若竹七海『スクランブル』(集英社文庫)
★★★★☆
友人の結婚式で集まった高校時代の文芸部員の仲間たち。
彼女たちの胸に去来するのは、15年前の冬、
通っていた名門女子校で起きた殺人事件。
未解決のまま時効を迎えた事件の真相が
いま明らかにされる。
**********************************
いや~おもしろかった!!
学園ミステリーなのだけれど、それを構成するのは、
臆病さを隠して理論武装で毒を吐いたり、
学校内での人間関係の中でおびえながら自分の居場所を求めたりする、
学校やクラスでの「主流」にはなれない女の子たちの日常。
文芸部のちょっととんがって理屈っぽい面々は、
飛鳥とラビ以外キャラクターの区別がつかなかったんだけど、
それでも楽しめた。
雰囲気はまるでちがうけれど、
「女子校・文芸部・学園ミステリー」という組み合わせは、
桜庭一樹の『青年のための読書クラブ』と同じだね。
★★★★☆
友人の結婚式で集まった高校時代の文芸部員の仲間たち。
彼女たちの胸に去来するのは、15年前の冬、
通っていた名門女子校で起きた殺人事件。
未解決のまま時効を迎えた事件の真相が
いま明らかにされる。
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いや~おもしろかった!!
学園ミステリーなのだけれど、それを構成するのは、
臆病さを隠して理論武装で毒を吐いたり、
学校内での人間関係の中でおびえながら自分の居場所を求めたりする、
学校やクラスでの「主流」にはなれない女の子たちの日常。
文芸部のちょっととんがって理屈っぽい面々は、
飛鳥とラビ以外キャラクターの区別がつかなかったんだけど、
それでも楽しめた。
雰囲気はまるでちがうけれど、
「女子校・文芸部・学園ミステリー」という組み合わせは、
桜庭一樹の『青年のための読書クラブ』と同じだね。