マル鉄回顧録

鉄道写真・鉄道模型を始め、バスやトラックなど、乗り物中心のブログです。昔の写真はマル鉄鉄道写真館で再編集しています。

189系国鉄色 幻の「あずさ銀嶺」

2008-12-28 00:44:24 | 特急型電車(直流)
こんばんわ。
今年も今日を入れてあと4日。早いもんです。年賀状も全部は書き終わっていません。これから少し書くか・・・。

さて、今日は『え?』って題名ですよね。ほとんど聞いたことが無い列車名だと思います。

以前、ちょっと話題になって調べたことがあったのですが、181系時代に1シーズンだけ「あずさ銀嶺」という名称の特急列車が走ったことがあるようです。※ヘッドマークは特別用意されなかったようです。

「シュプール○○」と言うのは比較的末期のスキー列車に用いられた名称で、昭和40年代から50年代は「○○銀嶺」とか「○○スキー」という名称が一般的でした。
ただし、特急列車でこのような名称は殆どなく、私が実際に知っている或いは見たことがあるのが「やまばと銀嶺」と「新雪」くらいなもんですかね。「あさま銀嶺」は愛称幕として準備されているのは知っていましたが、どうも運転実績は無いようです。



昭和52年 上野駅にて 189系 「あずさ銀嶺」??

私が未だ中学生のとき、上野駅で列車を撮影していると、方向幕がグルグルと回っていたんです。そしたら、「あずさ銀嶺」なんて当時は聞いたこともない列車名が出てきたので慌てて撮ったのがこの写真です。

前述のとおり、189系になってからは「あずさ銀嶺」の運転実績は無く、特に中央本線方面へは夜行急行「アルプス」が頻発されていたために、あまりスキー列車的名称の設定は無かったように思います。のちに「シュプール白馬」といった一連のシリーズでは運転されたことがありましたが・・・。

昭和53年10月改正でイラストマーク化された際には、当然にして「あずさ銀嶺」が図案化されている筈も無く、まさしく『幻のヘッドマーク』になってしまったのですね。

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ローカルな風景 第35回 (国鉄:広尾線)

2008-12-27 01:18:39 | ローカルな風景
こんばんわ。
今日は仕事納めでした。1年、終わってしまえばあっという間ですね。今日から9連休になるわけですが・・・普段は夏休みでさえそんなに連休なんて取れない、人生を充電できる日数なのですが、年賀状を書いたり掃除をしたりしていると、これがあっけなく終わってしまうんですよね。

さて、今日は久々のローカルシリーズです。
北海道ではもう既に冬本番を迎えているようですが、かつて厳寒の北海道に憧れて旅をした記録の中から、今日は国鉄「広尾線」を拾ってみました。

広尾線は、根室本線の帯広駅から南下し、終点の広尾駅まで84.0kmを有する比較的に距離の長いローカル線です。昭和4~7年にかけて開業・全通しました。
計画では日高本線の様似駅と結ばれ苫小牧~帯広間を直通することになっていたようですが、様似~広尾間は鉄路が敷設されることは無く、国鉄バスがその接続を担っていました。
森進一さんが一世を風靡した「えりも岬」も、本当は鉄路が直ぐ近くまで通る予定だったんですね。

※すべて昭和56年3月16日撮影です。


広尾駅にて キハ22首都圏色 2連

終点の広尾駅で撮った記念写真です。北海道では珍しく、車体前面にナンバーが付いていないキハ22形です。
この時点ではまだ貨物営業もしており、ホームの途切れた向こう側には何両もの貨車が留置されています。




この2連のどちらかの車両のサボを撮ったものです。
昭和56年2月当時の時刻表を見ると、5往復設定されているすべての列車が帯広~広尾間を直通運転しており、途中折り返しの設定はありません。片道の所要時間は約2時間で、2本の列車が行ったり来たりしていたようです。




愛国駅の駅名板。『愛の国から幸福へ』というキャッチフレーズで全国的にも有名になり、切符は売れるわ、歌は発売されるわの一大ブームを巻き起こしました。私が未だ小学生の頃だったかもしれません。ちなみに、歌を歌っていたのは「芹 洋子」さんです。

本数の少ないローカル線ゆえに途中下車するにも行かず、ただ通過するのみの同駅でしたが、偶然にも座っていたボックスシートの脇に駅名板が止まったので、なんとかコレだけでも撮ることができました。

国鉄広尾線は、全国的にも有名な路線にはなったわけですが、やはり赤字であることから第2次特定地方交通線に指定され、昭和62年2月1日をもって惜しまれつつも廃止されてしまいました。

鉄道ブログランキング ← 昨日はありがとうございました。今日もよろぴこ!
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ED75牽引「ゆうづる」 補記

2008-12-26 01:17:14 | ブルートレイン:機関車・客車
こんばんわ。
外は強烈な風が吹いていて、今日の寒さを予感させますね。かなり冷え込みそうです。

過去ログ http://diary.jp.aol.com/marutetsu/461.html にて ED75牽引「ゆうづる」 についてアップしたことがありましたが、『最初で最後の撮影』と言い放ったにも拘わらず、ボツネタからスキャンした画像にもう1枚のED75牽引の「ゆうづる」の写真が出てまいりました。



昭和63年2月23日 東北本線 千曳~野辺地間にて ED75牽引「ゆうづる」

せっかく雪景色の中を走る良いシーンだったのですが、何を血迷ったかメチャクチャ早いタイミングでシャッターを切っており、これでもかなりトリミングして大きくしています。
しかも、カラーバランスが非常に悪く、修正があまり利きませんでした。

ちなみに、前回アップした写真はこちら。



昭和62年8月初旬 東北本線にて(撮影地不詳) ED75716牽引「ゆうづる3号」



昭和62年8月初旬 東北本線にて(撮影地不詳) ED75729牽引「ゆうづる1号」

昭和62年に撮影した際は両方とも700番代でした。最後に撮った雪のシーンは130番代(画像からは特定できない)であり、シチュエーションとしてはこちらの方が良かった筈なのに、なんでこのように中途半端に撮ったのか非常に悔やまれるところです。

しかも、これだけED75牽引のシーンを撮っていながら、肝心の上野口でEF80牽引末期やEF81牽引の「ゆうづる」を撮っていないのですから、一体何を考えて行動していたのでしょう。
1つ言えることは、『駅撮りは子供の撮る写真』みたいな意識をずっと持っていました。
今となっては、この発想が自分の首を絞めていたということにもなりますね。

鉄道ブログランキング ← 昨日はヒヤヒヤしました。今日もよろぴこ!
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Fe4納会&撮影記:最終章「岳南鉄道」篇

2008-12-25 10:09:12 | 写真撮影
おはようございます。
今日は有給をいただいて、安心してしまったせいでしょうか、年賀状を印刷しながらねてしまいました・・・。

遅くなってしまいましたが、今日は岳南鉄道の写真を一気に12枚アップします。


須津駅にて 7002

新幹線の撮影が終わったlineさん http://diary.jp.aol.com/qegbrh4/ 、takeさん http://do-raku-oyaji.cocolog-nifty.com/blog/ 、シービーさん http://blogs.yahoo.co.jp/mrcbcross14/MYBLOG/yblog.html と私の一行は、取り敢えず終点の岳南江尾駅に行くために下り電車に乗ります。
元井の頭線の両運改造7002です。



岳南江尾駅にて 7002



岳南江尾駅にて 8001

終点の岳南江尾は無人駅です。構内はそこそこの広さがあり、かつては貨物とかの扱いもあったようですが、今はただ折り返しの基点駅。駅の直ぐ横には新幹線の高架があり、轟音を立てて通過して行きます。
朝方に1度だけ見た2両編成の8001も、昼間はお休みのようです。



岳南富士岡駅にて ED291

往きの車内からも見えたので、帰りに車内から撮りました。
貨物列車の基点は次の比奈駅ですが、機関区等は岳南富士岡駅にあるようです。駅舎側の江尾寄りに機関庫があり、出番の無い車両が寝ていました。そして、側線にはED291がお休み中です。
このED291は既に廃車になっているのでしょうか、良く架線を見ると、感電防止用或いは通電防止用のようなカバーがついており、パンタが上がっても通電しないようにしているようです。



比奈駅にて ED403

朝方に吉原駅で休憩していたED403が比奈駅に戻ってきていました。走行しているところを撮ってみたかったですね。





比奈駅にて ED501

工場の専用線に繋がる側線で待機していたED501の貨物列車が、ホーム側へ転線してきました。慌てましたね。しかも、時間ギリギリの入換えで、ホームの定位置に着くなり、いきなり発車してしまいました。構図を考えている時間もなかった・・・。






比奈駅近くには廃車体を利用した倉庫があります。かなり風化しており、悲惨ですね。
動かない車両は劣化しやすいので、車両を有効利用している地方私鉄では良く見られる光景ですね。





比奈駅構内にて ED501&ED403

駅付近の散策をしたり、記念に乗車券などを買っていると、先程出発して行ったED501がまた帰ってきました。構内の転線の様子を見守りながら、落ち着いたところでジックリ撮影です。
運が悪いことに、構内のつくりが逆光でどうもキレイに撮れないんですよね。こういう茶色の機関車は、順光か薄曇のほうが撮り易そうです。



比奈駅にて 7003

この7003だけはヘッドマークが無い、オリジナルの姿です。
この時点で15時少し前ですが、オフ会に向かうための移動を開始しなければなりません。
名残惜しいところではありますが、この7003に乗って帰途に着くことにします。


今回の撮影は、風があったにして大変暖かい1日だったので、苦無く撮影が出来ました。夕方までの時間制限の関係で最後は慌しくなってしまいましたが、初めて訪問した岳南鉄道と富士山&新幹線は大変良かったと思います。天候に恵まれたのが何よりの成果だったと思います。

このあと、line事務局長の地元で瑞穂さん http://diary.jp.aol.com/u6nztwns4v/723.html 夫妻を交えてオフ会となりました。
延々4時間、宴は盛り上がり、その熱を冷ますようなシービーさんのギャグ。寒暖が平均するように上手くできているのね。
そのうち他のメンバーが醜態を晒すような画像をアップしてくれるのではないかと期待しながら撮影記を終えます。

鉄道ブログランキング ← ウワァ~、めちゃくちゃランキング落ちてるぅ。
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Fe4納会&撮影記:やっぱり「のぞみ」は500系でしょ篇

2008-12-24 01:20:08 | 写真撮影
こんばんわ。
Fe4納会&撮影記の続きで、今日は新幹線篇です。

吉原駅から岳南鉄道に乗り込んだ一行。先頭の特等席に陣取ったtakeさん http://do-raku-oyaji.cocolog-nifty.com/blog/ は展望ビデオの撮影。

近くに陣取っていた私はその様子を見ていたのですが、隣に座っていた方から話しかけられました。どうやらもう引退されているようですが、国鉄→JRで機関士をされていたそうです。現役時代はEH10も運転したことがあったそうです。

私も元国鉄職員ということで話が弾んでしまったのですが、気になるのは向かいで展望ビデオを撮影中のtakeさん。
この方、声の通る方で、私は声を拾われないようにボソボソと話していたのですが、この方の声はかなり拾われてしまった様子。私はビデオに目線を送りながら話していたのですが、この方には通じなかったようです。

上りの500系「のぞみ」の通過時間が迫ってきたこともあり、途中の「須津(すど)」駅で下車。撮影地に向かいます。

風はありましたが、快晴でスッキリ晴れ渡る空に浮き上がる富士山を見ながら、そのときを待ちます。

※撮影は、すべて平成20年12月20日です。


下り N700系

まずは構図の確認とスピードの慣れ。少し離れているので、比較的タイミングは取り易そう。



上り300系

構図的にはこちらに合わせなければいけません。ん?ピントが合っていない・・・。



500系 「のぞみ6号」

1往復しか撮れないので、失敗が許されないカット。
止めた位置、車体の光具合も重なってバッチリ! 


このあと昼食を摂って再び出場。昼食の様子はtakeさんがアップしてくれたので↑のリンクから覗いてみてください。



500系 「のぞみ29号」

午前中と場所をずらしてみたのですが、なかなかアングルが決まらない上に、案山子が2匹画面内に入ってきたので処理に手間取りました。
ビデオをセットしたりしている間に500系の通過時間になってしまい、この1カットだけになってしまいました。

在り来たりの絵かもしれませんが、ビデオもどうぞ。

[[youtube:P0mfCzoZK4o&hl=ja&fs=1]]

まるで鉄道模型を撮影しているような感じになってしまいました。(笑)
今回は体調不良のため三脚を持っていかなかったのですが、やはり三脚が無いと撮影にも自由度がなくなりますね。無理しても持って行くべきだったかも・・・。

次は最終章の岳南鉄道篇です。

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