吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

会話ができないパターン その4

2019年09月12日 06時27分04秒 | 日記
3) 会話をどう返していいかわからない

こちらが返答に困る場合である。
患者:「夜、微熱が出るんですよ」 
私: 「診察しましたけどどこにも異常所見ないですね。少し呼吸音に雑音あるので胸部レントゲン撮りましょう」 
患者:「え~?1か月前に撮ったでしょう。整形外科(他院)でも手首の撮影でとったので、またやったら被ばく量が多いのじゃ?」 
私: 「このくらいならOKですよ」 
患者:「でも~レントゲンはやめてください」 
私: 「では採血して炎症反応、白血球など見ましょう」 
患者:「え~? だってこの間、他で採血したばかりなので、しばらくは嫌ですよ」 
私: 「じゃあ検査しないと詳細不明ですね。解熱薬だけ出しておきますから」 
患者:「え? 薬って、診断ついたのですか? 先生一体私のこの微熱の原因は何なんでしょう。どうしてなんですか?」
(身体所見もほとんどない。なんら検査もさせてもらえない状態。それで診断してくれは無理。こちらも返答に窮する) 何か手掛かりをいただけると幸いなんですが。会話が返せないです。