田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

私的に‘20を振り返る Part Ⅴ

2020-12-31 11:36:45 | 私的に〇〇年を振り返る

 いよいよ2020年も最後の日である。5日間にわたって振り返ってきた「私的に‘20を振り返る」シリーズも最終回のPart ⅤであるPart Ⅴでは、これまでのカテゴリーに入れることのできなかった【どこを旅したか?】、【どこで車中泊をしたか】、【どんなボランティアをしたか?】、【どんなスポーツイベントを観戦したか】、【その他参加したイベント・体験等】といった少し細々としたことをまとめてみた。 

【どこを旅したか?】

◆岩内二山を巡る旅(岩内岳、目国内岳を登るための旅)7/28~7/30

   

◆白神山地の秋を味わい尽くす旅(世界自然遺産の白神山地その他を巡る旅)10/16~10/24

 加齢とともに旅することが少なくなってきたなぁ、というのが一年を終えての実感である。今年は実質的に旅したといえるのは10月の「白神山地」を訪れた旅だけである。もっともっと旅したい!とは考えてはいるのだが、徐々に腰が重くなってきている。来年はコロナ禍さえ収まれば、自らに鞭打ってでももう少し旅を楽しみたい。

 

【どこで車中泊をしたか】

◆石狩市・石狩浜(焚き火を楽しむために、石狩浜の海岸にて車中泊体験)5/07

◆岩内町・岩内道の駅(岩内岳・目国内岳登山のため、岩内道の駅に連泊)7/28、29

◆当麻町・当麻道の駅(石狩川河岸遡行トレック11、12、13実施のため連泊)9/10、11

   

◆上川町・層雲峡駐車場(石狩川河岸遡行トレック14、15実施のため)9/27

◆函館市・青函フェリー駐車場(白神山地の旅に向かうために前日車中泊)10/16

◆青森県深浦町・十二湖海浜公園駐車場(白神山地日本海側探訪のため連泊)10/17、18

◆青森県西目屋村・道の駅津軽白神(白神山地内陸部探訪のため連泊)10/20、21

◆青森市・道の駅なみおか(白神山地からの帰路、青森市郊外で車中泊)10/22

 初めてカテゴリーとして独立させてみた。車中泊をした個所は8ヵ所であるが、車中泊自体は12泊である。特に「白神山地の旅」では車中泊を伴った旅をしたことで車中泊が多くなった。車自体がそれほど大きくないため、居住性はけっして良いとはいえない。来年は車中泊で道内を少し巡ってみたいとも考えているのだが…。

                       

【どんなボランティアをしたか?】

近美を愛するブリリア会の活動(近代美術館前の歩道を清掃する活動。11年目を迎えた。)

  4/01,6/05,6/19,7/03,7/17,8/04,8/18,9/04,9/19,10/02,10/17,10/30,(その他)6/12、6/13、10/09

   

◆近美を愛するブリリアの会 会報発行 年間18回発行 №215~232

◆冬の児童館学習支援活動(二条はるにれ児童会館、緑丘児童会館の児童を支援)1/09,1/10,1/16

 私のボランティアは基本的に「近美を愛するブリリア会」の道路清掃活動と、中央区児童館の長期休業中の学習支援活動である。しかし学習支援活動の方はコロナ禍のために夏季休業中は中止となり、今冬の冬季休業も中止となってしまった。

 その他にボランティア的活動として、退職組織の全道規模の役員も仰せつかっているため年間20日程度が役員会や行事のために割かねばならない。さらにシニアの生涯学習グループ「めだかの学校」の方も役職についているために毎月運営委員会に出席することもボランティア的な活動の一つである。

 

【どんなスポーツイベントを観戦したか】

◆B1リーグ観戦(レバンガ北海道 VS シーホース三河 97対84で勝利!)北海きたえーる 2/08

◆さっぽろスノースポーツフェスタ(大通公園での初のクロスカントリースキー大会)大通公園 2/16

◆コンサドーレトレーニング見学(コロナ禍の中、練習風景の見学)白い恋人サッカー場4/03

        

 今年はスポーツイベントも中止や規模縮小となってしまった年だった。例年と著しく違うのはコンサドーレのホーム戦を一度もスタジアムで観戦しなかったことだ。コロナ感染も怖かったが、シニア券の発売がなかったことも理由の一つである。その他のスポーツの観戦も縁遠かった。生のスポーツ観戦が無かったのは寂しいかぎりである。

 

【その他参加したイベント・体験等】

◆初詣(お詣り、お神酒、お御籤、干支の楽焼、甘味処 いつものように、いつもの手順で)1/03

◆初スキー in ban.Kスキー場 1/24

◆「北海道151年のヴンダーカンマー」展(北海道命名151年を期した特別展)道立近代美術館 2/03

◆「浦臼神社のエゾエンゴサクとカタクリの群生地」(見事な!見事な!大群落!)4/22

   

◆「100枚連凧 凧揚げ会」(札幌凧の会によるウポポイ開業を祝う凧揚げ会)羊ヶ丘展望台 7/25

◆「札幌ドーム展望台」初体験(札幌市民無料サービスを利用して初体験を楽しんだ)8/17

◆「北海道議会傍聴」(諸体験だったが道議会の開会とあってセレモニーのみにガッカリ)9/08

◆「紅櫻公園アートマニュアル2020」(紅櫻公園を会場とした野外アート展示会)紅櫻公園 9/24

◆「木組 分解してみました」展覧会(日本の伝統的木組技術の展覧会)JRタワープラニスホール10/09

◆「サッポロホワイトイルミネーション2020」(大通、南一条、駅前通、アカプラ広場等)11/28

   

◆「音のインスタレーション」(歴史的建造物と音楽の融合)旧永山邸 12/18

◆「宮の森フランセスイルミネーション」(行事のため内部の見学叶わず)12/23

 ここにはどのカテゴリーにも入らなかったものを拾い上げてみた。こちらも例年と比べてみて、やはり件数は減少している。

 コロナ禍は現在のところ収まる気配を見せていない。来年も当初は憂鬱な日々が続きそうであるが、なんとか一日も早くコロナ禍が収まって、以前のように東に講演会があると聞けば行って耳を傾け、西でスポーツイベントが開催されれば大声で声援し…、といった日々が還ってくることを願いながら本年のブログの〆とします。皆さまよいお年を!


私的に‘20を振り返る Part Ⅳ

2020-12-30 13:06:57 | 私的に〇〇年を振り返る

 「私的に‘20を振り返る Part Ⅳ」は、今年初めて取り組んだ二つの取り組み【札幌でしかできない50のこと】と【札幌市内のパークゴルフ場巡り】を取り上げた。二つの取り組み共に道半ばであるが、来年中にはなんとか完成させたいと思っている。

【札幌でしかできない50のこと】

◆〔1〕スープカリー奥芝商店(本店は既に閉店、札幌駅の駅ナカ店を訪れた) 7/21

◆〔2〕石山緑地(芸術家たちが札幌軟石発掘跡を公園化した緑地) 7/27

   

◆〔3〕雪印パーラー 札幌本店(駅前通から、東に移転した店舗を訪れた) 8/04

◆〔4〕大通公園(誰もがご存じの札幌のランドマークでもある大通公園) 8/06

◆〔5〕みよしの 狸小路店(リーズナブルな庶民に歓迎される札幌発の餃子店) 8/10

◆〔6〕北海道庁旧本庁舎(明治期の北海道開拓使時代に建てられたレンガ造り庁舎)8/12       

◆〔7〕モエレ沼公園(彫刻家イサム野口が設計した大規模な芸術公園) 8/14

◆〔8〕ミルクの郷(さとらんど内のよつ葉乳業の関連施設) 8/16

◆〔9〕円麦〈MARUMUGI〉(北海道産小麦にこだわったパン屋さん) 8/20

◆〔10〕札幌芸術の森(芸術に関する施設を一堂に集めた札幌市の施設) 8/22

◆〔11〕モスコミュール大倉山(大倉山に近い高台からの眺望が良いレストラン)8/24

   

◆〔12〕千秋庵本店(駅前通りのビルを新築し、その一角に本店が)8/26

◆〔13〕もいわ山 山頂展望台(数年ぶりに有料道路を走って山頂へ) 8/28

◆〔14〕アンティークショップ36号線(興味深いアンティークの世界) 8/30

◆〔15〕札幌大通地下ギャラリー500m美術館   9/01

◆〔16〕中国料理 布袋(そのボリューム、味。知る人ぞ知る名店?である)  9/04

   

◆〔17〕狸小路商店街(この小路はいまさら説明の要がないであろう) 9/09

◆〔18〕くさかカバン店(狸小路の外れにひっそりと店を構える名店?) 9/16

◆〔19〕中島公園(古くから札幌市民が憩う札幌の代表的公園) 9/18

◆〔20〕ショコラティア マサール(北海道発の高級チョコレートを生産・販売) 9/21

◆〔21〕食事処 ながもり(二条市場内に出店する観光客の人気が高い食事処) 9/23

◆〔22〕さっぽろ地下街 (札幌中心の地下に位置する商店街) 10/05

◆〔23〕札幌市子ども人形劇場こぐま座(公立として日本で最初の人形劇専門劇場) 10/07

   

◆〔24〕ジンギスカン 義経(ごく普通のジンギスカン店という感じなのだが…) 10/10

◆〔25〕味百仙(マンガ「美味しんぼ」で紹介された店だとか?)  11/01

◆〔26〕北海道神宮(毎年正月に参詣に訪れる北海道総鎮守の神社)  11/07

◆〔27〕レトロスペース坂会館(ありとあらゆる懐かしグッズが並ぶ私設資料館)   11/10

 札幌でしかできない50のこと」は、札幌市、北海道大学観光学高等研究センター、(株)北洋銀行、(株)インサイト、日本オラクル(株)などがコラボして組織した「さっぽろ観光創造研究会」が「札幌ならでは!」の50ヵ所を選定したガイドマップである。私はある偶然からそのマップを入手することができ、さっそくその全てを巡ってみようと取り組み始めた。ところがマップの完成が2015年ということもあり、中にはすでに消滅(廃業など)してしまったところもあり、50ヵ所全てとはならないが、できるだけ巡ってみようと始めたのである。ところがコロナ禍はここでも私の前に立ちはだかった。リストの中の「札幌ならでは!」の中にはススキノに店舗を構えているところも多い。このご時世、なかなかススキノに足を向ける勇気はない。コロナ禍が収まった暁にはぜひとも訪れてみたいと思っているところも少なからずある。

 これまで私が訪れたところで、マップに載っていたからこそ訪れることができたと思われる所は、№3の「雪印パーラー店」、№9の「円麦」、№11の「モスコミュール大倉山」、№14の「アンティークショップ36号線」、№18の「くさかカバン店」、№21の「食事処 ながもり」、№24の「ジンギスカン義経」、№25の「味百仙」などが挙げられる。リストアップされていなかったらおそらく訪れることはなかっただろう。その意味では新しい札幌を知ることができて良かったと思っている。残り20数か所を早く訪れてみたい。

 

【札幌市内のパークゴルフ場巡り】

◆星観緑地コース(手稲区星置317番地 9ホール、パー33、総延長約467m 無料)7/13

◆明日風公園コース(手稲区明日風2丁目 9ホール、パー33、総延長約382m 無料)7/13

◆曙西緑地コース(手稲区曙5条5丁目 9ホール、パー33、総延長約240m 無料)7/13

◆前田森林公園コース(手稲区手稲前田482番地 27ホール、パー99  総延長約1,554m 有料)7/13

◆宮丘公園コース(西区西野290番地宮丘公園内 9ホール、パー33  総延長約250m 無料)7/22

◆せせらぎふれあいコース(西区西野6条1丁目 9ホール、パー33  総延長約332m 無料)8/03

◆五天山公園コース(西区西野504番地 27ホール、パー99 総延長 約1,367m 有料)8/03

   

◆手稲稲積公園コース(手稲区前田1条5丁目 9ホール、パー33 総延長 約427m 無料)8/06

◆北発寒公園コース(手稲区新発寒4条2丁目 9ホール、パー33 総延長 約268m 無料)8/06

◆藻南公園コース(南区真駒内柏丘12丁目 9ホール、パー33 総延長 約435m 無料)8/07

◆三笠緑地ハローコース(南区定山渓温泉2丁目 9ホール、パー33 総延長 約308m 無料)8/07

◆三笠緑地かっぱコース(南区定山渓温泉2丁目 9ホール、パー33 総延長 約412m 無料)8/07

◆サッポロさとらんど内コース(東区丘珠町584番地 27ホール、パー99 総延長 約1,239m 有料)8/12

◆吉田川公園コース(豊平区月寒東3条19丁目 9ホール、パー33 総延長 約380m 無料)8/17

◆札幌市保養センター駒岡コース(南区真駒内600番地 9ホール、パー33 総延長 約275m 有料)8/21

◆豊平川緑地左岸五輪橋コース(南区川沿5条1丁目地先 9ホール、パー33 総延長 約505m 無料)8/21

◆鉄興公園パークゴルフ場(西区発寒13条11丁目 18ホール、パー66 総延長 約700m 無料)8/24

◆エイトグリーンコース(西区八軒9条西7丁目 9ホール、パー33 総延長 約420m 無料)8/24

◆屯田川雨水貯留池コース(北区屯田9条9丁目 9ホール、パー33 総延長 約404m 無料)8/31

◆東屯田川遊水地コース(北区屯田町1058番地 18ホール、パー66 総延長 約905m 無料)8/31

◆東屯西公園コース(北区屯田4条9丁目 9ホール、パー33 総延長 約311m 無料)8/31

◆太平公園コース(北区太平12条3丁目 9ホール、パー33 総延長 約333m 無料)8/31

◆山口緑地パークゴルフ場東コース(手稲区手稲山口295番地

45ホール、パー165 総延長 約2,321m 有料)9/16

◆山口緑地パークゴルフ場西コース(手稲区手稲山口582番地

27ホール、パー99 総延長 約1,292m  有料)9/16

  

◆手稲水再生プラザパークゴルフ場(手稲区手稲山口265番地

 18ホール、パー66 総延長 約720m 無料)9/16

◆東雁来公園コース(東区東雁来12条4丁目 9ホール、パー33 総延長 約418m 無料)10/06

◆豊平川緑地コース(東区豊水大橋上流左岸 18ホール、パー66 総延長 約907m 無料)10/06

◆豊平川緑地コース(白石区北13条大橋下流右岸 18ホール、パー66 総延長 約792m 無料)10/11

【札幌市内のパークゴルフ場巡り】については、札幌市内のこと知りたいとネットを繰っていて偶然見つけたものだった。パークゴルフについて格別に興味があるわけではない。ただ、気軽に取り組めることと、パークゴルフ場を巡ることでこれまで知らなかった札幌の街の一面が見えてくるのでは、という期待もあって取り組んでいる。

 札幌市が把握している市内のパークゴルフ場の数は65ヵ所に上るようである。(そのほかに民間サイドで経営しているところが数か所あるようだ)そのうち私は今年28ヵ所のパークゴルフ場を訪れることができた。これまで訪れたみた印象としては、やはり無料のコースは概して整備がイマイチといった感じが強かった。これだけ多くのコースがあると整備するにも限界があり仕方がないというところか?(ほとんどのコースは札幌市が管轄しているようだ)反対に有料のところはさすがに整備が行き届いていてプレーをしていても気持ちが良かった。それほど高額でないプレー料金である。生き残っていくのは有料コースなのかな?とも思われるが果たして?

 未体験のコースがまだ40コース近くあるが、できれば来年中には完成させたいと思っているが、パークゴルフばかりに集中できないので難しいかもしれない…。


私的に’20を振り返る Part Ⅲ

2020-12-29 16:16:51 | 私的に〇〇年を振り返る

 「私的に’20を振り返るPart Ⅲ」では【どんなステージを堪能したか】と【どんな映画を観たか】について振り返ってみることにする。これらのカテゴリーもいつもの年とはずいぶん違った様相となってしまった。  

                                                     

 どんなステージを堪能したか】

◆「チャリティーコンサート さっぽろ笑えば」(アマチュアミュージシャンのライブ)新栄寺 1/04

◆「CANTOR ニューイヤーコンサート」(本格的な声楽家たちのコンサート)サンプラザホール 1/05

◆「道教育大 実験劇場 マドリガーレ・オペラ」(北海道開拓使を描いたもの)市民交流プラザ 1/08

◆「北海道高校演劇Special Day」(高校演劇最優秀校:富良野高校演劇部) かでるホール 1/09

◆「道立近代美術館コンサート」(トランペット+トロンボーン+ピアノ)近代美術館  1/11 

◆「フルート&ピアノコンサート」(西区文化フェスタの一環)ことにパトス 2/04

◆「0歳からの音楽会」(西区文化フェスタの一環 ヴァイオリン他)ことにパトス 2/05

◆「マンドリン四重奏演奏会」(日本マンドリン連盟北海道支部主催のコンサート)かでるホール 2/11

◆「ウィステリアホール『ふれあいコンサート』」(コントラバスの重低音の素晴らしさに酔う)2/17

◆「かでるdeかなでるFoster Concert」(自衛隊第11音楽隊&大谷高校吹奏楽)かでるホール 2/23

    

◆「PMF Connects LIVE 大通公園」(PMF修了生、3組13名のライブ)大通公園野外ステージ 9/05

◆「Kitaraファミリーコンサート」(札響による慈善コンサート)Kitara 9/06

◆「PMF Connects LIVE! SCARTS」(PMF修了生による弦楽三重奏)市民交流プラザ 9/29

◆「かでるホールライブ 配信事業」(ダンディー・フォーとクラシックトリオ)かでるホール9/29
◆「PMF Connects LIVE! 豊平館」(PMF修了生による弦楽三重奏+フルート)豊平館 10/02

◆「kitara 北海道を元気にするコンサート」(札響による慈善コンサート)Kitara 10/04

◆「PMF Connects LIVE!チ・カ・ホ」(PMF修了生によるフルートカルテット)チ・カ・ホ10/31

◆「hitaruでシネマ・ミュージック!」(札響による映画音楽コンサート)hitaru 11/03

◆「PMF Connects LIVE!時計台」(いずれもPMF修了生による弦楽四重奏)札幌時計台 12/16

    

◆「PMF Connects LIVE!チ・カ・ホ Ⅱ」(フルート五重奏によるコンサート)チ・カ・ホ12/21

◆「札響の第九」Ⅻ(秋山和慶氏指揮、私にとって12回目となる第九の演奏会)hitaru  12/26 

 【どんなステージを堪能したか】振り返ってみるとステージの方はコロナ禍であったにも関わらず、それなりの数のステージを楽しむことができたが、中止になったステージもけっこうあった。振り返ると3月から8月の間がまったくの空間となっている。9月からは札響の慈善コンサートやPMFのConnects LIVEが開催されたことでかなり癒されたところがあった。ステージ、特に音楽は生でなけりゃ魅力半減である。来年はぜひとも旧来に復してほしいと願うばかりである。

 

【どんな映画を観たか】

「男はつらいよ50 お帰り寅さん」(“寅さん”映画 50周年、50作目)ユナイテッドシネマ 1/04

◆「禁じられた歌声」(イスラム過激派によって虐げられるマリ共和国の人々)エルプラザ 1/14

◆「パラサイト 半地下の家族(韓国の格差社会を描いた秀作)ユナイテッドシネマ 1/15

     

◆「不良少年の夢」(元北星余市高校教諭:義家弘介をモデルにした映画)ちえりあホール 1/16

◆「モダンタイム」(1936年制作、チャプリン映画の代表作)かでる試写室 1/23

◆「風の電話」(東日本大震災で被害に遭い、家族を失った少女の物語)シネマフロンティア 1/28

◆「プラスチック・チャイナ」(廃プラスチックの再資源化工場の貧しい現実)ちえりあホール 2/09

◆「東京オリンピック(前編)」(1965年開催の東京オリンピック記録映画の前編)かでる試写室 2/21

◆「グリーンブック」(2019年アカデミー賞作品賞 米国の黒人差別問題を扱った作品)自宅 3/11

◆「永遠の〇(ゼロ)」(2015年日本アカデミー賞作品賞 特攻飛行士の悲哀を描いた作品)自宅 3/12

◆「舟を編む」(2014年日本アカデミー賞作品賞 辞書編集者の実態を描いた作品)自宅 3/13

◆「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」(2015年アカデミー賞作品賞)自宅3/14

◆「海街 diary」(2016年の日本アカデミー賞作品賞 三姉妹と異母妹の物語)自宅 3/16

◆「新聞記者」(2020年の日本アカデミー賞作品賞 権力の横暴を暴く記者の物語)自宅 3/17

◆「アルゴ」(2013年のアカデミー賞作品賞 在テヘラン米国大使館人質救出作戦)自宅 3/18

◆「アーティスト」(2012年のアカデミー賞作品賞 モノクロ、サイレント映画に特徴)自宅 3/19

◆「桐島、部活やめるってよ」(2013年の日本アカデミー賞作品賞 高校生たちの生態)自宅 3/20

◆「シェイプ・オブ・ウォーター」(2018年のアカデミー賞作品賞 題名の意味は水の形)自宅 3/21

◆「三度目の殺人」(2018年の日本アカデミー賞作品賞 殺人犯は自らをも殺そうとした)自宅 3/22

◆「スポットライト 世紀のスクープ」(2016年のアカデミー賞最優秀作品賞)自宅  3/25

     

◆「沈まぬ太陽」(2010年度の日本アカデミー賞最優秀作品賞 山崎豊子原作 日航がモデル)自宅3/26

◆「ムーンライト」(2017年のアカデミー賞最優秀作品賞 米国の人種問題がモチーフ)自宅 3/27

◆「シン・ゴジラ」(2017年度日本アカデミー賞最優秀作品賞 ゴジラ映画の新境地)自宅 3/28

◆「ハート・ロッカー」(2010年度のアカデミー賞最優秀作品賞 軍の爆発物処理班の物語)自宅3/29

◆「キリングフィールド」(カンボジア内戦を取材する記者の脱出物語。BS放送)自宅 5/19

◆「駅馬車」(名匠ジョンフォード監督による西部劇の名作。白黒映画)札幌市民交流プラザ 7/19

◆「ディープ・インパクト」(1998年製作。巨大彗星が地球に激突する)札幌市民交流プラザ 7/19

◆「終着駅」(1953年製作。白黒映画。ローマ中央駅での男女の別離物語)かでる2・7 10/28

◆「山桜」(2008年製作の藤沢周平作品の映画化。田中麗奈の着物姿が印象的)かでる2・7 11/02

◆「SING/シング」(道立女性プラザ主催。アニメ映画)かでるホール 11/14

◆「サムライ」(1969年製作のアラン・ドロン主演のフランス映画。BS放送)自宅 11/19

◆「アラン・ドロンのゾロ」(1974年製作のアラン・ドロン版の怪傑ゾロの映画。 BS放送)自宅11/19

◆「若草物語」(1964年、日活が誇る浅丘ルリ子、吉永小百合など4女優が出演。BS放送)自宅11/28

◆「ガンジー」(1982年製作のガンジーの半生を描いた映画。BS放送)自宅12/02

     

◆「夕陽の用心棒」(1956年製作のイタリア製マカロニウェスタン。BS放送)自宅12/04

◆「許されざる者」(1992年、クリント・イーストウッド監督・主演の西部劇。BS放送)自宅12/10

◆「愛と青春の旅立ち」(1982年、リチャード・ギア主演 空軍士官学校の青春。BS放送)自宅12/15

◆「羊たちの沈黙」(1991年、サイコサスペンス映画としてアカデミー賞総なめ。BS放送)自宅12/20

◆「シンドラーのリスト」(1993年、モノクロ映画。スピルバーグ監督。BS放送)自宅12/25

 映画の方は例年と全く様相を異にした。従来このカテゴリーは周りを暗くした広い会場で観賞する映画だけを対象としてきた。しかし、映画館などに赴く勇気が持てなかったり、映画館以外での映画観賞会が軒並み中止となる中で、 DVDのレンタルやテレビ放映の映画も今年は対象とした。そうしたこともあり、今年もそれなりにたくさんの映画を観ることができた。 

 特に春先に DVDのレンタル店からアメリカと日本のアカデミー賞作品賞を受賞した作品を集中して観賞することができ、楽しいひと時だった。映画はもっともコストパフォーマンスに優れたエンターテイメントだと信じて疑わない私にとってこれからも積極的に楽しみたいと思っている分野の一つである。


私的に’20を振り返る Part Ⅱ

2020-12-28 15:43:54 | 私的に〇〇年を振り返る

 「私的に’20を振り返る PartⅡ」は、主として自らの身体を動かすことを主眼とした【どんな山に登ったか】、【スノーシューを駆ってどこへ行ったか】、【どこを歩いたか】、そしてそこからの派生として【札幌ぶらり散歩】、【札幌市の緑道巡り】、【札幌市の都市緑地巡り】を振り返ってみた。 

【どんな山に登ったか】

◆元旦登山 藻岩山(初日の出を藻岩山山頂からと元旦登山を試みたが、厚い雪雲に阻まれて成らず)1/03

◆三角山~奥三角山縦走(ノンスノーシューで往復するも体力不足を痛感 総行動時間3時間20分)2/20

◆スパイク付長靴 de 三角山登山(初めてスパイク付き長靴での春山登山は快適そのものだった)  4/12

◆スパイク付き長靴 de 藻岩山登山(長靴登山の快適さを知り、翌日に藻岩山へも登った) 4/13

◆スパイク付き長靴 de 盤渓山登山(長靴登山にはまった私は三日連続で小山に登った) 4/14

◆北海道低山紀行 97「白幡山」(小さな山で足慣らしには適した山。山野草がきれいだった 321.5m)5/14

◆北海道低山紀行 98「浦臼山」(登山口が分からず、2度目の挑戦で目的果たす。718.3m)6/24

◆北海道低山紀行 99「岩内岳」(標高差885m、行動時間5時間15分のタフな登山 1085.4m)7/29

◆北海道低山紀行 100「目国内岳」(抜群の天候に恵まれ、岩場が怖かったが楽しめた。1,2204m)7/30

    

    ※ 私にとって記念すべき100座目となった目国内岳を前目国内岳山頂より望む。

◆青森県・白神岳(初の道外登山 行動時間9時間30分は完全に私のキャパを超えた登山。1,235m)10/20

◆スパイク付長靴 de 藻岩山(今年二度目のスパイク付長靴での藻岩山登山。旭山公園口)12/25

 「北海道低山紀行」については今年中に100座登頂を達成し、けじめを付けようと思っていた。残り4座となっていたが、7月30日の「目国内岳」でなんとか目標を達成することができた。私にとって登山はかなり過酷なものとなってきた。一応の目標を達成したので、これからは気軽に考え、体と相談して気が向いた時に山に向かうようにしたいと思っている。100座を達成した後の「白神山」は私にとっては非常に過酷な登山となったが今は良い思い出である。

 

【スノーシューを駆ってどこへ行ったか】

◆初スノーシュー in 盤渓市民の森(市民の森の外周一周を目指すも後半コースが不明に)1/06

◆スノーシュー in 西野市民の森(昨年のリベンジで、「西野西公園」からの往復コース 約4時間)1/13

◆スノーシュー in オコタンペ湖周辺(オコタンペ湖を目指すも果たせず、周辺を散策 約3時間)1/18

◆スノーシュー in 利根別自然休養林(岩見沢まで足を伸ばし、以前からの念願を果たす 約3時間)1/26

◆スノーシュー in オコタンペ湖(2度目の試みでオコタンペ湖上に立つことができた 約3時間)2/02

◆スノーシュー in 滝野丘陵公園(リサーチ不足だったため消化不良となってしまった 約2時間)2/16

◆スノーシュー in 百畳敷洞窟(伊達市大滝地区にある洞窟の氷筍が見もの 約2時間)2/27

     

     ※ 伊達市大滝地区にある百畳敷洞窟内の氷柱です。

◆スノーシュー in 七条大滝(支笏湖近くにある川にできた滝の氷柱が見もの。時期遅れ?約2時間)2/28

◆スノーシュー in 丸山遠見(同じく支笏湖近くにある眺望の効く小山 約3時間)2/28

◆スノーシュー in 札幌台(白旗山都市環境林の一部に属する一つのピークが札幌台 約3時間)3/07

  今年はスノーシューを駆って札幌周辺のいろいろなところに出かけて、行動範囲を広げることができた。特にオコタンペ湖、百畳敷洞窟、七条大滝などは印象的だった。さて、来年はどうしようか?思案中である。

 スノーシューは冬の運動不足を解消してくれる格好のアイテムであり、これからも出来るかぎり続けることができればと思っている。

 

【どこを歩いたか】

◆南沢市民の森トレッキング(6つある市民の森コースで初めて足を踏み入れたコース 約1時間)5/12

◆手稲本町市民の森トレッキング(変化に富んだコース。花の時期には時期尚早。約1時間30分)5/16

◆西野市民の森トレッキング(ワンウェイコースで案内表示もイマイチのコース。往復5キロ)5/16

◆盤渓市民の森トレッキング(我が家から最も近くいわばホームトレッキングコース 約7.5km)5/19

◆白川市民の森トレッキング(最も長いコースが取れる市民の森 青山も含めて約12キロ)5/21

  ※ 残る「豊滝市民の森」はクマ出没情報が出ていたために今年はパスすることにした。

◆「札幌恵庭自転車道線ウォーキング」(東札幌⇒北広島市間 19.8キロ。独りウォーク)5/24

◆支笏湖・苔の回廊トレッキング(長い間の願望がようやく叶った苔の回廊は見事!)7/04

◆「石狩川河岸遡行トレッキング11」(旭橋⇒栄園橋 序盤小雨、後半本格降りのトレック19.6km) 9/10

◆「石狩川河岸遡行トレッキング12」(栄園橋⇒安足間駅 コースの大半が層雲峡自転車道30.2km) 9/11

◆「石狩川河岸遡行トレッキング13」(安足間駅⇒真勲別バス停 国道歩きが多く退屈 16.8 km) 9/12

◆「石狩川河岸遡行トレッキング14」(真勲別バス停 ⇒ 層雲峡 ⇒ 滝見台  国道歩き19.5 km) 9/26

◆「石狩川河岸遡行トレッキング15」(滝見台⇒大雪湖⇒滝見台 層雲峡トンネルが怖い22.1km) 9/27

     

     ※ 石狩川河岸遡行トレッキングのゴールとした「大雪ダム」です。

 この分野では、「石狩川河岸遡行トレッキング」の3年越しの取り組みで目的地の大雪ダムに到達することができ目的を果たすことができた。ウォーキングやトレッキングは登山ほど過酷ではないので、これからも継続して楽しめる分野かな?と思っている。目的地を選定して来年も楽しむことができれば…。

 

【札幌ぶらり散歩】

◆札幌ぶらり散歩 84 円山界隈(久しぶりにまだ雪残る円山界隈を散策)3/09

◆札幌ぶらり散歩 85 二十四軒界隈 12/01

◆札幌ぶらり散歩 86  山の手界隈 12/07

◆札幌ぶらり散歩 87 円山西町界隈①  12/08

◆札幌ぶらり散歩 88 円山西町界隈②  12/08

◆札幌ぶらり散歩 89 旭ヶ丘界隈① 12/11

◆札幌ぶらり散歩 89 旭ヶ丘界隈② 12/11

◆札幌ぶらり散歩 90  伏見界隈 12/14

     

     ※ 坂の街伏見町内の住宅街から札幌中心部を望んだところです。

◆札幌ぶらり散歩 91  西区役所界隈 12/18

◆番外編 野幌ぶらり散歩 11/17 

 このカテゴリーは札幌を知るという拙ブログのコンセプトからも、もっと積極的に取り組んでみたいと思っているカテゴリーである。札幌は本州の街と比べると歴史が浅いこともあり、ちょっと取り澄ました街の印象であるが、それでもアリンコの目線で眺めてみると興味あることを見出すことができる。力を入れていきたい分野である。

 

【札幌市の緑道巡り】

◆前田緑道(札幌市の郊外手稲地区にある長さ900mの小さな緑道)5/26

◆西野緑道(札幌市内では最も整備され、理想的な緑道ではないかと思われた緑道)5/26

     

     ※ 理想的な緑道に映った「西野緑道」です。

◆手稲緑道(こちらも手稲地区にある長さ1,000m程度の小さな緑道だった)5/28

◆エルム緑道(市内北区の住宅街にあったがわずか200mの極小規模の緑道)5/28

◆里塚緑が丘緑道(札幌市と北広島市との境界に近い新興住宅街にある小さな緑道)5/29

◆北郷緑道(発寒川を挟んで大きく様相が異なる往復4キロの緑道)5/29

◆あいの里緑道(あいの里地区の住宅街を取り囲むように設けられた緑道だが、利用者が少ない?)5/31

 札幌市内で「緑道」と名付けられている所がわずか7ヵ所だったとは意外だった。緑が多いといわれる札幌だからもっともっと多いと思っていた。ただ、「緑道」とは称しないまでも類似の道は多数あるように思われる。(関係当局に問い合わせたところ、道の成り立ちの違いによって法的に名称が異なってくるようだ)                      

 

【札幌市の都市緑地巡り】

◆山口緑地  444,280㎡(以前のゴミ捨て場を埋め立てて造成したパークゴルフ場併設の緑地)6/09

◆曙西緑地   51,047㎡(比較的早くに造成された緑地のようで、現在の利用者は少ない?)6/10

◆中の川緑地126,001㎡(中の川の堤防を緑地として造成した緑地。片道4キロの長い緑地)6/11

◆天神山緑地 64,178㎡(札幌市街の中の小さな天神山全体を緑地として保護した緑地)6/12

◆荒井山緑地 88,281㎡(市民に開放された緑地ではなく、少年用のジャンプ台のための緑地)6/14

◆小金湯さくらの森緑地 123,567㎡(小金湯地区にさくらの森を造成するにあたって緑地に指定?)6/16

◆石山緑地  118,810㎡(札幌軟石の採石場跡地を整備した異空間を思わせる緑地)6/17

◆新川緑地 238,083㎡(新川の両河川敷に造成された長い長い緑地。桜並木でも有名)6/19

◆厚別南緑地 72,651㎡(北広島市との境界付近に広がる自然いっぱいの緑地)6/21

◆もみじ台緑地374,972㎡(もみじ台地区にあちこちに広がる緑地をくっ付けたような不思議な緑地)6/22

◆青葉緑地  85,186㎡(住宅街の崖地を緑地として指定したような中途半端な印象を与える緑地)6/23

◆野津幌川緑地 113,438㎡(野津幌川沿いの両岸を緑地としたもの。パークゴルフ場有り)6/25

◆東部緑地 390,978㎡(北広島市との境界近くの自然豊かな緑地。パークゴルフ場有り)6/26

◆ハイテクヒル真栄緑地 229,652㎡(企業誘致のために工業団地の一角に造成された緑地)6/27

     

     ※ 鬱蒼とした林が広がるハイテクヒル真栄緑地です。

◆清田緑地 52,597㎡(清田区の住宅街に近いところにある自然が残った小さな緑地)7/01

◆厚別川緑地125,997㎡(厚別川の両岸に伸びる緑地。左岸は途中で消滅。パークゴルフ場)7/02

◆茨戸川緑地418,935㎡(茨戸川沿いに広がる湿地帯を緑地にした新しい緑地。パークゴルフ場)7/03

◆あいの里・福移の森緑地195,702㎡(広大なパークゴルフ場が大半を占める緑地。トンネ沼併設)7/06

◆丘珠空港緑地487,948㎡(丘珠空港を取り囲むように広がる気持ちの良い緑地。パークゴルフ場併設)7/07

◆豊平川緑地(豊平川雁来健康公園)1,166,140㎡(健康公園分だけで緑地として指定したところ)7/10

◆豊平川緑地1,237 ,932㎡(豊平川の両岸の堤防路を緑地としたもの。パークゴルフ場有り)7/12

 「緑道」とは違い多かったのが「都市緑地」である。私が調べたところでは札幌市内に「都市緑地」に該当する緑地が126件あった。それら全てを巡るのは現実的でないと考え、面積5万㎡以上の21件に絞って巡り歩いてみた。よく整備された緑地、単なる河川敷と変わらない緑地など、現状や実態はさまざまだったが「緑地」と指定されることによって、将来にわたって開発されることがない(法的規制が解かれればその限りではないのかもしれないが)、市民が憩うことのできる貴重な緑地帯である。末永く都市緑地であってほしい。

 

 

 

 


私的に‘20を振り返る Part Ⅰ

2020-12-27 16:23:15 | 私的に〇〇年を振り返る

 今年も残り5日となった。そこで例によって私自身の一年を振り返ってみることにした。そして改めて振り返ってみた時、今年はコロナ禍により例年とはかなり様相の違った一年となってしまった。例年とはかなりカテゴリーが違ってしまうが、今年も5日間にわたって私の一年を振り返ってみることにした。

                                        

【誰のお話を聴いたか】

◆有森 裕子 氏(オリンピックマラソンメダリスト、スペシャルオリンピックス日本理事長)道新ホール 2/06

     

◆橋本 聖子 氏(五輪担当大臣、元スピードスケート選手。冬季五輪シンポジウム)教育文化会館 2/15

◆本橋 麻里 氏(元カーリング五輪選手。「ロコソラーレ」立上者。 同 上)教育文化会館 2/15

◆小塚 崇彦 氏(元フィギアスケート五輪選手。JOCアンバサダー。 同 上 )教育文化会館 2/15

◆林  文子 氏(横浜市長。「指定都市市長会」に参加。 同 上 )教育文化会館 2/15

 

 このカテゴリーは、全国的に名の知れた著名人のお話をどれだけ聴くことができたか、を振り返るものである。例年だと少なくとも20~30人くらいはリストアップされるのだが、今年はほとんどの講演会や講座が中止となり、お話を聴く機会もほとんどなかった。振り返ってみると、上記の5人くらいである。

 それも橋本氏以下の4人は、「指定都市市長会(冬季五輪シンポジウム)」に参加した方である。ということで例年は二日に分ける【誰のお話を聴いたか】と【どんな講座を受講したか】を一日で振り返ることにした。

 

【どんな講座を受講したか】

◆「北海道の中学校教育における現状と課題」(退職校長会新年交流会・研修会)Hライフォート 1/09

◆「エゾシカネット5周年の集い」(エゾシカ猟師:秋山氏のお話に感銘)西区民センター 1/12

◆「ふるさと動画視聴会 遠軽町・置戸町」(めだかの学校の定例学習会)かでる2・7 1/20

◆「中村哲医師 追悼の集い」(関係者のお話とDVD「用水路が運ぶ恵みと平和」の視聴)Lプラザ 1/25

◆「シベリア・サハの暮らしと音楽文化」(北海道科学大学公開講座)紀伊國屋札幌本店 1/25

◆「しれとこ大百科」(知床の植物についての講座を聴く)Hライフォート 1/30

     

◆「北海道教育会議」(北海道内の教育関係団体が一堂に会して交流を行う場)Hライフォート 1/31

◆「ふるさと動画視聴会 名寄市・中頓別町」(めだかの学校の定例学習会)かでる2・7 2/10

◆「都心エネルギーアクションプラン“キックオフ”フォーラム」道新ホール 2/12

◆「義足ランナーが健常者を抜く日」(義肢制作者が語る義肢の今)北海道科学大学 2/13

◆「2020北海道大学×日立北大ラボ フォーラムSociety 5.0北海道の地方創生と未来」共済ホール2/14

◆「指定都市市長会シンポジウム in 札幌」(札幌冬季五輪開催地立候補のシンポ)教育文化会館 2/14

◆ミュージアムトーク「武四郎は何を見たか?」(札幌での武四郎の足跡を解く)博物館センター 2/15

◆「高齢者運転講習」(70台に入り免許証更新のために高齢者運転講習に緊張)桑園自動車学校 4/09

◆「オンライン中国語講座」(道民カレッジの依頼でほんのさわりを体験したもの)かでる2・7  6/15

     

◆「薬用植物園」の一般公開(意外に狭い敷地に薬草がいっぱい! )北海道立衛生研究所 7/17

◆「北海道議会新議事堂見学」(北海道生涯学習協会賛助会員の集いで実施)北海道議会 9/03

◆道民カレッジ・かでる講座(ON LINE講座)「神田日勝の生涯」講師:野田佳奈子氏)10/06

◆道民カレッジ・かでる講座(ON LINE講座)「ほっかいどう山楽紀行」講師:坂口一弘氏)10/21

◆「北海道教育の日」講演会(「これからの教育への提案」道教育大教職大学院教授北村善春氏)10/30

◆道民カレッジ・かでる講座(ON LINE講座)「音が甦る『リズム』」講師:今井敏勝氏」)11/09

◆「札幌市豊平館・誕生140周年 公開講座」(札幌開拓時代の建築様式について語る)豊平館 12/05

◆道民カレッジ・かでる講座(ON LINE講座)「北の歴史を彩った人達」講師:合田一道氏)12/10

 

 このカテゴリーも例年と比べるとぐっと少なくなってしまったカテゴリーである。私にとって主戦場(?)ともいえるカテゴリーであるが、講座自体が開催されないのだからしかたがない。そんな中、特に興味深かったのは2月14日に開催された2020北海道大学×日立北大ラボ フォーラムSociety 5.0北海道の地方創生と未来」である。北大と日立がコラボレーションして北海道においてSociety 5.0の社会の実現を目指して数々の実験的な取り組みが進行中であるといった内容だった。専門的な内容も多く十分に理解できたとは言い難いが、未来社会へ向けての取り組みのお話を伺うことは心楽しいものがある。

 各種講座を受講することは知的好奇心を刺激してくれ、その内容を自分なりにまとめてブログにアップすることで多少は脳の老化の進行を妨げてくれているのでは、と思っている。その意味からも一日も早くコロナ禍が収まり、旧来のように各種講座が開催されることを望みたいと思っている。

 

 


札響の第九 Ⅻ

2020-12-26 21:27:39 | ステージ & エンターテイメント

 もはや私にとって年末の恒例行事と化した感がある「札響の第九」である。今夜、札幌市芸術文化劇場hitaruで楽しんできた。あの「歓喜の歌」の大合唱を聴くと「今年も終わりだなぁ…」との感慨に浸る私だった…。

        

 私が「札響の第九」を聴き始めたのは2009年からである。以来今回で12年連続で聴いてきたことになる。この「札響の第九」だけは、友人たちと一緒に聴くことにしている。今夜も最初から共に聴いている3人で一緒に聴いた。

 会場は昨年と同じhitaruが会場だったが、私たちは格安の席(3,500円)だったので3階の席だった。

 ちょっと不可思議なことがあった。コロナ対策が施されていると思ったのだが、なるほど体温の検温が行われ、パンフレットは手渡しではなく机上にあるものを自ら取る方式だった。ところが!なんと座席の方は隙間なく販売されていたようで、隣の席も埋まっていた。「えっ!?」と思ったが、北海道が示す指針には従った方式なんだろう、と納得するしかなかった。

      

      ※ 指揮を担った秋山和慶氏

 コンサートの方は、第九に入る前にやはりベートーヴェン作曲の「序曲『レオノーレ』第3番」が演奏された。私は初めて聴く曲だったが、以外と云っては失礼だがとてもオームストラに合った曲だと思えた。というのも音の強弱がはっきりしていて、オーケストラの良さを十分に引き出した曲だと思えたのは、素人向けの曲ということだろうか?

 休憩を挟んで「交響曲第9番ニ短調『合唱付き』」がいよいよ始まった。例年と違うのは、ソリストや合唱団の方々が最初に登場しなかったところだ。ソリストや合唱団の登場は第四楽章まで待たねばならなかった。

 私がベートーヴェンの第九で好きなのはもちろん合唱のところなのだが、それと共に第一楽章の冒頭、ヴァイオリンが囁くような繊細な音から始まるところである。この部分を耳にすると、背中がゾクゾクするほどなのだ。ところが今夜はその部分があまりよく聴き取れなかった。私の聴力が衰えたのかな?と思ったが、コンサート後に友人に聴くと同じ感想だった。ということは、3階の席ではステージの音が届きづらかったということなのだろうか?

        

    ※ ソプラノ川崎尚美さん        ※ メゾソプラノ清水華澄さん

 私が今夜の第九で最も感動したのは、例年より少ない(66名と例年の半数程度)人数だったにも関わらず、非常に迫力ある合唱を披露してくれたことだった。コロナ対策のためにマスク代わりに顔の前にエプロンのような布を纏っての合唱だったが、そんなハンディを感じさせない歌声に、コロナ禍を乗り超えた暁には心の底から「歓喜の歌」を歌いましょう!という合唱団の方々からのエールをいただいたような思いだった。

        

     ※ テノール村上公太さん       ※ バリトン大西宇宙さん

 それは合唱団ばかりでなく、秋山和慶指揮の札幌交響楽団の方々の演奏にもそうした思いが込められているように感じられた。

 とにもかくにも、今年も「札響の第九」を聴いて一年が暮れようとしている。友人と語り合った。「ここまで続いたのだから、こうなったら足腰が立たなくなるまで継続して聴きましょうや!」と…。と云いながら、私たちはチケットの購入を「札響クラブ」の会員であるH氏にいつも頼っている。H氏のおかげでこうして続けてこられたことを感謝しなくてはいけない。

 

                            


映画 シンドラーのリスト №297

2020-12-25 21:19:40 | 映画観賞・感想

  第二次世界大戦下、ヒトラー率いるナチス軍のホロコーストは凄惨を極めた。ナチス党員であり、自らの儲けだけを考えるシンドラーだったが、良心の欠片は残っていた。彼は自らの工場で働く1,200人のユダヤ人の命を救ったのだった。

        

 映画は1993(平成5)年に名匠スティーヴン・スピルバーグ監督によって映画化されたもので、去る12月16日BSテレビで放映された。

 第二次大戦物としてはずいぶん日時が経ってからの映画化である。やはり内容が重いだけに映画化を躊躇うものがあったのだろう。事実、スピルバーグ監督は監督のオファーがあってから映画化までに実に10年もの年月を要したということだ。

 映画はドイツナチ軍がホーランドに侵攻するすると共に、ポーランド系ユダヤ人を次から次へとゲットー(ユダヤ人隔離居住区)に送りこんだ。そこへナチ党員であり、実業家だったオスカー・シンドラーが、ユダヤ人が経営していた工場を安く買い取り一儲けしようと企んだ。ユダヤ人の安い労働力を使い、ナチ軍に取り入り、シンドラーは思惑通りに儲けていった。

 しかし、ゲットーを管轄するナチス親衛隊将校のアーモンド・ゲート少尉が赴任してから状況は一変した。ゲート少尉はユダヤ人をまるで虫けらのごとく扱い、彼らの命を残虐に奪い取っていった。その様子を見ているうちにシンドラーの心境に変化が生まれていったのだった。彼は自分の築いた財産をつぎ込み、彼の工場に勤務するユダヤ人の命を救おうと奔走するのだった。

    

   ※ 自ら工場で働くユダヤ人のリストを作成するシンドラー(リーアム・ニーソン)右側

 映画は1993年制作にもかかわらず、全編のほとんどがモノクロフィルムである。これはスピルバーグ監督が「戦争を記録したフィルムはモノクロだからその方が説得力があるだろう」という考えから採用されたという。その中でただ一人、ユダヤ人幼女が街を逃げ回る姿だけ赤い色調で映し出している。このことについてスピルバーグは「この時点ではホロコーストの事実は既に日常的なものとなっており、女の子の服の色ほど明らかなことだったため」とスピルバーグは語っているそうだ。私はピルバーグの言をイマイチ理解できていないが、モノクロの画面の中に唯一赤い点のように映るその場面はかなり印象的で観る者の心に残る効果はあった。

   

   ※ モノクロフィルムの中に、唯一赤い服を着た幼女の姿が強く印象に残ります。

 映画はシンドラーの英断によって救われる思いはするのだが、全体としては悲惨な事実を写し出す暗く重たい映画だった。

 シンドラーの戦後はけっして恵まれたものではなかったようだ。しかし、ユダヤ人にとっては命の恩人である彼のお墓はエルサレムの教会の墓に眠っているという。

 映画を観ながら、私は同様にユダヤ人の多くの命を救うことになった杉原千畝のことを思っていた。彼もまた、リトアニアの領事館において外務省の指示に背いて出国を希望するユダヤ人にビザを発行し続け、多くの人の命を救い「東洋のシンドラー」と称された人物である。

 今年最後の映画評は暗く重い映画が題材となってしまったが、私たち人間の醜い側面を描き出したこの映画を忘れることはできない。


スパイク付き長靴 de 藻岩山

2020-12-24 16:53:02 | 北海道低山紀行 & Other

 新年の初日の出が拝めそうな今のところの天気予報である。そこで初日の出を拝みに藻岩山に登れるだけの体力があるのか否か?ちょっと不安な私は本日足試しに登ってみることにした。その結果は?

    

  ※ 慈恵会口に比べ、旭山公園口からは遠回りして馬の背で合流していることが分かります。

 山の天気がこれほど激しく変化するとは!雨、雪、晴天と激しく変化する天気の中、雪が降ってからは初めてとなる藻岩山に登った。

 藻岩山登山の場合、いつもは「慈啓会病院口」から登るのだが、それではちょっと芸がないかな?と考え、本日は「旭山公園口」⇒「山頂」⇒「慈啓会病院口」⇒「旭山公園口」とルートを取ることにした。

    

    ※ 天気が良くなかったためか、広い駐車場はがらんとしていました。

 旭山公園口からは過去に2~3度登ったことはあるが、かなり前のことで記憶も薄らいでいた。本日登って初めて気づいたのだが、こちらのルートは登り口から一直線にピークを目ざして尾根に取り付くルートだった。それからは尾根伝いに何度も上り下りするという、私に言わせると「いやらしいコース」だった。体力の落ちた私はピークを前にするたびに「もう最後だろう」と期待するのだが、何度も何度も期待を裏切られた。

   

   ※ 登山口から少し行くと、いきなりピーク目ざしての登りが続きました。

   

   ※ 第一のピークに達した時、遠くに藻岩山山頂が望めました。

 山はすっかり葉を落とした木々が生えているだけで、常緑樹はまったく見えなかった。緑色が残っているのは足元の笹の葉とハイイヌガヤ(だと思うのだが)という低木だけだった。

   

   ※ 山容はすっかり木の葉を落とした木々ばかりでした。(針葉樹や常緑樹はない?)

   

   ※ 緑色を呈しているのは笹の葉とハイイヌガヤ(?)のみでした。   

 天気は家を出る時、車のウィンドウに雨粒が落ちていたが気にするほどのものではなかった。それが登り始めてしばらくすると本格的な雨となってきた。幸い着ていたアウターが撥水性のものだったので、そのまま登り続けた。登っている時、私を軽~く追い抜いて行った女性がしばらくすると降りてきた。聞くと「雨が激しくなってきたので止めました」ということだった。私に「続けるのですか?」と問われたのだが、私はせめて馬の背の分岐まで行って慈恵会側に降りようと考えていたので、その旨を伝えて登り続けた。

 登り続け標高が上がってくると、雨は雪に変わった。雪と云っても水分を含んだ霙っぽい雪だったが…。

 辛かった数度のアップダウンを終えて、1時間後に慈恵会側と合流する「馬の背分岐」に着いた。そのころになると雪も途絶え、上空は晴れ上がっていた。そうすると疲れはあるものの、気分的にはハイである。当初予定通り山頂を目指すことにした。

   

   ※ 旭山公園口(小林峠口)と慈恵会口、そして北の沢口が合流するこの山道を私は「藻岩ハイウェイ」と称しています。この山道に入ると登山者の数が一気に増えるのです。

   

   ※ 藻岩山ハイウェイからは木々が葉を落としたために山頂がよく見えました。

 馬の背からは、何度も何度も登ったいつものルートである。30分間の辛い上りに耐え山頂に達した。山頂では南側は晴れて眺望があるものの、札幌の中心街を望む北側は雨雲(雪雲?)が残っていてぼんやりとしか中心街を望むことができなかった。

   

   ※ 藻岩山は特に山頂標識がありません。この三頭三角点が代わりですかね?

   

   ※ 山頂から見た札幌中心街は雪雲(雨雲?)のため霞んでいました。 

                                         

 帰路は登り返しの無い「慈恵会病院口」を目ざし45分ほどで下山することができた。そしてそこから一般道を30分かけて「旭山公園口」に駐車した車まで戻ることができた。

 さて、最初の命題だが体力の低下は覆うべくもないが、ぎりぎりセーフかな?というのが自己判断である。

 天気予報は本日の時点では1月1日は「晴れ」と出ている。予報は刻一刻と変わっていくので、慎重に見極めながら初日の出を拝めると判断したら、自分自身にゴーサインを出したいと思っている。

 ところでスパイク付き長靴だが、今ごろの季節は最適である。雪がまだまだ浅く、ところによっては土や石が露出し、中には泥道のところもあった。アイゼンを使うほどではない今の季節には最適である。1月1日もゴーサインが出た時はもちろんスパイク付き長靴である。   

〔本日の行動時間〕

 旭山公園口⇒(65分)⇒馬の背分岐⇒(30分)⇒山頂(20分休み)⇒(15分)⇒馬の背分岐⇒(30分)⇒慈恵会病院口⇒(30分)⇒旭山公園口  総行動時間2時間50分

 


宮の森フランセス イルミネーション

2020-12-23 18:23:09 | イベント

 宮の森に建つ尖塔が印象的なフランセス教会だが、イルミネーションが素晴らしいと聞いて訪れてみることにした。確かにエントランスは素晴らしかったが、内部見学も可能と聞いていたのだが、催し物と重なり見学できずちょっと残念だった。

   

   ※ 夕暮れ迫るフランセス教会の外観を写しました。

 北1条宮の沢通を車で通るとき、いつも気になっていた尖塔が印象的な教会が「宮の森フランセス教会」だということは今回初めて知った。そのフランセス教会のイルミネーションが素晴らしいと聞いて、本夕訪れてみた。

 教会に入るエントランスからイルミネーションが鮮やかに彩っていた。先着の方数人が盛んにシャッターを切っていた。ところがその先に進もうとしないのだ。不思議に思い先に進むと、どうやら建物内部では結婚される男女の前撮りがされているようだった。

 教会のHPによると建物外部のイルミネーションと共に、建物内部のイルミネーションも見学可能となっていた。ただし、催し物がある場合は立ち入り禁止と告知が出ていた。残念ながら本夕はその日に当たってしまったようだった。

 仕方がない。外部のみを撮影して退散することにした。

 それでは数少ないイルミネーションの写真を一挙公開します!

   

   ※ エントランスを教会建物に向かって

   

   ※ 反対に建物側から入口に向かって

   

     

   ※ 教会内部へはこの階段から入るのかも?階段昇り口にコーンが置かれ立ち入り禁止に!

      

   

   ※ 教会の中では写真のように前撮りが行われていました。

   

   ※ 教会に併設されているレストランのウィンドウもクリスマス一色でした。


PMF Connects LIVE! チ・カ・ホ コンサートⅡ

2020-12-22 15:50:16 | ステージ & エンターテイメント

 またまたPMFのConnects LIVEである。今回はフルートのみの五重奏(クインテット)のコンサートだった。今回で私のConnects LIVE参加は6回目である。さすがに厚顔な私も昨日のコンサート前にPMFへ寄付金を送付した。

 

         

 昨夜(12月21日)、札幌駅前通地下歩行空間 北3条交差点広場(長~い!)通称[西]チ・カ・ホにおいてPMF Connects LIVE チ・カ・ホ コンサートⅡが開催された。

   

   ※ コンサート開始前の会場の様子です。

出演のグループは「フルートレボリューションfrom 札幌」というグループ名で全員がフルート奏者ということだった。グループ名を直訳すると「札幌からフルート革命を!」という意気込んだ名称である。事実、グループのリーダーである八條美奈子さんもそうした意気込みで取り組んでいると力強く語っていた。

 出演は、このグループのリーダーであり、唯一のPMF修了生(1998、1999)である八條美奈子さんをはじめとして、◇大倉まみこ、◇川本咲、◇高殿幸、◇立花雅和、といういずれも札幌市内を中心に演奏活動を行っている5人だった。

 演奏された曲は、演奏順に

 ◇チャイコフスキー/「クルミ割り人形」より「あしぶえの踊り」

 ◇ヴィバルディ/フルート協奏曲 第3番 ニ長調Op.10-3RV428「ごしきひわ」

 ◇多久潤一郎/「カメレオンプリズム」

 ◇八條美奈子(編)/「思い出はワルツにのって」

 ◇バーナード/「ウィンターワンダーランド」

 ◇八條美奈子(編)/「サッポロ・恋・夢・歌」

〔アンコール〕

 ◇チャイコフスキー/「クルミ割人形」より「トレバーグ」

 さて、グループが命題としていた(?)「フルート革命を!」ということについて、私にはどう聴こえてきたか?ということに若干のコメントをしてみたい。確かにその命題に対して意欲的に取り組まれていることについては伝わってきた。特に3曲目の「カメレオンプリズム」は八條と立花の二本のフルートによる掛け合いのような曲だった。難しい技巧も取り込みながらフルートの可能性を引き出そうとしていることが伝わってきた。

   

   ※ フルートの中でも最も長く、大きいコントラバスフルートです。

 また、5曲目の「ウィンターワンダーランド」では、5人がそれぞれ形状の違うピッコロ、フルート、アルトフルート、バスフルート、コントラバスフルート、と5種類のフルートを駆使しての演奏でとても興味深かった。

 ただ、私の耳には同じ木管楽器だけの音の場合、どうしても単調に聴こえてくことは抗し難かった。特に実験的要素の強かった(?)「カメレオンプリズム」の場合、高音が どうしても耳障りな音として聴こえてきてしまった。私のフルートに対するイメージは柔らかな、包み込むような音というイメージがある。しかし、そこを突破しようとする場合は どうしても既存のイメージを一度壊してしまうということが必要なのかもしれない。そこを乗り越えてフルートだけのアンサンブルをメジャーなものへと引き上げるためには、「フルートレボリューションfrom 札幌」の皆さんのこれからの普及活動が重要となってくるのではないだろうか?

 そんなことを考えながら、昨夜のコンサートを楽しませてもらった。

 なおこれからもPMF Connects LIVE!は予定されているようだ。こうなったら全回参加を目ざしたいと思う。それをすべて無料で聴かせてもらうことに、私の中でやや恥じらいが広がった。そこで昨日、コンサートに向かう前にささやかながら?千円を寄付させていただくことにして事務局に送付したのだった。