田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

歩く

2024-02-29 21:46:18 | JRヘルシーウォーキング
 昨年の秋ごろから “歩く” ことにこだわっている。キッカケは札幌市が私たち70代以上の老人に対するサービスとして提供している「敬老パス」の制度を見直すと発表したことだった。以来、あまりにも公共交通に頼り過ぎていたことを反省し、“歩く” ことに少しこだわってみようと考えたのである。


※ プレゼントの一つとして届いたオリジナルタオルです。

 昨日、JR北海道の「JRヘルシーウォーキング」事務局からレターパックが届いた。内容物は、2023年度に取り組んだ「JRヘルシーウォーキング」に参加した回数(ポイント)に応じて主催者からのプレゼントが届いたのだ。
 私は昨年、「JRヘルシーウォーキング」の「イベントウォーク」と「いつでもウォーク」併せて24コースを歩いた。その中で札幌から遠方のところは1ポイント加算されたり、さらには雨天の場合も1ポイント加算されたり、などして合計34ポイントを獲得した。
 30ポイント以上獲得すると、「mont- bellオリジナルスリムワレット」「特製ピンバッチ」「オリジナルタオル」の3品がプレゼントされることになっていたのだが、そのプレゼントが昨日届いたのだ。 

   
   ※ こちらはmont- bellオリジナルスリムワレットの外側(上)と内側(下)です。
   
 参加費がかからないイベントで、これだけプレゼントしてくれるのだからJR北海道も太っ腹(?)である。私が “歩く” ことにこだわっているのはこの「JRヘルシーウォーキング」に参加したこともベースとなっているのかもしれない。
 “歩く” ことにこだわりはじめてから、市の中心街が行われる講座やコンサートは往復ともに歩くことが多くなった。市の中心街までは地下鉄で2駅分あるが、今は“歩く” ことが当然と思い始めるようになった。
 今年に入ってからは、それより遠い「札幌コンサートホールKitara」で行われるコンサートにも時間に余裕がある時は徒歩で向かうようになった。(Kitaraまでは我が家から4km弱ある)
 こうすることで、私のスマホの歩数計は今年に入って本日現在で一日平均の歩数は1万歩を超え、歩いた距離の平均は一日6.9kmと表示されている。昨年一年間の一日平均の距離数が4.7kmだから凄い伸びである。ただ、今年はまだ2ヵ月しか経っていないので何とも言えないが、せめて一日平均6kmをキープできたらと思ってはいるのだがどうだろうか?
 そのためにも今年も「JRヘルシーウォーキング」には積極的に参加したいと思っているし、過日レポした「さっぽろラウンドウォーク」にも挑みたいと思っている。

     
     ※ 可愛い特製ピンバッジです。

 そのことが多少は自らの健康づくりに繋がると信じてできるだけ “歩く” ことにこだわってみたいと思っている。このこだわりは思わぬ副産物も産んでいる。それは妻も密かに “歩く” ことにこだわり始めたのだ。「今日は○○歩いたわ」と呟いている。互いに切磋琢磨したいとも思っている。                               
 ただ、熱しやすく冷めやすい私のことだから、いつまで続くだろうか???
                                         

御朱印収集巡り №24 札幌諏訪神社

2024-02-28 18:08:46 | 神社参拝・御朱印収集関連
 札幌諏訪神社は、札幌の神社としては小ぶりな部類に入る神社だった。しかし、ご朱印をいただける神社としてはJR札幌駅から最も近い神社ということで人気があるようだ。私が伺ったときにも旅行中らしき女性の方々がお御籤を引いて盛り上がっていた。
      
 昨日(2月27日)は好天の上、特に予定もなかったので久しぶりに御朱印収集に神社を訪れようと計画した。
まだ未訪問の神社の中から、我が家から徒歩で行ける「札幌諏訪神社」を訪れることにした。予め「御朱印をいただけるか」お聞きしたところ「大丈夫」との返事をいただいたので、約3キロ先の神社まで徒歩で向かった。
 「札幌諏訪神社」は住所からもお分かりのとおり、札幌市内を南北に貫く国道5号線(通称:創成川通り)の東側の通りに面して建っていた。

  
  ※ 諏訪神社の標石と鳥居です。

 境内はそれほど広くはなく、本殿もそれに比例して若干小ぶりに見えた。鳥居も入口に一つだけしか建っていなかった。境内に入った時に、ちょっと雑然と感じたのは、左右にプレハブの小屋が建てられていたからだろうか?それらのプレハブは、一つは参詣者のための休憩所、もう一つは社務所を兼ねていたように思われた。(本当の社務所は別にあったのかもしれない)

  
  ※ 写真のようなプレハブ状の建物が参道の両側に建っていました。

 面白いと思ったのは、本殿前に鎮座する狛犬に箕笠が被せられていたことだ。面白い発想である。また「あれっ?」と思ったのは「手水舎」が見当たらなかったのだが、あるいは私が見落としたのかもしれない。

  
  ※ 蓑笠を被せられた狛犬が神社を護っていました。

 私はいつものように本殿(拝殿)前に進み出て、型どおりお参りした後、社務所を兼ねた(?)プレハブのところに行って御朱印をお願いした。するとそこには4~5名の若い女性旅行客らしき人たちが、諏訪神社独特のお御籤を引き(棒状の籤を引き、漢字一文字を書いたものを授かる)盛り上がっていた。

  
  ※ 札幌諏訪神社の本殿(拝殿)です。若干小ぶりに見えました。

 私の所望した御朱印は、直筆で頂けたのだが、冒頭に示したように、これまでいただいた御朱印の中では最も素晴らしく見える御朱印をいただくことができた。
      
 気を良くした私は好天も手伝い帰りも徒歩で遠回りをして帰宅した。この日の徒歩数は18,000歩余り、距離11Kmだった。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                         
【札幌諏訪神社 情報】
◇旧社格:村社
◇所属:北海道神社庁
◇住所:札幌市東区北12条東1丁目1-10  
◇御朱印:あり(直筆 500円)
◇参拝可能時間:24時間
◇社務所受付時間: 9:00~17:00  
◇例祭日:9月11日(宵宮祭)9月12日(本祭)
◇駐車場:有り(10台程度)
◇アクセス:地下鉄東豊線「北13条東駅」2番出口から徒歩約2~3分(約 
      160m)
                JR札幌駅北口から徒歩約15分(約1Km) 
◇創建:1882年(明治15年)
◇代表的ご利益: 〇縁結び・恋愛成就 〇安産祈願・子授かり・子宝
                           〇夫婦円満・家内安全 〇必勝祈願・勝利成功      
◇御朱印記帳日 2月27日


めだかの学校 仲間から学ぶ Ⅱ

2024-02-27 16:38:56 | 「めだかの学校」関連
 Hさんは札幌に転居した際に、アイヌ文化を学ぶグループが行う野外生活(サバイバルキャンプ)に子どもたちと共に5年も続けて参加したという。一方、Sさんは有名食品メーカーに勤務した際にお客からのクレームに苦慮したという。そして今、消費者の一人として先方にクレームを付けた体験を話された。

  

 私が所属する「めだかの学校」では現在、映像資料を視聴して話し合うDVDフォーラムと、会員自身が自らの興味関心事についてスピーチし、そのスピーチを素材に話し合う学習を続けている。このことについて拙ブログで2月1日付でもレポしたが、昨日(2月26日)第3回目を実施し、またまた多くを学ぶことができたのでレポすることにした。
 最初は女性会員のHさんが「北海道移住の始まりはヤイユーカラとの出会いから」と題してお話された。
 タイトルでいう「ヤイユーカラ」とは、アイヌの研究をアイヌ自身の手に取り戻すことを趣旨として、アイヌと和人が一緒になってアイヌの民俗文化を学び、楽しみ、暮らしの中にアイヌ文化を取り入れようとして様々な事業を展開するグループだという。(現在は主宰者が亡くなり、活動は停滞しているという)
 転勤族として札幌に転居したHさんは、その趣旨に共鳴し、子どもたちと一緒に5年も続けて「ヤイユーカラ」が主催するキャンプ(それはサバイバルキャンプを彷彿とさせるもののようでした)Hさんは子どもが成長した後も、ご主人と二人で参加したそうだ。
 子どもたちはキャンプに対して多くを語らなかったということだが、Hさんは子どもが参加しなくなってからもご主人と参加したという。そのことは「ヤイユーカラ」の主張に賛同したことがあったことは無論のこと、Hさん自身の中に不自由なキャンプを面白がる気持ちがあったのではないだろうか。それがHさんの今の積極的な生き方に表されているような気がする。

      
   ※ キャンプはイラストのように木々や枝、葉を使って組み立てたそうです。ただし人間はこんな格好ではありません。
 
 一方、子どもさんたちも、強烈な体験として彼らの中に大きく息づき、いつかどこかで彼らの生き方に影響を与えるのではないだろうか? 
 子どもにどのような体験をさせるか?ということは親として大きな関心事である。私たちはすでに親世代ではないが、爺婆として自らの子どもたちに孫にどのような体験させるかについて語っていく大切さを教えられた思いだった。

 一方、男性会員のSさんは退職後に札幌に移住したIターン組であるが「消費者クレームについて~自分の体験から~」と題してお話された。Sさんは大手食品メーカーに勤められたが、消費者からのクレームに苦慮した体験をお持ちで、その事例を話された。クレームに直接対処する担当者は大変であるが、メーカーとしては「消費者クレームは宝の山」と重要視しているという。そこには商品の開発や改良、販売方法の改善などにヒントが隠されているからだという。
 そうした体験や考え方を持たれているSさんは一消費者としてメーカーに対してクレームすることにも躊躇しないという。そうした事例も三つほど報告されたが、対象が全て有名メーカーということもあったのだろうか?全てが好意的に対処してくれた事例が紹介された。
 Sさんはメーカーの人間として、そして消費者の一人として双方のクレームを体験したことから「臆することなくクレーム提起を!!」と結んだ。クレームということでは私はあまり経験がないが、今後そうしたケースの遭遇した際は、Sさんからのアドバイスのように「臆することなく!」提起してみたいと思う。
       
      ※ Sさんは男性です。イラストのような女性ではありません。

 さて、お二人のお話が大変興味深かったこともあり、その後の会員相互によるディスカッションもかなり盛り上がったものとなった。それぞれがお二人から多くのことも学び、また仲間内の発言からもたくさんの刺激を受けたようであった。
 来月はいよいよ私がスピカーを務める番である。さてどうしょうか??             

札幌室内管弦楽団 第25回演奏会

2024-02-26 19:19:44 | ステージ & エンターテイメント
 昨年の4月以来の「札幌室内管弦楽団」だったが、今回も素晴らしい演奏を聴くことができた!「札幌室内管弦楽団」のメンバー60名弱の方々はアマチュアの中でも相当な腕前が揃った管弦楽団のようだ。

      

 昨夜(2月25日)夜、札幌コンサートホールKitaraで「札幌室内管弦楽団」の第25回演奏会が開かれ、知人からチケットを譲られたこともあって、私にとって「札幌室内管弦楽団」は2度目の鑑賞だった。
 この日演奏された曲目は…、
【第一部】
◆ П.チャイコフスキー/バレエ組曲《くるみ割り人形》
組曲Op.71より「花のワルツ」
 ◆ B.スメタナ/交響詩《我が祖国》より「モルダウ」
【第二部】
 ◆ L.ベートーヴェン/交響曲第6番 へ長調 作品68「田園」
〈アンコール〉◆ G.ヘンデル/ラルゴ

 以上だったが、並べてみるといずれも本格的な曲ばかりである。私にとってはチャイコフスキーの「花のワルツ」をはじめ、いずれもが聞き覚えのある曲目が並び、とても楽しめたコンサートだった。
 特にベートーヴェンの「田園」は演奏時間が40分を超える曲なのだが、団員の方々は緊張感を持続しながら演奏し切ったところにオーケストラとしての力量を感じさせてくれた。
「田園」はベートーヴェンの目が不自由になってから作曲した曲ということだったが、指揮者の松本寛之氏は「この曲は田園風景を表現した曲ではなく、田園の中にベート―ヴェンが身をおき感ずるままを曲にした」と話された。そう聴くと特に第一楽章のあの有名なフレーズは、いかにベートーヴェンが田園に身を置いて心地良かったが伝わってくるような爽やかなメロディーに聴こえてきた。 
   
         
 さらに松本氏はユーモアのある解説ぶりで聴衆を沸かせた。なんと松本氏は「この曲は眠たくなります。どうぞ居眠りをしながら聴いてください。その代わり後半にガツンときて目を覚ましますから…」とおっしゃった。松本氏のユーモアある解説は、クラシックコンサートでは珍しいがそれがまた独特の雰囲気を醸し出しているように思えた。
 音楽的な素養に乏しい私が言うのもなんだが、プロのオーケストラと比べて敢えて違いを探すとすれば、ややメリハリに欠けるかな?と思われるくらいで前記したように相当な腕前が揃った管弦楽団との印象を抱いた。

  
 札幌市内には、このほかに2月に聴いた「宮の森アルテ・ムジクス」。さらには「北海道交響楽団」、「西区オーケストラ」といったアマチュアオーケストラが活動中である。他には「北大交響楽団」もあると聞いている。まだまだあるのかもしれない。こうした方々の演奏会も今後楽しんでみたいと思う。                

第12回 かでるde かなでる Foster Concert

2024-02-25 16:58:26 | ステージ & エンターテイメント
 Foster…とは、「育てる」という意味である。つまり今回は陸上自衛隊第11音楽隊が札幌市立啓北商業高等学校吹奏楽を指導し、彼らを育てた成果を披露するというコンサートである。両者の演奏、そして合同の演奏を興味深く聴いた。
 
      
 本日(2月25日)午後、かでるホールにおいて道民活動センターが主催する「第12回 かでるde かなでる Foster Concert」が行われ 、友人たちと誘い合って参加した。
 これまでも何度か参加したことがあるコンサートだが、今年は前記のとおり陸上自衛隊第11音楽隊札幌市立啓北商業高等学校吹奏楽部を指導し、育てるコンサートだった。
 案内によると、啓北商業吹奏楽部が第11音楽隊の練習箇所である自衛隊の音楽堂に出かけて指導を受けたということだった。その際の動画も会場に流されたが、各パート毎に真剣な指導がなされていたようだ。

  
  ※ 第11音楽隊のキタラでのコンサートの情景です。写真はNGのため、プログラムから拝借したの鮮明ではありません。

 本日は第1部で、それぞれが単独で演奏し、第2部では両者合同での演奏が披露された。例によって演奏された曲目を紹介すると…、
【第1部】
 ◆札幌市立啓北商業高等学校吹奏楽部
  ◇Y.ヴァンデルロースト/アルセナール
  ◇清水依与吏/クリスマスソング
  ◇清水依与吏/水平線
  ◇大橋卓弥、常田慎太郎/奏
  ◇タケカワ・ユキヒデ/銀河鉄道999

  


◆陸上自衛隊第11音楽隊
  ◇團伊玖磨/祝典行進曲
  ◇近藤礼隆/風がきらめくとき
  ◇伊福部昭/バンドのための「ゴジラ」ファンタジー

  
【第2部】 合同演奏
  ◇酒井格/たなばた
  ◇福田洋介/さくらのうた
  ◇東海林修/ディスコ・キッド
  ◇V.マッコイ/アフリカン・シンフォニー
〈アンコール〉◇B.クルー、R.ゴーディオ/君の瞳に恋してる
 以上だったが、啓北商業の吹奏楽部は3年生が卒業して15人の小世帯だったが、それぞれの技量がしっかりしているためか、意外と言っては失礼だが15人でもそれなりにしっかりした音を出していたように思われた。第11音楽隊の指導の成果だろうか?

   
   ※ 札幌市立啓北商業高等学校吹奏楽部の皆さんです。3年生部員も含まれた写真のようです。

 一方の第11音楽隊の方は、それはもうプロであるから推して知るべし40人編成の堂々たる音楽を披露してくれた。その中、「バンドのための「ゴジラ」ファンタジー」は過日COCONO SUSUKINO内の「TOHOシネマズ」の “轟音スクリーン” で観た「ゴジラ-1.0」を彷彿とさせてくけるような迫力あるトロンボーン、ユーフォニューム、コントラバスの轟音のような低音が印象的だった。 
 また、合同演奏では啓北商業の生徒さんたちは第11音楽隊に臆せずに堂々と演奏していたのが印象的だった。また、第11音楽隊は指揮者の石丸さんの配慮と思われるが、ソロパートのほとんどを啓北商業の生徒に任せていたところ配慮が伺えた。きっと啓北商業の生徒たちにとっては忘れることの出来ない感激の一日だったのではないだろうか?
 二つの吹奏楽団による硬軟織り交ぜた曲の数々を聴かせていただき楽しいひと時を過ごすことができた。 

札幌市近郊スキー場巡り №9 フッズ(Fu’s)スキー場(札幌市)

2024-02-24 20:04:06 | スポーツ & スポーツ観戦
 当初予定はしていなかったのだが、数日来の降雪もあってコンディションが良いのではと考え、急遽出かけることにした。けっして大きなスキー場ではなかったが、バラェティに富んだ斜面が広がっており、リフト料金も良心的(?)でかなり満足度の高いスキー場だった。
   
  ※ フッズスキー場のコースマップです。

 札幌市内にあるスキー場で唯一も未体験だったのが「フッズ(Fu’s)スキー場」だった。
 このスキー場に併設されているオリンピックのリュージュコースにはずっと以前に「体験教室」があった時に一度来ていたが、スキーは未体験だった。
 このスキー場は国道からも良く見え、妻が大学時代にスキー授業で体験し「大変な急斜面がある」と言っていたので「体験しなくては!」と思いながらも何故か未体験だった。

  
  ※ フッズスキー場のセンターロッジです。(コースマップでは「コアキウス」と表示されています)

 土曜日ということで混雑が心配されたが、スケジュールも空いていて、大量の降雪でコンディションも良いと判断し、藤野まで車を走らせた。
 スキー場はゲレンデ下のロッジからコ―ス全体が見渡せるほどの規模で、けっして大きなスキー場とはいえない。しかし、スキー場上部の急斜面は少しオーバーに云えばそそり立つように聳えて見える。

   
   ※ センターロッジからはスキー場全体が見渡せます。

 リフト券を購入する際に「2時間券」という券種があったのが嬉しかった。これまでの体験から、私の場合は体力的にも2時間程度がちょうど良いと思っていたからだ。(他のスキー場では短くても4時間券である)
 私はまずいつものように足慣らしから始めるために、ゲレンデ左の「第一ペアリフト」を利用した。このリフトを降りたところはゲレンデ左の第一ペアリフトを利用した。このリフトを降りたところは「ファミリーコース」と称して、完全な緩斜面だった。スキーやスノーボードの初心者には最適の斜面である。かなり多くの人たちが利用していた。

  
  ※ こちらは「第一ペアリフト」でリフトの右に広がるのが「ファミリーコース」です。

 ここを一本だけ滑り、すぐに「第一ロマンスリフト」、「第二ロマンスリフト」を乗り継いで山頂に立った。そして「パノラマコース」を滑り降りたのだが、ここの斜面が期待していた斜面とはまったく違っていた。
 なんと斜面が氷化していてガリガリだったのだ。僅かに雪が降った形跡はあるのだが、それは先に滑ったスキーヤーによって削られ、最大斜度28度の「パノラマコース」は恐怖の斜面となっていた。こうなると今の私の体力・技術ではお手上げである。恐る恐る滑り降りた。その後は「マイルドコース」に移り、楽しく滑った。

  
  ※ 上部は「ダイナミックコース」、下部は「クリスタルコース」、柵で囲まれたところはモーグルコースです。

 体験のためにその後にこのスキー場の最大斜度38度の「ダイナミックコース」も状況は「パノラマコース」以上に酷かった。

  
  ※ ダイナミックコースの最上部から藤野の市街地を一望したところです。

 その後は、この二つのコースを避けて滑り続けた。一部の若い上級者を除き、多くのスキーヤーは私と同じ中級レベルの斜面を滑る人が多かったようだ。
札幌都心からは少し離れているが、土曜日とあって多くのスキーヤーが訪れていてスキー場は賑わっていたが、さまざまな斜面が揃い、それぞれのレベルに応じたスキーを楽しむことができるフッズ(Fu’s)スキー場だった。

【フッズスノーエリア(Fu’s Snow Area) 概要】
◇〒047‐0023  札幌市南区藤野473-1
    我が家から約16km。国道230号線を定山渓に向かって走り、藤野地区の外れにスキー場の看板があり、そこを左折して直進するとスキー場に到達する。 
 ◇リフト    3基(全てペアリフト)
 ◇リフト券   2時間券(シニア)1,000円
 ◇体験日       2月24日(土)

《追記》
 今回のスキー場巡りで、札幌市内のスキー場5つ(札幌国際、サッポロテイネ、藻岩山、ばんけい、フッズ)のスキー場を全て体験することができた。と同時に札幌市以外の近郊7つのスキー場も体験した。これで私の今回のプロジェクトは一応の完成をみた。あるいはこれで私のスキー人生の完了となるかもしれない…。

北翔大学ウインドオーケストラコンサート

2024-02-23 19:37:07 | ステージ & エンターテイメント
 北翔大学ウインドオーケストラは単なる部活やサークルのオーケストラではないそうだ。奏者たちは北翔大学の教育学科音楽コースの学生で、授業で「合奏」を履修している学生によって編成され、その授業の成果発表会としてのコンサートという位置付けだったが、十分にその力を発揮したコンサートだった。

    

 本日(2月23日)午後、北翔大学円山キャンパスで「第6回 北翔大学ウインドオーケストラコンサート」が開催された。当初、予定はしていなかったのだが円山キャンパスが我が家から近いことと、無料だということもあり急遽駆け付けてみることにした。
 円山キャンパスには専用のホールはないのだが、多目的のホールがあり、そこに移動階段式の客席を設置してのコンサートだった。客席は満席に近い200名程度が詰めかけていた。オーケストラは44名という本格的な編成だった。
 演奏された曲目を紹介すると、
【第1部】
 ◇西邑由紀子/Key West Pink!(キー ウェスト ピンク)
 ◇西邑由紀子/STAR SHIP(スター シップ) ―星の舟-
 ◇酒井格/たなばた
【第2部】
 ◇A.Reed/Second Century(セカンド センチュリー)
 ◇久石譲、木村弓/Spirited Away(スピリテッド アゥエイ)《千と千尋の神隠し》より
 ◇G.Gershwin/“Porgy and Bess” Selection  歌劇「ボギーとベス」セレクション

 
 ※ ウェブ上で第4回のコンサートの写真を見つけました。同じような雰囲気だったので掲載しました。

という内容で、第1部は日本人作曲家による作品を、第2部では吹奏楽に編曲されたオペラの作品を演奏したということで、いずれもが授業で取り上げ、作品の背景や歴史を調べ、さらには作曲家の意向に沿った演奏を心掛けるように留意したということだった。
 聴いていた私には伝統的なクラシック音楽とは違い、曲調が難しく感じられ演奏の巧拙を判断することが正直にいってできなかった。その中、第2部の「Second Century」はマーチ風だったこともあり聴きやすく、オーケストラの演奏技術の素晴らしさも感得することができた。
 そして、そのことを確信したのがアンコールで演奏した吹奏楽の名曲J.スーザ作曲の「星条旗よ永遠なれ」を演奏した時だった。おそらく彼らにとっては中学、高校時代に何度も演奏した曲だろう。リラックスした中で演奏したこともあったからだろうか?素晴らしい演奏を披露してくれ、彼らの演奏技術の素晴らしさを感ずることができた。
 コンサート終了後、このコンサートが 「北翔大学ウインドオーケストラコンサート」としての演奏が最後となる4年生16人に後輩から花束が贈呈された。
 卒業する彼らの今後の音楽人生にとって北翔大学で学んだことが生かされることを願いたいと思いながら会場を後にした。

札幌市近郊スキー場巡り №8 小樽天狗山スキー場(小樽市)

2024-02-22 19:05:48 | スポーツ & スポーツ観戦
 天狗山スキー場も朝里川温泉スキー場と同様に私にとってはいわく付きのスキー場である。私は今日、実に44年ぶりに天狗山スキー場を訪れ、スキーを楽しんだ(?)当初は良い日を選んだと喜んだのだが、結果としては最悪の日に天狗山に訪れたことになった…。
   
※ 天狗山スキー場の全体図です。旧コースの斜度が38度、新コースが40度だそうです。

 例年以上に雪解けが早く進んでいるとメディアなどが伝えるので、内心少々焦っていた。私のスケジュールを睨みながら、なんとか今シーズン中に天狗山スキー場を訪れたいと思っていた。そこで本日(2月22日)、雪模様ではあるが「大した雪にはならない」と判断してスキー場に向かった。
 リード文でいう「いわく付きのスキー場」とは、実は天狗山というとその昔、全日本スキー指導員検定の会場だったのだが、天狗山の急斜面は受検者たちにとっては「恐怖の急斜面」と恐れられ、語り草になっていたスキー場だったのだ。幸いなことに、私が受験した1979(昭和54)年からは会場が朝里川温泉スキー場に変更となり、私はその恐怖を味わうことなく指導員の資格を得た。無事に合格した後、「先輩たちが恐れた斜面を滑ってみよう!」と受験者仲間を誘って天狗山スキー場を訪れたのだが、噂に聞いた斜面を見て私たちは驚き、「こんな斜面で受験しなくて良かったぁ」と仲間内で胸をなでおろしたことを記憶している。
 そうした思い出のある天狗山スキー場だが、ゲレンデに立ってみるとやはり天狗山スキー場は立っていた。雪は降ってはいるも、小雪状態で見通しも効いた状況だった。

  
  ※ 天狗山のスキー場の下からスキー場全体を見た図です。

 早速リフト券を購入し(リフト・ロープウェイ共通4時間券)を購入し、まずは足慣らしにBのロングラインコースを滑るためにペアリフトを利用した。このリフトがかなり長いリフトなのだ。ロープウェイより長くデータによると長さ1,094mあり、10分も乗り続けるという長いリフトだった。

  
 ※ 天狗山上部のファミリーコースでは小樽市の小学生のスキー授業が行われていました。

 そして山頂付近のAの「ファミリーコース」という初心者コ―ス、それに続くBの「ロングラインコース」を滑り降りた。このコースは中級者コースとなっており、かなり気持ち良く一気に滑り降りた。コース状態はちょうど前夜から降った雪が10cm程度積り、数日来の暖気で融け、そして凍った斜面を覆い、ちょうど良いコンディションだった。「この時期にしては良い雪の状態で滑ることができる」と私は喜んだのだが…。
 2本目はDの「旧コース」という上級者コースに挑んだ。ここは斜度が38度だそうだ。今の私にはまったく歯が立たない急斜面である。こうしたコ―スへ入った時の自分が情けない。気持ちが斜面に負けてしまって、まるで初心者のような滑りしかできないのだ。自らの衰えを自覚させられる瞬間である。その後、Cの「バンビコース」に入って滑り降りた。

  
  ※ 新コースの滑り出しの箇所ですが、ロープが張り巡らされていました。
  
  ※ 新コースの終盤のところからコ―スを見上げたところです。屋根はカフェ・ショップなどが入るロープウェイの山頂駅です。

 3本目はロープウェイを利用した。私はこのスキー場巡りの自分に課した流儀に従い、全てのコースを体験しようと思っていたのでEの「新コース」を滑ろうと思った。ところが滑り出すところにロープが張り巡らされ、コースに入れなくなっていた。そういえばリフト券売り場で「滑走禁止の箇所があります」と注意を受けたのが、その場所だったようだ。(こんなところに雪解けが進んでいる影響があった)仕方がないので再び「旧コース」を降りたが、言葉通りに滑ったのではなく降りたのだった。

  
  ※ ロープウェイの山麓駅です。意外に地味な建物でした。

 この頃から雪が激しくなった。山の形容が判別できないくらいの激しい降りとなった。私はロープウェイ降り場のカフェ・ショップに避難して様子を見ることにした。それほどお腹が空いていたわけではなかったが、時間稼ぎも兼ねて「味噌ラーメン」を食することにした。

  
  ※ 写真は良くありませんが、味噌ラーメンと野外の吹雪の様子です。
  
  ※ ロープウェイの山頂駅にはスキー資料館が併設され、歴代のスキーが陳列されていました。
  
  ※ 同じく、天狗山にちなんで天狗のお面が展示されていました。

 しかし、雪は止まない。むしろ益々激しくなってくるようだった。いつまでもカフェに留まっているわけにはいかない。意を決して私は一度滑り降りることにした。ファミリーリフトを利用して山頂まで上がり、ロングラインコースを滑り降りたのだが、降雪が激しくて滑るコースの判別が付かないのだ。昼間なのにスキー場がライトを点灯してくれていて、そのライトの光を頼りになんとか滑り降りることができた。
 滑り降りてロッジで一休みしようと考えたが、一方で「無理することはない。もういいかな?」という思いが勝って、潔くスキーを外した。リフト券はまだ2時間分も余っていたが…。

  
  ※ 駐車2時間で我が愛車はご覧のとおり雪まみれでした。

 結局、本日はスキーをするには最悪のコンディションになってしまったということだ。私としては、ここ天狗山スキー場で今シーズンの滑り納めと考えていたのだが、どうも納得いかない思いも強い。できるならコンディションの良い時に “もうひと滑り” との思いが強くなってきた。さあ、どうしょうか?? 
 天狗山スキー場はけっして大規模なスキー場ではないが、何といっても急斜面が売りのスキー場だ。この山で育った高校生スキーヤーがスラローム系では国内大会を席巻した時代があった。この山で鍛えて、小樽勢が復活することを期待したい。
【グリーンランドホワイトパークスキー場 概要】
◇〒047‐0023  小樽市最上2丁目16-15
  我が家(札幌)から約38km。小樽の市街地からそう離れていない住宅地        
  のすぐ傍に立地。ナビに導かれて訪れたこと、複雑な道順だったこともあ 
  り詳しい説明は不可能。
 ◇ロープウェイ 1基
 ◇リフト    2基(ペアリフト1基、シングルリフト1基)
 ◇リフト券   リフト・ロープウェイ共通時間券
            共通4時間券(シニア) 2,800円

 

 


市民健康教育講座「糖尿病総論」

2024-02-21 16:37:31 | 講演・講義・フォーラム等
 重症化すると足壊疽、脳梗塞、狭心症、あるいは腎症(人工透析)など、怖~い怖~い病のもととなる「糖尿病」についてのお話を伺った。「糖尿病」から遠ざかるために何か必要なのか?そのヒントを伺った。
     
 本日(2月21日)午後、西区民センターで開講された「市民健康教育講座」に参加した。このところ意図的に「市民健康教育講座」に参加するようにしている。やはり加齢とともに自らの健康のことが気になりだしたのだ。
 本日は、札幌孝仁会記念病院の牧田興志医師「糖尿病総論~糖尿病はなぜ放置してはならないのか?正しい知識で正しく怖がりましょう~」と題してお話された。
 講義はまず「糖尿病とは?」というお話から始まった。糖尿病とは「血液の中のブドウ糖濃度が高い状態(高血糖症状)」のことを指すのだが、その高い血糖値を下げるホルモンがインスリンなのだが、インスリンは膵臓から分泌されているという基本的なことを教わった。ところがそのインスリンが膵臓から正常に分泌されなかったり、分泌されたインスリンそのものが機能を発揮できなかったりしたときに「糖尿病」を発症するということだそうだ。
 さて私にとって最も関心があった高血糖症状とは、どのような状態(自覚症状)を言うのかというと、「倦怠感、口渇、多飲、多尿、足先のしびれ」などを自覚した際には血糖値を調べてもらうことだと強調された。よく尿検査で糖尿病が診断できるとも言われてきたが、それは俗説であり「スクリーニング検査」を受けることだと牧田氏は強調された。

       
       ※ 講義をする牧田興志医師です。

 もし仮に「糖尿病」と診断されたら、「糖尿病」自体は現代医療では「治す」ことはできないという。そこで怖いのは「合併症の発症・進行を抑える」ことだという。
 糖尿病治療の3本柱は「食事療法」、「運動療法」、そして「薬物療法」だという。
 このうち、まずは「食事療法」、「運動療法」で改善を図ることが先決であり、「薬物療法」は先の二つで改善が認められなかった場合に取り入れる治療法である、と強調された。
 「食事療法」や「運動療法」については、さまざまな他の病気、症状においても共通している部分が多いように思われ、私もできるだけ気を付けるようにしているが、一層気を付けて生活する必要があることを痛感した。
 今回の講座を受講し、私には今のところ自覚症状はないが、機会があれば一度「スクリーニング検査」なるものを受検し、現在の自分の血糖値を知っておきたいと思った。
 講座の中で牧田医師も触れられていたが、糖尿病が進行し、合併症など発症してしまうとQOL(生活の質)の低下を招いてしまう。そうならないために留意することの大切さ学んだ講座だった。

直木賞受賞作品「ともぐい」を読む

2024-02-20 14:19:13 | 本・感想
 作品の冒頭からぐいぐいと惹き付けられた。これほどの骨太の文章が女性の手によって紡がれたとは!道民にとっては最大・最強の害獣ヒグマとの壮絶な闘いを繰り広げる “熊爪” になり切ったかのような作者のリアルな表現に惹き込まれた。

      

 令和5年度下半期(第170回)の芥川賞・直木賞の受賞作が1月下旬に発表された。その直木賞受賞作に北海道在住の河崎秋子さんの「ともぐい」が選ばれたが、その文体が話題を呼んでいると聞いた。話題作ということで受賞発表後は店頭からすぐに姿を消したと聞いていた。一日も早く読んでみたいと思っていたが、入手は困難かな?と思っていた。それでも「あるいは?」との思いから2月入ったある日、書店を覗いてみたらなんと店頭に山積みとなっていたのを見て喜んで購入した。
 読み始めてみると、冒頭から河崎ワールド全開だった!その冒頭を紹介すると…、

 鼻から息を吸い込む。決して音を立てぬように深く。零下30度の冷気は鼻毛と気管を凍てつかせ、氷塊のように体の中を滑り落ちていく。夜明け頃、一日でもっとも気温の下がる時間帯。その外気が肺を冷やして脳髄を鮮明にしていく。
 肺に満ちた空気を、ゆっくりと細く吐く。温かく湿った息は口元を覆った髭に細かな氷の粒を作る。
 熊爪は深い呼吸を三度、繰り返した。

 主人公の熊爪がヒグマと対峙する場面である。
 私はこの「ともぐい」を読みながら、作者の河崎氏は別海に生まれ、大学を卒業した後も別海に住んでいたと聞いていたので、「きっと河崎氏は熊撃ちの経験がある方に違いない。そうでなければ、こんな迫真のある場面描写はできないはずだ」と思い込んでいた。
 ところが2月のある日、北海道新聞に河崎氏が「直木賞を受賞して」という一文を寄稿していた。それによると、河崎氏は鉄砲を撃った経験も、ヒグマと戦った経験もないという。

    
 ※ 受賞直後の記者会見での河崎氏です。牛の姿が描かれたTシャツ、そしてイヤリングイヤリングに河崎氏のこだわりがあったと新聞は伝えていた。

 そして河崎氏は「作中の描写の要素になったのは、実際の猟師さんたちが書かれた手記や私の山歩きの僅かな経験によるものだ。あくまでフィクションである」と述べている。
 なるほど別海町は熊との距離も近く、日常的に熊のことが話題になるような地であることは容易に想像できる。そうした地で育ち、生活してきた河崎氏にとっては、例え体験はなくとも迫真のシーンを表現する素地は無意識のうちに育まれていたのかもしれない。
 そして河崎氏は断言する。「それで(フィクション 註:私)いいと思っている」と…。そしてさらに「現実と空想を混ぜて物語と為す。それこそ最も人の心に届きやすい道だと私は思い定めて小説を書いてきた」
 舞台は明治の北海道の僻地。熊撃ちだけが生きる糧だった熊爪(名字ではなく、同じく熊撃ちだった養父に名付けられた愛称のような名である)のヒグマとの闘い、そして彼の山の中での生活を骨太の文章で描き切ったものである。
 河崎氏は10年前くらいから執筆活動を始められていたようで札幌市図書館にも蔵書が10数冊あるようだが、さすがに時の人である。全てが貸出中だった。折を見て、また彼女の作品に接してみたいと思っている。