ゴールデンウイークになると、TVでは「本日の高速道路はくだりが20数kmの渋滞・・」などと気の遠くなるような行楽情報が放映される。あの映像をみるととたんにやる気が失せて「あぁこんなときの遠出はゾッとする。絶対どこにもいかない」といつも思う。でも家にこもっていても鬱屈するので外出したくなる。天気もよければこんなときこそ普段は車での遠出ができないので車で遠くにでかけたくなるのが人情である。きっとみんな同じ思考背景なのかもしれない。大昔の「民族大移動」と揶揄された時代からすれば幾分「分散型」にはなったのであろうが、それでもかなり大きなマスが動くのである。まあ高速道路も外環道路などのバイパス路線の増設がなされ、一時期の戦慄の走る渋滞は徐々に緩和されてきたようだ。しかし緩和されたとなると、自分のように「出控え」ていた人達が遠出するので交通量は以前よりも増えて、結局また同じようなひどい渋滞になるのであろう。ああ青空の下で気持ちよく車を走らせることができる時代はいつになるのであろうか?