田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

アキレスけん炎?

2021-06-30 18:50:57 | その他

 28(月)の夕方くらいから左足をつくときに激痛が走り、満足に歩けないようになった。以来、昨日、そして本日と外出もできず横になって伏せているばかりである。痛みのあるところを触ってみると、アキレスけんの周囲に痛みがある。アキレスけん炎?

       

    ※ 写真の足は私の足ではありません。ウェブ上から拝借しました。

 実は今月の10日頃にも同じところに痛みがあり、整形外科医を訪れて診察してもらったのだが、レントゲン撮影でも異常がなく、炎症と診断され、消炎鎮痛剤を処方され、患部を固定するサポーターを渡された。その時は処方された消炎鎮痛剤を患部に貼り、サポーターで固定することを2~3日続けたところ症状が改善された。

 それで痛みが消えたので普通の生活に戻ることができた。以来、以前のように長距離を歩いたりはしていなかったのだが…。それでも以前と比べものにならないがウォーキングの真似事のようなことはやっていた。

 そのことで負荷がかかったのだろうか?一昨日の夕方にまた同じような症状が出てしまったのだ。そこでまた消炎鎮痛剤を貼って様子を見ているのだが…。今回もまたしばらく静かにして回復を待ちたいと思っている。

        

 自由に動けないことで苦しいのが拙ブログである。拙ブログは基本的に私自身が見て、聞いて、体験し、感じたことをレポすることを基本としている。ところが今の状態ではそのことが叶わない。う~ん。ピンチであるがなんとか回復を待ちたいと思う。         


映画 アラビアのロレンス №314  

2021-06-29 18:56:02 | 映画観賞・感想

 中東の広大な砂漠を舞台にした3時間48分の長巨編。そのスケールは圧巻だった。映画は実在のイギリス陸軍将校(トマス・エドワード・ロレンス)の活躍を描いたものだったが、私は映画のスケールそのものに大いに感動した。

        

 映画は1962(昭和37)年、イギリス・アメリカの合作で制作されたもので、上映時間228分(3時間48分)の超長尺物である。この映画は6月3日(木)にBSプレミアムで放送されたものを最近観賞しての感想である。

 ストーリーは、1916年当時オスマントルコに支配されていたアラブの独立闘争を支援するため、イギリス陸軍の将校ロレンスが軍の命令でアラブを支援する役割を担わされるのである。(そこには当然、イギリスがアラブを支配するという野望が隠されていたのだが…)

     

 そこで展開される中東の砂漠地帯は草木一つ生えない広大な砂漠の中をロレンスはアラブの民族衣装を纏い駱駝にまたがっていく様は荘厳な美しささえ感じさせた。このあたりの映像の美は、監督であるデヴット・リーンの真骨頂だそうだ。

 ロレンスのアラブ軍はトルコ(オスマン軍)を打ち破るのだが、その頃になるとロレンスは純粋にアラブへの愛情が芽生えてきた。アラブへの愛と軍の命令の板挟みにあいながらロレンスは苦悩する。                

 実は史実では、この当時のイギリスの三枚舌外交 が後日大きな問題となってくる。“三枚舌外交”とは、簡単に説明すれば当時のイギリスはアラブの地域をイギリスの勢力下に収めるために、アラブの部族にも、ユダヤの人々にも、そしてロシアやフランスにも、好都合となるような約束をする外交をやっていた。そのことが今に至る中東問題を複雑にしている原因と言われているのだが…。

 アラブの独立を真から願うロレンスであったが、国の意向には逆らえず志半ばで帰国せざるを得なかった…。

        

 ストーリーとしてはもっと複雑で入り組んだものであるが、リード文でも述べたように、私自身がこの映画で最も感動したところは映画そのもののスケール感だった。中東の砂漠地帯を舞台としたロケや撮影には実に2年3カ月に及んだという。さらには45,000人もの兵士と遊牧民のエキストラ、とそのスケールの大きさは映画全盛期だったからこそ可能と思える規模である。CG(コンピューター・グラフィック)などない時代に、ここまでスケールの大きな映画を見せつけられたことに感動した。願わくば、この映画を一度映画館の大きなスクリーンで堪能したいと心から思ったのだった。


おもちゃチャチャチャランド

2021-06-28 16:33:46 | イベント

 タイトルのような昔懐かしいおもちゃが並べられているという展示会に出かけてみた。そこにはブリキのおもちゃ、バービーちゃん人形、等々、昔懐かしいおもちゃが陳列されていたが、そこは展示会というよりは即売会的な要素が強いように感じられた。

        

        ※ 建物の片隅に置かれていた展示会の案内です。

 6月24日(木)の北海道新聞に真駒内の「ギャラリーカモカモ」にて「澁川勝正コレクション『おもちゃチャチャチャランド』」が24日~29日の日程で開催されるとの告知が載った。「これは面白いかも?」と思い、週末の混雑を避け本日訪れてみた。

 真駒内は不案内ゆえに「ギャラリーカモカモ」を見つけるのに多少苦労をしたが、なんとか見つけることができた。

      

      ※ HPから拝借した「ギャラリーカモカモ」の建物のイメージ図です。

        

     ※ 建物の外側の表示は写真のように「KamoKamo」と記されているだけでした。

 小さな入口から中へ入ると澁川氏らしき人がいらっしゃった。先客はなくとてもフレンドリーに迎えてくれ、展示してあるおもちゃをあれこれと説明してくれた。ブリキのおもちゃや電気仕掛けのおもちゃ、あるいはバービーちゃん人形に不二家のペコちゃん、さらにはオルゴール等々…。

 

   ※ 展示されていた懐かしおもちゃの一部です。

   

   

   

   

   

 ところが澁川氏は説明の度におもちゃの値段を提示するのである。その価格はけっして高いものではなかったのだが…。私はここで悟らざるを得なかった。「あゝ、これは展示会というよりは即売会的性格が強いものなんだ」と…。どうりで新聞記事では300点余りの展示と出ていたのが、この日展示されていたのは100点くらいに減っていたのも、すでに多くは売れてしまった後だったようだ。価格を提示されるたびに、気の弱い(?)私は「これは何か買わなくちゃ拙いな」と思ってしまった。

 私にとって触手を動かすようなものは見当たらなかったこともあり、狙いはコストパフォーマンスを考えての選定となった。あれこれ迷ったが、その末に購入したのはなんと!電子音で奏でることのできる3歳児対象の「ドレミメイト」という代物だった。「ドレミメイト」を知っている方も多いと思うが、なかなかの優れモノなのだ。外箱には◇8種類の楽器音、◇8種類のリズム、◇4種類のドラムサウンド、◇アニマルサウンド、◇テンポコントロール、◇ボリュームコントロール、◇簡単な録音・再生するなど機能が備わっている上、さらには自動演奏曲が6曲内蔵されているものである。子供だまし的ではあるが、なかなか面白いと思ったので購入を決めた。暇ができた時に、あるいは楽器演奏の真似事ができるのでは?と考えたのだが…。価格は1,000円ということだった。

   

   ※ 迷った末にお付き合いで購入した「ドレミメイト」です。

 展示会場を出て、地下鉄駅に向かっていた時に購入した「ドレミメイト」は10年前くらいに孫娘の家で見た記憶が蘇ってきた。なんと!私は最近メキメキとピアノの腕が上達したという孫娘から手ほどきを受けることになってしまうのだろうか!?

 そんな顛末のおもちゃ展だった…。


コロナウイルスを改めて学ぶ

2021-06-27 18:51:45 | 講演・講義・フォーラム等

 北海道科学大学主催の「まちかどキャンパス」を受講し、改めてコロナウイルスについて学んだ。新たな知見を得たかと問われれば、そうしたことはほとんどなかったがメディアから得た耳学問を整理することができた講座だった。

       

 本日(27日)午後、紀伊国屋札幌本店のインナーガーデンにおいて北海道科学大学が主催する「まちかどキャンパス」が開催された。内容は「日常生活での感染対策、大丈夫ですか?」と題して同大保健医療学部看護学科の秋原志穂教授が講義を担当された。

 講義の内容は、①新型コロナウイルスの特徴、②感染対策もう一度、③新型コロナワクチン、という三本立てだったが、その内容のほとんどはメディアなどを通して一度は伺ったことがある内容がほとんどのように思えた。それくらい今回の新型コロナウイルス騒動についてはメディアも私たちの関心も高いものだと云える。もっともこれだけ全世界を恐怖に陥れたパンデミックなのだからある意味当然のことだとは思うのだが…。

        

 さて、そうした中での今回の講義であるが、私なりに印象的だったことをここにレポの形でまとめておくことにしたい。

 まず新型コロナウイルスの感染様式についてだが、新型コロナウイルスは非常に微細な形で人から人へ感染するということである。講義では “微細な飛沫” と “エアロゾル粒子” という言葉を使用していたが、“微細な飛沫” はイメージできるとして、“エアロゾル粒子” の方は、粉じんとか、ミスト、ばいじんとも称されるように空気中を漂うように存在する微細なものである。そんな微細なウイルスが覆われていない粘膜(眼や喉など)に付着することによって感染し広がるということだ。もちろんウイルスが手指に付着したものが粘膜に伝わるケースも考えられる。 

 さて、その感染予防対策について一時はマスクの効用が疑われた時期があったそうだ。コロナウイルスが世界に広がりつつあった2020年2月、WHO(世界保健機関)が「マスクで予防できるという科学的根拠は無いため、症状が無い場合はマスクは必要ない」とHPに記載したそうである。そうした経緯があったからだろうか?我が国では      マスクをすることがいわば常識となっていた時期に、アメリカなど欧米諸国ではマスクをしていない市民が目立っていたことあったように記憶している。しかしその後米国保健当局が無症状の人から感染が容易に拡大することがわかり、ガイドラインを変更したことから、WHOも同年6月になってガイドラインを変更したことで、欧米においてもマスクをすることが常識として行き渡ったようである。
 その感染予防対策について、広範に流布されている予防以上のものは無いようである。基本は石鹸と流水による手洗い、あるいは擦式アルコール手指消毒ということである。もちろんマスクの着用は常識である。

   

 講義はさらにコロナワクチンについても触れられたが、メディアや公的機関から伝えられていることと大差がなかったと思えた。

 講義では最後に北海道の発生状況について振り返ったが、第一波、第二波の波が今から振り返ると非常に小さなものだったが、当時の私たちの驚きは大きかった。対して第三波、第四波は第一波、第二波とは比べ物にならないほどの大きな波に襲われているのに、私たちは “慣れ” かなら来るのか、やや緊張感に欠けているとも云えそうだ。ただ、講師の秋原氏は第四波が想像以上の早さで感染者数の減少が見られることに喜びと期待を示された。願わくば、第五の波が来ない形で終息に向かわないものか、と私も期待しているところである。

                    

 


北大講座「ウィズコロナの時代をどう生きるか」第4回

2021-06-26 18:24:51 | 大学公開講座

 農産物の種子や種苗が新たな品種改良によって収量や品質が改善されていることは見聞きしていた。その中でも公共財的な稲や麦類の品種改良に民間企業は参入できなく、公的機関だけがそれを進めている実態を初めて知ることができた。

        

 北大の全学企画である公開講座「ウィズコロナの時代をどう生きるか 備えるの第4回講座が6月24日(木)にオンラインで配信された。

第4回講座は「食料生産の未来に備える ~農業研究開発制度の今~」と題して、北大農学院講師齋藤陽子氏が講義を担当された。

 正直に吐露して今回の講義についての私の理解度はかなり低いと言わざるを得ない。ということの第一の要因は、私自身が齋藤氏の提示した課題設定に対する関心度が低かったことにある。農産物の種子や種苗の品種改良は将来の食糧危機に備えるには欠かせない重要なことであることはボーッと生きている私にとっても関心事ではある。しかし、齋藤氏が研究されている種によって品種改良が制度の壁のために公的機関だけで進められ、民間企業が参入できない実状にあるという開発制度をどうすべきか、という問題について関心を持てと言われても、私には難しい問題であった。したがってこの日の私は齋藤氏の言葉が右の耳から入り、左の耳に抜けていく状態であった。

 私が今回の講義でかろうじて分かったことは、稲や小麦などのいわば公共財的な特徴の強い種が研究開発によって生み出された技術知識は「公共財(非排除・非競合)」という考え方が一般的であり、農業者は自らの手で種を採取し栽培が可能でもあるということだ。対して野菜などは民間企業が競って新種開発に取り組み、それがF1種というような形で、毎年農業者は種を購入しなければならない仕組みとなっており、民間企業が利益を生む構造になっているという違いがあることが分かった。                                     こうした構造となっている現在の制度の中、近年になり公的機関への投資額が減少する傾向にあり品種改良が停滞気味となっていることから、民間企業の参入を期待する声もあるが、現在の制度ではそれも難しい状況だという。

 この問題に対する齋藤氏のお考えは示されなかったように私は受け止めたのだが、あるいは私が聞き逃してしまったのかもしれない。

 以上、苦し紛れながら講義の様子を描こうとしたが、私の聞き逃し、あるいは誤解などが含まれていてけっして満足なレポとはなっていない。なんでそんなものを投稿するのかと問われれば返す言葉がないのだが、私としてはこのような苦い思い出も書き記しでおきたいと思い、敢えて投稿した次第である。

 

 

 


たかが紙箱、されど紙箱

2021-06-25 18:21:54 | その他

 本日、某氏の奥さまからちょっと風変わりな紙箱をいただいた。この紙箱がデザイン性に優れている上、なかなか堅牢そうなのだ。お聞きすると牛乳パックを再生した紙製品だという。

 私が住んでいるマンションに紙加工品及び紙製容器などを製作・販売する会社を営んでいるM氏という方がいる。M氏とはボランティアグループ「近美を愛するブリリアの会」を通じて知り合った方である。とはいってもボランティアに参加していただいているのはM氏の奥さまなのだが、自然にM氏ともお近づきになれた。M氏はとても気さくな方で、話がとても合った。

 そうしたことが背景にあったからだろうか?某日、M氏の奥さまから「あげたいものがある」と言われていた。それはM氏の会社のオリジナル製品だった。

 包装を見ると「Desk Organizer/Pen Stationery Small Objects」と書かれ、その下には「日本の紙箱職人が作る 紙好きのための ミニマム収納」とも書かれていた。製品名はMiNiMuM Spaceというようだ。

   

   ※ サイズ的には90 × 72 × 72 mmの小さな箱である。

   

   

 写真のように一見小さな箱であるが、それを展開するとそこには様々な収納スペースが現れる。会社のHPを覗いてみると「小さな箱に 宇宙を見つけた」とあった。文字どおり、思わぬ展開に驚きがあった。そして、紙製とはいえその堅牢さもかなりのものと思えた。充分長年の使用に耐えられるであろう。ちなみに私がいただいたものは外装がグレーで「水の星」とネーミングされていた。その他の色と名称は外装がブラックのものは「火の星」、外装がアイビーのものは「宇宙を泳ぐ」とネーミングされていた。面白い!

 いただいたものはもう一つある。それはペンケースのようなものだった。それは「Vカットボックス」という製品だった。こちらも非常に堅牢な作りとなっていて、紙製でありながら箱を開けるのに苦労するほど密閉度が高いものだった。

   

   

 今回いただいた二つの製品に共通することは、紙製品というどちらかというと使い捨てのイメージが強いのだが、そうではなく耐久性があって永い使用に耐えうる製品が次々と生まれていることを教えてくれた思いだった…。

 たかが紙箱、されど紙箱…、の思いを強くした。


厚別山本公園を訪れてみました

2021-06-24 20:07:57 | 札幌市の公園・緑地・緑道

 札幌市の厚別区の総合公園である「厚別山本公園」を訪れた。丘陵の上に造成された広大な公園だったが、現在はまだ完成前であり、公園の一部が開放されているようだった。

  

  ※ 厚別山本公園の平面図です。(市のHPから拝借)

 札幌市には各区ごとに総合公園が一か所ずつ配置されている。(中央区だけは「中島公園」と「円山公園」と二か所が総合公園である)札幌市は現在10区に分かれているので総合公園は11ヵ所になる。私はこれまで「厚別山本公園」以外の総合公園は訪れた経験があったので、本日は以前から一度行ってみたいと思っていた「厚別山本公園」を訪れてみた。

   

   ※ 公園入口に設置された立派な公園名を表示した門(?)です。

   

    ※ その門の横に工事期間などが表示されていました。

 「厚別山本公園」はゴミ埋め立て処分場跡に造られている公園で、2014年に造成工事に着工し、2024年完成予定の公園だという。位置的には札幌市と江別市の境界線上にあり、我が家からは12km、車で40分かかって到達した。

 到達したところは公園のメイン駐車場ではなく、パークゴルフ場に面したサブ駐車場だった。(メイン駐車場の方は工事中で未完成)それでも乗用車は170台も駐車できる広い駐車場である。

   

   ※ 私が駐車したサブ駐車場です。

 公園は南北に長く各施設などが連なっている形で、北端から「ビオトープ」「パークゴルフ場(36ホール)「展望広場」「遊びの広場」「多目的(芝生)広場」と縦に連なって造られていた。以上のところはすでにオープンし、市民は自由に楽しめているようだ。(但し、パークゴルフ場は現在閉鎖中)

   

   ※ 公園内には南北に伸びる真っすぐの遊歩道が貫いていました。   

   

   ※ 北側から順に、ビオトープです。

   

   ※ 36ホールのパークゴルフ場です。

   

   ※ 展望広場です。前方の最も高い陸橋(?)の上から望んだ景色を後掲します。

   

   ※ 遊びの広場の遊具です。遊具の色に特徴があります。   

   

   ※ 同じ遊びの広場にはこのような小さな家がたくさん散在していました。

   

   ※ 多目的(芝生)広場です。ここからさらに南側に「森の遊び場」、「緑の育ち場」が

造成されています。

 一方、現在工事中のところは、さらに 南側の「森の遊び場」「緑の育ち場」といった木が生い茂り、その林を活かした憩いの場と、「中央エントランス広場」と「メイン駐車場(230台駐車可能)」などが工事中だった。

   

   ※ 工事中だった「中央エントランス広場」と「メイン駐車場」です。

公園の特徴の一つはけっこう大きな水面を利用した「ビオトープ」ではないかと思われる。札幌市内の全ての公園を熟知しているわけではないが「ビオトープ」を有する公園は数えるほどしかないはずだ。その点では面白い公園になるように思われる。

   

また、現在工事中の「森の遊び場」、「緑の育ち場」というエリアが具体的にどのような形で姿を現すのかも興味深いところである。

 「総合公園」は、「都市公園の一種で、都市基幹公園に分類され、都市住民全般の休息、観賞、散歩、遊戯、運動等総合的な利用に供することを目的とする公園」であるとされている。「厚別山本公園」完成の暁には、厚別区民だけではなく、広く札幌市民にも愛され、利用される公園になるように思われる。

   

   ※ 展望広場から札幌中心部を望みましたが、森の影に隠れてしまいました。

   

   ※ 反対側には 江別市大麻地区、その向こうに北海道百年記念塔が望まれます。

 私は昨年から札幌市内にあるパンクゴルフ場全コース制覇に取り組んでいる。現在はパークゴルフ場そのものが閉鎖していて今年は一度もプレイできていないが、閉鎖解除の暁にはこの「厚別山本公園」のパークゴルフ場にも訪れなければならないと思っている。


桑園札幌停車場緑道ウォーク

2021-06-23 16:51:43 | 札幌ウォーク & Other Walk

 “停車場” なんて今の人たちは「いったい何?」と思うのではないだろうか?なんとも古臭いネーミングであるが、緑道そのものは都心に近いにもかかわらず緑に溢れた快適な遊歩道である。

 JR桑園駅から札幌駅に向かって線路沿いに広がる遊歩道がある。そこが「札幌桑園停車場緑道」である。“停車場” とはずばり “駅” のことである。明治時代には人々の間で当たり前に使われていたが、現代では死語に近い言葉である。ところが鉄道用語としては今も現役ということで緑道の名前にも用いられているようである。なお読み方としては「ていしゃじょう」と読むのが正しいようだ。

 最近、体調を崩しがちだったがようやく回復の兆しも見え始めたので、比較的近場のこの緑道を歩いてみることにした。

   

   ※ 緑道の桑園駅側のスタート地点です。

   

   ※ スタート地点から振り返ってみると、遠く右手が「桑園駅」です。

 その「札幌桑園停車場緑道」であるが、正式には北6条の西13丁目から5丁目までを指すようである。具体的にはJR桑園駅からやや札幌駅側に寄ったところから緑道は始まる。(ちょうどイオン桑園店の建物が終わったところ)まずはシラカバの並木道が迎えてくれる。その周囲は付近の住民の方々によってだろうか?色とりどりの花が植えられていて気持ちがよい。

   

   ※ まずはシラカバの並木が出迎えてくれました。

   

   ※ 周辺地域住民による花壇整備(?)

 また、鉄道の高架化によって生じた高架下は格好の屋根付き(?)駐車場として活用されている。

   

   ※ 高架下有効活用の好事例です。屋根付き駐車場(?)

 緑道は途中に何度か横切る道路に寸断されるが、一番大きな道路が国道230号線(通称:石山通)である。ここだけは歩行者信号に従って横断する必要がある。その他は小さな道路のためか、人の横断が優先される道路である。

   

   ※ 片道2車線の広い国道230号線は歩行者信号で渡ります。

 国道230号線を渡ると緑道は様相を変え、鬱蒼とした緑の中に誘い込まれる。そこを少し進むと札幌駅に向かって右手に大きなお地蔵さんが見えてくる。「桑園延命地蔵尊」である。明治13年に開通した小樽・手宮~札幌の鉄道は北海道開拓に大いに寄与したが、当時は踏切での横断事故が多発したそうである。そこで大正15年に線路傍に死者の慰霊と魔除けのために地蔵尊が建立されたと歴史は伝えている。

   

   ※ 国道230号線を渡って直ぐ、ビルの谷間に立つ「桑園延命地蔵尊」です。

  鬱蒼とした緑は本日のような好天の時には絶好の日陰となり、道行く人たちは心地良い 散歩(ウォーキング)を楽しむことができる。

 

   ※ 緑濃い「札幌桑園停車場緑道」の様子です。

   

   

   

   

 一方、高架下は駐車場から公園に様変わりする。「エルムの里公園」と命名された高架下は、ちょうど屋内競技場のような様相を呈していて若者たちがスポーツに興じる施設となっている。

   

   ※ 「エルムの里公園」です。青い部分は走路でしょうか?

 およそ1キロくらい続くだろうか、緑道はやがて札幌駅に近づいてくる。そして緑道そのものは西7丁目で終わり、6丁目、5丁目の札幌駅近くはもう緑道とはいえない人工物で埋まっている。

   

   ※ 自転車の駐輪が目立ちます。この先は駐輪が禁止されているためここにおいて用件を済ませるようです。(西7丁目)   

   

   ※ 西7丁目角から6丁目、7丁目を写しました。前方にはJRタワーが見えます。

 我が家からは往復でおよそ7キロ。以前だったらどうってことのない距離だが、リハビリ中の身体にはけっこう堪えた7キロだった。早く元に戻さなきゃ…。


札幌Cafe紀行 №127 宮の森珈琲 さっぽろテレビ塔店

2021-06-22 18:41:12 | 札幌Cafe紀行

 久しぶりの本格的な珈琲店だったが、落ち着いた雰囲気でゆったりと寛ぐことができた。昼時だったのでセットメニューでカレーを食したが、カレーもコーヒーも十分に満足できるものだった。

   

 このところ街に出る機会も少ないが、例え街に出て一休みしようと思っても手軽でリーズナブルなカフェばかり利用していた。今回はある目的もあって知人と二人で「宮の森珈琲 さっぽろテレビ塔店」を訪れた。

 その目的とは、私が所属する「めだかの学校」の活動を休止して以来かなり経ってしまったが、今後の運営について話し合う公的なところがことごとく閉鎖したために、その会場をCafé(喫茶店)に求めようと思ったのだ。お店側にお伺いしたところ好意的な反応をいただき、無事に話し合いの場を確保することができた。

 さて肝心のCafeレポの方だが、お店は「さっぽろテレビ塔」の地下1階にあり、「さっぽろ地下街」の「オーロラタウン」の東側突き当りからエスカレータで上ったところにある。そのため地下鉄「大通駅」からも地上に出ることなくお店まで行くことができる。

 店内は半地下、1階、中2階と三層のフロアからなっている。地下なので当然窓はなく、照明を落として落ち着いた雰囲気を醸し出している。私たちは中2階にある4つのボックス席の一つに腰を下ろした。

   

   ※ 中2階から1階フロアを写しました。手振れが出てしまっていますね。

   

   ※ 客席の一つ一つはアクリル板がセットされていて、コロナ対策も行き届いています。

 オーダーしたのは、昼近かったこともありセットメニューを注文することにした。セットメニューとしては、カレー、バスタ、ピラフなどがあったが、お店のスタッフのお勧めに従い「野菜カレー」(サラダ付)と「ホットコーヒー」を注文した。(税込み990円)

 「野菜カレー」はカフェメニューとは思えないほど本格的なもので辛さの中に甘味を感じさせてくれるものだった。また「コーヒー」の方も炭火焙煎されたもので燻された独特の味を楽しむことができた。

   

   ※ 満足のいく辛さと甘味のバランスが良かった「野菜カレー」と「サラダ」です。

   

   ※ 炭火焙煎されたコーヒーは美味しかったです。

 スタッフの対応も丁寧でとても好感がもて、都心の隠れたスポット一つなのかもしれない。

 

【宮の森珈琲 さっぽろテレビ塔店 データー】


北海道札幌市中央区大通西1丁目 さっぽろテレビ塔 B1F

電  話  011-211-4523  

営業時間  月~土 10:00~20:30

      日   10:00~18:30

定休日  無休(ただし、さっぽろテレビ塔に準じて休みの場合有)

駐車場  無

座  席  59席

入店日  ‘21/06/22

 

 


初夏の円山公園を訪れました

2021-06-21 18:03:03 | 札幌市の公園・緑地・緑道

 爽やかな風が吹きわたる “サッポロジューン” の空は本当に清々しい!そのような至福の空の下、私は札幌を代表する公園の一つ「円山公園」を訪れた。

   

   ※ 「円山公園」の北口の入口です。

 「円山公園」は、我が家から徒歩だと20分、自転車だとわずか5分で到達できる近くにある公園である。「円山公園」は北海道神宮の境内と隣接していることからも市民の利用の多い公園である。

   

   ※ 公園内は多くの木々が鬱蒼と生えています。

 「円山公園」は新緑の季節が過ぎ、濃い緑に覆われていた。そんな緑の下で市民は思い思いに憩いのひと時を楽しんでいた。「円山公園」は春の桜の見どころとしても有名だが、公園は歴史を辿ると開拓使時代には見本林の役割も担っていたという。だから 巨木もけっこう多い。そうした木の下で読書を楽しんでいる人もいた。

   

   ※ 公園の一隅には小川の流れを利用した池がありました。

        

        ※ 巨木の一つ「ハルニレ」の木です。

   

   ※ こちらは「イタヤカエデ」だそうです。

 「円山公園」のことで私には一つ腑に落ちないことがある。それは公園内に設置されている「岩村通俊」像のことである。岩村像は公園内の一隅の一見見落としてしまいそうな目立たぬところに設置されている。岩村は「北海道開拓の父」と称えられた開拓判官・島義勇の後任として(第二代判官)実質的に本府札幌の建設を担い辣腕をふるった人物である。島がわずか在任半年間だったのに比べ、岩村は三年間の長きにわたって判官を務めた。さらに後年開拓使が廃止され、北海道庁が設置された際には初代長官にも就いている。その岩村像が目立たぬところに設置され、島義勇像は北海道神宮の境内、ならびに札幌市庁舎内に立てられている。同じ公園内でももう少し人々の目に触れやすいところに立てる配慮はなかったのだろうか?と岩倉像を見るたびにいつも腑に落ちない点である。

   

   ※ 公園内の一隅に設置されている「岩村通俊」像です。

   

   ※ 園内にはご覧の白い花がかなり目立って咲いていました。

   

   ※ 花の名は「デイジー(ヒナギク)」だと思うのですが…。

 公園内には小さな池があったり、たくさんのベンチ、さらには東屋があったりと、市民が憩うには相応しい公園となっている。公園は桜の花の見どころと前記したが、桜の木には花が結実してサクランボがなっていた。試みに黒く熟したサクランボを口に含んでみたが、これがなんととても苦い代物だった…。

   

   ※ 野生のサクランボは苦かったぁ…。

 「円山公園」はけっして苦くはない。“サッポロジューン” の甘い風(?) が通り抜ける心地良い公園である。

   

   ※ 「円山公園管理事務所」の建物です。