虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

2歳児もわかる算数 『基本の形』 4

2009-03-23 17:15:34 | 算数
★2歳児もわかる算数 『基本の形』 1

★ 2歳児もわかる算数 『基本の形』 2


★ 2歳児もわかる算数 『基本の形』 3

の続きです。

今回は、

『重ねる』です。

長い線と長い線を重ねると短くなる。
2歳児でもなんとなく分かる概念なのに、
高学年の子もイメージできない子が多いです。

数学検定7級(小4小5範囲)では、

10センチの紙を4枚使って、
図のように(ここでは写真のように)つないでいきました。
のりしろは1センチです。
長さは何センチになりますか。

この紙のはしとはしをつなげて、輪を作りました。
のりしろが2センチのとき、輪の長さは何センチですか。

といった形で出ます。

2歳児~は、
のりでペタペタ紙をつなげる作業に親しませてあげるので十分。

4歳児~は、
つなぐとどれだけ短くなるかな?
と指で幅を使って推測させます。


こうした紙の線に親しむことは、
『重ねる』以外でもとても重要です。

今日は2年生の☆ちゃんに、

1本60円のえんぴつ。1こ40円のけしゴム。1枚7円のシール。

ともよさんは、えんぴつ何本かとけしゴム1ことシールを
18まい買おうとして500円だしたら、26円不足だと言われました。
ともよさんの買おうとしていたえんぴつは何本ですか。

という問題を解いてもらいました。
こうした問題は何でも、いかに簡単なイメージになおせるかが、
問われます。

ストローを用意して、

えんぴつ何本かとけしゴム1ことシールを18まい  の長さと
500円  の長さを
これくらいと思う長さに切ってもらいます。
の方が長く切れたら、この問題はほとんど解けています。

(線分に表せるようになったら、合格です)

並べて、はみでているのが、26円分。

そんな風にどんなに難しそうに見えるものも、
2歳児でも比べられるレベルのものになおせる基本を身につけると
どの問題も怖くありませんね。

☆ちゃんにも楽勝でした
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