4歳のAちゃん。
今、小学生のお兄ちゃんとお父さんはネパールへ研修旅行に行っているそうです。
昨晩、お父さんからの電話で、ネパールでの生活が楽しすぎて、お兄ちゃんがワルワルモード全開にはっちゃけていることを耳にしたAちゃん。
目を輝かせて、「悪い」ってどんなことか語っていました。
写真は、Aちゃんが作ったネパールのお寺に登るお兄ちゃんとお風呂に入るお父さんという作品です。
ポップアップになっています。
教室にアランジアロンゾの『わるい本』というぬいぐるみの写真とイラストでできた絵本があります。
わるものが、最初から最後まで、悪いことを一生懸命する絵本です。
この本は、ちょっとした悪さをしたいけれど、お母さんにダメと言われたことはやったことがないようなおりこうな女の子たちに人気があります。
この本の中で、子どもたちの評価ではダントツの悪さで、「ワッルー!!悪い!!」
「そんなの悪いし」「わたししないもん」「ぼくは絶対しない、悪すぎだから!!」と言われているのは、「ねぐい」です。
「ねぐい」のわるものは、ぽろぽろこぼれそうなお菓子を大量に布団の中に持ち込んで、食べます。
海外でワルノリしているというお兄ちゃんの話題にはじまって、Aちゃんと、わるもの話に花を咲かせました。
「ねぐいは悪いよね」
「悪すぎー!だって、歯磨きもうした後だよ。わたしはそんなのしないよ。」
「そうよね。お菓子こぼれたら、布団にアリがくるかもしれない。あのね、先生ね、教室で悪い人見たことあるよ。教室にお母さんが帰ってくるでしょ。
お母さんがドアを開けようとしたら、ドアの横のころに隠れていてね、ワッて言ったのよ」
「えーワルー、それは悪いと思うよ。びっくりするよー!」
工作が終わったところで、何か悪いことがしたいAちゃん。
「うその毒薬作りがしたい」と言いました。
うその毒薬の作り方は、すっぱい味のもとのクエン酸とホットケーキに入っている重曹を入れた水に赤と緑と黄色の食紅を混ぜて作ります。
少し前に、「全部の色を入れたい」と言った女の子が食紅をいろいろ混ぜ合わせると、何とも毒毒しい色の液体ができあがったので、毒薬作りのレシピとなりました。
Aちゃんは、それに溶けるカプセルに入った動物スポンジも入れることにしました。
いかにも毒薬らしいものができあがって、Aちゃんは大満足です。
でも、まだまだ悪いことをしたい気持ちがおさまりません。
そこで、
天井からぶらさげているコップに「どんぐりを入れすぎる」ことに。
「それは、入れすぎだよ。悪いよ。ちょうどいいくらいに入れなくちゃ。入れすぎたら、こぼれるからね」というと、
Aちゃんは満面の笑みを浮かべて、2つのコップに入れすぎました。
それから、「シャカシャカふりすぎ」の悪さをがんばり、
べたべたしすぎを(指にはつけないように)楽しみ、
4歳児さんの悪の限りをつくして、おりこうなAちゃんに戻って、ゲームや算数の学習を楽しんで帰りました。
うちの娘もこの記事を見て
悪の限りをつくしたくなったようです(笑)
まず毒薬作るそうです。