嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

TT3・2ドライビングマニュアル 第3章 左足ブレーキング

2005-06-01 20:44:19 | オンロードでの出来事
dsc00003いやあ、今日はコワい目にあいました。片側2車線の一般国道。中央分離帯にはこの時期ならではの新緑が続いている。この季節ならではの清々しさです(爆)。青信号からの発進で周囲のクルマに混ざってだいたい60k弱に達したところでアクセルキープ。あ、今日はポロ(9N)にのってました。

ゆっるーい右カーブをそんなスピードで走っていたら中央分離帯からアルトなんちゃらが突然、右折するべく1メートルもでっぱっちゃってるぢゃありませんか(困)。距離5m!!みれば60くらいのばっちゃんが口あんぐりあけたまま衝突を覚悟なさっておられる(更困)。孫が捨てる、っつうんでもらったアルトなんちゃらをサンダルはいて運転したのはいいんだが、伸びてきた新緑の植え込み(爆)のおかげで対向車線がよく見渡せない、そりゃそうです、緩やかなカーブですから・・自転車も販売してる「スズキの代理店」で「直してもらってる」、線形、非線形云々する以前の、とにかく遊びのないパッツンパッツンのアクセルワイヤーを知らずに前に出ようとアクセルオンしたその瞬間、グワッとクルマが1m前に出ていた、という風体。あくまでも想像なんですが、まあ当たらずといえども遠からじ、でしょう(完全意味明瞭)

キター!!というわけですかさずフルブレーキング!ABS出動以前に素晴らしいストッピングパワーでスローダウン、ののち左にステア、直後に右に戻して車線に戻る。道幅が広かったのもラッキイ!・・・事なきを得ました。後ろを走っていた営業バンがたまらずに私の左サイドウィンドウの視界に慣性で滑り込んできた、くらいの危うさでした。「まぢっすか」との営業さんの血叫が聞こえたくらいのすさまじさでした(滝汗)。
幸いどなたも接触なさらなかったようでまあよかったんですが、こんなパニックブレーキ踏むときに思うのはドラポジの大切さとタイアとブレーキのコンディションですね(後日詳述)。

ドラポジの合わせ方はひとつです。ステアリングの12時を両手で握ってバックレストから「いっさい」背中が離れないように調節。これです!。それを押さえた上でスライドとリクラインをあわせればまずはカンペキ。上体とステアリングとの位置関係が保たれておればそれでオッケイです。ペダル云々はステアリングとの距離を守る限り、おのずと決まってくるはずです。2ペダルではほとんど迷うことなく決まるはずです。近すぎ、という間違いもないではないので注意が肝要です。

さらに私はTT3・2には左足ブレーキを推奨したい。あ、もちろん責任は持てませんがね(爆死)
まあ、私のケース、ということでお読みください。
使い慣れないとパニックのときに踏み間違えが起きるのどうのとこれについてはいろいろと取りざたされてますが、今日みたいなパニック「フル」ブレーキングには効きます。要は慣れ、年季の問題です。左足ブレーキング初心者の頃にはパニックの時には思わず右足にご登場願ったりもしていたものですが(爆)、中級になるとそれが両足になり、私のようにトレーニングをするような(爆死)前向きな人物(ばかともいう)の場合にはパニくっても左足のみでフルブレーキが踏めるようになります。んま、これもひたすら踏んでればなんとかなる、いや、してくれるABSやESPあっての話なんすが・・・

左足ブレーキを使って「かもしれない運転(意味明瞭)」をおこなう限り、左足はブレーキペダルの直前でいつでも踏めるようにスタンバっているはずです。慣れるまでは相当に疲れますけれど、慣れてしまえばなんてえことはありません。なんといっても今日の午後遭遇したような100分の1秒の差で3ヶ月先までの時間の過ごし方が変わる(完全意味不明)ような場面では以前にクラッチングで鍛えた(完全意味明瞭)左足に登場してもらわない手はありません。私なんか毎日ジムのサウナで左足トレーニングしてますから(謎)!!

右足でフルブレーキング、といった場合には実は「踏み換え」がおこなわれているのです。かかとの支点をほんの数ミリですが、横にずらせる、この瞬間が勝負の分かれ目になる場合もないとはいえません。んなこたあねえ、漏れのアシは30cmあるからアクセルからブレーキも踏み換え無しでいけるぞ!とおっしゃる方も、パニックの時にはゼッタイに踏み換えてるはずです・・・

上品な私は(うそ)めったにやりませんが、旋回途中に軌跡を変えたくてブレーキングする場合にだってこの左足ブレーキングは効きます。軌跡が乱れたらソク、アクセルオンをするわけですがそこでそれを「間髪いれず」成し遂げる場合には右足を踏み換えていたので不可能でしょう。リアのスライドを今か今かと待ち受ける状態のときにはペダルに押し付けたままスタンバってる右足が必要なはずです。ブレーキングドリフトなどと高度なワザのことをいっているのではありません、旋回途中でドアンダーに気がついてこの左足ブレーキングに助けられた方、きっといらっしゃると思うんですが・・・あ、私はそんなコワイことしませんからあくまでも想像の世界ですがね(一部謎)。

だいたいブレーキングドリフトなんつうのはヒョーロンカのみなさまが「すべりゃあしねえ」マルチリンクのリアサスのクルマのテスト中に、カメラマンさんからの無線で「ハデなカットくださいよぉ~」なんていわれて必要もないのにやってるショーみたいなものですから、タイアとブッシュが自分のお金で買ったものである限り(完全意味明瞭)やる気も起きない・・・のが普通です(爆)。ブレーキングのモーションを残したままコーナーに突っ込んでるそこのアナタも笑ってる場合ぢゃありませんよ(爆)。ジムカーナやってんぢゃないんだから・・・んま、そのあたりはまた後日・・・