コメント欄でこんなご質問をいただきました。
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書店に並んでいるプリントが「2歳~」と書いてあり、ちょうど2歳過ぎた息子にプリントを数枚させてみたところでこの記事を拝見させていただき、なるほど納得です。
息子はまだグーチョキパーもうまくできませんし、手指の発達がまだまだなのだと思います。
プリント学習はもう少し先伸ばししようと思います。
そこで、そろそろ鉛筆を教えてもいいかなという目安を教えていただけるとありがたいです。
3歳くらいになれば大丈夫なのでしょうか。
近所の幼稚園では文字を書くことも教えているようで、少し心配になりました。
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鉛筆で書かせること自体は、
1歳後半の子でも、危険がないように見ていれば大丈夫だと思います。
ただ、字を書く前に、まず十分ななぐり描きの時期を経て、
丸を描き、目鼻のついた顔を描き、
子どもの内部から描く能力が発達してきたことを確かめながら、
えんぴつの持ち方や字の書き方をゆっくり教えていくのが
良いと思います。
幼いうちに字を教える=絵が描けなくなる
ではなく、
字を教えるだけでなく、早期教育的な、
子どもが自分の意志の力で、自分の頭を使って行動しようとする
横から、
あれこれ指示を与えたり、かまいすぎたりすることが重なって、
想像力や自発性や知性の発達が
遅れてしまうのだと思います。
ですから、幼稚園で字を習ってくることは
神経質にならなくてもいいと思います。
自然に沿ったしっかりした成長をしている子は、
大人が教えようとしても、覚える時期でなければ、拒絶します。
そうした場合もおおらかに見守っていけば、
そうした子は、やがて文字の敏感期がきて、いっきに他の子たちを追い越してしまうと思います。
また、喜んで書くようなら、書く準備が整っていたんだな…と
思っていて良いのではないでしょうか。
幼児期に何を教えていこうかと考えていると、
子どもの自発性や意志の力が発達していなくても
気づかない場合があります。
いつ教えても良いかは、子どもからのサインを読み取るのが
一番だと思います。
えんぴつの話から少しそれますが、
東北大学の川島隆太先生は、
人間の一番大切な司令塔の役割をはたす
前頭前野を研究していらっしゃいます。
先生の実験を見ると、
子どもがルールを守るとか、待つという行動をとると、
前頭前野が大いに活性化しているそうです。
逆に行動を続行しているときは、
あまり前頭前野は働いていないそうです。
サルに光トポグラフィーという機械をつけ、
緑のライトが点灯するとボタンを押し、
赤が点灯するとボタンを放すことをしこみます。
ボタンを押し続けている間、前頭前野の
血流は弱まり、
緑がつくのを待つ間、前頭前野の血流が強まり活性化したそうです。
虹色教室でも、2歳前後の子から、
ごくごく簡単なゲームを
楽しみながら、「順番を待つ」「ルールに従う」を
体験させていくと、
幼児の成長が劇的に伸び始め、
顔立ちも利発そうに変化していってます。
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書店に並んでいるプリントが「2歳~」と書いてあり、ちょうど2歳過ぎた息子にプリントを数枚させてみたところでこの記事を拝見させていただき、なるほど納得です。
息子はまだグーチョキパーもうまくできませんし、手指の発達がまだまだなのだと思います。
プリント学習はもう少し先伸ばししようと思います。
そこで、そろそろ鉛筆を教えてもいいかなという目安を教えていただけるとありがたいです。
3歳くらいになれば大丈夫なのでしょうか。
近所の幼稚園では文字を書くことも教えているようで、少し心配になりました。
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鉛筆で書かせること自体は、
1歳後半の子でも、危険がないように見ていれば大丈夫だと思います。
ただ、字を書く前に、まず十分ななぐり描きの時期を経て、
丸を描き、目鼻のついた顔を描き、
子どもの内部から描く能力が発達してきたことを確かめながら、
えんぴつの持ち方や字の書き方をゆっくり教えていくのが
良いと思います。
幼いうちに字を教える=絵が描けなくなる
ではなく、
字を教えるだけでなく、早期教育的な、
子どもが自分の意志の力で、自分の頭を使って行動しようとする
横から、
あれこれ指示を与えたり、かまいすぎたりすることが重なって、
想像力や自発性や知性の発達が
遅れてしまうのだと思います。
ですから、幼稚園で字を習ってくることは
神経質にならなくてもいいと思います。
自然に沿ったしっかりした成長をしている子は、
大人が教えようとしても、覚える時期でなければ、拒絶します。
そうした場合もおおらかに見守っていけば、
そうした子は、やがて文字の敏感期がきて、いっきに他の子たちを追い越してしまうと思います。
また、喜んで書くようなら、書く準備が整っていたんだな…と
思っていて良いのではないでしょうか。
幼児期に何を教えていこうかと考えていると、
子どもの自発性や意志の力が発達していなくても
気づかない場合があります。
いつ教えても良いかは、子どもからのサインを読み取るのが
一番だと思います。
えんぴつの話から少しそれますが、
東北大学の川島隆太先生は、
人間の一番大切な司令塔の役割をはたす
前頭前野を研究していらっしゃいます。
先生の実験を見ると、
子どもがルールを守るとか、待つという行動をとると、
前頭前野が大いに活性化しているそうです。
逆に行動を続行しているときは、
あまり前頭前野は働いていないそうです。
サルに光トポグラフィーという機械をつけ、
緑のライトが点灯するとボタンを押し、
赤が点灯するとボタンを放すことをしこみます。
ボタンを押し続けている間、前頭前野の
血流は弱まり、
緑がつくのを待つ間、前頭前野の血流が強まり活性化したそうです。
虹色教室でも、2歳前後の子から、
ごくごく簡単なゲームを
楽しみながら、「順番を待つ」「ルールに従う」を
体験させていくと、
幼児の成長が劇的に伸び始め、
顔立ちも利発そうに変化していってます。
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なのたんが丁度今ゲームをやりたがってる時期かも???
最初はちゃんと順番を守れるんだけど、負けそうになるとズルしてなんとか勝とうとしてます。
おかげで僕は一度も勝った事が無かったりして・・・
ただ負けず嫌いなのか負けそうになると泣きます
負けそうでも最後までやり終える
焦らずじっくり育てられるよう親も学び続けていかなくては!ですね
かけ流しの弊害のお話も怖いですね
主人の転勤が決まり4月から転居・転園ということになってしまいました・・・関西からは遠ざかっていく一方
お絵描きが急に上達する時期に、字も上手になりました。
次女はもう少しゆっくりしようと思います。
今の息子(2歳4か月)の息子の様子を見ると、まだ鉛筆の持ち方をしっかり教えるよりも、楽しくお絵かきをしてもらいたいと思いました。
ゲームはまだまだ難しい様子ですが・・・
これから虹色教室のレッスンを参考にさせていただき、ゲームも少しずつ楽しめたらなーと思います★
ズルをしてでも勝たないと気が済まず、負けたらイジけてしまうし、付き合う方も根気がいります。