吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

稀勢の里引退

2019年01月17日 06時20分21秒 | 日記
 横綱稀勢の里が昨日引退を表明した。横綱になってからはほとんど活躍することなく自身の相撲人生を終わらせたのであるからさぞかし口惜しいことであろう。残念である。大関時代の勝ち方や勝率は目を見張るものがあったが、横綱では花開かなかった。
 今までに「短命横綱」はいたが、稀勢の里の場合少し状況が悪かったかもしれない。モンゴル出身横綱に占められている状況で「日本人横綱」と言われ続けた。これもよくない煽りだった。本人も重圧感を感じたろう。
 この煽りは相撲界を支えてきているモンゴル出身の力士にも大変失礼である。今後は「モンゴル人~」とか「日本人~」などの呼称は一切やめるべきである。横綱個人の風格、品格または技量等を云々するのはよいが出身国で区分けするのはこれこそハラスメントである。
 過去、セクハラに始まり、パワハラ、モラハラ、マタハラなど、数多くの、(中には「そこまで作り出すか」というくらいまでの)、ハラスメントを作り出してそれを許さないような国にしたのは日本人なのである。それなのになぜ相撲の世界に「国籍ハラスメント」を持ち出さないのか不思議である。「どこか変だよ、日本人」なのである。