田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

真剣な闘いは迫力十分だった

2014-08-31 22:51:08 | スポーツ & スポーツ観戦
 ラグビートップリーグの公式戦第2節 NEC VS ヤマハの闘いが今日(8月31日)月寒ラグビー場で行われた。札幌では年間で唯一の公式戦とあって、羊蹄登山で痛む体を引きずりながら観戦に出かけた。 

          
          ※ ラグビーゲームの特徴の一つ、スクラムです。左NEC、右ヤマハのフォワードの攻防です。

 寝込んでなんかいられなかった。
 よ~く、思い出したらラグビーの「NEC VS ヤマハ」戦のチケットを事前に購入していたのだ。
 13時がキックオフだったので、12時を回ったころに月寒ラグビー場に着いた。私はゲームの全体を俯瞰したいためスタンド上部の席を望んでいたが、願いどおりチームスタッフが陣取る最上席の直ぐ下の席を確保できた。

          
          ※ 月寒ラグビー場のちょっと宮殿風(?)の感じもする正面入り口です。

 カンカン照りの暑い中での観戦となったが、試合に集中しているとその暑さも忘れるくらい楽しく観戦できた。
 試合は前半ヤマハが先取点、追加点とリードするも、それをNECが追いかける展開となり、10対7のヤマハリードで終えた。
 ここまでの闘いではヤマハが終始押し気味ながらも、追加点を奪えず、NECが一瞬の隙を突いてトライ&コンバージョンを決めて追いかける展開で、後半戦に興味を繋いだ。

          
          ※ ラグビーのもう一つの特徴であるラインアウトでNECがボールを確保した瞬間です。

 試合を観戦していると、後ろから大きな声がグランドに飛んだ。思わず後ろを振り返ってみると、テレビで見た顔がそこにあった。なんと早大ラグビーを黄金時代に導いた清宮克幸監督の顔がそこにあった。私は清宮監督がヤマハの監督をしているとは知らないで観戦に駆けつけていたのだ。(その程度のラグビーファンである)
 良く耳を澄まして聞いていると、通常はハンドマイクを手にスタッフに対して、非常に細かな指示を送っていることが分かる。選手交代も全て監督から指示が出されていた。
 大声を出したのは、相手チームの反則行為などの際、審判にアピールするためにグランドに届くような大声を出していたのだ。

          
          ※ 私の直上の席に陣取ったヤマハコーチングスタッフの方々です。

          
          ※ この方がヤマハ監督を務める清宮克幸氏です。真っ黒に日焼けしていますね。

 そして試合は後半、思っていた以上のワンサイドゲームになってしまった。
 後半に入り、風上に立ったヤマハはキックを効果的に使い、試合を終始NECサイドで展開するという試合運びの上手さを発揮し、そこにシアレ・ビウタウというニュージーランド出身のトライゲッターがNEC守備陣の防御網をかいくぐり4トライをゲットするという見事な活躍を見せた。さらに他の2選手からもトライが生れ、最後にはドロップゴールも見せるなどヤマハの一方的な展開となり、55対7で圧勝という結果になった。

          
          ※ 肉弾相打つ(古い表現だねぇ~)シーンを捉えることができました。

 試合は結果から見るとワンサイドゲームとなってしまったが、随所に日本のトップリーグらしい迫力のシーンが展開され、見ている者にとってはラグビーの醍醐味を十分味わわせてくれた試合だった。

          
          ※ 試合の結果を知らせるスコアボードです。
 
 それにしても観客がややさびしいかな?という思いがした。公式発表では1,500人ということだったが、スタンドも芝生席もまだ余裕があった。ラグビーの場合に道内チームがないこともあり、マスコミの扱いが小さなことも原因と考えられるが、せっかくの素晴らしいゲームをもう少し盛り上げたいものだ。
 そうすることで、トップリーグの公式試合を北海道(札幌)で観戦できることに繋がるのだから…。

            
            ※ ウェブ上から一枚だけ拝借しました。写真は4トライをゲットしたシアレ選手だと思われます。

羊蹄山登山ライブ 4

2014-08-30 20:55:50 | 北海道低山紀行 & Other
 午後8時少し前に自宅に帰り着き、№4を投稿します。

 羊蹄山は私のような初心者にはなかなかの強敵でした。
 かなり苦しめられながらも、無事登頂を果たし、外輪山も一周してきました。
 しかし、明日からは数日寝込むかも? それくらい厳しかったです。

 羊蹄山は周りを町村に囲まれた独立峰のため、あるいは携帯が全山で繋がるのではと予想し、「羊蹄山登山ライブ」などということを試みました。
 しかし、所によってつながらない所があり、試みは失敗でした。

 「圏外」の表示が出ると、一度電源を切って、再度電源を入れる操作をすると、「検索中」の表示が出て、ずーっと検索し続けるためたちまち電池を消費してしまい、圏内になってもライブ投稿ができない事態となりました。
 興味をもたれた方には大変失礼しましたが、改めて登山の様子についてはアップしたいと考えておりますので、その際によろしくお願います。

羊蹄山登山ライブ 3

2014-08-30 09:07:10 | 北海道低山紀行 & Other
 9時25分、7合目到達です。
 6合目で投稿を試みたのですが、電波状態が悪くアップできませんでした。
 手持ちの高度計で1422mです。
 5合目くらいから雲の中に入ってしまい視界はほとんど効きません。残念ながら山頂も同様と思われます。
 登山の方は私のペースが極端に落ちて、かなり時間がかかりそうです。サポートの息子は文句も言わずに私を後ろからサポートしてくれています。彼に助けられながら、なんとか山頂をめざしたいと思います。

憧れの羊蹄山登山に出発!

2014-08-29 12:37:30 | 北海道低山紀行 & Other
 ずーっと憧れ続けていた羊蹄山登山に行って来ることにした。蝦夷富士とも称され、その美しい姿に以前から一度登ってみたいと思っていたが、登山時間の長さから躊躇していた。今回息子のサポートも得ながらの挑戦となる。 

          

 本来は先週登る予定にしていたのだが、天候の悪化により一週間延期して明日30日に登ることにした。登山コースは最も一般的と言われている〔真狩コース〕を登ることにした。
 今日、夕方に真狩まで移動し、「まっかりユースホステル」で一泊して、明日早朝から登山開始である。

 羊蹄山は高度1,898mであるが、独立峰のため麓からの登山となるため、登山時間を長く要することが特徴である。標準時間で登り4時間40分、下り3時間30分とある。
 この時間の長さが私を躊躇させていた。
 私のたっての願いを知った息子が同行してくれることになった。彼は登山はまったく未経験だが、馬力だけはありそうなのでとても心強い。

 天候は快晴とはいかないが、雨の心配はなさそうだ。山頂付近はもう秋の気配が漂っているとも聞く。寒さ対策も怠りなく準備して行ってきます!
 電波の状態が良ければ、山頂から「登頂!」の一報を入れたいと思っています。
 それでは いざ!

赤れんがテラス 本日オープン

2014-08-28 21:05:23 | 札幌(圏)探訪
 札幌の中心部にまた新たな名所(?)が誕生した。道庁赤れんが庁舎の前に三井JPビルが完成したが、そのビルの地下1階から地上4階まで入居した商業施設「赤れんがテラス」が本日オープンしたので覗いてみた。

          
       ※ 道庁赤れんが庁舎から伸びるれんがの散歩道。「赤れんがプロムナード」っていうのかな? 
        ※ 「赤れんがプロムナード」の右側が三井JPビル(赤れんがテラス)、左側が日生ビルです。

 笑い話みたいな本当の話である。
 拙ブログにしばしばコメントをいただく“あさぎ”さんという方から今朝次のようなコメントをいただいた。「おじ様のことですから、本日28日にオープンの赤レンガテラスをご視察されたのではと推察しております」
 私は特別の興味を抱いていたわけではなかったから、全く行こうとは思っていなかった。

          
          ※ プロムナードの入口にこんな大きない石が置いてあったが、何の説明もなく意味不明だった。

 夕方近くになり妻と会話する中で、あさぎ氏のコメントのことを話題に出した。
 すると妻が俄然興味を示し始めて「行くならオープン初日の今日でなければ価値半減ですね」と言い始めた。私に反対する理由はない。 午後4時半になってから「赤れんがテラス」を目ざしたのである。まんまと“あさぎ”氏の話(コメント)に乗っかってしまった感じである。

          
          ※ チ・カ・ホから通ずる「赤れんがテラス」の地下一階の入口です。

 午後5時すこし前、さすがにオープン初日とあって「赤れんがテラス」は混み合っていた。放送各社も夕方の生放送に取り組んでいたようである。

          
          ※ 夕陽を受けたオープンテラスでワインを傾けたかったが…。

          
          ※ 2階に設けられている「アトリウムテラス」です。1階から吹き抜けになっています。

 おおよそひととおり写真を撮り終え、軽く食事をということになった。
 私は一階のオープンテラスでワインでも、と思ったのだがディナータイムの開店前とのことで諦めて、3階の「ENOTECA DORO(エノティカドォーロ)」というイタリアンに入った。
 オーダーしたのは、「真鯛とジャガイモのオーブン焼き シチリーナ」(1,200円)と「ピッツァ マルガリータ」(1,200円)、それにワイン店なのに日和ってしまい生ビールにした。
 東京・平河町に本店を持つイタリアンワインの専門店で、札幌初進出という謳い文句だった。
 しかし、開店直後とあってスタッフの訓練が行き届いていなかったためか、オーダーしたものが出て来るまでずいぶん時間がかかってしまい興を削がれた感じがしてしまったが残念だった。料金的にはそれほど割高感はないのだが、味の方もそれなりという感じだった。

          
          ※ 「ENOTECA DORO(エノティカドォーロ)」のエントランスです。

          
          ※ 「ENOTECA DORO(エノティカドォーロ)」の店内です。

 入店している商業施設は飲食関係が主である。ざーっと見て回った妻の印象では、「大通ビッセの方が格上かな?」という。私にはそのあたりは分からないが…。
 ただ、来札した友人をランチなどに誘うには場所的にも、雰囲気的にも相応しいスポットかな、というのが私の印象だった。落ち着いた頃にもう一度行ってみよう。

          
          ※ プロムナードの一角では、週末に行われるフラワーカーペットの準備が行われていました。

          
          ※ さらには放送局もさっそくプロムナードから中継です。写真は北海道放送天気予報の放送中です。

道庁赤れんが庁舎の絵画

2014-08-27 16:38:25 | 「めだかの学校」関連

 何度も訪れている北海道庁の赤れんが庁舎であるが、絵画があれほどたくさん掲示されているとは気付いていなかった。自分がいかに絵画に無関心であるかを改めて悟らされた思いだった…。 

          

 8月25日(月)の「めだかの学校」野外学習は、北海道警察本部の見学に続いて、道庁赤れんが庁舎の見学だった。
 これまで何度も訪れている赤れんが庁舎の見学に「いまさら…」の思いがあったのだが、よく聞くと赤れんが庁舎内に掲げられている絵画について説明を受けながら見て回るということだった。

          

 説明員は札幌商工会議所に登録されているボランティアの説明員とのことだった。
 彼によると赤れんが庁舎内には20点の絵画が展示されているという。
 掲示されるようになった経緯は、北海道の第2代知事だった町村金吾氏が「赤れんが庁舎内に北海道開拓に関する絵画を掲げたい」との思いを受けて、当時道立三岸好太郎美術館長だった工藤欣也氏が奔走したという。工藤氏は北海道出身、あるいは北海道に縁のある画家に声をかけ、その声に応えた20人の画家たちが画材程度の謝礼で次々と絵を寄贈してくれたそうだ。

 そうした解説を伺うと俄然興味が出てきた。そして赤れんが庁舎内に入ると、なるほどいたるところ絵画で展示されているのが目に付いた。
 それらの一つ一つを解説付きで見て回ったのだが、画題は全て北海道開拓に関するものばかりだった。
 解説員によると、絵を寄贈した画家たちはいずれも高名な方ばかりだという。

          
          ※ 庁舎内の壁はもちろんのこと、このように階段の踊り場にも絵画が展示されていた。

 
 赤れんが庁舎は、建物自体はもちろんのこと、各部屋の展示物も価値あるものばかりであるが、さらに展示されている絵画も高名な画家の作品ということで、文化財的価値が私の中ではますます高まった思いである。
 もし私と同じように気付かずにいた方がいらっしゃったなら、ぜひ一度道庁赤れんが庁舎を訪れて見ていただくことをお勧めしたい。

 ここでは、展示されている絵画の中から数点を写真で紹介してみたい。
 写真は相当点数撮ったのだが、作品はガラス枠の中に入れられているため、光の照り返しがあって正面から撮ることは難しかった。斜めからできるだけ光を避けるようにして撮って比較的見られるものだけ紹介することにしたが、絵画の良さを写し取ることはできなかった。雰囲気だけ味わっていただければと思う。
 また、庁舎内は光量も非常に劣るため色の具合も本物とは違うものになってしまった。

          
          ※ 「冬山造材」尾山 幟・画 冬山造材ではドサンコが大活躍した。

          
          ※ 「入植地の測設」亀山 良雄・画 密林のような原野を切り開いていった様子です。

          
          ※ 「札樽間道路の開さく」一木万寿三・画 銭函付近の様子とのことです。

          
          ※ 「島松での別離」田中 忠雄・画 ご存じクラーク博士との別離の場面です。

          
          ※ 「開拓計画を練る」久保 守・画 立ち姿が黒田清隆、正面がケプロン開拓顧問です。

          
          ※ 「阿寒湖畔の松浦武四郎」岩橋 英遠・画 北海道の名付け親松浦が湖畔の上に浮かんでいます。


 第2代北海道知事の町村金吾氏の発想が道庁赤れんが庁舎の文化的価値を一層高めることになったと言うことができそうだ。


北海道警察本部を拝見

2014-08-26 22:14:44 | 「めだかの学校」関連

 札幌の中心部に地上18階(地下3階)の威容を誇る北海道警察本部庁舎を見学する機会に恵まれた。しかし、見学できたのは16階のワンフロアだけ…。性格上、公開できないところ多いとは思うのだが、それにしてもとの思いを拭えなかった…。 

              
             ※ この庁舎全体像は撮影を失念したためウェブ上から拝借した。

 8月18日(日)は「めだかの学校」の8月の野外学習だった。今回の学習先は「北海道警察本部」と「道庁赤れんが庁舎」(こちらは明日レポートする)だった。

 3人もの屈強な衛視に迎えられながら、建物の中に入ると、そこはホテルのロビーと見紛うばかり(かなりオーバーかな?)の広々とした空間だった。

          
          ※ 一見、ホテルのロビーでは?と間違えてしまいそうです。

 そこで案内担当の総務課の女性から見学者バッジを渡され、写真撮影について許可したところのみと注意があり、さっそく1階ロビー奥にある「展示コーナー」に導かれた。
 ここでは、警察官の制服や装備品(持ち物)を展示し、過去から現在までの移り変わりを紹介していた。(写真撮影可)

          
          ※ 一番右側が現在着用されている夏服です。全国共通とのことでした。

 一つ気付いたことだが、階級章の変遷である。以前は星の数で階級が一目瞭然だったが、現在の階級章は全体のデザインは同じで、その材質と、棒状の数の違いで階級を表すことになっているようだ。遠目にはその違いが一目では分かりづらいように感じた。その意味するところは?

          
          ※ ちょっと写真では見づらいですが、右側のものが現在の階級章です。

 続いて、エレベーターで16階に案内された。16階には「通信指令室」、「交通管制センター」、「見学者ホール」がある。
「 通信指令室」は110番通報に対応する部署である。札幌管内(全道は5管内に分割されている)では一日当たりおよそ740件もの110番通報があるということだ。
 体育館ほどもある大きな指令室にはパソコンがズラーッと並び、担当の警察官はもっぱらパソコン相手の仕事である。私が描いていた警察の姿からはほど遠い光景だった。(写真撮影不可)

 通信指令室の直ぐ横にあるのが「交通管制センター」である。大きな掲示板には、全道の主要道、そして札幌市内の車両の通行の様子がリアルタイムで表示されていた。
 パトカーの現在地、救急車両の走行状態など、道路に関する全ての状況を把握できる体制は素晴らしいものである。反対に言うと、私たちの車道における動向は全て把握されているということもできる。気を付けねば…。(写真撮影不可)

 そして最後は、同じ階にある「見学者ホール」というところだった。ここには退役した白バイが展示されていて、「記念撮影にどうぞ」ということだったが、「それはお子様向けのサービスでしょ」という思いだった。
 同時にそこは地上16階ということで「展望コーナー」とも称して、札幌市内西部地域が見渡せるようになっていた。

         
         ※ 展望コーナーから札幌市内西地域見ました。手前は北大植物園、左下に私のシャツが写り込みました。

 案内の担当者から新たな知識を一つ得ることができた。
 私は、「留置場」は現場警察署にはあっても警察本部にはないだろう、と思っていたのだが「警察本部にもある」とのことだった。それは女性被疑者を留置するための場ということだった。なぁ~るほど…。

 以上で見学終了だった。私は「あれっ?」という思いだった。
 警察という性格上、秘密にしなければならない個所が多いとは予想していたが、それにしてもである。あるいは時間的こともあるのだろうが、もう少し犯罪の傾向や犯罪に巻き込まれないためのPRなど、せっかくの機会を利用して啓蒙活動的なことも行ってもいいのでは、と思ったのだが…。


石狩まるごとフェスタ2014

2014-08-25 22:21:25 | イベント
 私にとってのメインはあくまで「海王丸」の見学だったのだが、併せて開催されていた「石狩まるごとフェスタ2014」の会場も覗いてみたのだが…。 

                 
                 ※ このポスターでは「海王丸」については全く触れられていないが?

 「石狩湾新港開港20周年事業」「石狩まるごとフェスタ2014」の関連が良く分からなかった。さらには「いしかり産業見本市」も同時開催されていた。
 現地に着いてみると、案内板で特設された駐車場に導かれるのだが、この駐車場が二つの会場からはかなり離れたところに設置されていた。
 そこで、駐車場 ⇔ フェスタ会場 ⇔ 新港西埠頭の間を無料のシャトルバスを運行され、
お客はそのバスで会場を移動する仕組みとなっていた。

          
          ※ 私たちが会場に着いた時にはステージ上で○○レンジャーのショーが行われていた。

 さて、三つのイベントが同時に開催されているという謎だが、私は次のように睨んだ。
 どうやら仕掛け役は石狩市役所のようである。
 石狩湾新港開港20周年記念事業実行委員会事務局というのが石狩市役所内に設置されている。ということは、新港が20周年を迎えて北海道の基幹港湾としてのさらなる発展を願う市当局と、石狩市の商業、産業の振興を図る石狩市商工会議所がタッグを組んで、石狩市を盛り上げようということでコラボしたイベントだったのではないかと私は睨んだのだった。

 事実、両会場とも主催者の思惑通りにとても賑わっていたように思う。
 「石狩まるごとフェスタ2014」は、ロの字にテントで囲まれ、いろいろな店が出店していた。主たる店はやはり食事関係の店だった。その構成は《石オシ!出店者エリア》、《地場農産品エリア》、《一般出店エリア》、《イベント出店エリア》の四つのエリアからできていた。
 「石オシ!」というのは、ちょっと一般的でないと思われる。私も「なんじゃ?」と思ったが、フェスタのパンフを読んで「なるほど」と納得した。それは「石狩の食材を生かした12の商品がエントリーされています。たくさん食べてあなたの『石オシ!』を見つけて投票してください」とあった。石狩の海や畑から採れる食材を使った食品をPRしつつ、ゲーム性も織り込んだ企画だった。「石オシ!」はもちろん「イチオシ!」の掛け言葉だろう。

          

          ※ 会場内は昼時ととあってか、ご覧のように大賑わいでした。

          

 ちょうど昼どきとあって、私も何かを試食しようと物色したが、《石オシ!出店者エリア》に「石狩バーガー」が販売されていた。藤女子大とコラボで開発したバーガーということで人気を呼んで長蛇の列ができていて入手するのに時間がかかりそうだったのであきらめた。
 それじゃ何か?と探したところ、手軽に食せそうな「メンチカツサンド」が目に付いたので、それをノンアルコールビールとともに購入して食した。後で知ったことだが、このカツサンドは第1回いしかりグルメコンテントで「石オシ!」大賞を受賞したということで、私が食したものもなかなかの味だった。

          
          ※ 石狩バーガーの前は長蛇の列で購入をあきらめました。

          
          ※ 私が飲食した「メンチカツサンド」とノンアルコールビールです。

 会場にはイベントトラック(?)の台上でさまざまな催しが展開されていたが、スケジュール表を見るかぎり、何がこのフェスタのメインなのかが私には伝わってこなかった。あるいは前日夜に行われたニトリ提供の花火大会だったのだろうか?
 まあ、「まるごとフェスタ」の名称からは石狩で産する食材をまるごと味わおう!ということがメインだったのかもしれない?

          
          ※ ステージでは地元婦人たちのフラダンスショーが行われていました。衣装が鮮やかですね。