初めて「瑞穂口」から野幌森林公園に入った。歩いたコースは全て初めてのコースだった。あまり人が入っていなく、野趣に富んだコースが魅力である。新雪のところが多く、良い意味でのトレーニングになった。

※ 今日私がトレックしたところは、「瑞穂口」から緑の下野幌線、そして「トド山口」まで行き、それから中央線を北上して、赤い基線から「瑞穂口」に帰ってきました。
若干昨日の疲れが残っていたが、今日を逃すと数日スノーシューを履けない予定なのでちょっと無理をして野幌森林公園に向かった。そして、今回はいつもと違い「瑞穂口」を目ざした。
野幌森林公園には、「大沢口」、「記念塔口」、「トド山口」、「登満別口」そして「瑞穂口」と五つの入口がある。私はこれまで森林公園に十数度訪れているが、いつも「大沢口」だった。「大沢口」には「自然ふれあい交流館」もあり、観察会もこちらで開催されるなど、いわばメインの入口となっている。そして公園のマップを見ると、私はこれまで公園の北半分しか体験していないことに気づいたのだ。そこで今日は公園の南部分を踏破しようと「瑞穂口」を目ざしたのだ。

※ 「瑞穂口」は駐車場確保のために除雪された雪がうずたかく積まれ、案内板などは隠れていました。
「瑞穂口」は初めての者にとってはやや分かりにくかった。マップに従って公園内に入ったのだが、どこが入口か良く分からなかった。少し広くなっているところ車が一台停まっていた。(道路はまだ先へと続いていたのだが)
その方に「瑞穂口に行きたいのだが、どの辺りでしょうか?」と問うと「ここが瑞穂口です」と言うではないか!周りに表示などは何もない。そしてその方は、私が当然「瑞穂の池」に向かうものと思い、「こちらがコースの入口です」と言ってくれた。そこには除雪された雪山をのぼっていくように足跡が付いていた。しかし私が「トド山口の方へ行きたいんです」と言うと、「それはあちらが入り口です」とまったく別な方を指さした。そこにも特別に表示はなかった。

※ 「トド山口」に至る下野幌線の入口にも何の表示も見ることができませんでした。
ということで、もしその方がいなかったとしたら、私は「瑞穂口」付近でウロウロしただけで帰らざるを得なかったかもしれない。
ともかくなんとか目指す「トド山口」に向かう「下野幌線」に取り付くことができた。
散策路には数日前の先行者の踏み跡が残っていた。それはおそらく27日の日曜日のものと思われた。その後、28日に降雪があったので薄っすらとした踏み跡だった。しばらくその跡を辿っていたのだが、途中から踏み跡があちこちに散らばって付けられていた。私は最も踏み跡がよく残っているところを辿って先へ進んだ。ところが、その踏み跡はだんだんと木が密生しているようなところに入っていった。「野幌森林公園の散策路は広い歩道が設けられているはずだ」と考え、「これは違う!」と判断し引き返し、比較的踏み跡が薄いながらも広く通路状になっているコースを選択した。結果的にこの選択が正解だったことをその先しばらく行ったところで確認することができた。

※ 迷った地点からかなり進んだところで、ご覧の表示があり一安心しました。
下野幌線は中央線と交差するまで3.6キロあるが、支線ということもありけっこう野趣に富んだコースだった。これまで体験したコースとは違い、かなりの上り下りのところもあった。また風倒木がかなり目立ったのもこのコースの特徴だった。ただ、散策路が風倒木によって遮られているところはなく、管理事務所が適切に対処されていることをうかがわせてくれた。(感謝!)

※ 下野幌線はご覧のようなワイルドなところもありました。

※ コース中に目立ったのが、こうした倒木です。管理事務所でも処理しきれないのでしょうね。
雪の中の3.6キロは長い!遠くからトド山口近くにある立命館慶詳中学・高校のチャイムの音が聞こえるのだが、なかなか到達しなかった。約1時間20分ほどかかって中央線と交差する地点に出た。そこから「トド山口」までは0.6キロある。周回コースからは外れるが、後学のために「トド山口」まで往復することにした。「トド山口」は「瑞穂口」と違い、表示もされ、駐車場も整備されていた。

※ 約1時間20分かけてようやく中央線と交差する地点に着きました。

※ 「トド山口」の方は、「瑞穂口」と違い、しっかりと整備されている感じでした。
0.6キロを再び戻り、私は中央線を北上した。中央線は「大沢口」に通ずる幹線なのだが、こちらの方は人が通った形跡が薄かった。私はラッセル状態で中央線を1.2キロ進んだ。

※ 中央線なのですが、この日最も足跡などが薄く、ラッセルを強いられました。
雪原は夏に比べると単調である。花々も見ることができなければ、生き物たちの姿も見えない。途中でゲラ類が木を叩く音が聞こえたので、辺りを見回してみたが、素人の私には発見することができなかった。
中央線を1.2キロ進んだところで「瑞穂口」に至る基線との分岐に出た。午後1時回っていたが、ここでようやくランチタイムとした。とはいっても調理パンを熱い紅茶で流し込むだけなのだが、これが雪上では空腹も手伝いなかなか美味しかった。
※ 中央線と基線との分岐点でランチタイムを取りました。この日唯一、腰かける丸太がありました。
基線に入ると踏み跡がわりあいしっかりしたものが付いていて少し歩きやすくなった。途中、倒木が散策路を遮るように倒れていた。踏み跡がそこを回避していないのを見ると、昨日か、一昨日に倒れたものらしい。その倒木を回避したのは私が初めてだったようだ。基線の1.6キロを踏破し、午後2時過ぎ車を駐車した「瑞穂口」の駐車場に無事着いた。

※ ご覧のように倒木が散策路を遮断していました。つい最近倒れたようです。
この日は長距離のスノーシュートレックが目的だったが、歩数が約13,000歩、距離はおよそ10キロということで、その目的を達成できたかな?と思っている。
石狩川に向かう前に、「トド山口」からまだ未体験の「登満別線」をトレックしてみたいと思っているのだが…。