その高齢ご婦人としばし会話をしていて気がついたが、今話した会話内容をすぐに忘れてしまうらしく何度も同じ話題に戻り、堂々巡りになってしまう。85歳という年齢を考慮すると、どうも、もともと認知症があるのかもしれぬ。それで一人暮らしはさぞ大変だろう。しかしこのように「同じ質問を繰り返す」のは頭部外傷でもおこりうる。本人「頭は打っていない」といって、どうしても診察させてくれない。この「元婦長(たぶん)」にまた怒られそうなので断念した。でも何となくそれが悔やまれる。タクシーの拾える大通りまで一緒に歩いて連れて行ったが、最後まで文句をブツブツ言われてしまった。帰宅後、急変がなければいいが。まあ「あのクリニックのヘボ医者は対応が悪い」などと元気に吹聴されるほうがまだ安心である(それもイヤだけど)。