修理に来た業者の方は悪戦苦闘している。それは分かっているのだが、こちらのほうがイライラ状態である。とりあえず即席修理は不可能ということで、代替PCにうちの情報の入ったHDDを入れ込んだ。しかしそれを入れるのにまたすごい時間がかかっている。その間にレントゲン検査の必要な患者さんが数人きている。例えば打撲などの怪我の患者さんは、レントゲン撮影を希望して来院することが多いのだ。だから自分が診て「あ これは骨折ではないですね。レントゲンいりませんよ」とお話しても、納得しないことも多い。したがってレントゲン撮影ができないことはクリニックでは痛手なのである。もっとも「うちの娘は昔心臓が悪く随分レントゲン検査で被爆したので不必要と思うならやめてください」とはっきり親御さんから言われることもある。その通りである。そういってくれたほうがこちらは助かるのである。まあ、でもこのような人はごく少数ではあるのだが。