前回の記事で、子どもが「習ってない!くんタイプ」だった場合、
次にとおるべきプロセスは、間違っていてもいいからやる気があふれだしている状態で……といったことを書きました。
このことについて、もう少していねいに言葉にしていこうと思います。
幼児から小学校高学年くらいまでの子どもたちの育ちに付き合っていると、幼いころは、他の子よりあれこれ遅れがあってやきもきした子も
一般的な子より数年遅れでそうしたあれこれに夢中になって、急激な成長を遂げる時期を経るのをよく見かけます。
もちろんオールマイティーにできる子になるというわけではないけれど、苦手でできないように見えたことに、他の子が飽きたころに手をつけだしたかと思うと
いつのまにか苦手が得意になっている、できないが上手にできるに変わっている、という姿はめずらしくないのです。
熊本で会った小学生たちは、口をそろえて「工作が好き!」「絵を描くのが好き!」と言っていたのですが、荒尾のアトリエのレオさんにうかがうと、
今はもりもり作っているあの子もこの子も数年前まで「先生、作って!」が口癖だったというお話でした。
虹色教室では算数の学習も見ているので、工作や遊びだけでなく、勉強においても同様の変化があって、勉強でつまずいてばかりいた子が、ある共通するプロセスを経て、いつの間にか勉強が大好きな子になっているのをよく目にします。
遅ればせながら大逆転を遂げる子たちには、それが先に書いた「間違っていてもいいからやる気があふれだしている状態」をしばらく過ごしているという共通点があります。
また、親や学校の先生や友達から一目置かれて認められていて、周囲の愛情を肌で感じられる状況があり、ありのままの自分を表現できる場がある点も共通しています。
「考える場面ですぐにシャッターを下ろしてしまう子」に対して、「間違っていてもいいからやる気があふれだしている状態」に移行させようと思う親御さんは少ないです。
たいていは、できないところをできるようにさせようとしたり、考えないでも解ける形になおして、暗記メインで訓練したりします。
あっちのいい方法、こっちのいい方法、あの習い事、この習い事……と、とにかく大量にインプットすることで解決しようとする方もいます。
でも、そうした方法は、一時的に効果が上がったように見えてもさらに考えることから遠ざける結果を生んでしまいがちです。
話の途中ですが、次回に続きます。
(レッスンの記録がたまっているので、途中で別の記事をはさんで続きを書く予定です)
↑これがすごく大事なんだな〜って最近ひしひしと感じています。
先生もご存知の通り、娘の書く漢字の中には不思議な形の物がチラホラ、、、(;^ω^)
でも何故か漢字の練習を頑張らせよう、とかいう気になれず、しばらく様子見、、、
すると案の定、個人面談で先生に
「漢字がちょっとね、、、漢字の書き取りをご自宅で頑張らせて下さい」
言われました、、、
勿論、はい! と返事をし、で、そのまま何もやりませんでした(;^ω^)
それから約一年は見るも無残な点数ばかりで酷い状態でしたが、何故か私も娘もち〜っとも気にならず、、、
そうこうしているうちに娘の方が自発的に漢字の書き取りをするようになり、今ではほぼ毎回満点(*^^*)
しかし、私は勉強の事で特に褒めた訳でもなく、どちらかというと、
「プリントくらいやりなさいよ!」
と怒っていましたが、、、
では、何が娘をヤル気にさせたんだろう、、、???
「○○はいつも頑張ってるね!頑張り過ぎてない?息抜きも必要よ〜」と、毎日労いの言葉をかけていたから?
はたまた
突然ヤル気を出してほぼ毎日やっている習い事のおかげ???
↑これがヤル気が溢れ出した状態なのかしら、、、?
理由はよく分からないままですが、一つだけわかっている事は、私が無理矢理漢字の書き取りをやらせていたらこうはならなかっただろうな、、、
です。(;^ω^)
漢字のみならず、他の勉強も自発的にやってくれる日が来るのかな、、、にわかに信じがたいのですが、、、今は淡い期待を抱きながら日々過ごしています(*^^*)