その敷地の一角に三岸好太郎美術館があります。
美術館では企画展が始まって間もなくとあって、来場者のために職員が懸命に雪かきをしていました。
知事公館の敷地沿いの歩道をぐるりと回りましたが、夏季間は開放されている前庭の扉が閉じられていました。
夏季間は市民に憩いの場を提供していますが、さすがに雪が降り積もると憩いの場にはなり得ません。
また、ヘタに解放すると犬たちの糞尿の場となりかねませんから、閉じておくのが正解でしょう。
知事公館の隣は道立近代美術館になりますが、こちらも展示替え期間ということで扉が閉まっていました。
美術館の周囲をまたぐるりと回り、札幌管区気象台の今は使われていないレーダー塔を横に見ながら、マンション群の中を進みます。
レーダー塔が使われなくなったのは、周囲に高層のマンションが林立するようになって、レーダーの役目を果たせなくなったために使用を取り止めたそうです。
気象台を通り過ぎてから西に進むと、昨年暮れに除夜の鐘を突かせていただいた西本願寺札幌別院があります。そしてその隣がこのコースのゴールとなる札幌龍谷学園高等学校です。
大雪で、しかも日曜日だったこともあり高校生の姿を見ることはありませんでした。
私の庭のような今回のコースですが、当たり前といえば当たり前ですが、夏とはすっかり様相を異にし、まるで新たな景色を見る思いでした。
雪道は歩きにくく、雪の捨て場にも困るなど、冬は何かと困難がつきまといますが、そこを越えて春を迎えるからこそ萌えるような緑がまばゆいのだと思います。
モノトーンに彩られた雪景色を楽しみながら、春を想いたいと思います。
マップのゴールは高校の先にある大韓民国総領事館となっていますが、平成18年末に新たな所に移築し、移転したために現在は無くなっていました。
《ウォーク実施日 ’08/01/26》