
※ ラグビーゲームの特徴の一つ、スクラムです。左NEC、右ヤマハのフォワードの攻防です。
寝込んでなんかいられなかった。
よ~く、思い出したらラグビーの「NEC VS ヤマハ」戦のチケットを事前に購入していたのだ。
13時がキックオフだったので、12時を回ったころに月寒ラグビー場に着いた。私はゲームの全体を俯瞰したいためスタンド上部の席を望んでいたが、願いどおりチームスタッフが陣取る最上席の直ぐ下の席を確保できた。

※ 月寒ラグビー場のちょっと宮殿風(?)の感じもする正面入り口です。
カンカン照りの暑い中での観戦となったが、試合に集中しているとその暑さも忘れるくらい楽しく観戦できた。
試合は前半ヤマハが先取点、追加点とリードするも、それをNECが追いかける展開となり、10対7のヤマハリードで終えた。
ここまでの闘いではヤマハが終始押し気味ながらも、追加点を奪えず、NECが一瞬の隙を突いてトライ&コンバージョンを決めて追いかける展開で、後半戦に興味を繋いだ。

※ ラグビーのもう一つの特徴であるラインアウトでNECがボールを確保した瞬間です。
試合を観戦していると、後ろから大きな声がグランドに飛んだ。思わず後ろを振り返ってみると、テレビで見た顔がそこにあった。なんと早大ラグビーを黄金時代に導いた清宮克幸監督の顔がそこにあった。私は清宮監督がヤマハの監督をしているとは知らないで観戦に駆けつけていたのだ。(その程度のラグビーファンである)
良く耳を澄まして聞いていると、通常はハンドマイクを手にスタッフに対して、非常に細かな指示を送っていることが分かる。選手交代も全て監督から指示が出されていた。
大声を出したのは、相手チームの反則行為などの際、審判にアピールするためにグランドに届くような大声を出していたのだ。

※ 私の直上の席に陣取ったヤマハコーチングスタッフの方々です。

※ この方がヤマハ監督を務める清宮克幸氏です。真っ黒に日焼けしていますね。
そして試合は後半、思っていた以上のワンサイドゲームになってしまった。
後半に入り、風上に立ったヤマハはキックを効果的に使い、試合を終始NECサイドで展開するという試合運びの上手さを発揮し、そこにシアレ・ビウタウというニュージーランド出身のトライゲッターがNEC守備陣の防御網をかいくぐり4トライをゲットするという見事な活躍を見せた。さらに他の2選手からもトライが生れ、最後にはドロップゴールも見せるなどヤマハの一方的な展開となり、55対7で圧勝という結果になった。

※ 肉弾相打つ(古い表現だねぇ~)シーンを捉えることができました。
試合は結果から見るとワンサイドゲームとなってしまったが、随所に日本のトップリーグらしい迫力のシーンが展開され、見ている者にとってはラグビーの醍醐味を十分味わわせてくれた試合だった。

※ 試合の結果を知らせるスコアボードです。
それにしても観客がややさびしいかな?という思いがした。公式発表では1,500人ということだったが、スタンドも芝生席もまだ余裕があった。ラグビーの場合に道内チームがないこともあり、マスコミの扱いが小さなことも原因と考えられるが、せっかくの素晴らしいゲームをもう少し盛り上げたいものだ。
そうすることで、トップリーグの公式試合を北海道(札幌)で観戦できることに繋がるのだから…。

※ ウェブ上から一枚だけ拝借しました。写真は4トライをゲットしたシアレ選手だと思われます。