田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

「小樽公園」を巡ってみた…

2022-08-22 16:19:42 | 札幌市の公園・緑地・緑道

 小樽市のJR小樽駅からそう遠くない市の中心部の小高い丘一帯が「小樽公園」だった。公園内には小樽市の文化施設、スポーツ施設が集中している感があった。そんな「小樽公園」を巡ってみた。

  

 8月20日(土)、「小樽公園」内にある「小樽市能楽堂」において公演があり、それを観賞するために訪れた機会に、「小樽公園」をざーっと巡ってみることにした。

 まず、公園の入り口付近に建つ「小樽市文化会館」である。ややくたびれた感じの外観であるが建設が昭和38(1963)年で築59年というから無理からぬところか?私は札幌に居を移して間もなく、この会館で開催された「武田鉄矢と海援隊」のコンサートを聴いたことを記憶している。この市民会館で「面白い!」と思ったのは「小樽市民食堂」なるものが入っていることを今回知った。「どんなところだろうか?」と興味を抱いたのだが、残念ながら休業日だった。

   

   ※ ちょっとくたびれた感もある「小樽市民会館」の建物です。

   

   ※ その市民会館の一角に「小樽市民食堂」がありました。「市民食堂」とは珍しいネーミングですね?

 市民会館から「小樽市公会堂」を横目に坂を上ると「小樽市総合体育館」がある。こちらも建設が昭和49(1974)年というから、かなり年数が経った体育館であるが、アリーナ―以外に体育室が3部屋のある大きな体育館のようである。

   

   ※ 「小樽市能楽堂」が敷設された「小樽市公会堂」の由緒ある外観です。

 体育館の前には「公園運動場」という多目的の照明付きのグランドが広がっていた。照明が付いているだけに、さまざまな使い方があると思われる。

   

   ※ かなり大きな「小樽市総合体育館」です。アリーナはずーっと奥にあります。写真に写る照明塔は下の写真の「公園運動場」を照らす照明です。

   

   ※ 多目的にさまざまな競技やレクリェーションに使えそうな「公園運動場」です。

 体育館からさらに丘を登っていくと野球場が見えてくる。「桜が丘野球場」という名の硬式野球向けの球場である。私が行ったときに成人の人たちが練習をしていた。おそらく小樽の名門クラブチームの「小樽協会」の選手たちだと思われた。この球場は小樽地区の高校野球の予選大会にも使われている球場である。

   

   ※ 硬式野球ができる「桜が丘球場」です。

 球場を後にしてさらに上っていくと各種遊具が備わっている「こどもの国ゾーン」である。私が訪れた時は夕方近くとあって遊んでいる子どもの姿はなかった。

   

   ※ 小樽公園の丘の頂上近くに「こどもの国ゾーン」が広がっていました。

 そしてその上、公園の最上部に出る。「見晴台」と呼ばれるちょっとした広場である。 ここで目立ったのは巨石を立てた石碑だった。表面には「長紀聖蹤(ちょうさせいしょう)と刻まれていた。この日は明治天皇が明治14(1881)8月30日に北海道に初めて足を踏み入れたのが小樽市手宮桟橋だったことから、その日から50年後に小樽市で成功した豪商・渡辺翁によって建立されたそうだ。その巨石の大きさだが、ある方が畳6~7枚ほど、と言っていることから、その大きさを想像してほしい。

   

   ※ 「見晴台」から見た小樽港の眺めです。

   

  ※ 「長紀聖蹤」碑です。周りに大きさを比較するものがないので、その大きさを実感できないのが残念です。

 その近くには、反対に小さな小さな「ラジオ体操像」が立っていた。その大きさの対比が面白かった。この「見晴台」の広場が市民のラジオ体操の会場になっていると思われる。

   

   ※ 小さな「ラジオ体操像」です。人物だけでは50cm程度だったように思います。

 「見晴台」から反対側を下りていくと、「日本庭園」があった。公園自体の開設が明治33(1900)年というから、当然のように「日本庭園」が造成されたのだろう。「日本庭園」というと、小樽市はニュージーランドのダニーデン市と姉妹提携しているが、私は2013年にダニーデン市を訪れたことがある。その際に、ダニーデン市内に小樽市から寄贈された「日本庭園」があった。若干整備されていないところが気になったが、今はどうなっているだろうか?

   

 さらにその下方には歌人・石川啄木の歌碑も立っていた。歌碑には「我にはたらく仕事あれ それを仕遂げて 死なぬと思ふ」とあった。

   

 私が巡って歩いたところは以上であるが、その他に公園内には「庭球場」、「弓道場」、「市立図書館」などもあるということだ。文字どおり「小樽公園」は小樽市民の文化・スポーツ活動の拠点的役割を果たしている公園ということがいえそうである。


厚別山本公園を訪れてみました

2021-06-24 20:07:57 | 札幌市の公園・緑地・緑道

 札幌市の厚別区の総合公園である「厚別山本公園」を訪れた。丘陵の上に造成された広大な公園だったが、現在はまだ完成前であり、公園の一部が開放されているようだった。

  

  ※ 厚別山本公園の平面図です。(市のHPから拝借)

 札幌市には各区ごとに総合公園が一か所ずつ配置されている。(中央区だけは「中島公園」と「円山公園」と二か所が総合公園である)札幌市は現在10区に分かれているので総合公園は11ヵ所になる。私はこれまで「厚別山本公園」以外の総合公園は訪れた経験があったので、本日は以前から一度行ってみたいと思っていた「厚別山本公園」を訪れてみた。

   

   ※ 公園入口に設置された立派な公園名を表示した門(?)です。

   

    ※ その門の横に工事期間などが表示されていました。

 「厚別山本公園」はゴミ埋め立て処分場跡に造られている公園で、2014年に造成工事に着工し、2024年完成予定の公園だという。位置的には札幌市と江別市の境界線上にあり、我が家からは12km、車で40分かかって到達した。

 到達したところは公園のメイン駐車場ではなく、パークゴルフ場に面したサブ駐車場だった。(メイン駐車場の方は工事中で未完成)それでも乗用車は170台も駐車できる広い駐車場である。

   

   ※ 私が駐車したサブ駐車場です。

 公園は南北に長く各施設などが連なっている形で、北端から「ビオトープ」「パークゴルフ場(36ホール)「展望広場」「遊びの広場」「多目的(芝生)広場」と縦に連なって造られていた。以上のところはすでにオープンし、市民は自由に楽しめているようだ。(但し、パークゴルフ場は現在閉鎖中)

   

   ※ 公園内には南北に伸びる真っすぐの遊歩道が貫いていました。   

   

   ※ 北側から順に、ビオトープです。

   

   ※ 36ホールのパークゴルフ場です。

   

   ※ 展望広場です。前方の最も高い陸橋(?)の上から望んだ景色を後掲します。

   

   ※ 遊びの広場の遊具です。遊具の色に特徴があります。   

   

   ※ 同じ遊びの広場にはこのような小さな家がたくさん散在していました。

   

   ※ 多目的(芝生)広場です。ここからさらに南側に「森の遊び場」、「緑の育ち場」が

造成されています。

 一方、現在工事中のところは、さらに 南側の「森の遊び場」「緑の育ち場」といった木が生い茂り、その林を活かした憩いの場と、「中央エントランス広場」と「メイン駐車場(230台駐車可能)」などが工事中だった。

   

   ※ 工事中だった「中央エントランス広場」と「メイン駐車場」です。

公園の特徴の一つはけっこう大きな水面を利用した「ビオトープ」ではないかと思われる。札幌市内の全ての公園を熟知しているわけではないが「ビオトープ」を有する公園は数えるほどしかないはずだ。その点では面白い公園になるように思われる。

   

また、現在工事中の「森の遊び場」、「緑の育ち場」というエリアが具体的にどのような形で姿を現すのかも興味深いところである。

 「総合公園」は、「都市公園の一種で、都市基幹公園に分類され、都市住民全般の休息、観賞、散歩、遊戯、運動等総合的な利用に供することを目的とする公園」であるとされている。「厚別山本公園」完成の暁には、厚別区民だけではなく、広く札幌市民にも愛され、利用される公園になるように思われる。

   

   ※ 展望広場から札幌中心部を望みましたが、森の影に隠れてしまいました。

   

   ※ 反対側には 江別市大麻地区、その向こうに北海道百年記念塔が望まれます。

 私は昨年から札幌市内にあるパンクゴルフ場全コース制覇に取り組んでいる。現在はパークゴルフ場そのものが閉鎖していて今年は一度もプレイできていないが、閉鎖解除の暁にはこの「厚別山本公園」のパークゴルフ場にも訪れなければならないと思っている。


初夏の円山公園を訪れました

2021-06-21 18:03:03 | 札幌市の公園・緑地・緑道

 爽やかな風が吹きわたる “サッポロジューン” の空は本当に清々しい!そのような至福の空の下、私は札幌を代表する公園の一つ「円山公園」を訪れた。

   

   ※ 「円山公園」の北口の入口です。

 「円山公園」は、我が家から徒歩だと20分、自転車だとわずか5分で到達できる近くにある公園である。「円山公園」は北海道神宮の境内と隣接していることからも市民の利用の多い公園である。

   

   ※ 公園内は多くの木々が鬱蒼と生えています。

 「円山公園」は新緑の季節が過ぎ、濃い緑に覆われていた。そんな緑の下で市民は思い思いに憩いのひと時を楽しんでいた。「円山公園」は春の桜の見どころとしても有名だが、公園は歴史を辿ると開拓使時代には見本林の役割も担っていたという。だから 巨木もけっこう多い。そうした木の下で読書を楽しんでいる人もいた。

   

   ※ 公園の一隅には小川の流れを利用した池がありました。

        

        ※ 巨木の一つ「ハルニレ」の木です。

   

   ※ こちらは「イタヤカエデ」だそうです。

 「円山公園」のことで私には一つ腑に落ちないことがある。それは公園内に設置されている「岩村通俊」像のことである。岩村像は公園内の一隅の一見見落としてしまいそうな目立たぬところに設置されている。岩村は「北海道開拓の父」と称えられた開拓判官・島義勇の後任として(第二代判官)実質的に本府札幌の建設を担い辣腕をふるった人物である。島がわずか在任半年間だったのに比べ、岩村は三年間の長きにわたって判官を務めた。さらに後年開拓使が廃止され、北海道庁が設置された際には初代長官にも就いている。その岩村像が目立たぬところに設置され、島義勇像は北海道神宮の境内、ならびに札幌市庁舎内に立てられている。同じ公園内でももう少し人々の目に触れやすいところに立てる配慮はなかったのだろうか?と岩倉像を見るたびにいつも腑に落ちない点である。

   

   ※ 公園内の一隅に設置されている「岩村通俊」像です。

   

   ※ 園内にはご覧の白い花がかなり目立って咲いていました。

   

   ※ 花の名は「デイジー(ヒナギク)」だと思うのですが…。

 公園内には小さな池があったり、たくさんのベンチ、さらには東屋があったりと、市民が憩うには相応しい公園となっている。公園は桜の花の見どころと前記したが、桜の木には花が結実してサクランボがなっていた。試みに黒く熟したサクランボを口に含んでみたが、これがなんととても苦い代物だった…。

   

   ※ 野生のサクランボは苦かったぁ…。

 「円山公園」はけっして苦くはない。“サッポロジューン” の甘い風(?) が通り抜ける心地良い公園である。

   

   ※ 「円山公園管理事務所」の建物です。


札幌市の「都市緑地」めぐりを終えて

2020-07-13 16:55:07 | 札幌市の公園・緑地・緑道

 6月の初めから取り組んできた札幌市の50,000㎡以上の21ヵ所の「都市緑地」めぐりを先日終えることができた。その結果、「都市緑地」と言ってもさまざまなタイプがあり、簡単に一括りにはできないことが判った。そんなあれこれを振り返ってみたい。

 そもそも「都市緑地」とは何ぞや?という問題がある。そこで法的根拠を調べてみた。すると日本では1973(昭和48)年に「都市緑地法」なるものが制定されている。それによると「都市緑地法は、都市において緑地を保全するとともに緑化を推進することにより良好な都市環境の形成を図り、健康で文化的な都市生活の確保に寄与することを目的として制定されました。この法律には、都市における緑地の保全及び緑化の推進に関する制度等が定められています。」とある。その後、時代の変遷により細部の改変は行われてきているようだが、根本は変わっていないようだ。とすると、都市緑地とはかなりアバウトな概念であることが見えてくる。そのため、今回私が巡って歩いた「都市緑地」に様々なタイプが存在することがちっとも不思議でなくなってくるということになる。つまり、今ある都市の緑をむやみに開発することなく保全し、その緑でもって市民の健康と文化的な生活を確保することに寄与しようというわけである。

 ということで、私は今回巡って歩いた札幌市の21の「都市緑地」を粗い分類ではあるが、次の4つのタイプに分けてみた。

 ◆第1タイプ《自然散策型緑地》

  ①清田緑地、②ハイテクヒル真栄緑地、③厚別南緑地、④天神山緑地、⑤東部緑地

   

   ※ 「ハイテクヒル真栄緑地」内の遊歩道の様子です。

 ◆第2タイプ《公園的緑地》

  ⑥石山緑地、⑦小金湯さくらの森緑地、⑧茨戸川緑地、⑨曙西緑地、⑩山口緑地、⑪あいの里・福移緑地、⑫豊平川緑地(豊平川雁来健康公園)

   

   ※ 茨戸川緑地の「集いの広場」の東屋と遊具です。

 ◆第3タイプ《河川緑地》

  ⑬新川緑地、⑭中の川緑地、⑮野津幌川緑地、⑯厚別川緑地、⑰豊平川緑地

   

   ※ 「厚別川緑地」の厚別川の流れです。

 ◆第4タイプ《どれにも属さないその他の緑地》

  ⑱荒井山緑地、⑲青葉緑地、⑳もみじ台緑地、㉑丘珠空港緑地

   

   ※ 「丘珠空港緑地」のランニングロードを走るランナーです。

 これらのタイプの分類、あるいはそこに属する緑地の分け方が的確かどうかは分からない。ただ、私が便宜的に分けたものと受け止めてほしい。

 第1の《自然散策型緑地》と第2の《公園型緑地》とは、自然をそのまま生かしたもの《自然散策型緑地》と、自然の中に人工的な工作物がおかれたもの《公園型緑地》に分けてみた。私の好みとしては《自然散策型緑地》の方がより好ましいと感ずるが、《公園型緑地》も緑を活かした緑地の造成が図られていると感じた。

 第3のタイプの《河川緑地》は難しい問題を抱えた緑地なのかな?と感じた。それはとりもなおさず、河川が大雨や増水時の対策を抱えながら、市民の健康・文化的生活要求にも応えねばならないという点である。そのためもあってだろうか?豊平川以外は河川敷の遊歩道や堤防上から川面を見ることがほとんどできないことが残念だった。市民が散策する際に水面が見えることでどれだけ癒されることか…。難しい問題なのだろうか?

 第4のタイプは難しい。⑱荒井山緑地はジャンプ台を維持するためだけの緑地に映った。⑲青葉緑地は崖地のために人が立ち入れるところは僅かだった。⑳もみじ台緑地は対象緑地が分散しているため緑地としての性格を掴みづらかった。㉑丘珠空港緑地は市民が健康づくりをしたり、憩ったりするには最適の緑地だったが、《自然散策型緑地》にも《公園型緑地》にも属さないタイプと思えたので、やむを得ずこのタイプに属したが、市民にとっては素晴らしい緑地の一つだろう。

 以上、ざーっと振り返ってみたが、緑地とはいっても広義的には「公園」の一つである。市民が健康的・文化的生活を享受する場としてますます魅力ある場所として存在し続けてほしい。札幌には「都市緑地」と称するところが、今回私が訪れたところも含めて126ヵ所も存在するという。50,000㎡以下の都市緑地の実態はどうなのだろうか?興味はくすぐられるものの、それらを訪れることは難しいかなぁ…、というのが本音である。

 

 

 

   

 

 

 


札幌市の都市緑地めぐり㉑ 豊平川緑地<右岸編>

2020-07-12 16:25:24 | 札幌市の公園・緑地・緑道

 右岸は左岸に比べると、全体にあっさりした感じの河川敷が広がっていた。その理由は何なのだろう?と歩きながら考え続けた私だった…。 今回で札幌市の50,000㎡以上の都市緑地めぐりは一応の終了である。

   

豊平川緑地(南区・豊平区・中央区・東区・白石区)

 1,237 ,932(ドーム24.7個分)  探索日 ‘20/07/08 & 10

   

   

   

   

   ※ 昨日と同じマップを順番を反対に並べました。マップ⑧の国道274号線が渡る「豊水大橋」から右岸編をスタートしました。

 「豊平川緑地」の右岸は「豊水大橋」から上流の「五輪大橋」に向けてのウォーキングだった。「豊水大橋」と聞いてもピンとこない方もいらっしゃると思われる。札幌市の北34条を東西に走る「札樽道(札樽バイパス)」が豊平川を渡る橋である。その「豊水大橋」から真駒内公園が近くにある「五輪大橋」までの間の右岸を歩いたということである。

   

   ※ 「札樽バイパス」が走る「豊水大橋」です。

 「豊水大橋」からしばらくは河川敷には何も見当たらず、前に進んでいると何やら工事中の橋が見えた。マップ上で該当する橋は無い。「はて?」と思いながら進んでいると、堤防上に工事関係者の姿が見えた。私は堤防まで上がり「マップ上では見当たらない橋ですが?」と尋ねた。すると「新しい橋の建設中です」との答えが返ってきた。そして完成予定は令和5年3月で、橋の名は仮称「北24条大橋」としているが、現在名称募集中とのことだった。

   

   ※ マップにはまだ載っていない仮称「北24条大橋」が建設工事中でした。

   

   ※ 橋の下を通ると、ご覧のようにまだ骨組みだけでした。

 仮称「北24条大橋」通過後、テニスコート(2面)と少年野球場(1面)が目に入った。続いて「環状北大橋」を過ぎるとちょっとした公園風の広場があったが、その向こうに名称は定かではないが人車が通らない「水道管橋」が豊平川を横切っていた。

   

   ※ 札幌市内をぐるっと環状に走る道路が渡る「環状北大橋」です。

   

   ※ 河川敷に時にはこうした休憩広場がありました。後方は水道管橋です。

   

   ※ 移動可能なバックネットくらいしか設備されていない簡素な野球場です。

 さらに「北13条大橋」を挟んで、ゲートボール場、パークゴルフ場(9ホールの小型のもの)、テニスコート(2面)が散在していたが、そのどれもが広い河川敷の中にポツンと存在しているといった感じであった。

   

   ※ やや閑散としたパークゴルフ場です。後方は「北13条大橋」です。

 豊平川に目をやると、この日の好天も手伝い釣り人が豊平川に釣り糸を垂れているのが見えた。

   

   ※ 豊平川に目をやると、釣り人が釣り糸を垂れていました。後方は「上白石橋」です。

 そして「上白石橋」「JR鉄橋」を過ぎると、河川敷にはいよいよ何も施設はなく、ただただ広い芝生とサイクリングロードが伸びている光景となった。ところどころにあるベンチでは上半身裸になって日光浴をしている人が目立った。

   

   ※ ともかく右岸は このような景色を目にすることが多かったです。

   

   ※ 好天も手伝い、こうして日光浴をされている方が目立ちました。

 「東橋」「水穂大橋」「南1条大橋」と都心に近い橋を次々と潜り抜けた。

   

  ※  国道12号線が走る「東橋」です。道路標識のように左折すると北1条通に通じます。

    

   ※ 「水穂大橋」ですが、河川敷が狭くなり、ランニングロードとサイクリングロードが並行して走るだけで河川敷はいっぱいです。

 河川敷には何も見当たらなかった。何かの施設を設置しようと思えば設置できるだけの面積はあるように思える。なぜ何もないのだろうか?私は一帯が冬の雪捨て場となっていることは承知している。しかし、たとえ冬には雪捨て場として利用するとしても、夏季間はそこがサッカー場や野球場、あるいは人々が憩う空間となっても支障はないのでは?と思うのだがどうなのだろうか?何かもっと別の理由が存在するのかもしれない。

「南1条大橋」を過ぎとる二つの特殊な橋が豊平川に架かっていた。一つはNTTの電話線を渡す橋「でんでん大橋」、もう一つは水道管を渡す「豊平川水管橋」だった。

   

   ※ 「てんでん大橋」です。その隣には「水管橋」も並んでいました。

その後、「豊平橋」「南7条大橋」「南大橋」「幌平橋」「南19条大橋」と次々と現れるが、河川敷には時折ベンチや東屋、あるいはテニスコートが現れるが大半は広い芝地の河川敷が広がるだけだった。

   

   ※ このようなテニスコートが右岸では2か所で目にしました。

    

   ※ 広い芝地が広がっているのですが、これは冬の雪捨て場に利用するため?

「南22条大橋」が近づいた時だ、私が豊平川で目にする5番目のパークゴルフ場(9ホール)があった。

   

   ※ 豊平川河畔5か所目のパークゴルフ場です。

その後も「ミュンヘン大橋」「藻岩橋」と現われるものの景色は変わらなかった。

   

   ※ 時には写真のような休憩所の造営物もありました。後方は「ミュンヘン大橋」です。

   

   ※ ともかく右岸はこのような景色が延々と続きました。

 「五輪大橋」まで残りは人道橋の「藻岩上の橋」だったが、マップ上にはゲートボール場があるとなっていたが、私には認められなかった。「藻岩上の橋」を過ぎると真駒内川が石狩川と合流するためにコースは自然と真駒内川沿いの堤防に押し上げられた。

   

   ※ 真駒内川が豊平川に合流するところです。

   

   ※ 河川敷の散策路はとうとう前方で終点となり、堤防上に押し上げられました。

   

   ※ 豊平川の支流、真駒内川の流れです。

そして真駒内川に架かる橋(橋名不明)を渡り、「豊平川さけ科学館」の横に出て、「豊平川緑地」めぐりを終えた。

   

   ※ 右岸のゴールとした「五輪大橋」の袂に建つ「豊平川さけ科学館」の建物です。

 これで札幌市の50,000㎡以上の21ヵ所全ての「都市緑地」めぐりを終えた。めぐり終えて、一口に「都市緑地」といってもさまざまなタイプがあることが分かった。振り返ってみて、粗くいって4つのタイプに分かれそうだ。そのような観点に立って、明日「都市緑地」めぐりを振り返ってみたい。


札幌市の都市緑地めぐり㉑ 豊平川緑地<左岸編>

2020-07-11 19:14:35 | 札幌市の公園・緑地・緑道

 豊平川緑地は左岸も右岸もよく整備されていた。しかし、どちらかというと左岸の方がさまざまな施設が充実していたように感じたのだが、実際にはどうなのだろうか?

   

   ※ 「南大橋」の橋上から見た豊平川の流れです。

豊平川緑地(南区・豊平区・中央区・東区・白石区)1,237 ,932(ドーム24.7個分)  探索日 ‘20/07/08 & 10

   

   

   

   

  ※ 以上の緑地マップは①の「五輪大橋」から⑧の「豊水大橋」(国道274号線)までを表示しています。

 「豊平川緑地」は長かった…。7月8日・10日の両日で私は豊平川河川敷の両岸を合計45キロ歩いた。そのうち、下流域の江別市市境から「豊水大橋」までを昨日レポしたように豊平川緑地の中でも「豊平川雁来健康公園」とした。

 ということで「豊水大橋」から上流の「五輪大橋」までを、今回レポすることにする。この「豊水大橋」から「五輪大橋」間の正確な距離は承知しないが、感覚的には片道20キロ程度ではないかと思われる。この区間を往復したので、そこを左岸と右岸に分けてレポすることにする。

 幸い、私は左岸を両日ともに上流から下流を目ざすコースを取った。反対に右岸は両日ともに下流から上流を目指した。よって、ここでのレポは「五輪大橋」から「豊水大橋」までの様子を連続した形でレポすることとしたい。

   

   ※ スタート地点となった「五輪大橋」です。

 私は8日(月)に真駒内公園内にある「サケの科学館」前の駐車場に車を停めて、「五輪大橋」に向かった。「五輪大橋」からは左岸を下ろうと計画した。ところが「五輪大橋」からは堤防が築かれていない。私はまず国道230号線の歩道を歩くことを強いられた。

   

   ※ 「五輪大橋」から堤防ではなく、国道歩きを強いられました。

 「五輪大橋」の下流に架かる人道橋「藻岩上の橋」からは河川敷にサイクリングロードが伸びていたので、私はそこを歩くことにした。しばらくはサイクリングロード以外は何もなかった。「藻岩橋」を過ぎ、支柱からケーブルが張られた姿が美しい「ミュンヘン大橋」を過ぎたところに夏に子どもたちが水遊びに興ずる「ウォーターガーデン」があった。しかし、コロナ禍の影響で水が抜かれていて、閑散とした光景が寂しかった。

   

   ※ 豊平川沿いを歩くことができたのは、この「藻岩上の橋」(人道橋)からでした。

   

   ※ 「藻岩の上橋」からサイクリングロートに沿って歩き始めました。

   

   ※ 最初はこのように堤防の法面と豊平川にはさまれた狭いロードを往くだけでした。

   

   ※ 姿の美しい「ミュンヘン大橋」です。

   

   ※ 子どもたちに人気の「ウォーターガーデン」に水は導かれていませんでした。

 途中、「山鼻川」が注いでいるため人道橋の「わんぱくかけ橋」を渡り、再び豊平川河川敷に戻ると、そこにはテニスコート(2面)、野球場(3面)、少年野球場(2面)などが広がっていた。

   

   ※ 河畔にはけっこうテニスコートが目立ちましたね。

   

   ※ こうした案内板がところどころに立てられていて心強かったですよ。

   

   ※ 河川敷にはたくさんの野球場が広がっていました。

 その後「南22条大橋」、「南19条大橋」間は特に目立ったところはなかったが、「南19条大橋」を過ぎると「スズラン群生地」という一角があった。初耳である。スズランの花の季節は終わっていたが、来季以降チャンスがあったら訪れてみたい。

   

   ※ ところによっては、こうして芝生だけの広場も広がっていました。

   

   ※ 右の森がスズラン群生地だそうです。後ろの橋は「南19条大橋」です。

 特徴のある形の「幌平橋」が近づいたところに樋門があった。近寄ってみると「創成川取水樋門」と書かれた銘板が架かっていた。明治期に札幌中央部に大友亀太郎が掘った「大友堀」がそもそもの由来である人工川「創成川」の取水口を確認できたのは幸いだった。

   

   ※ この橋も特徴のある「幌平橋」です。

   

   ※ 創成川に水を引き入れる「創成川取水樋門」です。

 「幌平橋」を過ぎ、河川敷そのものは広く資料によるとゲートボール場、芝生広場、休養広場、徒渉池、遊具広場などがあるとなっていたが、私の目には特別印象には残らない広場が広がっているという感じだった。そして、「南大橋」が近づいたところでこの日初めてのパークゴルフ場に出会った。

   

   ※ このような遊具が置かれた「遊具広場」もありました。

   

   ※ 「南大橋」の袂に広がっていたパークゴルフ場です。

 続いて「南7条大橋」を過ぎたところでもう一つのパークゴルフ場が広がっていた。さらに進むが「豊平橋」を過ぎ、「南1条大橋」が近づくとテニスコート(4面)、少年野球場(1面)が設備されていた。「南1条大橋」を過ぎるとゲートボール場があると資料には記されていたが、私には気づくことができなかった。

   

   ※ こちらは「南7条大橋」の袂に広がっていたパークゴルフ場です。

   

   ※ テニスコートですね。

 この後、「水穂大橋」、「東橋」、「JR鉄橋」、「上白石橋」、「北13条大橋」、「環状北大橋」と続くが、この間は河川敷が狭いこともあって、サイクリングロード以外は何一つ目にすることがなかった。

   

 ※ 一番手前が「水道管橋」、次が「でんでん大橋」、そして一番奥が「一条大橋」です。  

 この間、豊平川河川敷が他の川と違うのは、河畔に木が生えていないこともあり絶えず豊平川の流れを目にしながら歩くことができるのが目には楽しかった。

   

   ※ 河川敷が狭くなり、豊平川の流れを右に見ながらのウォークが続きました。

 「上白石橋」を過ぎたところでサイクリングロードと遊歩道が分かれるところがあった。遊歩道を進んだのだが、周りの雑草が刈り取られていなかったこともあり多少心細い思いもした。

   

   ※ サイクリングロードと別れると、こんな心細い散策路となりました。(一部分)

 「環状北大橋」を過ぎたところで、サイクルサーキット、バークゴルフ場があったが、どちらもあまり利用されている形跡がないような施設のように感じた。

   

   ※ 「豊水大橋」が近づいたところに、サイクルサーキットなるものがありましたが、未舗装でした。はたして利用者は多いのでしようか?  

 目的地の「豊水大橋」に達する前に新設架橋中の橋の工事がされていた。詳しくは明日の右岸編に譲りたい。

   

    ※ 目的地だった「豊水大橋」です。

 と、ざーっと豊平川河川敷の左岸の状況をレポしてきたが、施設が充実していたのは「ミュンヘン大橋」~「南1条大橋」間に集中していたように思われた。この間は、後背地に住宅が多いこと、河川敷が広いことなどが関係しているのかもしれない。ただ、「南1条大橋」を過ぎると極端に施設などが目に入らなくなったのは寂しい思いがした。

 「上白石橋」の下流域では河川敷全体の様子も寂しく、整備もイマイチのように感じた。私が歩いた区域はまだまだ札幌市内の中心地からそう離れていないところである。河川敷には近い将来整備する旨の立て看板も立っていた。一日も早く河川環境の整備をお願いしたいと思った。

 

 

 


札幌市の都市緑地めぐり⑳ 豊平川緑地(豊平川雁来健康公園)

2020-07-10 18:15:18 | 札幌市の公園・緑地・緑道

 豊平川の下流域はさすがに河川敷が広かった。そこに各種スポーツ施設が並んでいて、さながらスポーツランドと化していた。なかには時代の趨勢を感じさせる施設もあったが…。

   

   ※ 豊平川の右岸に広がるショートゴルフコースの全容を雁来橋の上から写しました。

 豊平川緑地(豊平川雁来健康公園) (白石区) 1,166,140(ドーム23.3個分)

                                 探索日 ‘20/07/10

    

   ※ 「豊平川雁来健康公園」を表示するマップです。

 「豊平川緑地」さすがに広い!そして長い!

 私は、上流は「五輪大橋」から、下流は江別市との市境まで、一昨日に17キロ、本日28キロ、右岸と左岸の合計45キロを二日間かけて歩き通した。(距離的には散策路が蛇行していたり、寄り道したり、忘れ物をしたため折り返したりしたため実際の距離より長くなっていると思われる)2日間で撮り貯めた写真もかなり多くなったので、一日目に「豊平川雁来健康公園」、二日目に「豊平川緑地左岸」を、そして三日目に「豊平川緑地右岸」と3回に分けてレポすることにしたい。

「豊平川雁来健康公園」について、私の資料ではその範囲がはっきりはしないのだが、一応江別市との市境から上流の「豊水大橋」までの間とした。

   

 ※ 江別市との市境を探しましたが、特に何もありませんでした。ここはすでに江別市でした。

 まずは豊平川に架かる橋としては最も下流にある「雁来大橋」の袂に車を停めた。

   

   ※ 雁来大橋のすぐ下のところに駐車場が設けられていました。

 その一帯には、ゴルフショートコース(9ホール)、ゴルフ練習場、テニスコート(6面)、ゲートボール場(2面)、野球場(2面)などが広がっている。

   

   ※ ショートコースのため低料金でゴルフが楽しめそうです。

   

   ※ ショートコースのゴルフ場とは別に練習場も併設されていました。

   

   ※ ゴルフ練習場の隣にはテニスコートが広がっていました。

   

   ※ テニスコートの隣には使われなくなったゲートボール場が…。

   

   ※ 整備の行き届いた野球場が2面用意されていました。

 ゴルフはショートコースゆえにプレイヤーたちはウッドは持たずに、アイアンだけを小さなバッグに入れて持ち歩きながらプレーをしていた。

 ゲートボール場は予想どおり最近まったく使われた形跡がなく、雑草が進出していた。

 途中で月寒川が豊平川と合流するところがあり、迂回を強いられたが、そこから再び豊平川河畔に戻ると、そこにはまたゲートボール場(3面)、パットゴルフ場(27ホール)、サッカー場(4面)、テニスコート(4面)、ストリートバスケットコートなどが設えられていた。ところがゲートボール場は先のものと同様、もはや雑草に埋め尽くされそうな状態だったし、パットゴルフ場というのも跡を探すのが困難なほど雑草の中に埋め尽くされていた。時代の趨勢の中で消えていった二つのスポーツと言えそうである。

   

   ※ 手前の月寒川が向こうを流れる豊平川に合流するところです。

   

   ※ 迂回させられて渡った月寒川に架かる「東栄橋」です。

   

   ※ 完全に雑草に覆われてしまったゲートボール場跡です。

   

   ※ パットゴルフ場も雑草の中に埋められようとしていました。

   

   ※ こうしたサッカー場が4面用意されていました。

   

   ※ 駐車場とテニスコートです。

   

   ※ ストリートバスケットコートです。

   

   ※ 「豊水大橋」です。手前が一般道、向こう側の高い橋が札樽バイパスの橋です。

 「豊水大橋」を渡って左岸に移ると、しばらくはサイクリングロートが走るだけの区間が続いた。そして河川敷がやや広くなったところで少年野球場(1面)、少年サッカー場(2面)、ストリートバスケットコート、さらにこちらにもゲートボール場が2面設けられていた。

   

   ※ 左岸に1面だけ少年野球場がありました。

   

   ※ こちらは2面用意されていた少年サッカー場です。

   

   ※ たまたま一人の少年がストリートバスケットコートで楽しんでいました。

   

   ※ こちらもゲートボール場跡です。

 以上、冒頭に記したようにまさに一帯はスポーツランドといった様相だったが、平日ということ、さらにはコロナ禍も影響しているからだろうか?野球場もサッカー場も人っ子一人見当たらなかった。しかし、どれもがしっかりと整備されているところを見ると、普段はかなり利用されているように思える。本日、唯一盛況を見せていたのはショートゴルフ場とゴルフ練習場だった。

 対岸がゴルフショートコースになっている左岸側は「野草広場」とマップには記されていたが、つまるところ何もないということだと解して、そちらはパスすることにした。

    ※ 「雁来大橋」から左岸の下流を望んだところです。「野草広場」と命名されていましたが…。

   

   ※ 「雁来大橋」から豊平川の流れを写しました。

 最近はどこの自治体でも河川敷を利用してスポーツ施設の整備を図っているようだが、自治体としては洪水時の河川管理と、市民の健康的、文化的生活を保障する観点から難しい判断が必要と思われる。しかし、たとえ洪水時にそれら施設が破壊されてしまうことが予想されるとしても、河川敷の整備には積極的になってほしいと私は思うのだが…。

 


札幌市の都市緑地めぐり⑲ 丘珠空港緑地

2020-07-07 15:58:09 | 札幌市の公園・緑地・緑道

 広大な芝生と長いランニングロード(ウォーキングロード)が伸びる「丘珠空港緑地」は心地よい風が吹いていたこともあり、往復約5キロの緑地内のランニングロードを気持ちよくウォーキングすることができた。

   

   ※ 「丘珠空港緑地」は多少の起伏と、曲路を交えたランニング&ウォーキングロードが伸びていました。

 丘珠空港緑地(東区) 487,948(ドーム9.7個分) 探索日 ‘20/07/03

   

   ※ 東区土木センターで入手した緑地の平面図です。左が北西地区、中央細い部分が北東地区、右側が南東地区です。

 私が「都市緑地めぐり」で頼りにしている「札幌市公園検索システム」にこの「丘珠空港緑地」のマップは載っていなかった。そこで緑地へ向かう前に管轄する「東区土木センター」に寄って、資料がないかを尋ねたところ「丘珠空港緑地平面図」をコピーして渡してくれた。それによると、「丘珠空港緑地」は大きく南東地区、北東地区、北西地区の三つの地区からなり、それらは丘珠空港を取り囲むように一つに繋がっていた。(平面図写真を参照ください)それはちょうど健康器具のバーベルか、ダンベルのような形に見えなくもない。

 私はまず南東地区のパークゴルフ場を目ざし、そこの駐車場に車を停めた。

 パークゴルフ場は18ホールと札幌市内のパークゴルフ場としては小規模の方だが、一部が林間コースとなっているところが特徴の一つだろうか?

   

   ※ 南東地区の一部にあたるパークゴルフ場です。

   

   ※ このような林間コースばかりではなかったのですが…。

 パークゴルフ場のあるところは2007年に造成されたようだが、「苗穂丘珠通」を挟んだところから北側のほとんどの部分は2016~17年にかけて造成された。「苗穂丘珠通」を跨いで本来(?)の南東地区に入ると風景が一変した。遠くに丘珠空港の滑走路が見え、広々とした芝地が広がり、芝地の隅には子ども達の遊ぶコンビネーション遊具が備えてあった。

   

   ※ 南東地区には間に「苗穂丘珠通」が走っていました。

   

   ※ 道路を跨いで直ぐには人工林が植わっていました。

   

   ※ 南東地区の「みなみかぜ広場」から丘珠空港を望んだところです。

   

   ※ 広場はこのようにきれいに芝が刈られていました。

   

   ※ 「みなみかぜ広場」の遊具で遊ぶ親子です。

 その一帯の広場は「みなみかぜ広場」と名付けられていた。

 そしてそこから人や自転車が通れる程度の舗装道路が続いていた。傍に立っていた掲示板を見ると、ちょうど丘珠空港を横目に見ながら緑地を一周するようにランニングロード(ウォーキングロード)となっていた。コースの周りはきれいに刈り取られた芝生が広がっていて、気持ちよくランニングやウォーキングに取り組めるようになっている。事実、私が歩いているときにも何人ものランナーやウォーカーとすれ違った。コースにはところどころに距離を明示した標識が立てられていた。

   

   ※ 南東地区から北東地区に入る前に立てられていた案内板です。

   

   ※ ランニングコースのところとごにはこのような真新しい案内標識が立っていました。

   

   ※ コースのところどころにはこのような休憩できる東屋が設えてありました。

   

   ※ ちょっと小高くなったコースを往くランナー(ジョガー?)です。

    

   ※ 緑地と空港の間には小さな川が走っているようで、写真のような湿地が伸びていました。 

   

   ※ 空港と反対側には丘珠名物の玉ねぎ畑が広がっていました。

 コースは一直線ではなく、また平坦でもなかった。土地の形状に合わせて多少の起伏があったり、緩く曲がっているところもあったりと単調でないところも工夫されていた。

   

   ※ 走路がもう一本走っているのが見えると思います。ランナーは時計回りで走っていたようです。

 この日は良く晴れていたが、適度な風があり、私は気持ちよくウォークすることができた。歩いている間、大小合わせてかなりの数の飛行機が離発着をしていた。また、自衛隊のヘリコプターが操縦訓練をしていたようで、見ていると高さ1~2mのところでホバーリング訓練をしていたが、見ていると10分くらいもその場にとどまっているように見えた。 片道約2キロのロードの端には、北西地区の緑地が広がっていた。こちらも南東地区の広場と同じように広い芝生と片隅にはコンビネーション遊具が配され「きたかぜ広場」と名付けられていた。

   

   ※ 自衛隊のヘリコプターが操縦訓練をしていたようです。この姿勢で10分くらい静止していました。人命救助などのときのホバーリング状態を保っていました。

   

   ※ 丘珠空港に着陸した旅客機です。

   

   ※ ちょっとピントが合っていませんが、空港を飛び立った小型の飛行機です。

 私は2008~2009年にかけて札幌市内のウォーキングコース全118コースを歩いた経験があるが、この丘珠空港の傍も歩いた経験がある。その時のコースは砂利道でとても歩きにくかったことを覚えている。まさに様変わりで昔日の感を強くした今回の緑地巡りだった。そして、立派なランニングロードを走るランナーの姿を見て、この辺りはランニングを趣味にする人には天国のようなところでないかと思った。というのは、夏にはこの緑地内のコースを走り、冬や雨の日は傍にあるスポーツ施設の「つどーむ」内にある一周400mのコースで練習できるという環境が整っているからだ。

   

   ※ こちらは北西地区に広がる「きたかぜ広場」の光景です。

   

   ※ 「きたかぜ広場」には何やらモニュメント風の石(人造石?)が並べられていました。

   

  ※ 「きたかぜ広場」の丘から丘珠空港を望見した図です。右の建物は「つどーむ」です。

   

   ※ 「きたかぜ広場」の一角に設置されていた遊具です。

   

   ※ やはり「きたかぜ広場」の一角の丘に上にベンチがぽつんと…。

 「丘珠空港緑地」は北東地区の一部に木が生い茂っているところがあるが、ほとんどは芝生だけが広がる緑地である。気持ちよく、ランニングやウォーキング、あるいは散歩が楽しめる素晴らしい緑地だと思った。


札幌市の都市緑地めぐり⑱ あいの里・福移の森緑地

2020-07-06 16:09:55 | 札幌市の公園・緑地・緑道

 「あいの里・福移の森緑地」は私の期待を裏切る(?)緑地だった。というのも、「札幌最大級のパークゴルフ場」を謳うパークゴルフ場が敷地の大半を占めていて、そこに「トンネハウス沼」が添えられている形の緑地だった。

   

   ※ あいの里・福移の森緑地の駐車場に着くと、写真のような広大なパークゴルフ場が広がっていました。

 あいの里・福移の森緑地(北区) 195,702(ドーム3.9個分) 探索日 ‘20/06/30

「あいの里・福移の森緑地」はJR「あいの里公園」駅に近い「篠路清掃工場」の高い煙突がそびえる横に広がる緑地である。

    

   ※ 駐車場もかなり広い駐車場が整備されていました。 

 緑地の駐車場に入って「あれっ?」と思った。視界に入るのはパークゴルフ場だけなのだ。そこではかなりたくさんの人たちがパークゴルフを楽しんでいた。

 私は駐車場の横に建つクラブハウスへ行き、そこにいたスタッフに「あいの里・福移の森緑地のマップか、資料はないだろうか?」とお聞きした。スタッフの方は、そこが緑地であること自体を認識していないようだった。

   

   ※ 緑地管理事務所ということですが、パークゴルフ場のクラブハウスですね。

 それでも私はかなりの珍客だったと見え、「ちょっと待ってくれ」と言って親切に他の方に尋ねてくれたようだが、そうした類いのものは無いとのことだった。それでもそのスタッフと話し合ううちに、近くに「トンネハウス沼」があることを教えてくれた。そこに行くには、パークゴルフ場を取り巻くように取り付けられている道路を辿っていくとよい、とアドバイスしてくれた。

   

   ※ 緑地のすぐ横の高い煙突は「篠路清掃工場」です。

 その言葉に従い、パークゴルフ場の外周を辿り、「トンボの池」を訪れた。トンネハウス沼の傍には「人工の沼」との表示があったが、調べてみると昔の川の一部が取り残されて沼を形成したということのようだ。

   

   ※ 「トンボの池」の入口に立てられていた案内標識です。

   

   ※ 沼へと続く散策路上にはご覧のような東屋もありました。雑草が刈り取られたばかりのようです。

   

   ※ 高い雑草の陰から沼の表面が少しだけ顔を覗かせています。

   

   ※ こちらの方がもう少し沼の水面が良く見えたところです。

   

   ※ 沼を巡る散策路で出会った野鳥です。名前はもちろん分かりません。教えて!つうぅさん。

 その後私は札幌最大級の72ホールを誇るパークゴルフ場の外周を一周する形でウォーキングをしたのだが、その途中パークゴルフ場に隣接してやはり緑地の一部である「樹林創出ゾーン」というところを横目にしながら駐車場に帰り着いた。

   

   ※ パークゴルフ場に続いて広がっていた樹林創出ゾーンということですが、私には雑草しか見えませんでした。    

   

   ※ パークゴルフ場の南端から全体を望んだところです。

 この緑地を少し調べてみると、当初は野球場などの施設があったようだが、おりからのパークゴルフブームに乗って2013年にパークゴルフ場に改装したようだ。緑地巡りをしているとあっちもこっちもパークゴルフ場だらけといった感じである。それだけ需要があるということなのだろうが、この緑地巡りの中でも一度触れたが、もし将来パークゴルフブームが終焉するようなことがあったらどうなるのだろうか?過去にブームとなりたくさんのゲートボール場が乱立し、今そこには閑古鳥が鳴いているが、その再来にならなければよいと思うのは私だけだろうか??

 緑地巡り(5万㎡以上)もあと3ヵ所となった。


札幌市の都市緑地めぐり⑰  茨戸川緑地

2020-07-03 16:02:09 | 札幌市の公園・緑地・緑道

 「茨戸川緑地」は、ある意味で理想的な緑地の一つと言えるかもしれない。パークゴルフ場あり、ビオトープあり、森林浴を楽しめる散策路ありと、緑を楽しめる空間が広がっていた。

   

   ※ 「茨戸川緑地」の特徴の一つである「森林浴の森」ですが、木はそれほど大きくはありません。

 茨戸川緑地(北区)  418,935(ドーム8.3個分) 探索日 ‘20/06/30

   

 ※ 「茨戸川緑地」のマップですが、実際には西側(左側)の道路を挟んでその奥に水辺の広場や野鳥の森が広がっていました。(下の緑地案内図を参照ください)

 「茨戸川緑地」は石狩川から離された茨戸川にちょうどはさまれた三角形に広がる広大な緑地だった。車はナビに導かれ、管理事務所に近い第一駐車場に着いた。その横にはこの緑地の一つの特徴であるパークゴルフ場が広がっていた。パークゴルフ場は36ホールが広がる大きなゴルフ場で、多くの市民がプレーを楽しんでいた。

   

   ※ とても立派な園名塔です。

   

   ※ 大きな駐車場の停まっている車はほとんどパークゴルフ目当ての方の車です。

   

   ※ どこへ行ってもパークゴルフは大人気のようでした。

 私はそれを横目に緑地の中心である「集いの広場」に向かった。広場には東屋やコンビネーション遊具が据えられ、家族連れが寛げる広場となっている。

   

   ※ 点線が見える上の部分が緑地指定後に開拓された部分だと思われます。

   

※ 「集いの広場」の東屋とコンビネーション遊具です。東屋の屋根には植物が伸びています。

 その後、マップでは表されていない道路を挟んで北西方向に広がる水辺の広場や野鳥の森に向かった。そこは茨戸川に近いだけに湿地となっていて、真新しい木道が敷かれていた。(緑地は2005年に指定されたばかりで、指定されてから数年経ってから北西側を整備したようである)

   

   ※ 緑地北西側には真新しい木道が伸びていましたが、水は見えません。(渇水期?)

   

   ※ 緑地内にはこのような真新しい案内板がところどころに立っていました。

 その北西側の南端には管理事務所があり、その傍に「ビオトープ池」が造られていた。ビオトープは渇水期なのだろうか、水は少なめで昆虫や鳥などを目にすることはできなかった。その後、北西側に広がる「野鳥の森」、「水辺の広場」、「眺めの丘」などと名付けられたところが広がっていたが、私が見たかぎりでは設置した側の思いはまだ道半ばの感じだった。

   

   ※ 管理事務所の建物も新しい感じがします。

   

   ※ 管理事務所の脇にあったビオトープ池です。生物は見当たらず…。

   

   ※ 「野鳥の森」の観察場所です。説明書と覗き窓が併設されています。分かりますか?

   

   ※ 「観察の丘」からの眺望です。

 印象的だったのは、辺り全体が非常に草深かったことだ。業者が草刈り作業をしていたが、雑草の成長が早くて管理が大変なのではと思われた。

   

   ※ 緑地内の散策路ですが、路の両側の雑草が繁茂していました。

 そこからまた道路を隔てた南東側に移り、駐車場へ戻る道を辿った。その一帯は「森林浴の森」となっていたが、繁っている木はいずれもまだ若い感じがした。というのも、辺りを見ると、各種団体が植樹したことを表す看板があちこちに立っていた。つまり、この辺りの緑地は森ではなく、草原だったようだ。そこに森林を創ろうとしているようだ。気の長い話だが、いつの日か緑濃い森林が誕生することが期待される。

   

   ※ 「森林浴の森」ということですが、まだまだ道半ばといった感じです。

   

   ※ 写真のようにほとんどの木はまだまだ若木といった感じでした。

   

   ※ さまざまな団体が植樹をしたことを写真のように記していました。

 というように「茨戸川緑地」は、緑地内に散策路が巡らされており、その中にたくさんの遊びや学びの要素が織り込まれていた。このように大人も子どもも楽しめる空間となっていて、ある意味で理想的な緑地の一つではないかと思えた緑地だった。

   

   ※ 散策路上に建つ東屋の屋根にも木や草が茂っていました。