患者さんのへの生活指導は細かすぎても複雑になるし、もちろん簡単がいいのであるがそうなると言葉足らずにもなってしまう。患者さんにとっては「○○する」か「○○しない」のどちらか一つの指示でないと難しいのかもしれない。メタボ体型のかたで血糖やコレステロールが高く血圧も高い場合はまず減量をお願いする。その際多くの患者さんから「え~?ご飯は茶碗に半分しか食べていないのになぜ太るのかな?」とか「でも私は肉は食べないんですよ」とかの言葉を聞く。確かに食べ物の種類でカロリーの多い少ないがあるのも事実。しかしカロリーの高い単体を食べなかったとしても、その他のものを腹いっぱい食べていればダイエットになるはずはない。どれか特定の食べ物を悪者にして、それさえ食べなければ痩せられるというように考えられている方が多いのである。この誤解を解くには大変な努力を必要とするのである。