吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

押印 その3

2011年09月28日 08時11分50秒 | インポート

 ということで死亡診断書を作成し、ご家族にお渡しした。ところが数時間後ご家族がその死亡診断書をもってクリニックに戻ってきた。「先生の署名の後に印鑑が押していないので受けられないと葬儀社の人がいっています」と・・・。あぁ・・10年もたつのにまだこんなことを言っている人がいるのかと残念な思いである。死亡診断書のサインが医師の自署であれば押印は必要ないのである。これは10年以上も前に厚労省から通達が出ていることなのである。なので行政の最終組織である役所でも当然押印なしで引き受けるはずである。ところがそこの間に入る葬儀社の社員が「印鑑がないと受けられない」などと頓珍漢なことを言われたら困るのである。患者さんが亡くなられた後はいろいろと多忙である。そんなご家族に無駄な動きをさせるのは罪なことである。三文判でいいのですぐに押してあげた。もちろんこちらは釈然としないのである。