蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

憧れ

2020-07-12 | ブログ
gooユーザーサービスで「アピールチャンス!」というものがある。
ランダムにやってくるチャンスに勇気を出してアピールすると、わたしのブログは、世間の(gooユーザーの)皆さんの興味にはカスリもしないで、透明人間のごとく、完全ノックアウト、スルーの憂き目に遭う。
が、中には良い出会いもある。
(ただし、一方通行)

普段は、わたしはブログ村エッセイしか読みに行かない。
時折、gooアピールチャンスに現れる未知のブログを開いてみる。
その時、開いて見ようという気になるのは、写真とタイトル。
そして読んでみて面白かったら、過去記事に遡る。
だが、ブックマークするには至らない。
一期一会である。
あれもこれもと、どんどん手を広げない。
わたしのキャパシティの問題もある。

アピールチャンスで初めて見たブログ。
70歳代の未亡人。
丁寧な暮らしに憧れた。
自然体そのものがハイソ、上流の香り。
わたしが夢に描く見本のような毎日だった。

もしわたしが、今のわたしの年齢で憧れたとしても、大統領や大統領夫人にはなれない。
科学長官にもなれない。
ハナから、生まれた時から憧れたこともないが。
外国暮らしは憧れたとしても、能力的に無理なので、憧れリストからは遠に抜け落ちている。

憧れというのは、ほんのすこしだけ努力したり、背伸びしたりすると手に入るかも知れないようなこと、レベル。
段階的に長期計画を立てて、夢を実現させる実践家もいる。
わたしは、サボりなので、今ある状態から出来そうな身近なことを選ぶ。
手が届きそうなこと。
具体的な実例として、そうなれるような方針に切り替える
だが、モチベーションが必要。
あ、無理、となると、すぐにやめてしまう。
あの人はあの人、わたしはわたし、という開き直りも、頑張りの背中を押してくれない。
あの人になるんだ!
あの人を目指すんだ!
そういう強い思いが必要だ。

自分よりうんと若い人は選ばない。
時計の針を戻してまで頑張る気がない。
自分の一歩先を行く人。
つまり70歳代ということになる。

ものの考え方とかは参考にしない。
すでにわたしは自分流が確立されているから。
見え方を参考にする。
ビジュアルや住まい。


NHK教育テレビ番組の「人生レシピ」で、バァバの愛称で親しまれる94歳の和食料理の先生が紹介されていた。
40年前のNHK料理番組に出演していた時よりずっと綺麗でチャーミングだった。
ユーモアとウィットに富み、笑顔が溢れるかわいい人。
大口開けて豪快に笑う笑い方は、わたしの母に似ていた。
真っ赤なマニュキア、くるんくるんカールのシルバーヘアのバァバ先生。
40年前の方が今ほど磨かれずに垢抜けないかんじだった。
今が一番素敵だと思った。
見習いたいけれど、個体差があるからこんなに高齢になっても健康や頭脳を維持できるかどうか自信がない。

デヴィ夫人は80歳を超えてあの美しさはすごいが、人工的な匂いがするものはわたしはあまり好きではない。
それとあの気性。
他人だから関係ないので、どうでもよいが。

ちなみに、暮らしの見せ方がステキな前述の70代女性は、きっちりした綺麗好きな人だろう。
完璧なハウスキーピングだと感じた。
わたしは整理整頓、掃除が苦手だから、落第。
だが、この70代女性もいずれもっともっと高齢になると、今の綺麗な家を売り払って老人ホームに入るかも知れない。
するとわたしの掃除コンプレックスは解消される。
いずれは一緒。
コースの先は同じ。

今だけそれぞれの人が違う分だけ、各々の違いを楽しみ、丁寧に暮らすのが良さそうだ。
しかし、わたしの場合、丁寧に暮らす内容が少し一般的ではないかも知れない。
だが、人に合わせる必要はない。
各人が満足していればそれでよい。

今のわたしの暮らし方とさほど変わらないお手本の暮らしの人もいる。
その人のブログには、読書し、ものを書き、近所の喫茶店に友人と行っておしゃべりしたり、交流する様子が書かれている。
読書や執筆好きの人は、実生活より頭の中の整理整頓や掃除が得意なことが多い。
なので、わたしは憧れない。
実際に労力を使い、綺麗な暮らしをしている人に憧れる。

わたしも書いてばかりではなく、もう少し家の内外を綺麗にしようかなあ、、、と。
思うだけで、いつも最低限のこともしない。
せいぜい草を引くぐらい。

でも、綺麗な暮らしは努力次第で手に入る。
刺激を受けて頑張ろうー!

憧れ生活を紹介しているブログを読むと、自分の実生活を綺麗にしてくれる助けになる。
影響を受け、刺激を受け、自分もやってみようと思う。
自分にハッパをかける。
ブログの有効活用である。
理想の生き方、半歩先に行っている人のブログには教わることが多い。

80歳代になったら、理想のこの世とのサヨナラの仕方ばかり考えているのだろうか。
そんな日が来るまで、精一杯楽しく生きようとするのだろうけれど、、、実際になかなかそう理想のようには行かない。

長いばかりで、つまらない記事になった、、、。