昨夜未明から早朝にかけて、バケツの水を窓に何度も思いっきり叩きつけられるような暴れ雨。
怖くて睡眠不足になった。
もっと激しい豪雨による災害に見舞われた地はさぞかし恐怖だった事だろう。
一生懸命にガムシャラに頑張って得た成果。
それには飛び上がらんばかりに狂喜する。
だが、見合う評価が伴わないと不平不満が生まれる。
やる気をなくす。
大概は、頑張る→成果→評価→頑張る→成果→評価→∞
時には、伸び悩むこともあり成果に陰りが出る。
スランプ。
また頑張って乗り越える。
継続は力なり、なんてことが言われる。
そうやって人は成長する(ようだ)。
わたしは、全然だ。
残量99パーセントを残したまま、ぐーたらしている。
この状態が小学2年孫Aに、そっくり。
彼の宿題をしない姿勢とまるで同じ。
あり余る時間を持ちながら、刻一刻と残り僅かになった宿題タイム持ち時間を無駄に費やしてしまっている。
最後の最後まで時間を使いきり、あらん限りのエネルギーを宿題をしないことに使い果たす。
ついに宿題をしないままにタイムアウトとなり、母親にしこたま怒られている。
重い罰則も与えられているが、泣いて喚いてあがき抵抗する。
ちょちょいのちょいと、彼の力量の1パーセントにも足りるか足りない程度のエネルギーで、その宿題はこなせる。
あの嫌がり方、抵抗は何なんだろう?
嫌なものは嫌!!テコでもしたくない!!というものか。
厄介な時期である。
誰にもそんな時期はあるのだろう。
息子にも、頭が痛い時があった。
孫Aと似たような年頃。
当時、息子はマヨネーズが大嫌いで大の苦手。
何が何でも食べない、食べられない。
実母は、好き嫌いの芽は幼いうちから摘まなければならないという信念、使命感を持ち、否応なく力づくで羽交い締め状態で、床に幼稚園児を引きずり回してまでも、嫌いなものを食べさせようとした。
あの母、毒親だ。
自分の子供たち(わたしたち)にだけ毒親ぶりを発揮すればよいものを孫にまで強制措置は及んだ。
わたしは、あっけにとられてポカンと見ていたのではなかろうか。
(洗脳DVの結果の無抵抗ではない)
よくまあ人の子供(=孫。しかも他人の血が混じっている)に、日頃育てているわけでもないのに、手を出し足を出し、何の権利があって、、、と。
動物園で檻の中の動物がケンカしているような光景か。
別に母を止めるわけでもなく、ただただ茫然としていた。
ああ、この母、、、オーマイゴッド。
こういう動物に育てられた狼少女のわたしは、理性のカケラもない反面教師を目の前に、自分の道を歩いたんだろう。
(多少、自虐脚色、入ってます)
嫌いなものでも食べなければいけない。
NHKテレビアニメ「忍たま乱太郎」に出てくる「食堂のオバチャン」の決め台詞「お残しは許しまへんでぇ〜」
あれそのものであるが、悪いことは言ってないと思う。
この方針。
ちなみに、話が途中で逸れるが孫Aは、何でもかんでも嫌いなものでも全て食べる。
かなり親の教育が行き届いているように思う。
食べない時は病気の時だけなので、体調管理のバロメーターになる。
と、それはさておき、、、
息子は(彼の祖母からの)虐待にも近い体罰を受けながらも、マヨネーズは断じて口にしない。
たぶん、マヨネーズを食べないことが許されないのではなく、マヨネーズがかかっていた食べ物を食べなかったから母は根性を叩き直そうとしたのではないかと想像する。
母は、言って聞かす理詰め説得タイプではなく、口より先に手が出るタイプ。
主張は悪くないが、方法が悪い。
母は考える葦ではない、直情型野蛮人そのものである。
(機会さえあれば噴き出す、いまだ癒されぬ傷を持ち続ける怨み節、、、)
息子はマヨネーズが大嫌いだったが、地域の子供会でイベントがあった時に、マヨネーズが入ったハンバーガーを食べる機会があった。
それを食べられなくて、さらに、店員さんに「マヨネーズ抜きにして下さい」と要望を言えず、にっちもさっちも行かなくなっていた。
わたしが関与しない事なのにピンチに陥るといつも「お母さんのせい!」と言ってありったけの不満をぶつけてくる。
ぼかぼか足で蹴ってくる。
家庭内暴力の小さな芽?
小学1年から2年ぐらい、ずっとややこしい時期だった。
反抗期なんだろう。
とても鬱陶しい時期で困っていた。
子育てでもっと苦労されているお母さんから見ると、取るに足らないようなレベルだと思うが。
その当時の息子の姿と孫Aが重なる。
心身の成長過程で自分ではコントロールできない何かに反抗しているのだろう。
パイプにモノが詰まったような状態で、水がジャーっと流れず、四苦八苦。
流れないのに更に続く圧力。
詰まったモノが溶けるか分解されるか、はたまたパイプが太くなるか、しばらくは水を流さないか、なんらかの変化が生じたら、また元のように流れるようになるのだろう。
そうでなければ、壊れてしまう。
誰にでも成長期には色々ある。
孫Aも宿題をまともにするには、1年ぐらいはかかるかと思う。
コロナ自粛で3ヶ月も学校が休みだったから、子供たちもストレスが溜まっていることだろう。
逆に息子は、勉強は何の抵抗も摩擦もなく素直にすんなりスラスラ行った。
人には人の、子供には子供の特性があるようだ。
脳の中身が少しイビツなのは当たり前。
ましてや、子供。
1年に10センチ以上背は伸び、目に見えて体は大きくなり、成長しているプロセスには、いろんなラグみたいなものがあるだろう。
無いほうが恐ろしい。
娘も娘婿も根気よく感情に左右されず子育てしているのを見ると、頭が下がる。
サジを投げて甘やかすほうが、ずっと楽だ。
いやはや、負うた子に教えられ、である。