田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

私的に‘21を振り返る Part Ⅴ

2021-12-31 11:31:36 | 私的に〇〇年を振り返る

 「私的に’21を振り返る」シリーズもいよいよ最終回である。最後はこれまでのカテゴリーには入らなかったものを取り上げた。【どこに旅したか】、【環境 & 自然観察】、【どんな店に入ったか & 札幌麺紀行】、【どんなボランティアをしたか】、【その他参加したイベント・体験等】の5つの分野である。 

【どこに旅したか】

◆浦臼神社&旭川男山公園(両者のカタクリ、エゾエンゴサクの最盛期の群落を堪能)4/26

     

◆朝採りアスパラ(篠路町)と当別道の駅(「とれ小屋 ふじい農園」、「北欧の風 当別道の駅」)5/25

◆朝市めぐり(「石狩湾新港朝市」、「厚田港朝市」、JAいしかり「地物市場 とれのさと」)6/03

◆岩見沢市子公園巡り(「いわみざわ公園」、「あやめ公園」、「玉泉館跡地公園」)7/04

◆札幌市内ラベンター名所巡り(「真駒内霊園 頭大仏」、「幌見峠」、「二十四軒通り」)7/08

◆映画「大地の侍」ゆかりの地・当別町を訪ねる(当別町伊達記念館、伊達邸別館他)7/16

◆当別名所めぐり(ロイズ当別工場、当別亜麻畑、スウェーデンヒルズ) 7/16

◆札幌市内花手水ツァー(琴似、発寒、手稲、星置、新川皇大、新琴似、江南 各神社)7/24

◆道南の旅三泊四日(函館、松前、江差、寿都など道南地方を周遊する)9/13~9/16

     

 今年はコロナ禍もあり、これまでとは違い近間で、日帰りのものがほとんどだった。その中で唯一故坂口一弘氏の墓前でのお参りを兼ねて3泊4日で道南地方を旅したのが唯一の泊を伴った旅だった。

 道南地方は北海道の中では早くから拓けた地方だったため、史跡なども多く興味深い旅となった。コロナの状況が良くなれば、来年は是非とも道外の旅も再開したいと思っている。

【環境 & 自然観察】

◆札幌ぶらり散歩 93(自宅から札幌ドームまであちらこちらをキョロキョロしながら…)4/06

◆春を探してin 盤渓市民の森(この後サンカヨウの花を求めて何度も通うことになる6.9km)4/09

◆星置緑地のミズバショウ(札幌市内のミズバショウの名所 星置緑地を観察) 4/13

     

◆野幌森林公園で春を探す(桂コース ⇒ 四季美コース ⇒ エゾユズリハコースと回る)4/15

◆春を探してin 盤渓市民の森Ⅱ(森には残雪も目に付き、山野草はあまり目に付かず7.0km)4/19

◆自然観察会 in 小樽・旭展望台周辺(北海道自然観察会主催ののんびりとした観察会)4/29

◆春を探して in 盤渓市民の森 Ⅲ(標高の高いところでエゾエンゴサクが目立つ 8.3km)5/02

◆西野市民の森トレッキング(春も進んだ時期だったが多くの山野草に出会う)5/11

◆春を探して in 盤渓市民の森 Ⅳ(ニリンソウの大歓迎を受ける。サンカヨウはまだ)5/13

◆野幌森林公園トレッキング(ヒトリシズカ、オオバナノエンレイソウなどを観察)5/14

◆石狩浜「はまなすの丘公園」トレッキング(花の時期には尚早な公園を散策して歩いた)5/18

◆春を探して in 盤渓市民の森 Ⅴ(市民の森に通うこと5度目で幻のサンカヨウに対面)5/20

◆手稲市民の森トレッキング(クルマバソウの大歓迎を受ける。)5/31

◆富丘西公園のスズラン(在来種のスズランが市内で唯一生息しているのを観察できた) 6/01

◆前田森林公園「フジ棚」観察 6/03

◆厚別山本公園(市内にある11の総合公園の中で唯一訪れたことのなかった公園。まだ未完成)6/24

◆前田森林公園秋の観察会(公園で活動する凸凹クラブの主催。説明員が詳しく優しい説明)10/17

◆滝野すずらん公園のコキアの紅葉を見る(コキア以外の滝野すずらん公園内の紅葉を楽しむ)10/19

     

◆「秋の円山公園」観察会(北海道自然観察会主催、指導員の説明が親切・丁寧だった)10/31

◆前田森林公園初冬の観察会(冬越しの木々の様子、実や種子、木々の害虫などを知った)12/05

 体力の衰えを自覚することになった私として、今後志向するアウトドアライフの一つの方向なのでは?と思っている分野である。幸い、市内では様々な自然観察会が盛んに開催されている。今シーズン秋以降は意図的にそうした観察会に参加した。内容的に指導者の巧拙はあるものの、自然をより深く知るには絶好の機会である。大して体力も必要としないこれら観察会に来年は意欲的に参加したいと思っている。

【どんな店に入ったか(初めて訪れた店)& 札幌麺紀行】

◆札幌麺紀行 №134 銀波露 北円山店(葱玉醤油らぁめん 980円) 2/14

◆札幌麺紀行 №135 ラーメン桜島 本店(桜島ラーメン 980円) 2/18

◆札幌麺紀行 №136 ラーメンさんぱち 西岡店(昔風正油ラーメン 850円)2/23

◆札幌麺紀行 №137 だるま軒(二条市場内に出店する創業70余年の老舗 醤油ラーメン750円)3/08

◆札幌グルメ紀行 42 箱館うにむらかみ日本生命札幌ビル店(週替わり麺定食 850円)3/22

◆札幌グルメ紀行 43 台湾食堂FORMASA(札幌ミレド内に出店したお店「牛肉麺」)3/23

◆札幌麺紀行 №138 手打ちうどん 香村(西岡の住宅街、麺が硬めの独特の喉越しうどん)4/02

     

◆札幌グルメ紀行 44 ゆりや食堂(エッセイスト和田由美子氏推奨の懐かしグルメのお店)4/25

◆札幌Café紀行 №127 宮の森珈琲さっぽろテレビ塔店(会議用スペースの探索のため)6/22

◆京王プラザホテル札幌・グラスシーズンズ(息子家族との誕生会ランチビュッフェ)7/22

◆鼎泰豐 札幌店(小籠包の名店。息子夫婦から招待されて訪問)12/26

 この分野は、以前はかなり意図的に取り組んだ分野であるが、最近はそれほど意識はしていない。ただ初めて訪れたところは記録として残しておこうと設けている分野である。

【どんなボランティアをしたか?】

◆北海道近代美術館前の歩道の清掃活動

 ◇第1回 3月30日 ◇第2回 4月15日 ◇第3回 5月7日 ◇第4回 6月25日 

◇第5回 7月9日 ◇第6回 7月23日 ◇第7回 8月6日 ◇第8回 8月20日 

◇第9回 10月1日 ◇第10回 10月19日 ◇第11回 10月30日

     

◆その他、6月5日に花苗の定植活動、10月30日に花壇整理活動を実施した。

◆「めだかの学校」の運営 ◇1月18日 ◇2月22日 ◇3月8日 ◇3月22日 ◇4月12日

 ◇4月20日 ◇6月28日 ◇10月11日 ◇10月25日 ◇11月8日 ◇11月22日

 ◇12月13日

 今年も相変わらず「近美を愛するブリリアの会」の活動を行った。このボランティアを始めて今年で13年目だったが、私も含めた会員の高齢化が課題である。とりあえず来年は継続することにしているが…。

 一方の「めだかの学校」は学ぶ場であるのだが、一方で運営する側として会員の方々にスムーズに学習に取り組んでいただくために、午前中を会議や準備に費やしている。これも一つのボランティアと考えている。

 昨年まで全道規模の某退職組織の副会長の任を務めていたが、昨年度で任務を解いていただいたことで肩の荷を下ろすことができた一年でもあった。 

【その他参加したイベント・体験等】

◆初詣(例年通り1月3日に参拝し、干支の楽焼を購入する。妻は不参加)北海道神宮 1/03

◆円山動物園で絵馬をゲット(円山動物園提供の丑を描いた絵馬を入手)円山動物園 1/03

◆昔懐かし玩具フェア(昔の子どもたちの遊び道具を一堂に集めた販売会)大丸藤井セントラル 1/06

「書っ!パフォーマンス」(市立平岸高校書道部のパフォーマンス&体験会)市民ギャラリー 1/09

◆新春カレンダー市(コロナ禍で市内各所の市が中止になる中、唯一の開催)身体障碍者センター1/12

◆さっぽろ雪像彫刻展2021(彫刻の専門家たちが創る雪像展)札幌彫刻美術館 1/29

◆支笏湖氷濤まつり(支笏湖の水を活用しての氷濤が見事) 支笏湖畔 2/05

◆定山渓雪灯路(氷のキャンドル1,000個が彩る幻想的な光景が見もの)定山渓神社境内 2/07     

     

◆北海道開拓の村のひな人形(開拓の村内各所に飾られた23組の雛人形を観賞)2/29

◆毒毒毒毒毒毒毒毒毒 展(もうどく展)2(二度目の猛毒展を観覧)札幌バルコ 4/05

◆キャンプ(車中泊)de 焚き火(焚き火を楽しむために石狩浜で車中泊)5/17

◆コロナワクチン第一回目接種(札幌市の高齢者接種の第一日目に接種できた)パークホテル5/24

◆コロナワクチン第二回目接種(一回目よりスムーズに接種できた。副作用無)パークホテル6/14

◆おもちゃチャチャチャランド(真駒内のギャラリーで昔懐かしいおもちゃの展示即売会)6/24

◆昭和マルシェ in 新札幌(昔懐かしいお祭風景を再現)7/30

◆琴似屯田兵の歴史ふれあいフェア(屯田兵の食事を再現して提供)ホテルコトニ7/31

◆サッポロフラワーカーペット2021(2年ぶりの開催でやや小型化していた)赤レンガテラス8/29

◆加藤臣二「ぶらりスケッチ街歩き」展(水彩色鉛筆の色遣いが鮮やか)らいらっくギャラリー9/06

◆北海道美術家協会展(略称:道美展 写真の作品に感動、書道の体験も新鮮)市民ギャラリー9/09

◆北海道最古の円形校舎見学(石狩浜の旧石狩市立石狩小学校)10/02

     

◆札幌市の歴史的建造物模型展(道庁赤レンガ庁舎、時計台など全11作品)札幌市資料館 11/02

◆北海道ビジネスEXPO(全北海道の企業が集結した企業博覧会)アクセスサッポロ 11/11

◆NHK札幌放送局新放送会館見学(8K、280インチの大画面を堪能。他日技術展も見学)11/21、29

◆オリンピック報道写真展(札幌が会場となったマラソン、競歩、そして道内出身五輪選手)12/10

◆もっと知りたい!「ちゅうおうクイズラリー」(中央区内5ヵ所を巡るクイズラリー)12/14・15

◆ホワイトイルミネーション&札幌テレビ塔(恒例のイルミネーションをテレビ塔から俯瞰)12/19

◆マジックショー(アマチュアである日本生命の支社長によるマジック)市社会福祉総合会館12/23

 その他、これまでのどこにも入らないイベントへの参加や体験をまとめたのがこの分野である。人以上に好奇心旺盛と自認する私であるが、今年もいろいろなところに顔を出した一年だった。いつまでこの好奇心を持ち続けることができるのか?興味関心を失わない限り、これからも積極的に出かけたいと思っている。

 

 と5回にわたって私自身の今年一年を振り返ってみた。このシリーズの最初にも述べたが、私がこの「私的にOO年を振り返る」シリーズは2008年以来、毎年末に14年継続している年中行事(?)である。

 これをお読みいただく皆さまにとっては面白くも何ともないことかもしれないが、私にとっては自らの一年を振り返る貴重な年中行事である。「悔いない一年を過ごしたのか?」、「多少は前へ進むことができた一年だったのか?」等々…。自らを振り返る良い機会となっている。そういう意味で今年一年を振り返った時、コロナのために制限されたり、思いが挫かれたりした時もあったが、概ねそれなりに意味ある一年を過ごすことができたのではないか?と振り返っている。そう振り返ることができたのも、おかげさまで健康に過ごすことができたからである。

 しかし、来年も今年同様に!と思った時、また願った時に自由に外出できるかどうか?そのことに多少の懸念がある。それは、自らの心身が過渡期に差し掛かっていることを自覚するからなのだが、できれば来年もこれまで同様にアクティブに外の世界を見て!観て!視て!回りたいと思っている。

 今年一年間のお付き合いに感謝ししつつ、皆さまが良いお年を迎えられますことを願い、今年最後の投稿とします。


私的に‘21を振り返る Part Ⅳ

2021-12-30 12:52:46 | 私的に〇〇年を振り返る

 Part Ⅳでは、私自身が個人的にプロジェクトとして起ち上げ取り組んだ【札幌景観資産巡り】、【札幌でしかできない50のこと】、【札幌市内パークゴルフ場巡り】の三つの分野を振り返ってみた。いずれもが今年中に完成することができなく、来年への宿題となったが、事情が許せば一日も早い完成を目指したいと思っている。

 【札幌景観資産巡り】

◆指定第12号 「旧星野邸」(北海道帝国大学教授の星野氏の旧邸宅 現在完全非公開) 9/29

◆指定第1号  「日本食品製造合資会社旧工場(1929年建設。レンガ造、ミニ放送局三角山放送)10/03

◆指定第2号  「北星学園創立百周年記念館」(1926年建設。別称:旧北星女学校宣教師館)10/04

     

◆指定第4号  「旧小熊邸」(1927年建設。旧北大教授の小熊氏の旧邸 木造 現カフェ、釣グッズ店)10/04

◆指定第5号  「旧石山郵便局」(1940年建設。札幌軟石製の旧郵便局舎、現在カフェ、雑貨店)10/04

◆指定第10号 「旧石切山駅」(1918年建設。定山渓鉄道の木造の停車場 現地元商店会事務所)10/04

◆指定第16号 「旧沼田家りんご倉庫」(1953年建設。レンガ造。現在カフェとして活用)10/04

◆指定第11号 「旧中井家りんご倉庫」(1935年建設。レンガ造。平岸天神太道場として利用)10/04

◆指定第6号  「杉野目邸」(1933年建設。木骨レンガ造。旧北大教授の杉野目氏の邸宅)10/07

◆指定第21号 「城下医院」(1930年建設。木造。現在医院は廃業)10/20

◆指定第28号 「永井邸」(1932年建設。北海道帝国大学教授の永井氏のゆかりの邸宅 木造)10/25

◆指定第7号  「日本基督教団札幌教会礼拝堂」(1904年建設。札幌軟石製)10/28

◆指定第23号 「カトリック北一条教会司祭館カテドラルホール」(1898年建設。木造一部石造)10/31

◆指定第22号 「カトリック北一条教会聖堂」(1916年建設。木造一部石造)10/31

◆指定第29号 「岩佐ビル」(1950年ラムネ工場として建設。その後オフィスビル)11/05

◆指定第18号 「北海湯」(明治末期頃に建設されたと思われるレンガ製の建物。現在カフェバー)11/08

◆指定第25号 「髙城商店」(1932年建設された木造家屋。家屋裏に石造倉庫。現在は廃業)11/16

◆指定第19号 「札幌聖ミカエル教会」(1960年建設。特徴のある屋根、窓ガラスの切り絵)11/20

◆指定第8号 「八紘学園栗林記念館」(1909年建設。木造。巨石が陳列されている庭が見もの)11/21

◆指定第9号 「八紘学園資料館」(1904年建設。二つのサイロと歴代トラクターの陳列が見もの)11/21

◆指定第20号 「エドウィン・ダン記念館」(1887年建設。木造。絵画で綴る歴史が見もの)11/15

     

◆指定第24号 「旧藪商事会社ビル」(1924年建設。鉄筋コンクリート製。現役オフィスビル)11/30

◆指定第27号「旧市民会館前のハルニレ」(樹高19m、幹周3.82mの古木)12/03

◆指定第30号「旧沼田家倉庫」(タマネギ貯蔵のために建てられた札幌軟石製の倉庫、現在カフェ)12/06

 このカテゴリーに取り組むことで、これまで何度も訪れたことのある施設や建物もあったが、今回再度訪れたことで新たな知識を得たものもあった。そうした中、特に印象に残ったのは以前から「いつかは内部を覗いてみたい」と思っていた「北星学園創立百周年記念館」を見学できたこと、また指定30号の「旧沼田家倉庫」がカフェとして活用されていたため内部を見ることができ、意外と大きな建物であったことを実感できたことは今回の取組みの成果である。このカテゴリーは残り3件ほどであるが、実はこのシリーズが完成後に、関連した新たなシリーズを構想している。

【札幌でしかできない50のこと】

◆回転寿しトリトン 円山店〔28〕(ネタの大きさと廉価が評判の回転寿し店) 1/07

◆国営滝野すずらん丘陵公園〔29〕(札幌市内では他に類を見ない規模の大きさを誇る公園) 1/10

◆Café 森彦〔30〕(コーヒー通の間では伝説的なこだわりコーヒーを滞京するカフェ) 1/15

◆ラーメン いそちゃん〔31〕 (元祖「札幌ラーメン横丁」に出店する塩ラーメンが有名なお店)1/21

◆カフェ & バー Bossa〔32〕(店内の壁いっぱいにジャズレコードが並ぶジャズ通が通うお店) 1/21

◆やわらぎの里 豊平峡温泉〔33〕(鄙びた温泉と、本格的インドカレーが評判の温泉場) 2/06

◆円山動物園〔34〕(家族連れの行楽地の定番です。70歳以上無料なのも良い!)2/22

◆サッポロビール園〔35〕(札幌の観光スポットを代表するサッポロビール発祥の工場跡のビール園)3/08

     

◆バル・エスパーニャ〔36〕(本格的スペイン料理を味わえるススキノの一角にあるお店) 3/18

◆ビアバー・ノースアイランド〔37〕(国内外のクラフトビールを味わえるビアバー) 3/18

◆BAR YAMAZAKI〔38〕(本格的なバーとしてススキノに店を構える老舗的存在のお店)  3/18

◆SPACE 1-15〔39〕(種々雑多な店が一つのビルに同居する。内部見学叶わず)  4/06

 このカテゴリーはちょっと頭を痛めている。50のうち39まで回ることができたのだが、コロナ禍のために閉店したままになっているところがあり訪問できていないところもある。また、【札幌でしかできない50のこと】が発表され年数が経ったことで、すでに閉店・閉鎖している物件があり、50件全てを訪れることが実質困難になってしまった。

そうした中、こうした企画を立てねば訪れることがなかったであろうと思われる所として「カフェ & バー Bossa」、「バル・エスパーニャ」、「BAR YAMAZAKI」などが挙げられる。

数の上では残り11件であるが、上記のような事情から全て訪れることは事実上困難である。来年できるかぎり訪れたいと思っている。                                                                                                                                 

【札幌市内パークゴルフ場巡り】

◆№29  東部緑地コース(厚別区) 9ホール(無料)  7/12

◆№30  野津幌川緑地コース(厚別区)  9ホール(無料) 7/12

◆№31 もみじ台緑地南1丁目コース(厚別区) 9ホール(無料) 7/12

◆№32 茨戸川緑地コース(北区) 36ホール(18ホール300円)10/02

◆№33 札幌パークゴルフ倶楽部福移の杜コース(北区) 72ホール(半日券900円)10/02

     

 最も取り組みやすいカテゴリーなのだが、今年はコロナ禍で閉鎖された期間が長かったこともあり、意外に回ることができなかった。これまで回ることができたのはまだ半数程度である。来年は気合いを入れてなんとか来年中には完成させたいと思っている。

 いずれにしてもこれらのカテゴリーは外へ出なければならないものばかりなので、健康づくりのためにも積極的に取り組みたいと思っている。


私的に‘21を振り返る Part Ⅲ

2021-12-29 12:14:34 | 私的に〇〇年を振り返る

 私的に’21を振り返るPart Ⅲは、受動的に楽しんだ分野として【どんなステージを堪能したか】、【どんな映画を観たか】そして【どんなスポーツイベントを観戦したか】について振り返った。このカテゴリーもコロナ禍の影響を被ったカテゴリーだった…。 

【どんなステージを堪能したか】

◆高校演劇 Special Day(札幌市立啓北商業高校演劇部「ラフ・ライフ」)カナモトホール 1/08

◆PMF Connects LIVE❣豊平館 Ⅱ(札響メンバーによる弦楽五重奏 気軽な曲多し)1/29

◆ひなまつりコンサート in かでる(「ランス室内楽団」5人によるクラシック)かでるロビー 3/03

◆PMF Connects LIVE! in クリエイティブスタジオ(PMF修了生4名による弦楽四重奏)3/27

◆おバカな高校演劇対決 FINAL(大阪精華高校と道内高校の演劇部の対決)教育文化会館 3/28

     

◆「吉幾三コンサート」札幌芸術文化ホールhitaru  7/08

◆PMFクラシックLABO(指揮者・原田慶太楼の司会でオーケストラの秘密の紹介)Kitara 7/22

◆札幌国際情報高校吹奏楽部定期演奏会(ダンス&プレイが有名なコンサート)hitaru  8/10

◆古舘伊知郎のトーキングブルース(機関銃のように発する古館節を堪能)札幌市民ホール 8/26

◆札幌交響楽団第640回定期演奏会(札響誕生60周年記念 シューベルト「未完成」他)Kitara 9/12

◆札幌市資料館「朗読と語りの集い」(山の手図書館ボランティアの方々の読み聞かせの会)11/02

◆札幌交響楽団クラシック&ポップスコンサート(北海道信用金庫主催、現太茂夫指揮)Kitara 11/03

◆かでるロビーコンサート(ポピュラーピアノ奏者・佐々木朱希子さん)かでるロビー 11/05

◆「札響の第九」ⅩⅢ(今回で連続13年目の鑑賞。指揮者の広上淳一氏の指揮が印象的)hitaru  12/11

      

◆札幌市民ギャラリーウインターコンサート(ソプラノ月下愛美、ピアノ小板橋沙里のデュオ)12/11

◆NHKクリスマスクラシックコンサート(N響6人のメンバーによるコンサート)hitaru  12/22

 ステージ関係はコロナ禍のために特に夏季間は軒並み各種公演が中止になるなどで大変な一年だったが、私のステージ鑑賞も例年に比べるとその回数は少なかった。特に今年はPMF関係のチケットを手配していたのだが、一つの公演(クラシックLABO)を除いて軒並み中止となったのが痛かった。そんな中、思い出に残ったのは「古館伊知郎のトーキングブルース」であり「札響の第九」だった。吉幾三の衰えない歌声も印象に残った。 

【どんな映画を観たか】

◆「レ・ミゼラブル(2012)」(ミュージカルの映画化。英米合作)B S放送 1/19

◆「ウェストサイドストーリー(1961)」(ご存じミュージカル映画の不朽の名作)BS放送 1/26

◆「ドクトル・ジバゴ(1965)」(上映時間197分の長編。ロシア革命が背景)BS放送 1/26

◆「アイガー北壁(2008)」(ドイツ映画。実話を扱った悲劇)BSテレビ東京 2/17

◆「卒業(1967)」(ダスティン・ホフマンの出世作、S&Gのヒット曲)BS放送 3/01

        

◆「黒部の太陽(1968)」(三船敏郎と石原裕次郎が共演した大作)BS放送 3/10

◆「ダーティハリー 1(1971)、2(1973)」(クリント・イーストウッドの出世作)BS放送 3/15

◆「ダーティハリー 3(1976)、4(1983)、5(1988)」(  〃  の代表作)BS放送 4/03

◆「ミリオンダラー・ペインビー(2004)」(クリント・イーストウッド主演)レンタルDVD  4/18

◆「レスラー(2008)」(レスラーとして衰えてゆく肉体との向き合わねばならない哀しみ)DVD  4/28

◆「大脱走(1963)」(実話をもとにした捕虜収容所からの脱走劇。マックウィーン主演)BS放送 5/09

◆「ベンハー(1959)」(戦馬車競走が印象的なチャールトン・ヘストンの代表作)BS放送 5/16

◆「東京家族(2013)」(山田監督による、小津安二郎の「東京物語」のリメイク版)BS放送 5/21

◆「エデンの東(1955)」(ジェームズ・ディーンはこの映画でスターダムに躍り出た)BS放送 5/28

◆「スタンド・バイ・ミー(1986)」(青春期の甘酸っぱい思い出を描いた名作)NTV系放送 6/07

◆「ラストエンペラー(1987)」(歴史に翻弄された中国最後の皇帝溥儀を描いた作品)BS放送 6/15

◆「アラビアのロレンス(1962)」(イギリスのアラブ世界統治を扱った巨編228分)BS放送 6/29

◆「大地の侍(1956)」(仙台・岩手山藩・伊達邦直が北海道に移植して苦闘した物語)北洋銀行 7/13

       

◆「史上最大の作戦(1962)」(戦争映画のため敢えて白黒映画で制作した)BS放送 7/28

◆「キネマの神様(2021)」(映画館での観賞、山田洋次監督の最新作)ユナイテッドシネマ 8/11

◆「ポセイドン・アドベンチャー(1972)」(転覆した豪華客船からの脱出劇)BS放送 8/15

◆「エアーフォースワン(1997)」(アメリカ大統領専用機の乗っ取り事件からの脱出劇)BS放送 8/17

◆「シャイン(1996)」(精神を病んだピアニストの物語。ストラリア映画)BS放送 8/22

◆「男たちの挽歌 Ⅰ(1986)& Ⅱ(1987)」(香港の裏社会の組織を描いた映画)BS放送 8/28

◆「花のあと(2010)」(藤沢周平原作、北川景子24歳時の主演、その美貌が際立つ)BS放送 9/01

◆「暗くなるまで待って(1967)」(オードリーヘップバーンの晩期の主演作品)BS放送 9/07

◆「オリエント急行殺人事件(1974)」(アガサクリスティ―原作の映画化)BS放送 9/23

◆「夕陽のガンマン(1965)、続・夕陽のガンマン(1966)」(C・イーストウッド主演)BS放送 9/30

◆「武士の一分(2006)」(めだかの学校の映画会、藤沢周平原作、木村拓哉主演)かでる2・7  10/11

◆「日高線と生きる(2021)」(日高線廃線に伴う沿線住民の表情を描くドキュメント)サツゲキ11/05

◆「たそがれ清兵衛(2002)」(藤沢周平原作、山田洋次監督、真田広之主演)かでる2・7  11/08

      

◆「クリフハンガー(1993)」(シルヴェスター・スターローンの新たな魅力が…)BS放送 11/19

◆「80日間世界一周(1956)」(1870年代に世界各国を巡るロードムービー的映画)BS放送 12/01

◆「山猫(1963)」(イタリア・シチリア島の貴族が時代と共に没落する様を描く)BS放送 12/12

◆「小川の辺(2011)」(めだかの学校映画会、藤沢周平原作、東山紀之主演)かでる2・7  12/13

◆「クナシリ(2021)」(国後島の現実を誇張せずに写し出したドキュメンタリー映画)サツゲキ12/17

 コロナ禍の中で圧倒的に増えたのがこの映画観賞である。といっても昨年からは DVDレンタルやTV放送の録画を家中で観る形での映画観賞になってしまった。私は基本的には、場内を暗転して大きなスクリーンで観るのを本来の映画観賞と考えているのだが、昨年、今年と戸外に出ることを自粛しなければならない事情の中では止むを得ない措置としてのTVでの映画観賞だった。そんな中で一つの発見があった。BSプレミアムを注意深くチェックするとかなりの名作を放映していることか分かった。「ベスト3を挙げよ」と言われてもどれもが印象深く絞ることができないというのが本音である。CMが挿入されずに映画に没頭できるBSプレミアムの映画は狙い目である。これからも楽しみたいと思っている。

【どんなスポーツイベントを観戦したか】

◆フットサルFリーグ観戦(北海道 vs ボルクバレット北九州 2対3の惜敗)きたえーる 1/17

◆プロバスケB1リーグ観戦(レバンガ北海道VS広島 82対76で勝利)きたえーる 3/06

◆プロ野球観戦(日ハム vs ソフトバンク 0対7の敗戦 息子と観戦)札幌ドーム 4/06

◆東京五輪競歩競技観戦(男子20キロ、池田銀メダル、山西銅メダルの大健闘!) 8/05

◆東京五輪マラソン競技観戦(男子の部、大迫選手が健闘第6位に入賞!)8/08

   

◆プロ野球観戦(ダイヤモンドシートで対オリックス戦を観戦 3対1で日ハムの勝利)札幌ドーム8/30

 今年はこの分野も大幅に観戦数が減ってしまった。特にプロサッカーJ1を一度も観戦しなかったのは札幌に住居を移して初めてのことだ。観戦者数が抑えられたことで、シニア券の発売がなかったことと、「DA ZN」と契約したことで、TV観戦で満足したところがある。まだ “コンサドーレ愛” は冷めていないつもりなので来年は機会があればスタジアム観戦も復活したいと思っている。スタジアムでの観戦は減ったが、TVではオリンピック、サッカーWC予選などかえって例年より増えた感のある今年一年だった。 


私的に‘21を振り返る Part Ⅱ

2021-12-28 13:09:38 | 私的に〇〇年を振り返る

 Part Ⅱは自らの身体を駆使して自然に働きかけたカテゴリーである。【どんな山を登ったか】、【氷瀑巡り & 雪上ハイク】、【どこを歩いたか  ウォーキング】の3分野である。この一年を振り返って、自らの体力の低下を自覚した年でもあったのだが、意外に数多くアウトドアに出かけたことに気付いた。数は少なくなるかもしれないが、来年もできるだけアウトドアに出かけることに努めたいと思っている。 

【どんな山に登ったか】

◆元日登山 藻岩山(初日の出を期待して登ったが、雲海に阻まれ成らず)藻岩山 1/01

◆初スノーシュー in 三菱山(盤渓市民の森散策の延長線上で三菱山登頂)三菱山 1/05

◆焼山〈西岡〉(西岡公園の隣の小山 標高261.8m ツボ足で登る)2/02

◆春山登山 盤渓山(まだまだ残雪が残る春山登山を楽しんだ。標高604m)3/05

◆藻岩山(春の藻岩山の様子を観察しながらの登山 春の山野草にたくさん出会う)4/21 

◆三菱山(盤渓市民の森散策の延長として隣接する三菱山に登る 標高482m)5/13 

◆藻岩山(秋山シーズンに備えての体力づくり登山だったが体力不足を痛感させられた)9/02                

◆大雪山系 赤岳(紅葉見物だったが久しぶりの本格的登山 ガスに覆われ残念!標高2,078m)9/24

◆大雪山系 黒岳(赤岳ほどの紅葉ではなかった。しかし高山登山を満喫!標高1,984m)9/25

     

     黒岳山頂から石室方面を望んだ光景です。

◆大雪山系 桂月岳(黒岳石室から僅かの距離だったが山肌は荒かった。標高1,938m)9/25

◆テスト登山 to 藻岩山(元旦登山が可能な体力があるかどうかを測った登山)12/23

 登山に関しては昨年目標だった道内低山100座登頂を果たして一応の区切りを付けたつもりである。したがって今年は新たな山にはほとんど登っていない。その中で、大雪山系の赤岳、黒岳は現在の私の体力では難しすぎる山だったために後遺症に苦しめられた。来年は気力が充実したときに近間の低山を登る程度にしたいと思っている。 

【氷瀑巡り & 雪上ハイク】

◆氷瀑巡り①アシリベツの滝 & 鱒見の滝(滝野すずらん丘陵公園内の滝)1/10

◆氷瀑巡り②星置の滝 & 乙女の滝(手稲山山麓、手稲鉱山側にある滝)1/24

◆氷瀑巡り③平和の滝 & 布敷の滝(同じく手稲山山麓平和地区側にある滝 布敷の滝~遠い!)1/24

◆氷瀑巡り④有明の滝 & 有明小滝(清田地区の滝 有明小滝の氷瀑が見事だった)1/27

◆氷瀑巡り⑤白帆の滝 &〈不老の滝〉(滝野すずらん丘陵公園内の滝 不老の滝は立入禁止)1/27

◆雪上ハイク in 西岡公園(西岡公園から焼山登山を実施)2/02

◆氷瀑巡り⑥七条大滝(支笏湖に近い苫小牧市に属する滝。見事な氷柱に感激する)2/04

   

 数多くの氷瀑の中でも最も見応えがあった「七条大滝」です。

◆氷瀑巡り⑦白扇の滝 & ラルマナイの滝 & 三段の滝(恵庭渓谷にある三つの滝)2/04

◆雪上ハイク in 宮丘公園(宮丘公園から西野市民の森縦走を狙ったが果たせず)2/18

◆氷瀑巡り⑧モイチャン滝 & 錦糸の滝(深い渓谷にあるため遠望となった。氷柱群多数)2/19

◆雪上ハイク in 西岡レクの森(西岡公園の続く西岡レクの森を目指したが入口見つからず失敗)2/23

◆リベンジ!雪上ハイク in 宮丘公園&西野市民の森(2/18のリベンジを果たし二つの森を繋げる)2/21

◆リベンジ!雪上ハイク in 西岡レクの森(前回とは別ルートでレクの森を周回、帰路車がパンク)2/26

◆雪上ハイク in 野幌森林公園(開拓の村周辺のハイクだったのでツボ足での雪上ハイクだった)2/28

◆雪上ハイク in 三角山~小別沢縦断(三角山から初めて小別沢に抜けることができた 往復約10km)3/11

◆雪上ハイク in 西岡山中(西岡山中から真栄・有明ルートに抜ける山部川分岐発見できず。残念)3/13

◆雪上トレック in 盤渓市民の森&三菱山(久々の山中トレッキング 三菱山 482m)12/04

◆初滑り in  ban.K(久しぶりに年内に初滑りをすることができた)盤渓スキー場 12/21

  今年意識的に取り組んだのは、札幌近辺の氷瀑巡りである。人とほとんど巡り合わない雪上をスノーシューを駆って行きついた先に豪快な "氷瀑" が待っているというシチュエーションが私を夢中にした。また例え "氷瀑" が待っていなくとも、雪上を独り往くのは冬季に石狩川や豊平川の河岸を遡行したことを思い出し、心楽しいひと時だった。

【どこを歩いたか ウォーキング】

◆ロングウォーク to 新札幌(自宅より新札幌までの片道ウォーク 丸亀製麺新札幌店 約15.3km)3/16

◆ロングウォーク to 西宮の沢(自宅より丸亀製麺西宮の沢店の往復 約14.2km)3/18

◆ロングウォーク to 新川(自宅より丸亀製麺新川店の往復 約13.3km)3/20

◆ロングウォーク to 東苗穂(自宅より丸亀製麺イオン札幌苗穂店の往復 約19.2km)3/24

◆ロングウォーク to アラカルト(当初予定をアクシデントで途中で変更した変則コース約12.3km)3/26

◆ロングウォーク to 栄町(自宅から丸亀製麺栄町店の往復 約20.8km)3/31 

◆ロングウォーク アラウンド ザ・環状通(ロングウォークの集大成 市内をぐるりと 28.1km)4/10

◆ロングウォーク to 札幌のサクラ(札幌気象台標本木 ⇒ 北海道神宮 ⇒ 円山公園 ⇒ 大通公園 ⇒ 中島公園 ⇒ 白石サイクリングロード 30.2km) 4/24

   

 中島公園のソメイヨシノのトンネルです。

◆小樽市ウォーキング 盛衰ニシン漁ロード(高島⇒豊井浜⇒旧青山別邸⇒祝津⇒鰊御殿  10.7km)4/30

◆ロングウォーク 国道12号線を往く 第1日(森林公園駅 ⇒ 上幌向駅 31.2km)5/04

◆ロングウォーク 国道12号線を往く 第2日(上幌向駅 ⇒ 茶志内駅 31.3 km)5/05

◆ロングウォーク 国道12号線を往く 第3日(足痛のため無念の退却) 5/06

◆西岡山中トレッキング(西岡 ⇔ 中央峠 初めて山部川を超えることができた。13.9km)5/23

◆桑園札幌停車場緑道ウォーク(我が家から市内に広がる緑道を往復 約7km)6/23

◆小樽市・穴滝周辺彷徨(小樽市の地理に不案内だったために、目的地の穴滝を発見できず)9/04

◆小樽市・穴滝到達(9/04のリベンジに挑戦し、ようやく目的地の穴滝に到達できた)9/11

   

   二度目の挑戦で巡り合えた小樽の「穴滝」です。

 今年2月10日、私がアウトドアライフの大先達として私淑していた函館市のsakag氏こと坂口和弘氏が突然の事故でご逝去された。坂口氏は日本の五街道を全て踏破し、今年は東北の「みちのく潮風トレイル」の踏破を計画中であった。そしてその踏破法についての情報交換もして、私にも踏破を勧めてくれた。そうした縁もあり、坂口氏の思いを弔う意味も込めて「はたして自分に可能なのだろうか?」という思いから、今春は意図的に長距離ウォークに励み、その可能性を模索した。そして最終的な判断をするために5月に三日間連続の30キロウォークに挑んだが、あえなく敗退した。この敗退のショックは大きかった。このことで私は己の体力低下を思い知らされた。私にとってこのことは今年の大きなエポックメイキングな出来事だった…。


私的に‘21を振り返る Part Ⅰ

2021-12-27 14:02:36 | 私的に〇〇年を振り返る

 拙ブログ年末恒例の「私的にOO年を振り返る」である。2008年以来このシリーズを続けてきたが、今や私にとって欠かすことのできないシリーズである。この一年を自分はどのように生きたのか? さらには悔いのない一年を過ごすことができたのか? 等々…。自分のことを振り返る貴重な時間となっている。それではPart Ⅰ【誰のお話を聴いたか】、【どんな講座を受講したか】から始めることにします。

【誰のお話を聴いたか】

長谷川幸洋 氏(ジャーナリスト、「道新資産運用・不動産投資フェア」特別講演会)ロイトン札幌 2/13

岸  博幸 氏(慶応大教授「道新資産運用・不動産投資フェア」特別講演会)ロイトン札幌 2/14

     

古舘伊知郎 氏(お話というよりは古館氏の芸でもある古館節を堪能)札幌市民ホール 8/26

野口  伸 氏(農業用ロボット研究の第一人者  北大農学部教授 かでる講座)オンライン 9/22

稲葉 篤紀 氏(プロ野球日本ハムGM、ビジネスEXPOでオリンピック優勝を語る)アクセスサッポロ11/12 

 このカテゴリーは「全国的に名の通った方のお話をどれくらい聴くことができたか」を振り返るのだが、今年は極端に少なかった。原因は言わずもがなのコロナ禍のために軒並み講演会等が開催されなかったからである。ちなみに過去3年間を振り返ってみると、’18年22名、’19 年26名、’20年5名である。’20年が少ないのも今年と同じ理由である。ちなみに過去で最も多くの方のお話を聴くことができた年は2013年の50名である。う~ん、そんな時代が再びやってこないかなぁ…。あまりにも寂しい今年一年だった。

【どんな講座を受講したか】

◆講演「新型コロナ後の世界と日本を展望する」(長谷川幸洋氏の一種独特の論の展開)ロイトン札幌 2/13

◆講演「2021年の経済動向と投資トレンド」(岸博幸氏の乱暴な言葉遣いに失望する)ロイトン札幌2/14

◆対論「コロナ後の北海道経済をどう立て直すか」(北大石井客員教授 × 浜中道新経済部長)道新ホール 2/22

◆講座「北海道開拓の真実 私たちはどこから来たのか?」「屯田兵と北海道」 白石区民センター 4/11

◆講演「日本浮世絵博物館所蔵展 国貞・広重・国芳コレクション 学芸員の講演」 道立近代美術館 4/17

     

◆講座「さっぽろの古を訪ねて」①(野外講座の第一弾、この回は座学で私も一コマ受け持つ)かでる 4/20

◆講座「太宰治 創作の舞台裏」展 解説(学芸員による解説をいただき、その後展示を見る)道立文学館 4/22

◆かでる講座「昭和の懐かしグルメ」(文筆家・和田由美子氏が札幌の懐かしい店などを紹介)オンライン 4/23

◆かでる講座「先人たちの息吹を感じる歴史的建造物とその生業」(中島開拓の村館長の講演)オンライン5/29

◆北大講座「パンデミックインフルエンザに対する備えはできた」喜田宏北大名誉教授  オンライン 6/03

◆北大講座「地球温暖化って本当?どんなことが起こるの?」大島慶一郎北大教授 オンライン 6/10

◆かでる講座「若者の長所を育てる」(元日ハムコーチ、阿井英二郎札幌国際大学教授 オンライン 6/12

◆北大講座「北海道を襲う超巨大地震にどう備える?」高橋浩晃北大教授 オンライン 6/17

◆北大講座「食糧生産の未来に備える~農場研究開発制度の今」齋藤陽子北大講師 オンライン 6/24

◆科学大学まちかどキャンパス「日常生活での観戦対策、大丈夫ですか?」秋原志穂科学大教授 紀伊国屋 6/27

◆科学大オンライン講座「活き活きとした身体作り~運動と健康について~」井野拓実同大助教 7/01

◆北大講座「がんに克つ~現代の武器を知る~」樋田泰浩北大准教授 オンライン 7/08

◆金子耕弐のファミリートーク(HB Cラジオでお馴染みの金子氏の家庭教育に関する講演)江別市民会館 7/17

          

◆かでる講座「北海道空の事件簿」(北海道新聞小樽支社長相原秀起氏の取材メモからの講演)オンライン8/24

◆科学大学まちかどキャンパス「都市型低山登山と地域の記念日を楽しむ」道尾淳子同大準教授 紀伊国屋 8/29

◆かでる講座「農業ロボット研究の最前線」(野口伸北大教授の講演)オンライン9/22

◆かでる講座「着眼大局着手小局 囲碁の世界」(日本棋院棋士・遠藤悦史氏の講演)かでる2・7  10/12          

◆シンポジウム「新たな価値創造~北海道の未来へつなぐ挑戦」(小樽商大・帯広畜大・北見工大の三学の経営統   

 合の効果についてのシンポジウム)道新ホール 10/15

◆DVDフォーラム「持続可能な環境を目指して…」①(映画「不都合な真実」を観賞)かでる2・7  10/25

◆かでる講座「スノーボードで北海道の魅力発信!」(プロスノーボーダー宮武祥子氏講演)かでる2・7  11/09    

      

◆ビジネスEXPO講演①「脱炭素社会の実現に向けて~トヨタ自動車の取組み」 アクセスサッポロ 11/11

◆ビジネスEXPO講演②「ニューノーマルな新たな働き方」(富士通担当者の講演)アクセスサッポロ 11/11

◆ビジネスEXPO講演③「SD Gs時代を担う人材育成」(経営コンサルの講演)アクセスサッポロ 11/11

◆ビジネスEXPO講演④「北海道から世界へ」(若手経営投資家の講演)アクセスサッポロ 11/12

◆ビジネスEXPO講演⑤「DXを成功に導くための10のポイント~」(経営コンサル)アクセスサッポロ11/12

◆ビジネスEXPO講演⑥「チームマネジメント」(日ハム GM稲葉篤紀氏の講演)アクセスサッポロ11/12

◆DVDフォーラム「持続可能な環境を目指して…」②(映画「不都合な真実 Ⅱ」を観賞)かでる2・7  11/22

◆シンポジウム「裁判員制度の現状」(裁判官、検察官、弁護士、裁判員体験者3名の出席)札幌市資料館 11/26

◆中央図書館講座「美術への誘い」(道立美術館ボランティアによる初心者向けの講座)中央図書館 12/07

◆道民カレッジインターネット講座「北海道埋蔵物文化財センターの業務」 オンライン 12/09

◆宮澤・レーン事件を考える集い(北大生の宮澤弘幸氏がスパイ容疑で監禁された事件)北大学術交流会館12/12

◆道民カレッジ大学インターネット講座「カーリングのストーンが曲がる原理」 オンライン 12/16

   

◆かでる講座「北の歴史を彩った人達2」(ノンフィクション作家・合田一道氏の味のある講演)かでる2・7  12/15 

◆トヨタソーシャルフェス2021(縄文人の生活からSDGs的な思想を学ぶシンポジウム)オンライン 12/19

 このカテゴリーは、私自身の生涯学習として最も意図的に取り組んでいる分野であるが、こちらも例年意図的に受講している「道民カレッジ」関連の講座が極端に少なくなってしまった。また、北大の公開講座もいつもは数本受講しているのだが、今年は1本のみでしかもZoom配信のものを受講する形だったためになんとなく未消化に終わってしまった。やはり我々年代はリアル講座の方が集中して聴けるように感じる。

 そうした中、できるかぎり情報を収集して可能なかぎり各種講座を受講した。今年受講した中で特に印象に残っているのは集中して聴くことができた一連のEXPO講座である。私にとっては異質のビジネスの世界を垣間見ることができて有意義だった。

 その他、受講する内容は種々雑多で、ただ雑学を積み上げるだけになっているのだが、最近ではいつかどこかで聴いたことが、まったく別の講座を聴いていて突然結びつくことがあり、嬉しさを実感することがある。 これからも雑学を積み上げたいと思っている。                


クリスマスランチ in 鼎泰豐(ディン タイ フォン)

2021-12-26 17:08:14 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行

 小籠包が看板の台湾の名店「鼎泰豐(ディン タイ フォン)」の札幌店(ステラプレイス内)にクリスマスランチに息子夫婦から招待を受けた。評判通りの小籠包の旨さに舌鼓を打った。

   

※ 札幌ステラプレイス6Fのレストラン街の一角にある「鼎泰豐」のエントランスです。

 息子夫婦が台湾旅行に行った際に、「鼎泰豐の本店で食した小籠包がとても美味しかったのでランチに招待する」と言ってくれた。断る理由などない。喜んで招待を受けた。札幌店は今年9月30日にオープンしたばかりだったようだ。

     

※ 店内写真は撮れなかったので、ウェブ上の写真を拝借しました。

 今日はクリスマスのうえ(暦の上のクリスマスは過ぎてしまったけれど…)、日曜日も重なり、人気店故に大混雑だったが、息子が早くから並んでくれていたため私たちは並ばずにスムーズに入店することができた。

 メニューを見てみると、思っていたよりはリーズナブルな価格設定で台湾料理が並んでいた。その中から私は「チャーシュー麺(醤油スープ)」、妻は「ねぎチャーシュー麺(塩味)」、息子は「サンラータン麺」にそれぞれが「小籠包」を注文した。息子の奥さんは「チーロ―麺セット(小籠包付き)」、子どもたちは「チャーハン」と「肉まん」をオーダーした。さらに私一人は生ビール付きで…。

   

※ 鼎泰豐の看板メニューの「小籠包」です。

 まずは「小籠包」が出てきた。店員が小籠包の食しかたをレクチャーしてくれた。そのレクチャーに従い、まず小皿に盛り付けられた千切りの生姜に醤油を垂らして準備をする。そしてレンゲの上に小籠包を載せ、小籠包の皮を少し破ってスープが溢れ出したところをまず味わう。う~ん。上品な旨味が口の中に広がる。続いて小籠包そのものを味わったが、こちらも文句なく美味しかった。小籠包が「鼎泰豐」の看板料理だということに納得した。

   

※ こちらの写真もウェブ上から拝借しました。

 麺の方も私としてはスープの美味しさが際立っていたように思えた。ことさら個性を主張するのではなく、バランス良く整えられたスープは上品ささえ感じさせるものだった。妻の塩味のスープも同じような感想を語っていた。

   

※ 私が食した「チャーシュー麺(醤油味)」です。                                                               

   

※ 妻が頼んだ「ねぎチャーシュー麺(塩味)」です。

   

※ 息子が注文した「サンラータン麺」です。

 美味しかった「小籠包」と「麺」に満足して店外に出ると、入店の時に気付かなかったが、通路に面したところで店員(職人?)たちが小籠包を作るところを実演していた。その鮮やかな手付きは小籠包の旨さを倍増させるように見えた。

   

※ 店員(職人)さんたちの鮮やかな手付きが印象的でした小籠包作りの実演風景です。

 小籠包が恋しくなったら、再訪してみたい。

《鼎泰豐 札幌ステラプレイス店 概要》

〔住  所〕札幌市中央区北5条西2丁目 札幌ステラプレイスセンター6F

〔電  話〕011-202-5274

〔営業時間〕11:00~21:00

〔定休日 〕札幌ステラプレイスに準ずる。      

〔座  席〕92席  ※予約は受け付けていない。

〔駐車場〕有(JRタワー駐車場等)


テスト登山 to 藻岩山

2021-12-25 15:48:25 | 北海道低山紀行 & Other

 ゆっくりゆっくりと、通常の2/3いや1/2程度の歩幅か?ともかくできるだけ体に負荷をかけないようにと登り続けた。その結果、なんとか山頂に立つことができたが…。考えてみると、それが登山の良さなのか??

 私は今思い迷っている。というのも昨年、一昨年と続けた元旦のご来光登山をしようか、するまいか、思い迷っているのだ。

   

※ 藻岩山の登山口の一つ「慈啓会口」の登山口付近です。

 そう迷うわけは二つある。一つはこのところ急に自覚するようになった己の体力低下だ。ちょっと長距離を急ぎ足で歩くと息が上がってしまう。10月に足痛に見舞われたのも9月下旬に大雪の赤岳、黒岳を無理して登った後遺症と考えられる。私にお正月の藻岩山登山が耐えられるのか、思い迷っている。

 そして二つ目は、少々無理をして登ってもはたしてご来光を拝むことができるのか?今のところ伝えられる天気予報では絶望的である。実は昨年、一昨年ともご来光は拝めず空振り登山となっている。

   

※ 慈啓会口は藻岩山の北側にあたるため日陰です。山の向こうに陽射しが見えます。

 う~ん。状況は芳しくない。ただ天気予報は当日が近づくにつれ、気圧の配置に変化が出て、変ってくることもなくはない。

 天候のことは自分ではどうすることも出来ないが、自分の体力については気力が体力の低下を補う場合もある。そこでまずは自分の体力の現在地がどうなのか?それを確認したく思い、昨日24日テスト登山を実施した。   

 登山口は我が家から最も近い「慈啓会口」、登山道はもちろん雪に覆われていたため、トレッキングシューズに軽アイゼンを装着しての登山となった。

   

※ 馬の背に至る階段登行を強いられる登りです。

 前述したように歩幅はいつもの2/3いや時には1/2程度の歩幅でゆっくりゆっくり登った。 後続の人たちに追い抜かれても気にせずゆっくりゆっくり…。あまり息も上がりもせず、途中2~3度立ち止まっただろうか?登山口からちょうど1時間30分後に山頂に立った。もう少し元気だった夏山ではいつも1時間前後だったから、元気な時の1.5倍の時間をかけるとなんとか登れるかもしれないという自信を掴んだ。

 登山はどれだけ遅くとも、誰にも何かを言われるわけではない、咎められるわけでもない。一人ひとりがマイペースで頂きを目ざせばよいのだ。そこが登山の良さである。年齢相応の登山を心がければ藻岩山なら何とかなるかもしれない、という自信らしきものを掴んだ。

   

※ 山頂の眼下に広がる札幌市街地です。左中央上の高い建物群が札幌駅周辺です。

 問題は天気である。苦労して登ってもご来光(初日の出)を拝めないとしたら、元旦に登る意味は半減してしまう。もし天気予報が今のまま変わらないとすれば、無理はしないと考えている。

 もし幸運にもご来光が拝めるような天気が予想される場合は、老体に鞭打って登り、ブログにお立ち寄りくださる皆さまに初日の出をお届けしようと思っている。乞う!ご期待のほどを!

   

※ 藻岩山山頂から南側を見たところです。右の高い山が札幌岳のようです。

【藻岩山(慈啓会コース 冬登山データー】
標 高  531m(標高差約440m)

駐車場  公共の駐車場ではないが、慈啓会病院が所有の駐車場を利用させてもらえる。
行 程  登山口→(55分)→馬の背(分岐)→(35分)→藻岩山山頂→(20分)→馬の背(分岐)→(25分)→登山口
時 間  登山(1時間30分) 下山(45分)
天 候  晴れ
登山日  ‘21/12/24


NHKクリスマスクラシックコンサート

2021-12-24 18:37:44 | ステージ & エンターテイメント

 N響(NHK交響楽団)といえば、その実力、人気ともに日本で三本の指に入るオーケストラである。そのN響メンバーの6人による極上の響きがKitaraの大ホールに満ちた素敵な夜だった…。

      

 時系列的には昨日の投稿と逆になったが今夜がクリスマスイブということにちなみ入れ替えてみた。NHKクリスマスクラシックコンサート」は12月22日(水)夜札幌コンサートホールKitaraで、ジェイコム札幌とNHKの主催で開催された。

 幸運なことに私は過去に4度(2014年,2015年、2016年、2018年)も同趣旨のN響選抜メンバーによるコンサートを聴いている。過去のそれはこの時期の開催ではなかったため「NHKカジュアルクラシックコンサート」と銘打ったコンサートだった。

 今回のメンバーは、高橋希〈ピアノ〉、松田拓之〈バイオリン、ビオラ〉、大宮臨太郎〈バイオリン〉、松田麻美〈バイオリン〉、宮坂拡志〈チェロ〉、二山都〈オーボエ〉の6人だったが、高橋希、松田拓志の両名は5回すべてに、大宮臨太郎、松田麻美の二人はうち4回に出演しているというように、かなり馴染みの方々が出演されていた。

    

               松田 拓之         大宮 臨太郎

    

               宮坂 拡志        二山 都

 コンサートはまずプログラムにはなかった「きよしこの夜 Kitaraバージョン」の演奏から始まった。続いて演奏された曲目は…

 ◇夢はひそかに(映画「シンデレラ」より)/アル・ホフマン

 ◇ビューティ・アンド・ザ・ビースト(映画「美女と野獣」より)/アラン・メンケン

 ◇ア・ホール・ニュー・ワールド(映画「アラジン」より)/アラン・メンケン

 ◇ゴールトベルク変奏曲(室内楽版)/バッハ

 ◇12月のLove song/GACKT

 ◇ハッピー・クリスマス/ジョン・レノン

   ( 休  憩 )

 ◇クリスマス・ジャズ・メドレー

 ◇15の即興曲から「エディット・ピアフを讃えて」/フランシス・ブーランク

 ◇ガブリエルのオーボエ/エンニオ・モリコーネ

 ◇ピアノ三重奏曲 第4番変ロ長調Op.11「街の歌」/ベートーベン

 ◇バッサカリア/ヘンデル

 ◇ピアノ五重奏 変ホ長調作品44/ロベルト・シューマン

〈アンコール〉◇ホワイト・クリスマス/アーヴィング・バーリン

 演奏された曲目を見てコンサートの雰囲気が想像できないだろうか?クリスマスを意識しながらも、これまでのカジュアルさを感ずるコンサートが想像できるのではないかと思われる。演奏するメンバーもどこかリラックスして演奏しているように感じられたが、演奏そのものは確かな技量に裏打ちされた素晴らしいものだった。その中から私自身が特に印象に残った演奏を記すと…、

 まず、「ゴールトベルク変奏曲」だった。これは私がオームストラの音の中でも特に弦楽器の響きが好きだということがその理由である。この曲は弦楽器三重奏ということでバイオリン、ビオラ、チェロだけの演奏だったことが私には特に心地良く耳に入ってきたのだった。

 次は「ガブリエルのオーボエ」であるが、作曲のエンニオ・モリコーネはオーボエの特徴を十二分に活かした曲作りに成功した曲ではないかと思われるほど素敵な曲だった。

 そして三つめは、このコンサートの特徴の一つなのだが、曲の合間に演奏者がかわるがわる曲紹介などのMCを務めることも特徴の一つとなっていて、それがまた演奏する側と聴く側の垣根を低くする要因となっていると私は思っている。そうした中、ジョン・レノン作曲の「ハッピー・クリスマス」の演奏前に松田拓之さんが「この曲は、ジョン・レノンがベトナム戦争に従軍しているアメリカ軍兵士に贈った曲です」と紹介し、「当時のアメリカ軍の平均年齢は何歳だったと思いますか?」と客席に問うたのだ。そして「実は従軍していた兵士の平均年齢は19歳だったのです」と紹介された。

 ジョン・レノンの歌声で聴く「ハッピー・クリスマス」もいいが、クラシックのインスツルメントで聴く「ハッピー・クリスマス」も趣が違って良かった。20歳にも満たないアメリカの若者がベトナムの奥地で自らの運命が明日をもしれないという状況の中で、どのような気持ちでこの「ハッピー・クリスマス」を聴いたのかと思うと、私の中で他の曲とはまつたく違った曲として聴こえてきたのだった…。

 今年のクリスマスは今まで以上に素晴らしいプレゼントをいただいたような気持ちになり、珍しく一緒にコンサートを聴いた妻と満足感に浸りながら家路に就いたのだった…。 


支社長さんはマジシャンだった

2021-12-23 15:46:15 | ステージ & エンターテイメント

 目の前で繰り広げられるマジックに目を凝らして見ていても、そのからくりがまったく分からなかった。長年にわたって場数を踏んでいる腕と技は、たとえアマチュアとはいえ人々を楽しませるのに十分だった。

 本日正午、札幌市の社会福祉総合センターでクリスマススペシャルと銘打って「マジックと老後の備えのお話」というイベントが開催され参加した。

 マジックは分かるとして、それと抱き合わせの「老後の備えのお話」とは何?と訝る向きがあるかもしれない。実はマジシャンのMr.松平は、別の顔を持っていた。その顔とは、(株)日本生命保険相互会社の札幌支社長という肩書をもった方だったのだ。

   

※ (株) 日本生命保険相互会社札幌支社長の松平好治氏のショートスピーチです。

 松平氏は短い時間の中で、お金をたくさん蓄えていそうな老人たち(私を除いた)を前にして、遺産相続に関して後から臍を噛まないための知恵を授けてくれた。もちろん保険の有用性も説きながら…。ただ短い時間の中では十分に理解できたことにはならなかったが、ねらいと思われた動機付けはできたのではないだろうか?

 お待ちかねのマジックが始まった。私は会場に早く着いたこともあり最前列でマジックを見ることになった。まずはお馴染み、色紙を細く折りたたんでいたかと思うと、気合一発ステッキに早変わりする簡単マジックで観衆を沸かせた。

 続いてどこから取り出したのか、ワインボトルからワインをグラスに注ぎ、そのグラスを空中に浮かせた。これは写真的にも良いネタだったのだが、カメラを構える前に終わってしまった。残念!

 何番目かのネタで、テーブルの上にかかったクロスの端を掴んでテーブルを空中に浮かせたところは幸いにも写真に収めることができた。

   

※ 見事にテーブルが空中に浮いています。

 これら全てが私の眼前で行われたのだが、仕掛けを発見することもできなければ、ネタを見破ることも出来なかった。

 その他にも、観客の一人をステージに招き上げ、その観客が書いた数字を2~3の質問で言い当てたのも見事だった。

   

※ 時には観客をステージ上に呼び上げてマジックを披露しました。

 マジシャンは話術も優れていなければならないと思ったが、Mr.松平が病院でマジックの奉仕をしたときの話を披露しながら、ある重症の幼女が「雪を見てみたい」という願いを 叶えた話をしながら、見事な紙吹雪を私たちの目の前に降らせてくれたマジックは見事なものだった。

   

※ 最後に会場内に雪を降らせました。

 マジックをする側はネタを仕込み、観客の目を欺く(?)ために多くの練習時間を費やすのだから、マジシャン自身は現実の中で創意工夫を凝らすことに集中しているのだろうが、観ている私たちは不思議の世界に遊び、夢を見られる一時を感ずることができるのだと改めて思い知らされた。

 きっとMr.松平は多くの人たちに夢を届け、ひいては自ら仕事にも役立てられたのだろうなぁ、そう思いながら何の芸もない私はMr.松平のマジックを見続けたのだった…。


宮澤・レーン事件を考える

2021-12-22 14:27:00 | 講演・講義・フォーラム等

 中国やロシアの人権問題が取りざたされている昨今だが、我が日本においても戦前には幾多の人権問題があったと伝えられている。その中の一つとして北海道大学で生起した「宮澤・レーン事件」を考える機会があった。

        

 今から1週間以上前になる。北大総合博物館において「宮澤・レーン事件」80周年記念特別展が開催されていてそれを観覧し、併せて同日開催された「宮澤・レーン事件を考える集い」に参加した。

   

※ 北大総合博物館内の特別展の会場の様子です。

 参加はしたが、それをどうレポートするか今日まで迷っていた。それは人権問題という極めてセンシティブな問題で私の手には余ると考えたこと。また、どのようなスタンスでレポすべきかについても迷いがあった。迷いは未だ解決していないが、見て・聴いて今の思いを素直に文章にしてみたいと思った。

       

※ クラーク像の前に立つ宮澤弘幸君(右側の人物)です。

 私の「宮澤・レーン事件」に対する知識は、「戦時中に北大生だった宮澤という学生がスパイ容疑で検挙された」という程度のことで、その背景や彼のその後については何も知らなかった。

 今回博物館の特別展を覗き、宮澤弘幸という学生は非常に好奇心旺盛で、特に海外のことに深い関心を持った学生だったようだ。彼は英語はもちろんのこと、ドイツ語、フランス語、イタリア語などの習得に熱心だったという。だから彼は北大で教鞭をとる外国人と積極的に交流を図ったようだ。彼は好奇心が旺盛なだけではなく、優秀な学生でもあったようだ。ロシア鉄道に関する論文に応募して当選し、ロシア鉄道に乗車した体験記を「大陸一貫鐵道論」という長文の論文を北大新聞に寄稿したりしている。

   

※ 宮澤君が著した「大陸一貫鐵道論」です。

 彼が不運(?)だったのは、特に私淑していた米国人英語教師のレーンが本国において「良心的兵役拒否者」であったことだ。レーンと親しく交際していた宮澤は特高から要注意人物としてマークされ、開戦と同時に宮澤もレーンも検挙、拘束されてしまったということだ。

 レーンは米国との捕虜交換によって本国に送還され自由を得たが、宮澤は戦争中ずっと拘束され厳しい尋問に耐える生活を送ったことで身体を壊し、戦後釈放されたものの1947(昭和22)年、27歳という若さで没してしまった。

 そして今なお「宮澤・レーン問題を考える会」が活動を続けているということは、宮澤弘幸氏の名誉が、国によっても、大学によっても未だに回復されていないということのようなのである。ただ、今回80周年記念特別展の会場として北大博物館の提供を許可したということは、あるいは今後に新たな展開がある兆しなのかもしれない。

 私の僅かな知識でこの事件に対して言及することは避けるべきと考えるが、一点だけ感想的なことを述べるならば、「戦争直前という特異な風潮の中で宮澤君はもう少し慎重な行動を取ることはできなかったのか?」という疑問である。しかし、そんなことを当の宮澤君に問うたとしたら、「そんな小市民的なことを…」と嘲笑されるのがオチのような気がする。彼は若者らしい理想に燃えて未来を見ていたのだろうから…。

 いずれにしても北大当局も、国も、コトの真相を追求して真相を突き止め、遺族や考える会の問いに答える必要があると思うのだが…。