吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

「お餅を詰まらせたら掃除機」実は危険!その理由は…? その1

2019年01月25日 05時39分52秒 | 日記
1/3(木) 14:46配信 【BuzzFeed Japan / 籏智広太】 
 餅を喉に詰まらせる被害が相次いでいる。東京消防庁のまとめによると、東京都内では2019年1月1~2日にかけ、27~99歳の男女17人が搬送され、80代の男性と90代の女性が死亡した。年末年始、食べる機会が多くなる餅。もしものとき、一体どうすれば良いのか。
 消費者庁によると、「餅で喉を詰まらせた」ことによる高齢者の救急搬送者数のデータ(16年)は1月が男女ともに最多だ。
 「掃除機で吸い込む」という手段があげられることは多い。ただし、これは危険だ。掃除機による吸引は「衛生的問題」「口腔内、肺損傷など二次損傷の危険性」があるとして推奨していない消防も多いという(大学病院医療情報ネットワークの研究より)。
 さらに、専用の吸引ノズルを使わない場合では、誤って餅を押し込んでしまうおそれもある。実際、日本医師会も、衛生面に加え、スイッチを先に入れてしまうと舌を吸い込んでしまう可能性があることなどから、掃除機を利用するのは「最後の手段」としている。
では、どうすれば……?
 まずは、事故を避けることが大切だ。消費者庁による安全な食べ方はこうだ。
 餅は小さく切っておく  餅を食べる前に、先にお茶や汁物を飲んで喉を潤しておく  餅はよく噛んで、唾液とよく混ぜ合わせてから飲み込む
 万が一事故が発生したらまずは119番通報をし、応急手当として「腹部突き上げ法」と「背部叩打法」が有効だとしている。
 消費者庁は公式Twitterで、「家族などの周りの方は、高齢者がよくかんで食べているか、無理に飲み込んでいないかなどに注意して見守り、声を掛けるようにしましょう」と呼びかけている。