田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

初めての冬囲い

2024-10-18 15:00:23 | ボランティア
 “初めてのお使い” ならぬ “初めての冬囲い” である。慣れぬ手つきながら、なんとか恰好だけは整えた。しかし、実際に幼木は無事に冬を越すことができるのか?その答えは来春になるまで分からないのだが…。

 本日午後、私にとっては人生初めての「八重紅枝垂桜」の幼木の冬囲いに挑戦した。
 というのも、15年間継続してきた道立近代美術館前の歩道の清掃ボランティアだが、(そのボランティアについては拙ブログで折に触れて投稿してきた)会員の高齢化によって今秋をもって終止符を打つことにした。残念だが、高齢化は抗しがたい現実である。
 そこで会の会費に若干余剰金があったことから、「活動を続けてきたことを記憶に残すため、記念の植樹をしよう!」ということになった。樹種は私の希望も入れてもらって「枝垂桜」にすることになった。

    
    ※ 樹名板は東急ハンズで制作しました。

 ネットを通じて小さな幼木を入手し、9月末に会員の手によってマンションの庭に植樹した。植樹して3週間が経ったが、今のところ順調に育っているようである。

        
       ※ 購入した枝垂桜の幼木です。無事に育ってくれますように…。

 そこで必要となるのが雪国寒冷地である札幌においては “冬囲い” が必須である。市の緑のセンターに出向いて、指導員の方から冬囲いについてレクチャーを受け、ホームセンターに行って器材を購入した。購入したのは「サンムシロ」という石油由来のむしろ、風除けネット、ネット張り用支柱、結束バンド、などである。
 まずサンムシロで枝垂れ桜の幼木を覆い、棕櫚縄を使って結わえた。

    
    ※ まずサンムシロで幼木を覆いました。

 続いて、その周りを覆うように支柱を立てて風除けネットを巡らし、結束バンドで支柱に結わえた。

       
       ※ サンムシロで覆った幼木をさらに風除けネットで覆いました。 

 と書くと、なんとなく冬囲いが立派にできたように聞こえるかもしれない。 
 しかし、この出来具合で、厳しい札幌の冬の気候に耐えうるのか?と問われるといささか自信がない。何せ素人仕事なのだから…。
 冬本番を迎えて、吹雪のために風除けネットが吹き飛んでしまうかもしれない。それくらいあやふやな作業で自信がないのだ。もし吹き飛んだから、冬の最中に補修作業に追われる羽目となるかもしれない。
 心配の種は尽きないが、“その時はその時” と腹をくくってこの冬を過ごすしかないかなぁ、と思っている。そんないささか自信のない “初めての冬囲い” でした…。

なんとか見られるようになったかな?

2024-08-06 12:42:40 | ボランティア
 マンション周囲の街路樹枡花壇に栽培しているインパチェンスの育ちが良くなかったのだが、懸命に世話を続けたことが功を奏したのだろうか?ここにきてなんとか見られるようになったかな?という状況となりホッとしている。

 近代美術館前歩道の清掃活動に取り組んでいる「近美を愛するブリリアの会」の活動の延長線上の活動として、マンション周囲の街路樹枡花壇の整美活動にも取り組んでいる。これまでいろいろな花種の栽培に取り組んできたが、昨年初めてインパチェンスの栽培に取り組んだところ、インパチェンスの花がこんもりと盛り上がり素晴らしい出来となった。

    
    ※ この2枚は昨年のインパチェンスです。
    

 昨年に引き続き「今年も!」と考えたのだが、調べると「インパチェンスは連作に向かない」と分かりガクッときた。しかし、あきらめきれない私は市の緑のセンターの相談窓口に問い合わせた。すると「土壌改良剤をすき込めば大丈夫ですよ」との回答を得た。そこで指導どおりにピートモスを購入してすき込み、インパチェンスの苗を植えたのだが…。
 それがいっこうに育ってくれず、中には株そのものが枯死してしまうものまで出る始末だった。
 「やっぱりダメなのかなぁ」と思いつつも、諦めきれず水遣りと肥料の投与は続けた。
 水遣りは3日と空けずたっぷりと与え続けた。すると7月下旬頃から、「少しは見られるようになってきたかなぁ?」という程度に花の勢いが出てきた。
 そして8月に入り、昨年のようにはならないまでにも何とか見られるような状態になってきたのでは?と、こうしてブログに話題に取り上げられるまでになった。
 苗の購入代をマンションの管理組合から拠出してもらっているだけにホッとしているというのが今の偽らざる心境である。
 マンション周囲にある街路樹枡花壇は多くの人たちが行き交うところである。その方々が「きれいに咲いているなぁ」と思いながら通り過ぎているはずと思っているのだが…。

    
    ※ こちらの2枚は今朝撮った今年のインパチェンスです。
    

 なお、私が管理する街路樹枡花壇は小さな三つの花壇が1.8×0.8(m)、北1条通側の大きな花壇が2.3×1.2(m)であるが、そこへ毎回小さな方には20ℓ、大きな方には35ℓの水を与えている。これからも花の季節が終わるまで水遣りを続けようと思っている。
 また、今年はもう一つ、種子から「コキア」の栽培に取り組んでいる。こちらもマニュアル通り桜の開花時に播種したのだが、やはり育ちは良くなかった。3ヵ月家の中、ベランダで育成し、7月中旬にようやく土に下したのだが、成長は遅れている。株は小さくとも秋には紅葉した「コキア」を見たいと思っているのだが…。

    
    ※ 約30株のコキアを栽培しています。

子どもたちの学習支援ボランティア

2024-07-31 16:34:10 | ボランティア
 久しぶりに小学校の小さな子どもたちの学習を支援する活動に参加した。可愛い手が挙がり、質問してくる子どもたちの学習を手助けするのは、やりがいもあり、心楽しいひと時だった…。

 7月29日から今日まで3日間、子どもたちの学習支援ボランティア活動に参加した。
 この活動は、私が所属する退職組織が、学校の夏季休業と冬季休業に合わせて子どもたちの学習を支援する活動である。
 私たちの退職組織は10年前から、中央区の小学校単位に設置されている児童館に出向き、児童館の学習タイムに合わせて、私たちが出向き学習を支援する活動である。今年も中央区の二つの小学校に併設(?)する児童館で5日間にわたって実施中である。
 私は自宅近くの某小学校に併設する児童館に3日間参加することを申請して、本日その3日間が終了したのだ。
 時間は午前10時から45分間である。某児童館は集まってくる子どもがけっこう多く、毎日60~70人程度の子どもが3つの部屋に分かれて、全員がそれぞれの長期休業中の宿題などに取り組んでいる。
 某児童館にはこの3日間、平均5人の退職者が参加し、それぞれ各部屋に分かれて支援を行った。

   

 学習はあくまで子どもたちの自主性に任せ、私たちはその学習を見守る姿勢である。その学習の中で躓いた場合には、手を挙げて私たちの助言を求めるという仕組みである。主に手が挙がるのは、やはり低学年の子どもたちである。私たちは手が挙がった子どもの傍に赴き、躓いている点を尋ねて、ヒントを与え、できるだけ自分の力で解決できるように仕向けるのだ。そして解決できた時の子どもの表情がパッと輝くのを見るのが楽しみなのだ。
 児童館にはかなりの数の指導員の方も務めているが、子どもの数が多いだけに十分なサポートができないようだ。そうした状況の中で、私たちのボランティアも多少は役立っているのかな?と感じさせてもらいながら3日間応援させていただいた。
 冬休みも頑張ろうかな?

ブリリアの会 会報300号到達!

2024-06-25 16:59:40 | ボランティア
 近代美術館前の歩道の清掃活動を15年間続けてきたが、その間活動日を連絡することを主として会報の発行を続けてきた「近美を愛するブリリアの会 会報」の発行数がとうとう300号に到達した。内容はともかくとして、まさに “ちりも積もれば山となる” を実感している。

 私がマンションに同居する皆さんに「一緒に近美前をきれいにしませんか?」と呼びかけたのが2010年の6月末でした。そうしたところ10戸15名の皆さんから賛同を得て、実質的に活動をスタートしたのが2010年の7月5日だった。
 記念すべき会報の第1号は、それより遡ること3日まえの7月2日に発行している。
 以来、主として活動日をお知らせすることを主として毎回会報を発行し続けてきた。それが先日、6月16日の発行をもって300号に達したのだ。
 会報は毎回 A4版の裏表に印刷して発行している。会報の割り付けは、紙面をおおよそ4分割して、(1)活動日の予告、(2)前回活動の報告、(3)トピック的な話題、(4)「よもやま話あれこれ」と題して、四季折々の変化や活動の関するよもやま話、などを掲載している。(もちろんそうでない場合もあるのだが…)
 300号でいうと、表面の最初は次回の活動日の予告している。続いて「会報が300号に達しました!パチパチパチ!」と題して、300号に達したことを伝えた。裏面には「第5回目の活動から」と題して前回活動の様子の報告。そして「よもやま話あれこれ」では、近美前に現れた札幌のバンクシーこと田中さんという方が近美前の歩道に現れ、ポプラの綿毛でかわいいウサギを創っていったことなどを話題として取り上げた。 

    
    
    ※ どうもスキャンの性能がイマイチのようで会報自体を読むのは困難ですね。

 おおよそこのような形で発行を続けてきたのが “ちりも積もった” のである。
 私は、会報発行300号記念として会報第1号の復刻版を発行した。氏名などは伏せさせてもらったが、下の図がその復刻版である。
        
 今年の活動開始に当たって、会員の高齢化から「活動は今年いっぱいで終了する」と4月10日の拙ブログで宣言したが、その思いは変わっていない。
 とすると、会報の発行も残りあとせいぜい10数回かと思う。
 それまではこれまでどおり発行を続け、有終の美を飾りたいと思っている。
 私の手元には1号から300号まで全て揃っているが、300数号まで全てを揃えて私の宝物の一つにしたいと思っている。

本日は花づくりWednesday!

2024-05-29 19:05:28 | ボランティア
  •  いつの頃からか、私たち「近美を愛するブリリアの会」がマンション周囲の花壇のお世話をしている。本日はその花壇に花苗の定植作業を会員の方々と一緒に行った。

 なんだか日記風のブログとなってしまいそうだが、本日は一日中 “花づくり” に関わった一日となった。
 いつの頃からか、と表現したが、思い起こせば15年前から私たち「近美を愛するブリリアの会」が近代美術館前の歩道の清掃活動を始めたのだが、ある会員が「マンション周囲の街路樹枡を花で飾りたいですね」という提案があった。
 私はマンション周囲のことは管理人の業務なのではと思ったのだが、どうやらマンションの敷地外ということでそうではないらしいということが分かり、“それでは” ということで始めたのがキッカケだったように記憶している。
 以来、毎年私たちがマンション周囲の街路樹枡4ヵ所の花壇の花の植栽、維持管理活動をしている。花苗の購入費は管理組合に負担していただき、私たちがその維持管理をするという方式である。
 今年も私たちで植栽する花種(インパチェンス)の選定をし、業者に発注し、本日その苗160株が届いたので、さっそく会員の方々と苗の植栽をしたということである。

    
    ※ 花苗の植栽をする「近美を愛するブリリアの会」の会員の皆さんです。

 しかし、花苗を植栽するといっても、その前の準備がけっこうあるのだ。
 まず、春花壇を飾ったスノードロップ、クロッカス、チューリップなどの球根を掘り起こし、整地する必要があった。
 さらには連作には適しないと言われるインパチェンスを今年も栽培したいと考えたために、土壌改良をする必要に迫られピートモスという土壌改良剤をすき込む作業があった。(土壌改良剤については、緑のセンターの相談窓口で助言を受けた)
 これらの作業は苗の植栽作業の前に、私が受け持って午前中に終わらせた。
 そして午後、本日は6名の会員の方々の参加を得て花苗を植栽した。会員の方々は手慣れたもので、ミックス苗(赤、ピンク、白)を適度に混合し、手早く植栽してくれた。

  
   
   ※ 花苗の植栽を終えた街路樹枡の花壇です。

 昨年、育てたインパチェンスは根気よく水遣りを欠かさなかったこともあり、とても良い出来だった。今年もその再現を狙っているのだが、果たして??

 
 ※ 昨年秋、良く育ってくれたインパチェンスです。今年もこのようにと願っています。

 ここで終わらずに、私が3月末に「さっぽろ花と緑のネットワーク」主催の「種から花を育ててみよう」という講座で学んだ「亜麻(アマ)」を私は種から室内で育てていたのだが、ようやく地植えできる程度になったので、その苗をみなさんに手伝っていただき地植えした。
 私の今年の課題はもう一つある。それは、これも種から育てているのだが「コキア」を現在やはり室内で育てている。まったく初めての挑戦なのだが、あのこんもりとした形状のコキアが秋に紅葉することを楽しみにしている。果たして望み通りに育ってくれるのか?これももう一つの果たして??である。

    
   ※ 室内で種から育成中の「コキア」の苗です。地植えにはもう少しかかりそうです。
 
 「コキア」の成長の様子も本ブログでも時折り報告できれば、と思っている。
 なお、本日のタイトル名「本日は花づくりWednesday!」に特に意味はない。別に苗の植栽を水曜日にしているということではない。たまたま本日が水曜日だったというだけの話である。

順調に清掃活動を続けています!

2024-05-22 18:02:24 | ボランティア
 気になっていたART文字とMUSEUM文字の整枝作業をようやく終えることができた!素人作業ではあるが、まあそれなりに整えられたのでは?と自己満足しているのだが…。 

 15年間継続してきた道立近代美術館前の歩道を清掃する活動だが、会員の高齢化から今年を最後と定めて4月9日に今年の活動をスタートした。その後、今のところ順調に2週間に1度の活動を続けている。
 今朝(5月22日)、今年に入って4度目の活動を行った。本来は昨日実施の予定だったのだが、昨朝は小雨状態だったため、今朝に変更して実施したのだ。
 今日は会員の方々8名が集まっていただき、いつものように清掃活動を行っていただいた。私は皆さんが清掃活動をしている間、以前から気になっていたART文字とMUSEUM文字の整枝作業に精を出した。ART文字とMUSEUM文字を象っているクサツゲが春の陽気の中、新芽を成長させて文字が不鮮明になっていた。
 その整枝作業を行うのに、私たちには文明の利器など何もない。原始的な草刈りバサミ一丁を手にしての作業である。会員方々から「植木職人並みですねぇ」などとおだてられながら…。何百回、何千回、草刈りバサミを開け閉めしただろうか?しかし、疲れは腕よりも中腰の姿勢での作業が辛かった。

       
      ※ 私が整枝作業に使っているものと同じ草刈りバサミです。

 清掃作業が終えようとする1時間後に、私の整枝作業もなんとか終えることができた。(というより無理矢理終わらせた)プロのようにはとてもできないけれど、まあ文字は判読できるくらいになったかな?と自己満足している。
 これからは夏に向けて夏花壇の整美も同時に行っていかねばならない。2週間に1度の早朝の活動が秋まで続く。清掃後のスッキリとした路上を眺めることが会員の方々の何よりの悦びである。

   
   ※ 上の写真が整枝前、下の写真が整枝後のものです。
   


   
   ※ 上の写真が事前、下の写真が事後のものです。
   

 最後まで皆さんとしっかりと活動を続けて有終の美を飾りたいと思っている。

   
   ※ 清掃作業を終え、スッキリとした路上を帰路に就く会員の皆さんです。

15年目のボランティア発進!

2024-04-10 19:26:54 | ボランティア
 道立近代美術館前の歩道を清掃するボランティアを私たち「近美を愛するブリリアの会」が勝手に始めてから15年目の春を迎えた。会員の高齢化が進み、今年を最後と定めてこの1年間だけは頑張ることにした。昨日朝、今年の第1回目の活動をしたのだが、春の清掃はいつものことだが、大量の枯葉のゴミが出た。

 昨日4月9日(火)、朝6時から毎年行ってきた道立近代美術館前の道路の清掃ボランティアを行った。前日までの好天から一転して風が強く、気温も低い中での活動となった。

    
    ※ 路上には冬期間に蒔かれた微砂利が写真のように路上に散乱していました。

 会員は現在全部で15戸なのだが、実質的に活動されているのは8~9名で、残りは活動には参加しないが、活動を物心両面で支えてくれるサポート会員である。昨日は活動されている方のほぼ全員に当たる8名が参加してくれた。やはり会員の方々も最後の年ということを意識されているのかなぁ、と伺わせてくれた。

    
    ※ 枯葉もご覧のとおり、柵際にたくさん降り積もっていました。

 清掃の方は、毎年のことだが第1回目の清掃はいつも大変である。というのも、近代美術館前の庭は落葉樹がたくさん植わっている。それら落葉樹の樹からは昨秋に大量の枯葉を路上に落とし冬を越したのだ。だから、私たちは昨日その整理に大わらわとなった。

    
    ※ 会員の方々は手作業で枯葉をボランティア袋に詰めています。

 通常の活動だと30分ほどで終了するのだが、昨日は枯葉を集めるだけで約1時間かかってしまった。集めた枯葉は、なんと40kg入りのボランティア袋34袋にもなってしまった。会員たちと「これは新記録では!?」などと話し合った。

    
    ※ 枯葉を集めたボランティア袋はなんと34袋でした!

 活動はこれで終わりではない。冬期間に路上には滑り止めの微砂利が撒き散らかされていたので、これらを掃き清めねばならない。微砂利は燃えるゴミとはならないために、歩道の隅に何ヵ所かに分けて掃き集めておくことにした。そうすると後日に道路清掃車が集めていってくれるのだ。この微砂利の清掃におよそ30分間かかった。

    
    ※ 微砂利の方は写真のように路上の各所に掃き集めました。

 結局、第1回目の活動およそ1時間30分かかり、通常の3倍もの時間を要した。それでも冬の間に路上に横たわっていた枯葉や微砂利を取り除いたことで、すっきりとした歩道となり、清掃した私たちもスッキリとした気持ちになって活動を終えることができた。

    
    ※ 活動を終えた後の近代美術館前の歩道です。スッキリしました!

 清掃ボランティアは「今年が最後の年」と定めたと記したが、会員の高齢化は防ぎようがない。徐々に会員の数も減ってきていた。詳しく調べたわけではないが、平均年齢は75歳を超えているのではないか?私も含めこれ以上の無理は出来ない。今年も2週間に1度の割合で実施する予定だが、今年精一杯やらせていただき、有終の美(?)を飾りたいと思っている。
 時おり、拙ブログでその様子をレポートしたいと思っている。

今年の清掃ボランティア無事終了!

2023-10-27 16:21:58 | ボランティア
 今年の夏も早朝に、二週間に一度の割合で道立近代美術館前の歩道の清掃を続けてきたが、去る10月24日(火)に計16回の活動をもって今年の活動を終了した。会に集ってくれた皆さんは地域に対するささやかな貢献に満ち足りた表情で来年の再会を約し別れた。

 私たちが勝手に近代美術館前の歩道の清掃を始めてから今年で14年目となるが、今年の活動も特段の事故もなくこの度無事に終了することができた。
 14年前、私たちが近代美術館前の新築マンションに入居した時、近代美術館前の歩道は雑草が蔓延り、とても醜い状態となっていたり、歩道に覆いかぶさる広葉樹の葉が絶えず路上に落ちていたりする様子を見て、市内はもとより全道各地から美術展を観覧に来た人たちがその様子にがっかりするんじゃないだろうか?との思いがあった。
  
  ※ いつもの清掃活動の風景です。
 近代美術館前庭の緑に癒されている私たちとしては雑草や落ち葉を何とかしたい、という思いから「早朝に清掃をしませんか?」呼びかけたところ、10数名の賛同を得た。中には「活動に参加は出来ないけれど、会費などで応援したい」と名乗り出てくれる人もいて会員は当初20名を超えていた。
 以来、毎年4月~10月までの7か月間、2週間に一度のペースで路上清掃を続けてきた。その間、高齢のために活動を離れていった方もいたが、会員は活動開始からの方がほとんどだが15名の会員を維持して今日に至っている。
  
  ※ 春の花苗の定植作業の様子です。
 今年は春3月24日に第1回目の活動を開始して以来、先日10月24日まで計16回の活動を行った。その間、清掃活動と共に、マンション周囲の花壇への花苗の定植、ポプラの綿毛からクサツゲを護るためのネットの設営、そして除去、さらにはART文字やMUSEUM文字を象るクサツゲの整枝、スピレアマジックカーペットの整枝作業なども同時に行ってきた。
  
  ※ MUSEUM文字を象るクサツゲを整枝した後の様子です。
 特に今年は花壇に定植したインパチェンスの成長が素晴らしく、これまででも最も見事な花壇となったことが嬉しい出来事だった。
  
  ※ こんもりと小山のように成長したインパチェンスの花壇です。
 しかし、寄る年波には勝てない。最近は活動を終えた後はグッタリすることが多くなった。それは私だけでなく、会員のほとんどが同年代であるから他の方も同様だと思われる。新入会員の勧誘も行ってきたが、思うように加入してはもらえなかった。
  
  ※ 花壇は今、来春に備えて春の花の球根を植えて整地された状態です。
 そろそろ「引き時かなぁ…」と考え始めた。会員の皆さんともそうした会話を交わすようになった。「来春にまた会いましょう!」と言って解散したが、会員の皆さんの考えも聴きつつ会の活動の継続云々について考えていきたいと思う今日この頃である…。   

気温33℃ 炎天下での野外奉仕活動

2023-08-24 20:20:21 | ボランティア
 いや~、暑かった。全道一円に熱中症警戒アラートが発せられる中、私たち70歳を超えたお年寄りたちは、大通公園の花壇の花がら摘みなどの奉仕活動に汗を流した。私は密かに活動中止指令を待っていたのだが…。
  
  ※ 私たちの花壇の維持管理活動の様子です。
 4月から始まった大通公園の花壇への花の植栽、そして花たちの維持管理活動は班別に毎月一度程度の割合で活動を続けているが、本日は5回目の活動日だった。
 私はここ数日、北海道(札幌)が過去にないほどの猛暑日が続いていることから「あるいは活動が中止になるのでは?」という淡い期待を抱いていたのだが、そうした連絡は届かなかった。
 集合は午前9時30分。私は9時に自宅を出て、自転車を駆って大通公園の管理事務所(大通公園西7丁目)に向かった。9時とはいえ、ムッとするような熱気に包まれた。
 管理事務所で活動の用具をリアカーに積み込み、私たちが維持管理を受け持っているのは大通公園西3丁目のボーダー花壇という道路に沿って真っすぐに造られた2本の花壇に植えられた花々の維持管理活動である。
 管理事務所の担当の方が「今日は暑いので、マリーゴールドの枯れたのを摘み取るだけで、早く切り上げましょう!」と言ってくれた。私たちの班は確か10名だったはずだが、自主的に休んだ方もいて、今日の出動は6名だった。
 活動を始めたのは9時半すぎだったが、ビルの壁に表示されている温度計はその時すでに33℃を指していた。ちょっと動くだけでも汗が噴き出てくる。私は早く切り上げたいばかりに懸命にマリーゴールドの枯れた花を摘み取ることに専念した。女性の方たちはさすがに丁寧である。マリーゴールド以外の花でも気になる部分には手を入れていた。
  
  ※ ビルの壁の温度計が気温33℃を示しています。
 1本目のホーダー花壇の手入れを終え、休憩を挟んでもう一本のボーダー花壇の手入れを終えたのは11時前だった。いつもは12時近くまでかかるのだが、今日は簡単な手入れで済ませたので、早めに切り上げることができた。それでも活動を終えると皆汗まみれの様子だった。
  
  ※ もう一本のボーダー花壇の様子です。
 私たちが活動する大通公園の3丁目は特に観光客に姿が目立つ。彼らの目に私たちはどう映っているのだろうか?願わくば「札幌はきれいな街」、「優しい街」と記憶に刻んでほしいものだ。私たちが観光客として他の街の観光地を訪れ、きれいに整えられた街を見たた時に感ずるように…。
  
  ※ 活動を終え、札幌テレビ塔をバックに参加者一同で記念の一枚です。
 それにしても炎天下の活動は身体に堪える。帰宅した私は軽い睡眠をとって疲労を取り、午後から予定していた講座の受講に向かったのだった。

花咲か爺さん(水遣り爺さん)奮闘す!

2023-08-21 16:56:26 | ボランティア
 花咲か爺さんならぬ、水遣り爺さんがこのところ大奮闘中である。このところの酷暑で花壇の花たちは悲鳴をあげている!?そこで爺さんは朝に、夕に花たちに懸命に水遣りを続けている。

 何の因果か、私たち近美前の歩道の清掃ボランティアを続けるグループが何時の頃からかマンション周囲の街路枡花壇の維持管理を行うことになってしまった。思い返すとこちらもすでに少なくとも10年以上が経過している。
 我がマンションの周囲には計4ヵ所の街路樹を利用した花壇がある。そこに花苗を植栽し、そして維持管理をすることが私たちに課せられているのである。(その経過はいろいろあるのだが、そのことを詳らかにするのが本投稿の趣旨ではないので割愛する)
 当初は管理しやすい四季咲きベゴニアを主として植栽していた。ベゴニアは帯水性に優れていることもあり、あまり水遣りなどは気にしなくとも良かった。しかし、いつまでもベゴニアではなかろうと、昨年からインパチェンスという花に切り替えた。これが意外に乾燥には弱いことが判明した。少し雨が降らないと、たちまち花が萎んでしまうのだ。誰かにお願いするわけにはいかないので、自分がやるしかなかった…。
 マンションの前で「私は水遣りをしていますよ~」などとこれ見よがしにするのは気が引けるが花たちは水を待っている。昨年は最低限の水遣りをして過ごした。
 ところが今年の気象は異常である。連日の真夏日が続き、花壇の土は乾燥しきっている。私は気恥ずかしさも捨てて、朝に夕に気が付いたときにはできるだけ水遣りをするように心がけた。中にはかなり危うくなりかけた花壇もあったが、積極的に水遣りを続けたために、このところは花たちが元気いっぱいに花を咲かせてくれている。インパチェンスは花の色がいろいろあるが、その配色をどうするかなどといったセンスは皆無なので、アトランダムに配置した花壇の様子を私は気に入っている。
※ マンション東側に配されている3つの街路枡花壇の様子です。
  
  ※ 写真がボケているのは愛敬として、こちらはアイビーがあまり育っていません
  
  ※ こちらのス入りアイビーは私の好みなのですが、少し元気がありません。
  
  ※  こちらのアイビーが一番元気です。
 水遣りは毎朝、毎夕というわけにはいかないので、一度に多量の水を撒くことを心掛けている。その水の量は、花壇の大きさが2㎡くらいなので、一度に20リットル前後を撒いている。一つの花壇だけは倍の4㎡くらいあるので、こちらは35リットル前後を撒いている。繰り返し水を撒くことでコツのようなものも見出した。それは、水を花や葉にかけるのではなく、できるだけ花の根元にかけることを心掛けている。
  
  ※ こちらが最も大きい北一条側の花壇です。ようやく見てもらえるかな?という花壇になりました。
 こうして今、私たちが維持管理する4つの花壇はかなり理想に近い状態に花を咲かせている。インパチェンスの周りに配したアイビーがいま一つではあるのだが…。
 酷暑の期間も間もなく終焉となるだろう。その時までせっせと “水遣り爺さん” に徹しようと覚悟を決めている今日この頃の私である。