吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

ロンドンオリンピック雑感 その5

2012年08月09日 05時55分43秒 | インポート

 まあ、もっとも自分が柔道をしていた頃も、審判へアピールする「物欲しそうな態度」をよく取ったものである。例えば相手を投げたときに技の掛かりがやや甘かったときは、ドヤ顔で審判の顔をみつめるのである。時にこの演技で技ありが1本になることもあった。また両者もつれて倒れこんだ場合に、大声で「ヤー」とか「ソリャー」とかいかにも自分が技を掛けたんですよとアピールするのである。審判も相当な勢いで両者の背中がついた場合はどちらかにポイントをいれようとする。このときにこの「掛け声」につられてこちらにポイントを入れてしまうという寸法なのである。姑息である。確かにオリンピックでも試合終了直後、審判の判定が上がる前に、自分が両手を挙げて「やった! 自分が勝った」というジェスチャーをする場面がよく見られる。こんな物欲しそうなアピールと自分が昔やったことも根本的には変っていないかも知れない。