吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

情報操作? その2

2017年04月25日 06時12分07秒 | 日記
 テニスコートでの市民インタビューもとったが、「テニスコート確保はありがたいが伐採するなら考えないといけないですよね」という意見を取り上げていた。テニスする人の全体の意見は不明であった。

 そして画面はまた公園に移り、反対派の市民が公園にいる人にアンケートを取っていた。
 その結果、伐採に反対する人は105人、賛成する人は1人という結果が得られたと報告した。

 アンケートというものは、最初から結果を誘導することができる最も信頼できない情報解釈技法なのである。まずアンケートをとる対象(母集団)に「かたよりがない」ようにしなければならない。
 つまり無作為に抽出された人達にしなくてはならない。この時期、公園にいる人達は桜を見に来ている人がほとんどである。そこでアンケートをとったら「伐採? 反対です」に当然帰結するのである。
 一方テニスコート確保にやっきになっている人たちが沢山いる今後閉鎖予定のテニスコート横でこのアンケートをとったらどうなるであろうか? こちらも結果は見えている。結果の行方は恣意的に誘導できるのである。