田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

花・水・木ウォーク

2010-05-31 15:38:44 | 札幌ウォーク & Other Walk

 まさに北海道の初夏(?)を象徴するような爽やかに晴れ上がった空の下、「これぞウォーキング!」と思えるような心地よい18.6kmを楽しみました!!

        
        ※ 18.6km先の北広島エルフィンパークを目指していざ出発!
 
 満開の八重桜が…
 木々の瑞々しさが…
 そして空の青さが…

        
        ※ 満開の八重桜がウォーカーを迎えてくれます。

 マラソン人(びと)がやってくる
 サイクリストが遠ざかる
 ウォーカーが談笑しながら近づいてくる

        
        ※ 私たちの傍らをサイクリストが通り過ぎます。

 白石サイクリングロード
 それに続く北広島エルフィンロード
 爽やかに晴れ上がった空の下
 健康を謳歌する人たちの輝く笑顔

        
        ※ 北広島側からスタートしたウォーカーと交歓しながら行き交います。

 花々の鮮やかさに見とれ…
 萌え出るような若葉の匂いを嗅ぎ…
 行き交う人たちと笑顔を交わし…

        
        ※ 木々の緑が…、木漏れ日が…

 同行の妻の意外な健脚に驚き
 他愛ない会話を楽しみ
 進める歩みは急がず焦らず

        
        ※ たくさんのトンネルを潜り抜け…
        
 エイドステーションではしっかり補給をしたり…
 昼には持参の携帯ストーブで温かいみそ汁やコーヒーに舌鼓を打ったり…
 野菜直売所に立ち寄り新鮮な野菜を購入したり…

        
        ※ エイドステーションで喉を潤し…、小腹を満たし…        

 午後1時過ぎ、ゴールのエルフィンパーク(北広島駅)に到達
 スタッフが笑顔で迎えてくれた
 あゝ、満足満足の18.6kmだった

        
        ※ 萌えるような若葉の緑が目に眩しい…

 心地よい疲労を脚に感じながら、帰路の列車に乗った。
 イベントを支えてくれたスタッフに感謝しながら…。

        
        ※ ウォーキング楽しさを満喫し北広島にゴールです。


札幌Cafe紀行 9 cafe Raw Life(カフェ ロウライフ)

2010-05-30 20:23:12 | 札幌Cafe紀行
 店内に入るとさまざまな植物が生い茂り(もちろん鉢に入って)、なんとなく自然の中でコーヒーを飲んでいるような錯覚にとらわれるcafé Raw Lifeでした。
 
 Café Raw Lifeは北24条通りの大きなショッピングセンター(スーパーアークス)の横にありました。
 店の窓に「リニューアルオープン!」と大書されていましたが、店内に入った感じではそれほどリニューアルされたという感じはなく、もしかすると店内の植物がかなり入れ替えられたのかも知れません。それくらい緑に満ち溢れた店内でした。

        
        ※ 私たちが訪れたのは店のリニューアル直後だったようです。

 店はメキシコ、バリ島、インドネシアといった国々や島をキーコンセプトにした店づくりをしているように思われました。
 多国籍をコンセプトとしているためか椅子やテーブルはさまざまで、硬い椅子あり、ソファ風あり、テーブルにいたってはビア樽を浸かったり、電線が巻いてあった木製のドラム(?)を転用したものまでありました。

        
        ※ ご覧のように店内は緑いっぱいです。ビア樽を転用した
         テーブルも見えます。

        
        ※ テーブルや椅子はまちまちです。これが売りかな?
                 
         
        ※ 中南米や南太平洋の旅の本などが陳列されていました。       

 さてオーダーしたのは、私たちが入店したのが午後少し遅かったために考えていたキーマカレーは売り切れていました。そこで私は「焼きたてワッフル」(500円)+ブレンドコーヒー(200円)、妻はお腹空いていないということでコーヒー(380円)にしました。

        

 ワッフルなどあまり口にしない私ですが、焼いたばかりのものはとても美味しく感じられました。私が食している様子を見て、妻も思わずつまみ食い…。
 コーヒーのほうは私は論ずるほどの舌を持ち合わせていませんが、特に不満もなくいただくことができました。

 店内にはさまざまな国のお酒もたくさん並べられていて、店を出るときに女性店主が「夜はさまざまなお酒が楽しめるので、ぜひお越しください」とPRされました。
 ちょっと我が家からは遠くて、実現できそうにないのが残念です。

        
        ※ さまざまな国のお酒の壜が並んでいます。

 ちなみに店名の「Law」とは、「加工しない、原料のまま」という意味があるようです。そこから類推すると「あるがまま、自然のままの生活」という意味が込められているようです。

【café Raw Life データ】
札幌市北区北24西10-1-10
電 話  011-215-6212
営業時間 11:00~24:00
定休日  不定
座 席  20席
駐車場  4台(無料)
入店日  ‘10/05/21


※ 今日(30日)絶好のコンディションの中で「花・水・木ウォーク」を楽しんできました。その様子のレポートは後日に。

ポジティブライフとヘルスチェック

2010-05-29 20:17:37 | 講演・講義・フォーラム等
 有名人病と言われてしまえば確かにそうかもしれない。しかし、どんな形であれ世に知られた人には凡人にはない何か光るものがあるはずとの思いからいろいろな有名人の話を積極的に伺うことにしている。今回もまたスポーツジャーナリストの増田明美氏の話を聴くために足を運んだ。 

 北海道と北海道新聞社が主催する「がん検診受診率向上シンポジウム」なるものが5月22日(土)道新ホールで開催され参加してきました。
 講師は前述の増田明美氏と前国立がんセンター中央病院長の土屋了介氏のお二人でした。

              

 増田氏は「ポジティブライフとヘルスチェック」~明るく前向きな人生のために~と題して、自らの半生を紹介しながら健康的な生活の大切さを説く内容でした。
 彼女の素晴らしさは、マラソン競技者として第一線を退いてからの生き方にあるように思えました。
 彼女はマラソンランナーとしての限界を知った時、アメリカ・オレゴン大学で2年間学んでいる。その大学であるコーチとの出会いの中で「前向きに生きる」「物事をポジティブに考える」ことを学んだようです。
 そして彼女は勉強家でもあるようです。それは彼女のマラソン解説を聞いていても感ずることだが、出場選手のことを微に入り細に入り調べ尽くしていることでも分かります。講演では三浦綾子さんの著書をすらすらと5~6冊挙げ、三浦文学からも学んでいることを打ち明けました。
 彼女は今、さまざまなことに対して面白がり、愚痴を言わないことが心身ともに健康な生活につながると信じ生きていると締めました。

 土屋氏の話は専門医の立場からのお話でした。
 土屋氏の話で印象的なことは、「健康とは、自分の体を意識しない状態」ことを言い、「病気とは、症状が出て診療所や病院で診てもらわねばならない状態」を言う、というような話から始まりました。
 そして「がんは症状が出たら治ることは不可能である」から、「症状が出る前に健診を受けることが必要である」と指摘しました。
 がんにならないための予防策は、今のところ禁煙と子宮頸がんのワクチンを受けるぐらいしかない。
 メタボリックは予防できるが、がんは健診を受けることが何より大切と締めくくりました。

 有名人の話をどう聴くのか、そこがポイントなのだと思います。彼らの発する光る言葉を受け止め、自らの考え方や生き方に反映することができれば、と思っています。それができていないもどかしさを感じつつ、これからもいろいろな人の言葉に耳を傾けたいと思っています

三遊亭円楽襲名披露落語会

2010-05-28 14:25:42 | ステージ & エンターテイメント
 六代目三遊亭円楽(旧名:三遊亭楽太郎)の襲名披露落語会が25日(火)札幌市民ホールで開催され、三遊亭円楽はもちろんのこと、桂歌丸、春風亭小朝といった錚々たる顔ぶれの落語に接してきました。


        
       ※ 普段公演などでグッズを買うことなどほとんどない私ですが、
        今回はブログを彩るために手拭と煎餅を購入しちゃいました。 

 楽太郎のネームバリューだろうか、1,500名収容のホールは満員の状況だった。
 午後7時、予定通り幕が上がって、まずは前座の三遊亭楽大が登場した。
 楽大の演目は「牛ほめ」でしたが、残念ながら落語そのものはあまり印象に残らなかった。印象に残ったことは、三遊亭楽大という高座名が現在タレントで活躍している「伊集院光」の落語家時代の高座名だったということだけが印象に残った。

 続いて昨年12月に真打に昇進した三遊亭王楽「読書の時間」を披露し、おおいに笑わせてもらった。ちなみに王楽は、五代目圓楽の最後の弟子であり、テレビ「笑点」メンバーの三遊亭好楽の息子だそうである。

 そして、桂歌丸の登場である。
 「笑点」での裏話などを面白おかしく披露しながら、演目「つる」に入っていった。横丁のご隠居話をベテランらしさを随所に披露しながら会場を笑いに誘った。

 ここで中入りが入り、中入り後は襲名披露の「口上」である。
 向かって左から、王楽、小朝、六代目円楽、歌丸と並び、円楽以外が円楽を褒めたりけなしたりしながら紹介した。

 口上の後は、春風亭小朝が登場した。
 小朝独特の飄々とした語り口で飛行機嫌いの枕話をしながら、演目「親子酒」に入っていった。酔いの芸が絶妙である。私は思わずメモ帳に「名人芸!」とメモしたのだった。

        

 とりは真打六代目三遊亭円楽の登場である。
 これまで登場した方々が古典落語とはいえ(「読書の時間」は創作?)笑いを誘うどちらかといえば軽い演目だったのに対して、六代目円楽が披露したのは、五代目圓楽のおはこの一つだった「浜野矩随(のりゆき)でした。(五代目圓楽の「浜野矩随」をYou Tubeでどうぞ 
 彫物師の名人の子として苦闘しながらも父を乗り越えていく「浜野矩随」に、自分の姿を重ねようとする六代目の心意気と受け取りました。

 歌丸、小朝、円楽と、いやいや王楽も注目株です。こうした江戸落語を引っ張る錚々たる顔ぶれを一同にして聴くことができことはとても幸運だったと振り返っています。

        

※ 当日の演目を再掲します。
  ◆三遊亭楽大 「牛ほめ」
  ◆三遊亭王楽 「読書の時間」
  ◆桂 歌 丸 「つる」
    <中 入 り>
  ◆春風亭小朝 「親子酒」
  ◆三遊亭円楽 「浜野矩随」

裁判初傍聴にドキドキ

2010-05-27 15:59:37 | 札幌(圏)探訪
 念願だった裁判を初めて傍聴した。厳めしい裁判所に入るだけでもドキドキでしたが、裁判のやりとりも初体験の私にはドキドキものでした。
 
 「主文 被告Aを懲役1年に処す。被告B、Cは懲役8か月、執行猶予3年に処す」
 札幌地方裁判所806号法廷で判決は言い渡された。

        
        ※ 厳しいというよりも、無理無駄を省いた無味乾燥な建物
         と称したほうが相応しいかもしれません。「札幌高等裁判
         所」と「札幌地方裁判所」が入った建物です。

 興味関心のあるところ、どこへでも駆けつける私です。
以前から裁判を一度傍聴してみたいと思っていました。
 なかなか足を踏み込めないでいたのですが、意を決して5月24日(月)札幌地方裁判所に足を運びました。
 何となく厳めしく感ずる裁判所の建物に入っていくだけでもドキドキものでした。
 入り口にいた守衛さんに「初めての傍聴なので傍聴の仕方を教えてほしい」とお願いすると親切に教えてくれました。
 そこで開廷予定のスケジュールを見て、いずれも刑事裁判の806号法廷の判決言い渡しと、709号法廷で行われる新件の審理を傍聴することにしました。

 冒頭の一文は三人による窃盗犯罪に対して裁判長が言い渡した判決の内容です。
 こちらは判決言い渡しだけなのでわずか10分間程度で終わってしまいました。

 興味深いことがありました。
 それは、被告B、Cはスーツ姿で入廷しましたが、被告Aは衛視に導かれて手錠・腰縄姿で入廷しました。
 「どうしてだろう?」と思い、以下私なりに推理してみました。
 被告Aは再犯であり、今回の窃盗事犯でも主犯のために保釈が認められなかったのに対し、B、Cは初犯だったこともあり保釈が認められたためだったのかな、と予想してみましたが果たして真相は?

 続いて、新たに審理に入る709号法廷に移りました。
 事案は【覚せい剤取締法違反】です。
 こちらは約一時間、被告と検事、弁護人のやりとり、証人尋問など興味深いやりとりを見ることができました。
 家族構成や生い立ち、その他ほんとうに微に入り、細に入り事件のこと、犯人のことを明らかにしていくことが分かりました。
 被告が起訴事実を認め、更生を誓っていることから、結審となり一週間後の31日に判決言い渡しになることが裁判長から告知がありました。

 31日、どのような判決が下されるのか、また傍聴してみようと思っています。

札幌ウォーク 116 南区・簾舞・小金湯コース 後編

2010-05-26 11:55:48 | 札幌ウォーク & Other Walk
 トンネルをくぐり終え、後ろを振り返ると八剣山の尖った山容が見事に見えました。ウォーキングは続き、またまた不思議な家に遭遇しました。
 
 簾舞・小金湯コース(マップはこちら 約5.1km)は後半に入りました。
 八剣山トンネルは760mとけっこう長く、内部はまだまだ冷え切っていて歩いているうちにちょっと震えがくるほどでした。
 またまたトンネル内から出口付近を撮ってみました。

        
        ※ 「八剣山トンネル」の中はご覧のような広い歩道があって
         安心して歩けました。

 トンネルを出るとちょっとした集落があり、そこに「上砥山神社」があり、一応お参りをし、小さな境内で一休みさせてもらいました。

        
        ※ 小さな小さな「上砥山神社」でした。

 そこから見た八剣山の尖った山容が見事で、鳥居を入れながら頂上付近の写真を撮りました。標高498mとそれほど高い山ではないので、いつか私も登ってみたいと思っている山のひとつです。

        
        ※ これが「八剣山」の尖った頂が連続する頂上部分です。


        
        ※ 「上砥山神社」の鳥居から「八剣山」の頂を見ました。

 道は淡々と続き、またまた豊平川をまたぐ「砥山栄橋」を渡ります。橋上から豊平川を眺めたところ、かなり上流にもかかわらずその水量が豊富なのに少し驚きました。あるいは上流に「砥山ダム」があるので水量調節をしていたのかもしれません。

        
        ※ 意外に豊かな流れの豊平川です。

 砥山栄橋を渡って少し行ったところで、またまた不思議な家を見かけました。
 家の壁にテントウムシの絵を大きく描いているのです。しかも、家の入り口のところの柱にもテントウムシのマークが掲げられています。「いったい何じゃろ?」と思いつつも、入り口にはロープが張られていて入っていけません。
 またまた近くに婦人がいたので尋ねました。しかし、その婦人も詳しいことは分からないと言います。「何か別荘のように使っているようですよ」とのことでした。とすると、テントウムシの絵の意味は何なのだろうか???

        
        ※ 家の壁の所もよ~く見てください。テントウムシの絵が描かれています。

 やがて小金湯の温泉街(?)が見えてきました。温泉街とはいっても3軒の温泉宿があるだけの小さな温泉郷です。

        
        ※ 木の陰に隠れるようにして3軒の温泉宿が固まっています。

 その中に樹齢700年という大きなカツラの木が聳えていました。700年となると幹回りも実に堂々としたものです。

        
        ※ 堂々たるカツラの木の姿です。

        
        ※ その幹周りですが、こちらもさすがですね。

 ゴールはその温泉街の直ぐ横に建つ「札幌市アイヌ文化交流センター」でした。
 こちらのセンターも昨年見学に来ているので、内部見学はパスして屋外の施設だけを見て、国道に出、路線バスにピックアップされてスタート地点に戻りました。

        
        ※ モダンな建物の「札幌市アイヌ文化交流センター」です。

 定山渓温泉まであと6~7kmというこの辺り、しかも国道ではなく枝道の沿線は人家も少なく、のんびりとしたウォーキングを楽しめました。
 
《ウォーク実施日 ‘10/05/19》

札幌ウォーク 116 南区・簾舞・小金湯コース 前編

2010-05-25 14:26:42 | 札幌ウォーク & Other Walk
 気持ち良く晴れ上がった5月の空の下、南区も相当に奥まった簾舞・小金湯地区を、満開の白いサクランボの花を眺めながら心地よい汗を流しました。

 旧黒岩家住宅をスタート地点とする簾舞・小金湯コース (マップはこちら  約5.1km)はゴールを札幌市のアイヌ文化交流センターとするワンウェイのコースです。
 
 5月19日(水)絶好のウォーキング日和となったので、車を南区の簾舞地区に走らせました。自宅からスタート地点まで約35分。南区も相当に奥まで足を運んだことになります。
 スタート地点の「旧黒岩家住宅」の駐車場に車を止めて早速ウォーキング開始です。「旧黒岩家住宅」とは、開拓使時代に「簾舞通行屋」として、旅行者などの休憩施設として使われた建物で、当時の家屋構造そのままに今に伝える建物です。現在は郷土資料館を兼ねていますが、私は以前に訪れていたために屋内見学はパスしてスタートしました。

        

        
        ※ 「旧黒岩家住宅」の周囲は「簾舞通行屋緑地」として整
         備されていました。

 スタートして直ぐにたくさんの木が植わっており、その木は白い花が満開でした。近くにいた婦人に伺うと「サクランボの花です」と教えてもらいました。
 当日歩いたコース全体が「砥山 豊平川沿線」という市道でしたが、この沿線にも果樹園が広がっていました。

        
        ※ 写真のようなサクランボの白い花がコース上のいたると
         ころで見られました。

 コースは豊平川を跨ぐ「砥山橋」を渡ると、山の斜面を利用した小さな発電所が見えます。北海道電力の「砥山発電所」です。

        
        ※ 豊平川をまたぐ「砥山橋」です。

        
        ※ 以前は貴重な電力源だったのでしょうが、今はどうなのでしょう?

 発電所を過ぎたところで周りに似つかわしくないモダンな感じの家が見えてきました。側に寄ってみると「マナースクール」というような看板が掲げてありました。こんなところに生徒さんが来るんだろうか?といらない心配をしてしまいました。

        
        ※ なんとなく場違いな感じもしましたが・・・

 コースは前述したとおり市道なのですが、歩道も整備されていて大変歩きやすいコースです。
 さすがに札幌もこのあたりまで来ると民家はぽちらぽちらという感じです。
 その中で一軒興味深い建物を発見しました。
 建物に遠目からも判読できる看板が掲げられていました。そには「詩酔洞」と書かれてあります。どうやら趣味で建てた別荘のようです。
 「お酒に酔いながら詩でも創ろう」という趣向でしょうか?どんな粋人が集まるのでしょうね。

        
        ※ どことなく風流な佇まいです。

 遠くには八剣山が見えてきました。しかし、写真で見たような鋭い山容には見えません。(後で分かったのですが、反対側からの眺望が良かったです)

        
        ※ 八剣山の山容ですが、いまひとつ鋭い峰には見えませ
         ん。明日のブログで反対側からの山容をお伝えします。

 とするうちに、八剣山の麓をくり抜く「八剣山トンネル」に差し掛かりました。トンネルの入り口には長さ760mとあり、歩いて通過するには結構な距離のトンネルでした。
(以下、後編に続きます)

        

《ウォーク実施日 ‘10/05/19》

海援隊トーク&ライブ

2010-05-24 14:11:51 | ステージ & エンターテイメント
 歌はもちろんのこと、トークが絶妙である。会場を笑いの渦に巻き込みながらの楽しい2時間半だった。武田鉄矢は「歌手」であると同時に巧みな「話手」だった。 

              

 22日(土)小樽市まで遠征し、小樽市民会館で開催された「海援隊トーク&ライブ2010」を楽しみました。 
 ステージは見事なまでに簡素で、音源は二本のアコースティックギターだけ、つまりステージ上は武田鉄矢と中牟田俊男(ギター)、千葉和臣(ギター)の三人だけというフォークソングの原点を見るようなステージでした。

        
        ※ 開演前のステージを撮りました。ご覧のように3台のモ
         ニターと3本のマイク、それに2本のギターだけの簡素な
         ステージでした。後ろの台には飲み物が置いてあります。

 ステージは最初の曲(この曲名が分からなかった。私は勝手に「時代おくれ」などと勝手に命名したが…)が終わったとたん、武田節が炸裂し始めました。
 それはもう、曲の合間に話が入るというよりは、話の合間に歌が歌われるという感じです。後から数えてみると2時間半のライブの中で歌った曲はわずか10曲でした。それだけトークに多くの時間を費やしたことになります。
 しかし、そのトークが面白い!会場は彼が話すたびに笑いの渦に包まれました。
 話は、売れなかった頃のコンサート会場の様子、小学校や中学校の同級生のこと、そして定番(?)の母親のこと、などなど…。

 彼が多くを語った中で、一つだけ紹介すると「人間の心の回路は辛かったことの方がいつまでも忘れずに繋がっている」という言葉を披露しながら彼らがまだメジャーでなかった頃のことを面白おかしく話してくれました。

 今回もまた、暗い中で彼らが歌った曲を書き留めました。
 (仮名)とした部分は、曲名の紹介がなく、私も知らなかった曲です。
 (1) 時代おくれ(仮名)
 (2) 贈る言葉
 (3) マイパートナー
 (4) 母に奉げるバラード
 (5) 早春譜
 (6) 龍馬メッセージ
 (7) 思えば遠くへ来たもんだ
 (8) 母に奉げるラストバラード
 (9) 土になりたい(仮名)
 (10) 巡礼歌

        

 武田鉄矢の話はただ面白いだけではなく、彼の歌にも共通するのですが、彼の人間観のようなものが見え隠れしていて、それがまた聴いているものの共感を呼ぶのだと思います。
 武田鉄矢という才能とともに、心豊かなひとときを感ずることができました。

札幌Cafe紀行 8 CAFE BLANC(カフェ ブラン)

2010-05-23 12:09:35 | 札幌Cafe紀行
 外も内も真っ白に塗装された空間の中、不思議な感覚の中でサンドイッチとコーヒーを味わいました。
 
 CAFÉ BLANCは市電を降りて藻岩山ロープウェイ駅に向かう途上の交差点近くにありました。
 ガイドブックにあるとおり真っ白な外壁の建物がお出迎えです。中に入ってみると、内部の壁も床も真っ白に塗られていました。

        
        ※ ご覧のような白い壁のお家がお出迎えです。

 想像するところごく普通の民家を改造し、外壁も内壁も床も徹底的に白いペンキで塗りつぶしたのではないかと思われます。それほど徹底して白にこだわっているように思えました。

                
        ※ 入り口を入ったところでは趣味の小物が販売されていました。

        
        ※ 厨房に面したカウンターです。お馴染みさんの指定席?

 テーブルや椅子にはそれほどのこだわりは感じられませんでした。
 ところがメニューが一風変わっていて、あの半透明のトレーシングペーパーのようなものに印刷されているものが出てきました。

        
        ※ 半透明の用紙に書き込まれたメニューです。

 私たちがオーダーしたのは「四つ編みパンのサンドプレート」(680円)とマイルドブレンドのコーヒーのPOT(800円)でした。

 食べ物のことについてまったく疎い私です。「四つ編みパンとはなんぞや?」と思い、ちょっと調べてみると、どうやらスイスでは一般的なパンのようで文字通り生地を棒状にして四つ編みに編み上げて焼くようです。(さらに特徴があれば教えてください)
 
 そのサンドプレートは、タマゴサラダのものと、ナチョラルチーズ・生ハム・トマトを挟んだものと二つでセットです。
 私は後者を食べたのですが、パンと挟んだチーズたちの相性が抜群でとても美味しくいただけ、スタッフにも思わず「美味しかったよ!」と声をかけてしまいました。

        
        ※ とても美味しかった「四つ編みパンのサンドプレート」です。
         黄色の液体はオリーブオイルです。とても効果的でした。

 コーヒーのほうはマイルドブレンドだったのですが、私自身がかなりライトなコーヒーが好みになっていることもあって、若干コクを感ずるコーヒーでした。

 真っ白な天井、壁、床に囲まれた異空間で味わうコーヒーもなかなか得がたい経験でした。ちなみに“BLANC”とはフランス語で「白」を意味するそうです。

        
        ※ 二階のカウンター席です。ガイドブックではここがとても効
         果的に写し出されていました。

【CAFÉ BLANC データ】
札幌市中央区南19西15-5-10
電  話 011-511-6501
営業時間 10:30~23:00
定休日  不定
座  席 28席(二階禁煙席)
駐車場  12台(無料)
入店日  ‘10/05/17


道銀ライラックコンサート

2010-05-22 11:19:09 | ステージ & エンターテイメント
 昨日レポートした講演会に続き北海道銀行主催の「道銀ライラックコンサート」で札幌交響楽団のコンサートを楽しむことができました。北海道銀行はこうした市民への還元活動にも熱心に取り組む企業のようです。

              
 
 19日(水)夜、キタラで開催された「道銀ライラックコンサート」のチケットを入手し、妻の二人で楽しんできました。
 札幌交響楽団のフルオーケストラが正指揮者の高関健氏のタクトのもと、
 ◆ロッシーニの歌劇「セヴィリアの理髪師」序曲
 ◆ラロのチェロ協奏曲二短調(石川祐支ソロ)
 ◆ベートーヴェンの交響曲第三番「英雄」
といずれも名高い名曲を堪能することができました。

 ところで本日は、先日の講演会、そして今回のコンサートとこうした活動に熱心な北海道銀行のCSR活動について考察してみます。
 今回のコンサート時に配布されたパンフレットの片隅に、「北海道銀行のCSR活動」と題して次のような文章が載っていました。
 「CSRとは『Corporate Social Responsibility』のことで、企業が果たすべき社会的責任を指します。北海道銀行は、このCSRを経営の最重要課題として位置づけ、金融機関としての本業を通じた地域貢献を主軸に道内の芸術文化活動への支援、地域イベントへの参加、金融経済教育への参画など、北海道の皆さまとともに歩み、成長していきたいと考えています」と謳っています。

 一時期、企業のメセナということが盛んに言われた時期がありましたが、CSRはメセナよりは広い概念での社会貢献を指しているように思われます。
 直接的に企業の宣伝をするでもなく、ただただ社会への還元、消費者への還元ということでこうした活動を積極的に進めるこうした企業には敬意を表したいと思います。そしてこうした動きがさらにもっと増えてほしいと願うものです。そうしたことがきっと地域の芸術文化の熟成度が深まることに繋がっていくと思われるからです。
 そのためには、やはり企業が本業において好調を維持するということが前提となりますが…。

 24回目になるという今回の「道銀ライラックコンサート」が今後とも長く継続されることを願ってやみません。