吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

「お餅を詰まらせたら掃除機」実は危険!その理由は…? その2

2019年01月26日 06時24分14秒 | 日記
 さて今年も「必ず」発生する餅による窒息死である。必ず毎年何名かは亡くなっている。これほど確実に起る事故死も珍しい。日本人は餅による窒息死に寛容なようである。考えようによっては「なんか変だよ、日本人」なのである。毎年、かならずこの正月の時期に10人弱は全国で「確実」に死ぬのである。ある意味、確実に死ぬことが予想、というか確証すらできる行事なのである。
 でもみんな誰も目くじら立てないし、「この責任は、一体だれが・・・」などというきな臭い話も聞かない。なんだかみんな寛容なのか、あるいは揶揄的に言えば「縁起物で起こったことなのだから逆にめでたい」とでも思っているのであろうか?
 とにかく世の中いろいろな種類の「事故死」というものがあるけど、この正月における餅による窒息事故はなぜかほとんど騒ぎ立てられないようなのが不思議なのである。