田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ワンコインランチ紀行 44 オムライス&カフェ エスプーマ

2019-03-31 16:56:58 | ワンコインランチ紀行 

 サッポロファクトリーのアトリウムに面した一店である。全36種から選べるオムライスの中から、ベーシックなものをオーダーしたが、オムライス本来の美味しさを感じさせてくる一品だった。

           

          ※ エスプーマのエントランスはサッポロファクトリーのアクアリウムに面していた。

 3月27日(水)、サッポロファクトリーのユナイテッドシネマズで映画(「翔んで埼玉」)を観た後、同じサッポロファクトリーに入店しているオムライス専門店の「エスプーマ」を訪れた。

           

          ※ 店内からはアクアリウムとの間に壁はなく、オープンな雰囲気である。   

 ランパスメニューは「選べるオムライス」(通常価格810円~918円)であるが、36種の組み合わせの中からチョイスできるシステムになっている。36種とは、ライスの種類が3種(①パエリア味、②バターキノコ味、③トマトケチャップ味)、ライスのサイズが2種(①Sサイズ、②Mサイズ)、そしてソースが6種(①じゃがいもソースのエスプーマ仕立て、②かぼちゃソースのエスプーマ仕立て、③えだまめソースのエスプーマ仕立て、④牛肉入りデミグラスソース、⑤えびとキノコのホワイトソース、⑥トマトケチャップソース)の中から自由に組み合わせができるシステムになっていた。つまり36通りの組み合わせが可能ということだ。

               

               ※ 組み合わせが自由にチョイスできるシステムだった。

 私がチョイスしたのは、ライスがトマトケチャップ味、サイズがMサイズ、そしてソースは牛肉入りデミグラスソースとベーシックな組み合わせとした。

          

          ※ ご覧のようなおしゃれな盛り付けのオムライスです。

 出てきたオムライスは大きな皿の横にちょこっとサラダを載せ、デミグラスソースがお皿いっぱいに広がり見た目もおしゃれな感じである。

 味の方も期待に違わずケチャップのライスとデミグラスソースの組み合わせが抜群で満足の一皿だった。

 食事をしているときに、テーブル上にあった告知が目に入った。「食事をしたお客様にはミニパフェ500円のところ350円で提供します」という告知につられオーダーした。というのも、友人が「今度一度〆パフェを味わいたい」と話していたので、その前に試してみようと思ったのだ。ミニではあったが、私には十分の量だった。

          

          ※ ちょっと地味目のミニパフェですが、中にブルーベリーが入っていました。          

【オムライス&カフェ エスプーマ データー】 

札幌市中央区北2条東4丁目サッポロファクトリー3条館B1

電  話  011-271-2299

営業時間  11:00~22:00

      (ランチ 11:00~15:00)

      (ランチパスポート可能時間11:00~14:30)

定休日   サッポロファクトリーに準ずる 

座席数   60席(テーブル席)

駐車場   有(サッポロファクトリーの駐車場 2,000円以上で4時間無料)

入店日  ‘19/03/27

 


孫たちと円山動物園の象を見物

2019-03-30 15:26:02 | 札幌(圏)探訪

 国内最大級と称される象舎で像たちは伸び伸びと過ごしているように見えた。11月30日にミャンマーから到着した4頭の象たちが、新しい環境に慣れる訓練を終え、去る3月12日にオープンをしたばかりの象たちに逢ってきた。

           

          ※ 円山動物園の象舎の見取り図です。(ウェブ上から拝借しました)

 昨日(3月29日)孫娘たち(8歳、4歳)が遊びに来た。彼女たちがやってくると、我が家はすっかり彼女たちに振り回される。私も何も手につかず、ただただ彼女たちの嬌声の相手をしなければならない。

          

          ※ 西門から入ったところにあったところで孫娘たちをパチリと。

 ときおり雪が舞い気温も低かったが、午後から晴れ間も覗いたため予定通り円山動物園に向かった。春休みで混んでいるかもと思ったが、さすがに寒さもあってだろうか?それほどでもなかった。

          

          ※ 象舎の屋内放飼場の外観です。

          

          ※ こちらは暖かくなると開放されるであろう屋外の運動場です。

 さて、象舎である。相当に大きな象舎だった。資料によると屋内面積は2,000㎡だそうである。建物は2階建てになっていて、まずは2階へ導かれる。するとさっそく窓越しに象たちを見ることができた。屋内放飼場にいたのはシュティン(27歳・メス)とニャイン(5歳・メス)の親子象だった。シュティンは空中に吊るされた飼葉を長い鼻を操って食事中だった。ニャインは母象のお腹のあたりをまさぐり、お乳をねだっているように見えた。

          

          ※ 広々とした屋内放飼場の様子です。手前にはプールも見えます。

 一方、放飼場内に設けられた柵の向こうにはパール(15歳・メス)か、シーシュ(10歳・オス)のどちらか分からなかったが、やはり食事中だった。もう一頭はニュースによると、まだ私たちの目には触れないところでデビューの準備中ということらしい。

          

          ※ 屋内放飼場で寛いでいた(?)親子象です。柵の向こうにもう一頭見えます。

          

          ※ 母親像のシュティンです。

 屋内放飼場は大きな象たちがいても十分に広さが確保されていて、象たちはあまりストレスを感ずることなく、歩き回れるように思えた。また、国内では初めてという屋内プールも備えているのが大きな特長ということだが、そのプルーで泳ぐ象を目の前で見ることができる施設も完備されていた。

          

          ※ 写真のように空中に吊るされた飼葉を長い鼻を操って入手していました。

 象舎を一回りし、何度も動物園を訪れている孫娘たちは、その後「こども動物園」で動物たちと触れ合おうとしたのだが、寒さもあってかなわず、早々に動物園を後にした。

 私たちシニアや、小学生は入園料が無料である。暖かくなって、象たちが屋外で暮らすようになったときに再訪してじっくりと観察してみたい。


ワンコインランチ紀行 43 Café BEAN’s

2019-03-28 15:29:30 | ワンコインランチ紀行 

 本格的な煮込みハンバーグと共に、ライス、みそ汁、漬物はもちろんのこと、サラダ、小鉢が二つ付き、その上コーヒーも付くとあってお得感が満載のランチである。フレンドリーなママとの会話も楽しい。

           

 我が家のテリトリー(?)である桑園地区にあるカフェである。この日私は桑園の整形外科に通院の帰途のランチで寄ることにした。大きな看板などがなく、店を探すのにやや苦労した。

 店内はアンティークな家具が並び、ガイドブックによるとブルックリンスタイルのお店だということだ。このお店は予約してから訪れるシステムということだったが、私は予約していなかった。しかし、「時間がいただければ…」ということで入店させていただいた。

          

 このお店のランパスメニューは「煮込みハンバーグ定食」(通常価格800円)である。お店はママさん一人で調理・接待をこなしていたため先客の対応もあって、やや時間をおいてからハンバーグ定食が運ばれてきた。運ばれてきた定食の品数を見てちょっと驚いた。煮込みハンバーグは鉄鍋に載って熱々が出てきた。そしてご飯、みそ汁、漬物はもちろんだが、サラダに小鉢が二皿も付いていた。デミグラスソースで煮込んだハンバーグは文句ない美味しさだった。またサラダや小鉢も丁寧に作られていることをしのばせてくれた。

          

 そして食後にコーヒーである。コーヒーも本格的におとしたドリップコーヒーである。ちょうど他のお客さんが退店して私一人だったこともあり、ママさんが気軽に話しかけてきた。「これまでランパスでどちらへ行かれましたか?」とか、ランパスを発行しているPOROCOの話になって、私が以前にPOROCOに掲載されたカフェ巡りの話をしたときに、訪れた共通のカフェが石蔵カフェ「ROGA」だったことで盛り上がったりとかで、フレンドリーなママさんの人柄にも触れることができた。

          

 ランパス価格でなくとも十分にお得感が感じられるお店だった。

 

【Café BEAN’s データー】 

札幌市中央区北7条西15丁目1-6

電  話  011-688-6860

営業時間  11:30~20:00

      (ランチパスポート可能時間11:30~14:00)

定休日   日曜、祝日 

座席数   20席(テーブル席・カウンター席)

駐車場   無

入店日  ‘19/03/26


札響スプリングコンサート

2019-03-27 16:39:00 | ステージ & エンターテイメント

 フルオーケストラではない、各パートごとのアンサンブルの札響を聴くのは初めてだった。私たちには新鮮に聴こえたし、奏者たちもリラックスしていて、楽しめた。新しい札響の魅力を知った思いだった。

                

 3月26日(火)夜、北海道東急会が主催する「札響スプリングコンサート」が札幌コンサートホール(通称:キタラ)の小ホールで開催され、運良く招待券が舞い込んだので鑑賞することができた。

 コンサートは大きく、木管アンサンブル金管アンサンブル弦楽アンサンブルの三部構成となっていた。

 第1部の木管アンサンブルはフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットに、金管のホルン、さらにはピアノが加わった6人編成だった。演奏曲はブーランクの「六重奏曲」だったが、素人の私の耳にはやや難しく感じた一曲だった。面白いな、と思えたのは木管楽器の中に唯一入った金管のホルンの音がよく聴こえてきたことだった。 

 第2部の金管アンサンブルからは楽しいコンサートになってきた。金管アンサンブルはトランペット(2人)、ホルン、トロンボーン、チューバ、パーカッションのやはり6人編成だった。最初のクレボスの「スピリット・オブ・ブラス」は金管の良さを引き出すにふさわしい一曲だった。続いてアンダーソンの「フィドル・ファドル」はパーカッションの入川奨さんが叩くマリンバにフィーチャーした一曲で、マリンバの名手の演奏はいつ聴いても「スゴイ!」の一言である。さらには若手トランぺッターが吹く「トランペット吹きの子守歌」も耳慣れた一曲でトランペットの良さを感ずることができた。圧巻は金管アンサンブルが最後に映画「ボヘミアンラプソディ」で一般人にまでその名を広めたクイーンを取り上げたことだ。「クイーン名曲集」と銘打って「Bicycle Race」「Save Me」「Bohemian Rhapsody」の3曲を演奏したが、私には「Save Me」が編曲の良さもあって最も心に響いた一曲だった。 

 第3部の弦楽アンサンブルは大編成だった。第1ヴァイオリンが4人、第2ヴァイオリンが3人、ヴィオラ2人、チェロ2人、コントラバス1人の12人編成だった。最初のジャンゴ・ラインハルト作曲の「マイナースイング」は、ヴァイオリンの若手の熊谷勇大さんにフィーチャーした一曲で、熊谷さんの演奏はまるでポップス系の演奏のようにノリノリの演奏スタイルだった。バック演奏に回った他の方々も身体をスイングさせ、楽しそうな演奏ぶりが伝わってきた。最後の曲となったブリテン作曲の「シンプル・シンフォニー」は弦楽の良さを十分に引き出す一曲だった。特に第2楽章では全員が弓をおいて、弦を爪弾くだけの演奏が印象的だった。 

          

 それぞれの部で、演奏者のMCも入り、ステージも客席もリラックスした雰囲気で楽しいコンサートとなった。アンコールは(残念ながら曲目がメモできなかった)全員がステージに登場して2曲披露してくれた。

 札響はオーケストラで聴くことがもちろん基本であるが、アンサンブルで演奏することによって違う魅力を私たちに伝えてくれることが分かった。これからも機会があれば、アンサンブルでも札響を楽しみたい。

 

早とちりした話

 統一地方選は私の住む札幌でも道知事選、道議会議員選、札幌市長選、札幌市議会議員選が同時に行われる。先日、その選挙の入場券が送られてきた。早々投票を済ませてしまおうと思い、今日期日前投票所になっている中央区役所分館に出かけた。投票所に着いてからある事実が判明した。その事実とは、知事選、市長選は期日前投票が可能だが、道議員選、市議会議員選は投票ができないという。二つの選挙はまだ告示前だったのだ。が~ん。

 結局私は知事選と市長選だけの投票を済ませ、道議員選、市議会議員選は他日を期すことにした。早とちりによって二度手間となってしまった。ガックリ……。みなさん早とちりしないでください。

          

 


私の体験や学びを語る会 3月編

2019-03-26 14:29:23 | 「めだかの学校」関連

 85歳まで現役生活を続けた方、「めだかの学校」に入った動機を語った方、若いころ携わった漁業について語った方と、今回もまたさまざまな人生を聴いた。そして私もまた今回はスピーカーの一人としてお話する機会を得た。 

 3月25日(月)午後、私が所属する「めだかの学校」は2月に続いて4回目となる「私の体験や学びを語る会」があった。今回でこの企画は最終回だったが、今回は私を含め4人の方がスピーカーを務めた。 

 最初に登場したのは90歳の人生を振り返って」と題してお話されたT氏だった。T氏は当年90歳だそうである。T氏は非常に元気で、とても90歳には見えず矍鑠(かくしゃく)としている。T氏は山形出身で北海道に来るつもりはまったくなかったそうだが、偶然がいたずらしてか人生の大半を北海道で過ごすことになったようだ。T氏は長い人生の中で3度の転機があり、49歳で大企業を退社して畑違いの建設会社で16年在職して65歳で定年を迎えたが、そのとき携わっていた仕事の特殊性から請われて勤務会社を変えてメンテナンス業務にそれから20年携わり、85歳になってようやく仕事を終えられたということだった。それにしても85歳まで現役と凄い!十分に社会に尽くされた人生と言えるのではないだろうか。

          

 続いては「私がめだかの学校の魅力にひかれたわけ」と題してO女史がスピーカーを務めた。O女史は「めだかの学校」に関わる某女史から誘いを受け、「めだかの学校」の存在を知ったという。「めだかの学校」はO女史が求めていたことと波長がぴったりと合い、すぐさま入会を決めて現在に至っているという。O女史は言う。「めだかの学校と出会えて、学校の開校日(毎月2回)が待ち遠しい」と…。これからも「めだかの学校」が、そこに集う人たちにとって意味ある存在となるよう皆で高め合い、楽しみ合っていきたいものである。 

 3番目に登場したのは「利尻での漁業生活を振り返る」と題して話されたS氏である。S氏も生年を聞くと本年で83歳ということだが大変元気な方である。S氏は道北の利尻島出身だという。利尻では実家が漁業を営んでいた関係から自然に漁師の道に進んだそうだ。現代と違い、交通事情(船の便)も良くなかったことから、文明から閉ざされたような島の生活だったようだが、それだけに牧歌的な日常を懐かしがられた。利尻島での漁はニシン漁に始まり、ウニ、コンブ、テングサと漁のサイクルが紹介された。その中でもS氏にとっては、当時はかなりの豊漁だったニシン漁について詳しく話していただいた。その後幾多の変遷の後、札幌に転居されたようだが、若き時代に過ごした利尻島の生活をとても懐かしんでおられたのが印象的だった。

           

 さて、最終スピーカーとなった私はというと、やはりこの2月に6年間をかけてようやく完成をみた「冬の石狩川河岸を遡る」しか思い浮かばなかった。その内容のほとんどは拙ブログでレポしたとおりであるが、発表内容を27頁のパワーポイントにまとめて発表させてもらった。時間が押していて、皆さんがどのような感想を持たれたのか知る由はなかったが、ある意味で一つの生き方を提示することができたのでは、と思っている。 

 これで会員による「私の体験や学びを語る会」は一応の終止符を打ったが、私にとっては非常に興味深い企画だった。また少し時間をおいて、同様の企画が持ち上がって、皆さんのお話を聴くことができたらなぁ、と思っている。


ワンコインランチ紀行 42 ひこま豚 食堂&居酒屋 Piggy Boo

2019-03-25 16:32:12 | ワンコインランチ紀行 

  「ランチパスポート札幌」がまた始まった。参加店数は過去最高の115店だという。有効期限は3月20日から6月21日までの3か月間である。今回もまたワンコインランチを求めて、市内のあちこちを巡り歩いてみよう思っている。

  いわゆるカツ丼のカツを分割したものだが、カツ丼そのものである。それがみそ汁、香の物と一緒に提供されるのだから、コンビニのカツ丼よりお得感満載である。お勧めの一店である。

  中央区の南2西3というと札幌の中心部である。その中心部のビルの地下一階に出店しているのが「ひこま豚 食堂&居酒屋 Piggy Boo」である。ガイドブックによると、「ひこま豚」とは、森町の自社農場で育てたブランド豚を指しているとのことだ。

          

          ※ 店は階段を下りた直ぐのところが入り口となっていました。

 客席34だからそれほど大きな店ではないが、ホールスタッフを3人配置していて、なかなかの繁盛店らしい。私が入店したのは午後1時ころだったが、次から次へと入店するお客さんがいた。

          

          ※ 店内はいくつかに区切られていて、私のような個人はカウンターに導かれました。

 この店のランパスメニューは「バラカツ丼定食」みそ汁・小鉢付き(通常価格900円)である。少し時間をおいて出てきた「バラカツ定食」はおしゃれな器に盛られて出てきた。カツがカットされて出てきたので“バラカツ”かと思ったが、実際は豚のバラ肉の豚カツを甘ダレで煮込んだものだからそう名付けられたようだ。

          

          ※ ランパスメニューは「バラカツ丼定食」ですが、みそ汁、漬物付きでした。

 食してみると、やわらかな食感でなかなか美味しかった。みそ汁、香の物とも満足の味である。

 カツ丼というと、最近はコンビニでも調理されて販売されている。しかし、同じワンコインでお店で食せるこちらの方がはるかにお得感が大きい。カツ丼が食したくなったらまた来店してみようと思う。 

           

          ※ メニューの一部ですが、とてもリーズナブルな料金設定だと思います。

【ひこま豚 食堂&居酒屋 Piggy Boo データー】 

札幌市中央区南2条西3丁目ティアラ・ドゥビルB1

電  話  011-205-0223

営業時間  ランチ 11:30~14:00

      ディナー 17:00~23:00

       (ランチパスポート可能時間11:30~14:00)

定休日   水曜日 

座席数   34席(テーブル席・カウンター席)

駐車場   無

入店日  ‘19/03/23

 


オペラ 土方歳三 最後の戦い 再演

2019-03-24 20:20:08 | ステージ & エンターテイメント

 幕末に函館で散った土方歳三はその生きざまから多くのファンを得ている。その土方の函館での最期をオペラ化した舞台を北海道教育大学では実験劇場という形で公開した舞台を私は再度観劇することができた。

             

 3月23日(土)午後、札幌市民交流プラザSCATSにおいて「北海道教育大学・実験劇場 マドリガーレ・オペラ『土方歳三 最後の戦い』~義に殉じた男~(演奏会形式)」が上演された。

 私は昨年8月、札幌市教育文化会館で上演された同じ演目の舞台を観てとても感動したしたこともあり、再演で再度の感動をと思い観劇することにした。ただし、今回は演目の最後に( )書きで「演奏会形式」となっているように、オペラのように出演者が舞台で演ずることのない形式だったこと、ストーリーをイメージするために舞台にイメージ画が場面ごとに映し出された点が前回とは異なっていた。

 実験劇場と称するだけあって、まず第一部として舞台や背景を理解するためのプレレクチャーが約30分間行われた。そこでは台本・演出・構成を手掛けられた塚田康弘北海道教育大教授のリードにより、原作の広瀬るみ氏(皮膚科医)、作曲・指揮の二宮毅(福岡教育大教授)、背景画を担当された舩岳絋行氏(北海道教育大准教授)がそれぞれ作品を創り出すうえでの背景を語った。

 それから休憩をはさんで、9名のキャスト、9名の室内合奏団による舞台が始まった。キャストはいずれも教育大学で教鞭をとる方や研究生ばかりである。室内楽の方は教育大の音楽コースで専門に演奏技術の習得に励んでいる方と本格的な構成である。

 塚田康弘氏の朗々たる語りによって榎本武揚が率いる旧幕府軍に帯同する土方歳三と明治新政府軍の戦いを9人の歌手と室内楽によって格調高く演じられた。

          

          ※ カメラNGのアナウンスがなかったので、一枚だけ舞台の様子を撮らせていただいた。

 ただ、感想を正直に述べさせていただくと、やはり動きのない「演奏会形式」の舞台は前回の舞台に比べてやや物足りなさを感じたのは事実だった。また、会場のSCATSは演奏会場というよりは練習会場ではないのだろうか?客席はパイプ椅子を並べた席で鑑賞に相応しい会場だったか?と問われれば疑問符が付く。前回、8月に素晴らしい舞台を観させていただいていただけに、私の中で期待が大きく膨らんでしまったきらいがないわけではない。

 演じた(歌った)キャストの方々、演奏したプレイヤーの方々のレベルは相当なもので、そうした質の高い芸術に接することができたことを率直に感謝したいと思う。


毒毒毒毒毒毒毒毒毒 展(もうどく展)

2019-03-23 20:24:42 | イベント

 毒毒毒…、と毒の字が九つも重なるネーミングのインパクトに毒されて足は自然に展覧会に導かれてしまった。展示されている毒々しい虫や動物、魚、はては植物など、近寄ることも恐ろしい猛毒たちの数々だった。

                

         ※ ポスターに今回の呼び物「スローロリス」が不気味な大きな目でこちらを見ています。

 恥も外聞もかなぐり捨ててどこにでも出没する田舎オヤジである。昨日(3月22日)から5月7日までの日程で札幌パルコにおいて「毒毒毒……もうどく展」が開催されるという告知を知った。ベタなネーミングと思われる方もいるかと思われるが、インパクト抜群のネーミングに惹かれてしまった。私は特別に特異な生き物のマニアでもなく、毒に対する興味もない。ただ、ただそのネーミングに惹かれただけなのだ。

          

          ※ 札幌パルコ7階に設けられた「もうどく展」の会場の外側です。

 今日(3月23日)午前、札幌都心の「札幌パルコ」に赴いた。7階の会場には土曜日とあって親子連れがたくさん詰めかけていたが、入場料800円を払っていざ会場の中へ。

 最初に登場したのは「ドクウツボ」だった。表示にはそれぞれ毒を含む割合が5段階評価で表示されていたが、ドクウツボは確かレベル3だったと記憶している。

          

          ※ 最初に登場した「ドクウツボ」です。

 ちなみに最高ランクのレベル5(死亡する危険性が高い)の評価を受けていたのは、「ハナミノカサゴ」「ニシキミナシ」「スベスベマンジュウガニ」「スイセン」(他にもありましたよ!)などだった。

          

          ※ ハナミノカサゴ

           

           ※ ニシキミナシ

           

           ※ スベスベマンジュウガニ

           

           ※ スイセン(一番左側の植物)

 展示されていた生き物は合計で30点くらいあった。カメラでの撮影はOK(フラッシュはNG)だったので、私は全てを撮ったつもりだったが、飼育や展示の関係から室内は暗くしたあったため、掲載に耐えない写真もあるため、一部のみを掲載することにする。

          

          ※ ミズクラゲ

          

          ※ ヤッコエイ

          

          ※ オオブタハナスベヘビ

          

          ※ アメリカンドクトカゲ

          

          ※ サンゴソリハナベビ 

          

          ※ ファイアサラマンダー     

          

          ※ ゴライアスバードイーター

          

          ※ オオムカデ

          

          ※ ダイオウサソリ

 残念だったのは、ポスターにも写されている「スローロリス」を写そうとかなり粘ったのだが、後ろ姿しか見せてくれないために残念ながら断念した。

          

          ※ 最も大きな展示物のスローロリスですが、ご覧のように良く写っていません。ポスターで勘弁を!

 私にとって、怖いもの見たさにちょっとだけ覗いてみようと思った「もうどく展」だったが、関心のある方にとっては垂涎の展示会なのかもしれない。興味のある方はぜひ会場に足を運んで楽しんでみる価値があるようにも思うのだが…。


ワンコインランチ紀行 41 Beyond Age 北22条店

2019-03-22 18:09:06 | ワンコインランチ紀行 

 「ランチパスポート札幌」がまた始まった。参加店数は過去最高の115店だという。有効期限は3月20日から6月21日までの3か月間である。今回もまたワンコインランチを求めて、市内のあちこちを巡り歩いてみよう思っている。

 簡素なトッピングながらコクのある深い味わいのスープは絶品で、白米との相性も良かった。おしゃれな空間でスープカレーがワンコインで楽しめるとはお得感いっぱいだった。 

          

 またまたランチパスポートが始まり、その第一弾として地下鉄北24条駅近くの「Beyond Age 北22条店」を訪れた。この日私は北24条駅周辺をウォーキングしたのだが、その際のランチとして利用したのだ。

 店内に入ると店全体がとてもおしゃれな落ち着いた空間となっていた。

          

 この店でのワンコインメニューは「チキンキャベツカレー」(通常価格750円)である。

スタッフが、スープ、辛さ、そしてライスの量をチョイスできるとアドバイスをいただいたので、私はオリジナルスープ、辛さは2番(普通)、ライスは普通盛りでお願いした。

 ほどなくして出てきたカレーは、鶏のレッグに、キャベツ、そしてレンコンだけという簡素なトッピングである。普通スープカレーというと1,000円以上が常識のようで、ワンコインというのはあり得ない価格なのだ。だから簡素なトッピングも仕方がない。

          

 しかしスープに違いはない。とてもコクがあり深い味わいで、ライスとの相性もとても良かった。私は辛さが苦手なので2番というのも私に合っていたようだ。

 食べ終えたときには体が多少火照っていたが、辛さはほとんど感じなかった。

 カレーの味も、店の雰囲気も、スタッフの応対も全てに満足できた一店だった。

 なお、Beyond Ageとは、直訳すると「年齢を超えて」というような意味のようだ。意味するところは、年齢を超えて誰もが美味しいと感ずるようなお店です、というような意味なのだろうか?

           

【Beyond Age 北22条店 データー】 

札幌市北区北22条西5丁目2-32

電  話  011-790-8182

営業時間  ランチ  11:00~15:00

      ディナー 17:00~21:30

       (ランチパスポート可能時間11:00~14:45)

定休日   水曜日のディナー 

座席数   40席(テーブル席・カウンター席)

駐車場   有(2台)

入店日  ‘19/03/21

 


札幌ぶらり散歩 77 エントランスはマンションの顔?

2019-03-21 16:34:26 | 札幌ぶらり散歩 & Other

「札幌ぶらり散歩」とは、札幌市内の歩道のできるだけ未体験のところを歩くことによって、新たな発見や心に留まった光景などをレポートしようとするものである。という書き出しで2014年から2015年かけて私は盛んにレポートしていた。それがナンバー76でぱったりと止まっていた。このところ運動不足を感じていた私は、はたとその当時のことを思い出した。「そうだ!夏に向けての体力づくりと、札幌の中の未体験ゾーンを探ってみようと、再び「札幌ぶらり散歩」を再開しようと決意し、本日早速北区界隈をぶらぶらと歩いてみた。 

 いたるところにマンションが林立している北区である。近くに北大があるからだろうか、若者向けと思われる意匠を凝らしたマンションが目立つ。そんな中、エントランスに特色を出したマンションに出合った。

  マンション風の建物の前に何やら意味不明の鉄骨が立っていた。青いペンキが塗られた鉄骨が2本交わるように立っていた。まったく実用性は感じられない。北大が近くにあるので、若者向けに特色を出そうとしたのだろうか?そうとしか考えられないマンションのエントランスである。

               

           

 続いて今度は、真っ赤に塗られた鉄骨の登場である。こちらはマンション自体の壁がコンクリート打ち出しのまま壁と真っ赤な鉄骨である。明らかに若者向けにアピールしたマンションではないか、と推測してみた。こちらの鉄骨はマンションの駐車場の出入り口に設置してあったから、あるいは高さ制限の意味もあるのかな?

               

           

 こちらは前記二つに比べるとややおとなしい感じを与える黄色い鉄骨(モニュメント?)である。それにしても、みんな原色を使用している意味が良くわからない。やはり若者向けということなのだろうか?

           

最後におまけで民家のエントランスを飾るアーチである。冬枯れの状態だが、夏になると蔓バラなどが彩るのだろうか?それとも蔦の絡まる歓迎アーチ??

          

 夏の長距離ウォークを想定して初日ながら16キロも北区界隈を歩き回ったのだが、気になる光景や新たなる発見が少なかったようだ。北24条付近は街が開発されてからまだ日が浅いということなのだろうか?もう少し北区にこだわり新たな発見をしてみたいと思う。