が勝手に命名したのですが…)「琴似発寒川」沿いを気持ちよくウォークすることができました。
 
 札樽自動車道を境にして「鉄工団地コース」と反対側に広がる「ぎんなん通コース」(マップ 緑色のコース)(2.4km)を同じ日に続いてウォークしました。
 スタート地点の「発寒十一条郵便局」から、まずは札樽自動車道沿いに東方向に進みます。
        
        ※ 写真のように札樽自動車道が覆いかぶさるように走っています。

 やがて琴似発寒川にぶつかったところから右折し、川沿いの堤防上に出ます。
        
        ※ 琴似発寒川に架かるいろいろな橋です。遠くのアーチは
         札樽自動車道、手前の緑の橋は水道橋(?)だと思うのですが…。

 堤防上はウォーキングコースとなっていて、やはり道路の歩道とは景色も違い、流れる川を眺めながらのウォークは心地良さが格段に違います。
 ところどころにはまだ溶け残った雪がコースを覆っています。
        

 新琴似通りの大きな道路にぶつかったところで右折して、再び歩道上のウォークです。
 そしてJR函館本線と交差する手前から再度右折して、今度はJR線沿いのウォークとなります。この辺りは特別変わった様子ではなく、線路沿いには統一感のない風景が続きます。
        
        ※ 駅舎が線路の上にあるという珍しい発寒中央駅です。

 そしてJR発寒中央駅を越えたところで右折し、稲山通に入りゴールを目ざします。
 稲山通は発寒地区のメイン通りのようです。駅に近いところには発寒神社も鎮座していました。
        

 メイン通りとはいっても昔の面影も残る通りに何か面白い光景はないものかと目を皿のようにしていたところ、ありました!
 壁に大きな時計の絵が描かれていた商店の看板が「セイコー」と書かれていたのです。その他に商店名らしきものは見当たりませんでしたので、「セイコー」が商店名なのでしょうね?
        
     ※ これはどう見ても「セイコー」時計屋さんだと思うのですが…。
      ちなみに時計はいつも3時を指しています!?

 というわけで、住宅と商店が混在し、なおかつ川沿いにウォーキングコースが広がる「ぎんなん通コース」でした。

《ウォーク実施日 ‘09/03/21》


(余話)
 この週末、ついに「札幌麺紀行」を完遂させました!
 長い旅路でした…。
 明日からその最終章をレポートすることにします。

 今日はコンサの第三戦、対甲府戦でした。
 今年はアウェイでもTV観戦できる環境を整えたのですが、不甲斐ない戦いぶりにガッカリ。1対2の完敗でした。
 時節、札幌ドームでの対湘南戦に期待したいと思うのですが…。