「食」は人にとって"癒し"であり、"娯楽"といえるのではないか、とこの映画を観て思った。都会の繁華街の片隅にある深夜に営業するこじんまりとした食堂には様々な背景を背負った客たちが集う。寡黙な店主と客たちが織り成す喜怒哀楽が観ている我々にホッコリとしたほのぼの感を与えてくれる佳作だった。
2月27日(火)夜、かでる2・7において、北海道立道民活動センター(通称:かでる2・7)に事務所がある3機関(北海道立女性プラザ・北海道立市民活動推進センター・北海道立生涯学習推進センター)が主催する映画会があり友人と一緒に参加した。
上映された映画は、小林薫が食堂の主人として主演する「深夜食堂」(2015年制作)だった。
原作は漫画雑誌に掲載されたもので、その後テレビドラマ化されて評判を呼んだようである。コミックもテレビドラマも見ない私にはまったく初見のものだった。
食堂のメニューはトン汁定食とビール、酒、焼酎だけという簡素な食堂だが、頼まれて主人が作れるものであれば何でも作ってくれるという食堂には常連さんが多かった。
映画の中では、ナポリタン、とろろご飯、カレーライスが、その料理を作っている様子を印象的に写しながら、三つのエピソードが描かれていく。
いずれもが映画の舞台である下町にはよくありそうな恋話、無銭飲食、そして2011年の東日本大震災の話などを題材としながら、時にはユーモアも交えながら淡々と進行していく。
寡黙で客たちをじっと見守るような主人の店は客たちにとっては居心地がよく、常連さんたちは食を楽しみ、酒を楽しんでいる。そうした中に、なじみのない客が来ても味わい深い心温まる料理に癒されていく。
常連さんたちにとっては、深夜食堂「めしや」を訪れて食や酒を楽しむことは、きっと“癒し”のときであり、“娯楽”のときなんだと思わされた。
私も学生時代に、バイトの帰りによく定食屋さんで夕食を摂ったものだ。そこの主人とはすっかり顔馴染みとなり、主人と話すのを楽しみに定食屋に通ったものである。それは単にすきっ腹を満たすだけでなく、主人との会話を楽しみ、癒しを求めていたのだと思い出される。
映画は、主演の小林薫をはじめ、高岡早紀、多部未華子、余貴美子、筒井道隆、田中裕子、オダギリジョーといった実力派キャストがとても仕上がりの良い映画にしていたように思う。
映画は続編も制作されたと聞く。ぜひ続編を観たいと思った。
小笠原諸島は平成23年、日本で4番目となる世界自然遺産に登録されている。自然遺産というとグランドキャニオンのような「自然景観」の優れているところをイメージするが、どうやら小笠原の場合はそうではないらしい。
世界自然遺産は「自然景観」が優れた場合だけではなく、「地形・地質」、「生態系」、「生物多様性」の4分野において優れた遺産を有しているところが登録対象のようだ。
その中で、小笠原諸島の場合は「生態系」がその評価対象となったということだ。
つまり、小笠原諸島は島の形成以来、大陸と隔絶していたため島の生物が独自の進化を遂げたために、固有種と称される動植物が多いことが評価の対象となったということだ。
※ 小笠原の固有種「タコノキ」です。これだけ特徴のある木なら私でも発見できそうですが、どうでしょう?
それではどんな固有種が見られるかというと、特別天然記念物のハハジマメグロ、アカガシラカラズバトなどの鳥類。哺乳類ではオガサワラオオコウモリ。昆虫ではオガサワラライトトンボなどが見られるようだ。
また、植物では木本化したキク科植物のワダンノキの他、木本植物の71%に相当する79種が固有種とされているとのことだ。
ところが私は動物も植物もからきし弱い。今回の旅では前日でも触れたようにガイドを伴ったツアーにはナイトツアーしか参加しない。
したがって、小笠原の固有種とされる動植物にはほとんどお目にかかれないのではないか、と思っている。
それでも、現地へ行って入手予定のガイドブックなどを参考にして一つでも、二つでも発見できるよう努力したみたいと思っている。
動植物にからきし弱い私であるが、資料を見るかぎり母島に棲む「メグロ」はその姿形からも、もし出会うことができれば私でも分かりそうである。母島では長い時間のトレッキングを予定しているので、生息数は少ないとされる特別天然記念物のハハジマメグロに出合うことができれば、と思っているのだが…。
※ こちらは目の周りに特徴のある「ハハジマメグロ」ですが、出会える可能性は低いでしょうねぇ…。
私にとっては、小笠原に生きる固有種を発見することよりも、固有種を外来種などから護り、小笠原の自然を保護しようとする取り組みなどについて見たり、感じたりしたいと思っている。その方がずっとバリアが低いと思うからである。
学術的には貴重な島のようであるが、私にとっては“猫に小判”状態の旅になりそうだ。しかし、まあそれもヨシとしましょう。
なんだか田舎オヤジも開き直っていますね!
Activity(アクティビティ-)…、活気とか、活動を表す名詞だそうだが、特にリゾート地などでの遊びを指す言葉だそうだ。小笠原を満喫するにはどうしたら良いのか?知恵を絞ってみたのだが…。
プラン1でも触れたように、予約作業の遅れは様々なことで影響が出ている。
当初私は、船を運行する会社(小笠原海運)が提案する、船が着いた日の午後のバス半日観光と、船が小笠原を出港する日の午前にあるクルーズ半日観光を予約しようと考えた。
つまり、島に着いた午後は、島内事情を把握するためバスで巡ろうと考えたのだ。帰る日の午前の半日クルーズはこの時期出没するというクジラに出合いたいとの思いがあった。
ところが、バスの半日観光はすでに満席のために断念せざるを得なかった。かろうじて半日クルーズの方だけは予約することができた。
この一件は、私をすっかり慌てさせた。
あまり考えもせずに、残り2日の日程の中に、一日かけて島の南部をトレッキングするツアー(ハートロックツアー)と、もう一つは戦跡ツアーに予約を申し入れた。さらに2日目の夜にはナイトツアーも押し込んだ。
ホッと一息ついて何日か経ち、よく考えてみると私が自由に歩き回れるのは船が着いた日の午後だけということに気づいた。できれば行ってみたいと考えていた「母島」にも行くことができない。
改めて考え直し、再度作戦を立てることにした。
「父島」の方は世界自然遺産の関係もあり、単独ではむやみやたらに島内を歩き回ることはできないようだ。しかし、自然遊歩道で巡ることができるコースもあるようだ。
そして、やはり「母島」も行ってみたいと思った。母島の方は父島ほど規制は厳しくなく、単独で歩き回ることができるトレッキングコースがいくつかあるようなのだ。
そこで、私は次のように考えた。
まず、予約した二つのツアーはキャンセルを申し出ることにした。
そして、1日目、2日目はレンタルバイクで島内を巡り、島内に5~6ヵ所ある展望台を巡りながら、電信山遊歩道という往復4kmくらいのトレッキングを楽しもうと考えた。
そして3日目は「母島」にわたって一日を過ごそうと思う。母島の方には、前述したようにトレッキングコースが充実している。今のところ島の中央にあって約6時間を要するとされる小笠原諸島で最高峰の「乳房山」に登りながら、南海の孤島特有の植物に触れることができたらと考えている。
ガイドの案内が付くのは、ナイトツアーとクルーズだけなので、小笠原特有の動植物を見逃してしまうことになるかもしれないが、今のところ私が立てたプランが最も私らしい旅のスタイルだと思っている。
現地について多少の軌道修正があるかもしれないが、基本はこの形で小笠原を満喫しようと思っている。
マリリンは女を上げた?
すっかり「そだねーJAPAN」にはまっている。
平昌冬季五輪の女子カーリングで見事銅メダルに輝いた「LS北見」を立ち上げ、主将ながらリザーブにまわり、陰で選手を支え続けた本橋麻里選手は見事に女を上げたと言えるのではないか。
これまでの実績からも十分な力量があるにもかかわらず、若い選手に活躍の場を譲り、サポート役に徹していた姿は印象的だった。
メディアが伝えるには、選手が休む深夜にリンクの氷の状態を確かめたり、休憩タイムのおやつの調達をしたり、時には先輩としてアドバイスを送ったりと、黒子に徹していた。
さらに彼女の功績は、地元北見においてはチームの活動資金を得るために奔走し、頭を下げて歩いたという。
そんな苦労を微塵も見せず、またその苦労を語らず、選手たちの活躍に涙する本橋選手がとてつもなく大人に見えた。選手たちが「麻里ちゃん、麻里ちゃん」と慕うのも当然である。
優勝インタビューでも自らのことなど何ら誇ることなく「北見の皆さ~ん、ありがとう!」と発していたのは、支援してくれた北見の人たちへの心からの感謝の気持ちが表れた言葉だろう。そんなところに彼女の人柄がうかがえる。
今オリンピックで最も女を上げたのは紛れもなく本橋麻里選手である。
カッコ良かったよ!マリリン!
今回の「小笠原の旅」は東京での前後泊も含めて7泊8日の旅である。小笠原は小さな島であるが、はたして3泊で良かったのかどうか…。今回は(といっても最初で最後の小笠原の旅になると思うが)この3泊でできるだけ小笠原を満喫する旅を計画したい。
※ 今回の「小笠原の旅」では最終日に半日のクルージングに出る。その際、クジラを見ることができれば…。
私の今回の「小笠原の旅」は、3月3日(土)に出発し、3月10日(土)に帰札する7泊8日の旅の計画である。
小笠原の旅の場合、渡航手段は船に限られている。
調べてみると、小笠原に空港を整備する計画が過去に何度かあったようだが、環境や費用の問題で立ち消えとなっている。現在も航路開設は島の悲願となっているということなので、いずれは整備されるのだろうが、現在は6日に1度、東京から小笠原まで約24時間かかる「おがさわら丸」で向かうしか手段がない。
したがって、旅の計画としては島に3泊するというのが普通の旅のスタイルのようだ。
そこで具体的に全体旅程を書き出してみると、
◇3月 3日(土) 新千歳 ⇒ 成田 (東京泊)
◇3月 4日(日) 東京竹芝桟橋 ⇒ 小笠原・父島へ (船中泊)
◇3月 5日(月) 父島着 午後父島散策 (父島泊)
◇3月 6日(火) 父島観光 夕方ナイトツアー (父島泊)
◇3月 7日(水) 母島渡航 母島トレッキング (父島泊)
◇3月 8日(木) 午前中 半日クルーズ
父島 ⇒ 東京へ (船中泊)
◇3月 9日(金) 東京竹芝桟橋着 (東京泊)
◇3月 10日(土) 成田 ⇒ 新千歳
今回の計画を立て、航空機や船、ホテルなどを予約するにあたって反省するところがある。計画が固まり次第できるだけ早く予約作業に入ることが肝心だ、ということを教えられた。私はその初歩的なところでミスを犯してしまった。
小笠原は3月に入ると観光客が急増するらしい。私が予約作業を開始したところ、父島の中心街である大村地区のホテルは満杯で、やむなく車で15分ほど離れた境浦地区というところにホテルを取らざるを得なかった。観光自体には大きな影響はないようにしたいと思っているが、周囲には商店などは皆無のようだ。
そのことも踏まえながら、小笠原で滞在する三日間のスケジュールを立てた。
その詳細なスケジュールは明日綴ることにしたい。
おめでとう! そだねーJAPAN
やはりこの話題に触れないわけにはいかないだろう。
たくさんの日本選手が活躍した平昌冬季五輪だったが、日本の中で最も話題を呼んだのはカーリング女子代表の「LS北見」の選手たちだったのではないだろうか?
テレビでの露出時間が圧倒的に多いカーリング競技の中で、彼女らの健闘ぶりが徐々に話題となっていった。
好成績を続けるとともに、彼女らの天真爛漫な笑顔に満ちた戦いぶり、ピンマイクを通して北海道弁丸出しで語り合う姿、さらには休憩時間のほのぼのとした“もぐもぐタイム”、全てが観戦している日本人の心を掴んだ。
彼女たちは今大会においては“運”も味方にしていたようだ。
予選の対スウェーデン戦は相手のミスで勝ちを拾い、予選敗退と思われたのが米国の敗戦で際どく決勝トーナメントに進出したり、最後の3位決定戦においても、最後にイギリスチームのミスによって銅メダルが転がり込んできたりと…。
おーっと、彼女らの栄光に難をつけちゃ、いけない。
そうした“運”を味方にできたのも、彼女らの粘り強い戦いがあったればこそ“運”を呼び込んだのだから…。
「LS北見」が日本人の心を掴んだ裏には、感動のストーリーもあった。
まずは、チームのオーナー(?)であり、主将であり、今回リザーブにまわった本橋麻里選手の存在である。輝かしいカーリング歴のある本橋選手が、故郷北見に帰りチームを立ち上げ、故郷出身の選手たちに声かけて結成したチームだという。
道銀チームから戦力外宣告を受けた吉田智那美選手に声をかけ、中部電力で目標を失っていた藤澤五月選手を誘い、本橋選手自身はチームの支え役にまわってチームを鼓舞したという。
だから、表彰式後の選手たちが異口同音に「本橋選手のためにも頑張った」と口にした。
このことを知り、涙腺が緩くなる田舎オヤジだった。
彼女たち「LS北見」は、今大会において間違いなくヒロインである。
しかし、先にも触れたように「これが本当の実力か?」と問われれば、まだまだ確固たる力を有したチームとは言えないとも思う。
確実に世界に伍していくチーム力を備えるために今後さらなる精進をして、堂々たる強豪チームへとなってほしいと心から願いたい。
素晴らしかったよ-!そだねーJAPAN!
今朝(24日)の新聞を見て、コンサの今季開幕戦をパブリックビューイングで応援する観戦会があることを知った。
当初はある講座に出ることを予定していたのだが、私の中でどちらを欲しているか秤にかけたところ「パブリックビューイングを観るべし」との囁きが聞こえたので、素直にその囁きに従った。
札幌ドームのパブリックビューイング観戦会は、札幌ドームの野球開催時の人工芝を開放して、オーロラビジョンに映し出される映像を見る形で行われた。
この日は、地上波のNHKで中継放送があったこともあり、集まったサポーターは1,000人前後と思われた。
今期のコンサは、指揮官にミハイロ・ペトロヴィッチ氏が就任したことが注目されている。ペトロヴィッチ氏はこれまで広島、浦和で指揮を執り、攻撃的なサッカーをすることで知られている。
そのペトロヴィッチ氏のもと、コンサがどう変身したのか、私も注目して試合を見つめた。
会場に入ったとき、一枚のポスターが配布された。
そのポスターには「冒険コンサドーレ」と記されていた。そしてさらに「無茶をするだけ、目新しさを求めるだけなら、それを冒険とは呼ばない。知恵と勇気を振り絞り、リスクをとって前に進む。その先には、北海道が見たことのない世界が広がっているはず。さあ、いっしょに新しい景色を見に行こう」とあった。
その変身の一つが、選手起用にあった。
スターティングメンバ―を見ると、昨年まで主軸だった都倉、兵藤、石川といった選手がベンチスタートで、代って駒井、三好といった新加入選手、と負傷から復活した深井選手が起用されていた。さらには、菅、新藤といった若手の起用も目を惹いた。
さてその試合ぶりだが、結論的にはこれまでのコンサの試合ぶりと比べると、確かに攻撃的であり、可能性を感じさせてくれる試合内容だったと思う。
前半はやや固さもあって、守備がバタバタする場面もあり、何度かのピンチを迎えた末に、ついには28分にスキを突かれて1点を与えてしまった。
しかし、後半に入ると札幌は俄かに攻勢に転じ、何度も広島ゴールに迫った。会場内には何度もサポーターのため息が流れた。そのため息が歓声に替わることはなくタイムアップを迎えてしまった。
結果としては残念な結果だったが、確かに札幌の戦い方が変化したと感ずることができた。その変化は観戦する側としては楽しく、可能性を感じさせるもので、今後に期待できるものだった。
問題はその変身に結果がついてくることが大事である。
そうなることを期待し、今シーズンは例年以上にスタジアムに足を運びたいと思っている。
桜が咲いた!?
まさか今どきに桜が咲くわけがない。
妻が花卉店から買い求めてきた桜の蕾が付いた枝の桜が花開いたということだ。
あと2ヵ月弱、桜の季節が待ち遠しい…。
それより早く、コンサに勝利の花が咲くことを願いたい。
久しぶりに旅に出ることにした。旅先は小笠原の島である。なぜ小笠原なのか?十分な準備ができないままの旅立ちになりそうなので、最低限の心構えをブログにアップしながら準備することにした。
なぜ小笠原なのか?
退職以来、寒い北海道の冬を逃れるように毎年のように南の島めぐりをしてきた。
振り返ってみると…。
◇2008/3/11~3/15 沖縄本島の旅
◇2009/2/21~2/18 八重山諸島の旅(石垣島・与那国島・波照間島・竹富島)
◇2010/3/04~3/08 屋久島・種子島の旅
◇2013/1/23~2/04 ニュージーランドの旅
◇2014/2/23~3/04 奄美群島を巡る旅(奄美大島・徳之島・沖永良部島・与論島・沖縄本島)
◇2015/2/13~2/20 八重山諸島の旅 Ⅱ(石垣島・小浜島・黒島・西表島・由布島)
というのがこれまでの軌跡なのだが、欠けている2011年は木曽路を4泊5日(10月)で踏破する旅をした。2012年はアメリカグランドキャニオンとナイアガラの滝を巡る旅(6月)をした。
また、2016年は3/29~4/5まで「熊野古道」の歩き旅、さらに8/20~8/24に「富士山 Sea to Summit」の山旅を行っていて、純粋に道外に出なかったのは昨年2017年だけだった。
そうしたこともあり、久しぶりに「南の島を旅したい」思いが頭をもたげてきた。
沖縄地方の島でまだ訪れていない主な島は「宮古島」である。しかし、私の中ではどうしても宮古島には触手が動かない。私の中で石垣島以南の島々のような存在感がイマイチのように思えるのだ。
そんな中、本土から遠く離れ、世界自然遺産に登録された小笠原諸島を訪れてみたい、という思いが沸き上がってきた。なかなか行くことができない遠く離れた島だけに、ことのほかワクワク感が私の中にはある。
小笠原は観光地であるが、飛行機は飛んでいない。東京から約24時間かかる客船で訪れるしか方法がないのだ。客船の運行に合わせて小笠原の父島で3泊して島内を観光して再び客船で帰ってくるという5泊6日(うち2泊は船泊)の日程で行ってくることにした。
これまで南の島を訪れたときもそうだったが、海での遊びは考えていない。もっぱらトレッキングを主として小笠原の魅力を探ってきたい。
明日から旅の詳細について、その計画を綴っていきたい。
突然に固い内容で恐縮である。
私が道民カレッジに学んでいることは度々このブログでもレポしているが、その道民カレッジが主催する本年度第2回目の「地域活動実践講座」が昨日(2月21日)午後開催され参加した。
講座名が示すとおり、少々固い内容で恐縮であるがお付き合い願いたい。
今や公的機関は、少子高齢社会が進む中で、国民に対しての公的助成には限界があり、自助努力や地域の助け合いなどを積極的にうたうようになった。
今回の講座開催の趣旨もそうした一環であろうと思われる。
そんな講座において、事務局から私に実践発表の依頼があった。
というのも、第1回講座の際にレポートを提出した。その内容を皆さんに紹介してほしいという要請だった。そのレポートの内容はすでに道民カレッジのHPに記載されているので、それを転写する。
私の実践「近美を愛するブリリアの会」の活動
「私たちは近代美術館の前庭を借景として、いつもたくさんの緑に癒されています。そんな私たちが、いわば勝手に美術館周辺の美化に取り組むことは心楽しく、ちょっぴり意味あることではないでしょうか?」
8年前、私はマンション内にこのような呼びかけをさせていただきました。
すると15人の共鳴者が名乗りを上げてくれました。
当時の近代美術館前の歩道は雑草が茂っていたり、ゴミや枯葉が散乱したりしている状態でした。そこで私たちは夏期の間、2週間に1度の割合で清掃活動に取り組むことにしたのです。
会費を集めて、掃除用具を揃えたり、花の苗を購入したりしながら、これまで8年間活動を継続してきました。(年間の活動回数は15~6回です)以来、会員の増減はあったものの、現在も18戸の会員が在籍し、活動には常時7~8名が参加してくれています。活動の様子を見て、マンションに住まわれていない方の中からも会員になってくれた方がいます。
活動は、私の方から「近美を愛するブリリアの会 会報」を発行して、活動日をお知らせする方法をとっています。(現在まで164号発行しました)
すると、当日の朝6時に都合の良い方が集合し、それぞれ竹ぼうきを手に近代美術館前の歩道を清掃しています。近代美術館前の歩道は大きな木が歩道に覆いかぶさるように立っているため、年中枯葉が散乱していて掃除のし甲斐のある歩道です。
私たちがちょっとだけ自慢したいのは、歩道上にあった二つの空き地に、札幌市の補助でクサツゲという樹種を購入していただき、それで「ART」と「MUSEUM」という花(草)文字を描いていることです。また、街路樹升に花苗を植えていますが、これらの維持管理も大切な活動です。
私たちの励みは、道行く人たちが「ご苦労さまです」、「きれいですね」と言われることが大きな励みとなっています。私たちのささやかな活動が、地域の美化に少しは貢献できているかな、と思っているところです。
課題は8年間活動を継続してきて会員が高齢化していることです。確かめたことはありませんが、平均年齢は70歳を超えていると思われます。
会員の皆さんからは「いつまでできますかねぇ~」という声も聞かれるようになってきました。会を主宰する私としては、「まずは10年目まで頑張ろう」と思っています。
それまでに後継の方が見つかるといいなぁ、と思っている昨今です。
昨日の発表では、このレポートの内容を主として、この活動を思い立った理由について述べ、さらに次のことを強調させてもらった。
それは、「地域や身の回りに起こった問題や課題を一度自分ごととして考えてみませんか?」ということを訴えた。
つまり地域に問題や課題が生起した時、すぐに行政に苦情を申し立てるのではなく、まずは自分ごととして考えて、自分たちで解決できないかどうか考えてみることが大切ではないだろうか?と私は考えているのです。
私の訴えが共感を呼んだかどうかは定かではない。ただ、一つの問題提起にはなったのではないか、と私自身は思っているのだが…。
何も公的機関が言うことを鵜呑みにしろと言うつもりはないが、時代は“自助”“互助”“共助”“公助”が必要な時代になっているようだ。
平昌オリンピックにおいて日本のカーリング女子チームの人気がうなぎのぼりである。
何せテレビでの露出時間が長い。1試合がおよそ2時間30分くらいかかる。それを予選だけで9試合もするのだから、それはそれはテレビに映し出される時間は他の競技の比ではない。毎日、毎日「LS北見」の4人の選手はテレビに映し出され続けた。
そのうえ。今大会では出だしから絶好調だったこともあり、人々の注目を集めることになった。
試合で勝ち続けるとともに、彼女らの一挙手一投足が話題を集めだした。
カーリングの場合、彼女らひとり一人にピンマイクが装着されている。そのマイクが彼女らの声を余すところなく伝えてくれる。
彼女らは飾ることなく、北海道弁丸出しで作戦を話し合い、意思統一に心を砕く。作戦は最終的にはスキップの藤澤選手が決定するのだろうが、そのことに応える吉田知那美選手(だろうと私は思っているのだが)が発する「そだね-」という言葉に何とも心が癒される。
そんな彼女らに誰が名付けたのだろう?「そだねーJAPAN」と名付けたが、言い得て妙である。
北海道弁だけではない。日本チームの彼女らは他のチームと比べて、圧倒的に話し合う量が多く、意思統一に時間を割いているように感じられる。そして好ショットを放った時に素直に喜びを表す姿にも人々は好感を抱いているようだ。
さらにテレビでの露出時間が長いことで、彼女らのビジュアルも話題となっている。
確かに、藤澤選手、吉田知那美、吉田夕梨花の姉妹選手、鈴木選手の4選手はいずれもテレビ映りのいい選手ばかりである。特に藤澤選手はいまやネットの世界を騒がせるほど、その可憐さ、可愛さが評判となっているようだ。
またチームには元祖美人選手の本橋選手も主将としてリザーブに控えている。
さて、そんな彼女たちLS北見だが、予選ラウンド前半は3連勝と好調な出だしだったが、その後は一進一退で観戦する私たちをやきもきさせた。
特に昨日、今日の二つの対戦は相手に大量リードを許し、最後まで戦えずギブアップしてしまう不安な戦いぶりだった。
結局予選ラウンドは5勝4敗で予選ラウンド敗退かと思われたが、予選通過を争っていた米国の敗退により、際どく予選突破し、準決勝進出となった。
チームとしてはやや下り坂かなぁ、と思われる点がやや不安だが、気持ちをリフレッシュして韓国との準決勝に臨んで、ぜひともメダルを獲得してほしいと思う。
頑張れ!そだねーJAPAN!!
2月18日(日)午後、かでるホールで「第7回 かでる de かなでるFoster Concert」があり、昨年に引き続き参加した。
コンサートは無料ということもあってだろうか?私たちのようなシニア世代を中心にしてホールはほぼいっぱいに膨れ上がった。
今年のゲストは千歳高校吹奏楽部の1~2年生40数名だった。
コンサートは2部構成で、第1部は千歳高校吹奏楽部の単独演奏と道警音楽隊とカラーガード隊などによるステージドリルのステージだった。
第2部は、道警音楽隊と千歳高校吹奏楽部の合同演奏という構成だった。
具体的なプログラムは次のとおりである。
《第1部》単独演奏
~千歳高校吹奏楽部~
◇The Seventh Night 0f July TANABATA/酒井格
◇ディズニーヴィランズ・メドレー/Bruce Healey他
(悪役たち~グリム・グリニング・ゴースト~禿山の一夜~哀れな人々~悪魔たちの饗宴)
◇吹奏楽のための「ワルツ」/高昌帥
~北海道警察音楽隊~
◇ステージドリル「ミュージック・パトロール2018」
《第2部》道警音楽隊と千歳高校吹奏楽部の合同演奏
◇コンサート・マーチ「テイク・オフⅡ」/建部知弘
◇アメージング・グレース/アメリカ民謡
◇エル・カミーノ・レアル/Alfred Reed
◇糸/中島みゆき
◇東京ディズニーシー・メドレー/Brad Kelley他
(東京ディズニーシー・テーマソング~レジェンド・オブ・ミシカ第6章~ブラヴィッシーモ!~ウェン・ユア・ハート・メイクス・ウィッシュ)
◇シャンソン・メドレー/Hubert Giraud他
(モンマルトルの小径~パリの空の下~ムーランルージュの歌~バラ色の人生~枯葉~セ・シ・ボン)
そしてアンコールに、Mr.Children 作曲し歌った「ヒカリノアトリエ」が演奏された。
このコンサートで感じさせられたのは、やはり道警音楽隊の演奏技術の高さだった。道警音楽隊の単独演奏はステージドリルの場面だけだったが、キレのある演奏技術は抜群だった。
対して、千歳高校の場合は3年生部員が引退した後で、個々の技術をこれから磨いていくという段階にあったようだ。彼らがこのFoster Concertを機にジャンプアップされることを願いたい。
当たり前と言ってしまえばそれまでだが、今コンサートは指揮者の重要性を気づかせてくれるコンサートでもあった。
合同演奏では、道警の音楽隊長と千歳高校吹奏楽部の顧問が交互にタクトを振った。すると、聴こえてくる音が微妙に違うのを感じたのだ。
自信に満ちたような音楽隊長が身振りも大きく指揮をすると、全体の音が大きく、キレもある演奏に聞こえてきた。
対する千歳高校の顧問の先生は、どこか自信のなさそうな指揮がオーケストラにも伝わってか音がいま一つまとまってないように聞こえてきた。
音楽隊長が話すところによると、お二人は武蔵音楽大の先輩・後輩の間柄でもあるという。あるいは、顧問先生の方は先輩の前でちょっと委縮してしまったのかもしれない?
※ YAKINIKU BAR TAMURAのエントランスです。
妻は肉が苦手である。私も以前はそれほど焼肉は得意ではなかったが、なぜか最近は焼肉を欲することが多くなっていた。
久しぶりのランチに赤れんがテラスに入店するYAKINIKU BAR TAMURAに向かった。
昼食時だったが、平日だからだろうか?それほど混雑してはなく、私たちは窓際から道庁の赤れんが庁舎が望めるベストな席に案内された。
※ 私たちの席から望めた道庁赤れんが庁舎、左は北海道警察庁舎です。
YAKINIKU BARと銘打つだけに、店内はなかなかおしゃれである。そのうえ、お客のプライバシーを大切にする配慮がされた店内のつくりになっていた。
※ おしゃれで、プライバシーに配慮した店内を一枚撮らせてもらいました。
焼肉店といってもこの店の場合、メニューは千差万別である。
私たちはランチなので(いや、年金族だから)贅沢は慎み、私は「シェフの日替わりランチ」(1,185円)で、この日は牛サガリ(味付き)ということだった。妻は唯一食することができるハンバーグのメニューで「THEプレミアム和牛ハンバーグステーキランチ」(1,556円)をオーダーした。
グラスワインがリーズナブルに提供されていたので、グラッときたが食事の後に所用が控えていたので我慢した。
※ 私がオーダーした「シェフの日替わり定食」(牛サガリ)です。
私の牛サガリであるがテーブルに自分で焼くシステムである。
火は強くなく、弱くなく、さすがに専門店である。柔らかな牛サガリを美味しくいただくことができた。肉とともに、ジャガイモ、カボチャ、タマネギ、ピーマンも過不足なく添えられていた。
※ 全ての肉を並べてはいないので、少し貧弱かもしれませんが、一人前ですからね。
妻のハンバーグは、専門店ゆえのハンバーグということか、焼きがあまいためか内部に火が通っていなかったらしく、少し残してしまった。
※ 妻がオーダーしたハンバーグです。
それでも妻は店の雰囲気が気に入ったようで、例年息子家族と一緒に行っている誕生会の会場として頭に描いているようだった。
【YAKINIKU BAR TAMURA データー】
札幌市中央区北2条西4-1 赤れんがテラス 3F
電 話 011-215-1129
営業時間 【平日ランチ】11:00~14:30
【ディナー】17:00~22:00
定休日 不定休
駐車場 有(赤れんがテラス内に有料駐車場)
座 席 60席(テーブル席、ソファ席) ※個室あり
入店日 ‘18/2/19