都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

厳冬の桂と修学院離宮:少人数は話が和み、写真が撮りやすい

2014-02-10 05:55:43 | 京都
 厳冬の朝は青空。

相変わらず拝観に桂離宮から行く。人数は12人と少ない(多いときは30人以上)、案内は白髪の御年輩の方で冗談が多く楽しい。「分からんことは、、この数十回きてはる方に」と話を振られる。おかげで、色々な方に話しかけられる。テキサスから京都は3度目(帰りにバス停まで案内した時知った)の松琴亭での水と炉の説明には東京からの御夫婦(学際の方の様)が英語で対応、フォローも入れた。なかなか楽しい。
 久しぶりの氷の張った池、笑意軒の護岸はやり替え工事のため、土橋に土嚢を積んで水が少ない。冬の離宮は工事が多い。ぶらぶら、ときどき見ないアングルの写真など発見も。
 もっとも好きな月波楼の屋根裏の小屋組み、部屋の配置、部屋からのヴィスタを考え楽しむ。ほっこりする。
 
 修学院離宮まで北風の逆風をパス・ハンター(Moderatta)で走ったら寒いこと。14人で若い詳しい方の説明。冬の参観は3度目の高齢の御夫婦があまりのよい説明のため細君と説明者の写真を撮っていた。説明の方も写真を撮られたのは初めてとのこと。
 池の水を抜いて、護岸の縦の杭と横に渡す木、裏のぐり石のやり替え工事中。とても興味深い。木は檜(件の説明の方に質問すると初め木は杉とのことで「檜の方が良いな」と返答、その後木の皮を調べたらやはり檜でしたとのこと、真面目だ、なお檜風呂があるように檜は水に強い)
 ゆったり写真もとりぶらぶらする。桂は緻密で修学院はおおらかであり両方観ると均衡する。心が晴れ晴れするのがわかる。仕事の気遣いや体の硬さがほぐれる感じだ。
 修学院離宮では半年前から自転車が離宮内に駐輪になり、施錠とフロント・バッグのジッパー閉鎖が厳しい。なにかあったのだろうか。宮内庁や皇宮警察の御苦労が忍ばれる。

 帰りは恒例のとおり、今出川新町のマリー・フランスでパンを、渡辺つけもの店であちゃら漬けを買って帰るともう夕方。用事を片付けてお風呂、そして楽しみの晩酌。

 ああ、良い一日だ


コメント
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