吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

札幌の爆発ビル、過去に計12回指導 消防計画など不備 その2

2019年01月07日 05時33分22秒 | 日記
 さて、また防火管理者の話である。過去、赤坂のホテルニュージャパンの火災で多くの人が亡くなった。この時は横井秀樹社長と社員から任命された防火管理者が罪を問われたのである。
 この社員の防火管理者はホテル内の防災設備の不備を幾度となく社長に上申したのだが、社長の方針でそれは改善されなかった。それにも関わらず、火災後はこの防火管理者まで処罰を受けたのである。
 一般に不特定多数の集まる施設には防火管理者の設置が義務付けられている。防火管理者の責務は大きいので、管理業務とその責任の重さを知っている人は「割に合わない」と最近では敬遠しがちときく。

 さて今回の建物保有者は指導を何回も受けたにも関わらず、防火管理者を設置していなかった。幸い死亡者はでなかったもののおそらく建物の管理権限者は書類送検され、かなりの処罰をうけることになるであろう。
 私? もちろん甲種防火管理者の資格はもっていますけど、でも自分のクリニックの責任は当然しようがないですなあ・・・。