吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています

富山の県立高校 髪切り事件 その2

2018年02月15日 05時58分10秒 | 日記
 一般社会での罰則適用は「本人の了承得てから」行なわれるということはありえない。今回の校内での話はユルユルで「温情ある」罰則履行である。そいうことでこの一連の流れの中で何が悪いのか。

 校長は何を謝罪しているのか全く意味不明。確かに今どき公立高校で校則に「髪型」が盛り込まれているのは規制し過ぎである。でももしルールが正当でなければそれを変えればいいのである。

 自分が中学時代は襟足の髪の長さが指で挟んで指の間から出る様な長さであると学校で髪が切られた。公立中学である。
 しかし自分が進んだ公立高校ではそんな髪型のルールなどなく、ほとんど長髪で自由な髪型と服装も自由になった。昔であっても高校生になったら好きな髪型は可能であったが、現在の富山県のこの県立高校の髪型校則には極めて違和感を覚える。
 もし校則がおかしいのなら改定すべきは校則の内容ある。しかし現行の法であるならば「悪法も法」ということになる。ルールには従うべきで、現時点でルール違反はルール違反なのである。
 この校長の謝罪は何を意味しているのか不明。校長はこのルールやシステムのどこが悪いのか検証していない。謝罪に値するのはシステム検証しない校長自身である。

 それにしたって世の中に出てみれば道交法だって、会社の中のルールだって「俺は悪くないのに何で俺が責任とるんだよ」という理不尽な場面はいくらでもある。
 でも今回の話はとても理不尽なことが校内で行われているとは思えないのである。学校内で「断じてあっては~・・」なんて、校長先生・・・あなたねそういうけど・・・ちゃんちゃらおかしいと思うのですが。