ボランティアのプロなんて意味としては矛盾を感じられるだろうか。その意味するところは、専門家とか、本職という意味ではなく、そのボランティアの様が専門的に見えたということである。札幌商工会議所の観光ボランティアガイドの方々のプロ精神を見た思いだった。
※ 今回の実習で、時計台の道路向かいにあるビルのテラスから写真を撮ることが認められていることを初めて知りました。
10月27~28日の両日、かでる2・7において「道民カレッジ称号取得者セミナー」が開催されて参加した。
ここでいう「称号取得者」とは、道民カレッジの連携講座などで100単位以上を取得し、学士・修士・博士などの称号を取得した人を指すという。現在その数は全道で394名だそうだが、そのうち今回の参加者は32名と意外と少なかった。
セミナーの趣旨は、連携講座等で自身にインプットするだけではなく、学びの成果をアウトプットすることによって社会参加の道を勧めようとする思いが、主催者である道民カレッジ事務局にあったのだと理解した。
※ 時計台の資料展示室で、札幌時計台が建てられた当時の札幌農学校の様子をジオラマで表していたところを撮りました。
セミナーはまず、札幌商工会議所の国際観光部次長の荻野祥一氏が「観光ボランティアとおもてなしの心」と題して基調講演をされた。
基調講演自体は、札幌市が観光都市としていかに魅力ある都市であるか、ということについて数字的な裏付けも示しながら話されたが、私にとっては特別目新しいものではなかった。
私が注目したのは、荻野氏の講演に続いて話された札幌商工会議所の観光ガイドボランティアを実際にされている三人の方々のお話だった。
まず三人の方がそれぞれガイドとしての知識が豊富であるということが伝わってきた。さらにガイドとしての資質を高めるために自己研鑽を自分に課していること。そして何より観光ガイドとして自らが楽しんでガイドを務めていることが伝わってきたのが印象的だった。
第一日目の午後は、その観光ガイドによる実際の市内観光名所に赴いてガイドぶりを拝見することだった。観光名所として「道庁赤レンガ庁舎」、「札幌時計台」、「北大植物園」の3か所が取り上げられ、班に分かれてそれぞれガイドボランティアの方のガイドぶりを拝見することだった。私は特別な理由はなかったが、「札幌時計台」コースを選択した。
※ 紙芝居をされている方は札幌国際プラザのボランティアの方で、普段は日本語以外で紙芝居を披露しているとのことでした。
この「札幌時計台」コースを担当した多田という女性ガイドの仕込みが素晴らしかった。私たちのガイドを担当するということで、事前に札幌時計台と打ち合わせをしていて、私たちのために札幌時計台の誕生にまつわる紙芝居を要請したり、時計台の鐘が鳴る仕組みや、時計のゼンマイを巻くところなどを見せていただく手配をしていただいていた。つまり仕込みをしっかりされていたということだ。
多田氏には可能な限りのサービスを提供するという姿勢をみせていただいた思いである。さらに時計台の中の展示についても詳しく、我々の質問に対しても豊富な知識から適切に答えていただいた。
そうした思いは、他のコースに参加した人たちも同様だったようだ。
翌日の演習において、他のコースに参加した人たちからも同様の感想が寄せられた。
こうした方々の活躍が観光都市札幌の名声をより高めていくうえで大きな力になっているのだろうなあ、という思いを強くした。
※ 実習の最後は、札幌市役所の19階の屋上から、ビル群に囲まれた札幌時計台を上から眺めて実習は終了しました。
ボランティアというと、ちょっと以前まではアメリカの有閑マダムなどが、閑にまかせてやるものといったイメージが私の中では強かった。
ところが時代を経て、日本の中でもそのような考え方がずいぶんと、しかも加速度的に広がってきたように思える。そのことは、日本の社会が良い意味で成熟してきた証だと私は思う。
まさに時代は「あなたは誰かのために、何ができますか?」を問うている。(自画自賛?)
私の場合は、これから資格(札幌シティガイド検定)を取得して、さらに研修を重ねてガイドボランティアを志すには年齢を経過ぎたきらいがある。
私がこのセミナーから学んだことは、例えボランティアといえども、やるからにはプロフェッショナル的な心構えで取り組まねばならないということを教えられた思いである。
そうした心構えを忘れずに、これまで取り組んできた道立美術館前歩道の美化のボランティアを一日も長く続けることが、私が地域社会に貢献できる唯一のことかなぁ、と今回のセミナーに参加して思いを新たにしたところである。
※ 今回の実習で、時計台の道路向かいにあるビルのテラスから写真を撮ることが認められていることを初めて知りました。
10月27~28日の両日、かでる2・7において「道民カレッジ称号取得者セミナー」が開催されて参加した。
ここでいう「称号取得者」とは、道民カレッジの連携講座などで100単位以上を取得し、学士・修士・博士などの称号を取得した人を指すという。現在その数は全道で394名だそうだが、そのうち今回の参加者は32名と意外と少なかった。
セミナーの趣旨は、連携講座等で自身にインプットするだけではなく、学びの成果をアウトプットすることによって社会参加の道を勧めようとする思いが、主催者である道民カレッジ事務局にあったのだと理解した。
※ 時計台の資料展示室で、札幌時計台が建てられた当時の札幌農学校の様子をジオラマで表していたところを撮りました。
セミナーはまず、札幌商工会議所の国際観光部次長の荻野祥一氏が「観光ボランティアとおもてなしの心」と題して基調講演をされた。
基調講演自体は、札幌市が観光都市としていかに魅力ある都市であるか、ということについて数字的な裏付けも示しながら話されたが、私にとっては特別目新しいものではなかった。
私が注目したのは、荻野氏の講演に続いて話された札幌商工会議所の観光ガイドボランティアを実際にされている三人の方々のお話だった。
まず三人の方がそれぞれガイドとしての知識が豊富であるということが伝わってきた。さらにガイドとしての資質を高めるために自己研鑽を自分に課していること。そして何より観光ガイドとして自らが楽しんでガイドを務めていることが伝わってきたのが印象的だった。
第一日目の午後は、その観光ガイドによる実際の市内観光名所に赴いてガイドぶりを拝見することだった。観光名所として「道庁赤レンガ庁舎」、「札幌時計台」、「北大植物園」の3か所が取り上げられ、班に分かれてそれぞれガイドボランティアの方のガイドぶりを拝見することだった。私は特別な理由はなかったが、「札幌時計台」コースを選択した。
※ 紙芝居をされている方は札幌国際プラザのボランティアの方で、普段は日本語以外で紙芝居を披露しているとのことでした。
この「札幌時計台」コースを担当した多田という女性ガイドの仕込みが素晴らしかった。私たちのガイドを担当するということで、事前に札幌時計台と打ち合わせをしていて、私たちのために札幌時計台の誕生にまつわる紙芝居を要請したり、時計台の鐘が鳴る仕組みや、時計のゼンマイを巻くところなどを見せていただく手配をしていただいていた。つまり仕込みをしっかりされていたということだ。
多田氏には可能な限りのサービスを提供するという姿勢をみせていただいた思いである。さらに時計台の中の展示についても詳しく、我々の質問に対しても豊富な知識から適切に答えていただいた。
そうした思いは、他のコースに参加した人たちも同様だったようだ。
翌日の演習において、他のコースに参加した人たちからも同様の感想が寄せられた。
こうした方々の活躍が観光都市札幌の名声をより高めていくうえで大きな力になっているのだろうなあ、という思いを強くした。
※ 実習の最後は、札幌市役所の19階の屋上から、ビル群に囲まれた札幌時計台を上から眺めて実習は終了しました。
ボランティアというと、ちょっと以前まではアメリカの有閑マダムなどが、閑にまかせてやるものといったイメージが私の中では強かった。
ところが時代を経て、日本の中でもそのような考え方がずいぶんと、しかも加速度的に広がってきたように思える。そのことは、日本の社会が良い意味で成熟してきた証だと私は思う。
まさに時代は「あなたは誰かのために、何ができますか?」を問うている。(自画自賛?)
私の場合は、これから資格(札幌シティガイド検定)を取得して、さらに研修を重ねてガイドボランティアを志すには年齢を経過ぎたきらいがある。
私がこのセミナーから学んだことは、例えボランティアといえども、やるからにはプロフェッショナル的な心構えで取り組まねばならないということを教えられた思いである。
そうした心構えを忘れずに、これまで取り組んできた道立美術館前歩道の美化のボランティアを一日も長く続けることが、私が地域社会に貢献できる唯一のことかなぁ、と今回のセミナーに参加して思いを新たにしたところである。