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想像力は6年分の学習を1ヶ月で終わらせるの記事に
「想像力とはどのようなものですか」
という質問をいただきました。
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「想像力って人が使える本当の魔法なのです」
なんとも魅力的な言葉ですね。
しかし、残念で情けないことに私には先生やコメント主さんがおっしゃる「想像力」というものが、いったいどういったもので、それをどのように使ったらそのようなすばらしいことが起こるのか全くわかりません。私自身、がちがちに育ってしまったからだと思います。
「想像力」という言葉の意味はわかるつもりですが、先生やコメント主さんは何をどのように想像されたのでしょうか?
私のような想像力が無い人間に、想像力とはどういうものかを伝えるのはとても難しいと思うのですが、その信じられないような力を生む「想像力」というものについてもう少し具体的に教えてくださいませんか?
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想像力とは、新しいものを生み出す基盤で、
何か新しいものを実現まで導く力です。
無の状態から、自分の中に閃いたアイデアをイメージし、
最終の完成図を思い描き、そこにたどり着くまでの手順を思い巡らすのは、
全て想像力のなすわざですね。
もし、人に想像力がなかったとしたら、たとえ、全ての人がコンピューターのような記憶力や計算力を持っていたとしても、
空を飛ぶ乗り物や電話や電気といったものを生まれなかったでしょうし、
小説の傑作、すばらしい演劇作品や芸術も生まれなかったことでしょう。
『ナチュラルな子ども時代』ジョン・B・トムソン 産調出版
によると、
想像力は、2歳までに、意識に流れ込む感情を味わう流れの中から花開くそうです。
そうした幼児期の初めに、空想の豊かな世界が形作られます。
3歳になれば自我が目覚め、自分のアイデンティティを意識するようになり、それが想像力と空想遊びの基礎を生み出します。
子どもは自分の経験を、ロールプレイと、豊かになる言葉を通して伝えます。
自分が赤ちゃんになったり、お店屋さんになったり、犬やお花になったり、紙くずが、石や人や車や風に舞う葉っぱになったりします。
ここで、ロールプレイについて、少し付け加えておきますね。
ロールプレイとは、役割演技、つまりごっこ遊びのかなめです。
子どもの遊びとは、ほとんどが、この現実の体験をイメージの世界で、再体験しなおして、自分のものにする試みなんですね。
ごっこ遊びとは異なる場面でも(工作にしろ、勉強にしろ、)子どもの遊びは、体験の再現であって、つまり学習であり、想像力の育成なのです。
6,7歳までの子どもは、自発的創造という天から授かった才能が盛んな時期だと言われています。
完璧すぎるおもちゃではなく、子どもが自分で想像を働かせる余白のあるおもちゃさえあれば、子どもは内側からの要請にしたがって、どんどん想像力を伸ばしていきます。
次回に続きます。
写真は、「消防車 出動! 放水中です」
明日から3日間、東京方面に出かけます。
その間のブログ更新は、予約配信でする予定です。(明日の準備が早く整ったら、そちらにかかる予定です。)今日は、動画の撮影と教材作りでバタバタしています~。勉強会のメール等で、送りそびれがあったら、コメント欄に書き込みお願いします。
うちの2歳になる娘は、寝る前にひとり空想に入ります。
布団をころころしながら、
『はいどうぞ』『いやん』『かして』『どうぞ』や『これ おかし』『おいし』などなど独り言のオンパレード!
お友達と遊んだときはその友だちの名前が出てきたり、何やらひとりで一日の復讐でもしてるみたいです。
あまりにも独り言が多くて、ちょっと心配になったぐらいですが。
2歳でも、一日を思い出して、色々再現して遊んでいるんですね。
ちょっとあやしい一人劇ですが、想像力を養ってると思うようにしました。
彼女は椅子を二つ並べるだけで飛行機の機内を再現しますし、大きなふろしきがあれば、ドラゴンにも変身できます。そうやって遊んでる姿がとてもいきいきとして、親としてもとても嬉しいのです。
結局誕生日のプレゼントは、「砂場」と「うんてい」になりました。我が家の庭に設置予定です。
大人では絶対作らないだろう・・・と思うような物をどんどん作っていく子供の姿に毎度毎度びっくりさせられます(@_@)
子供の想像力と創造力を目一杯広げていくのが今の自分の仕事かな~?って思う今日この頃です^^